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学園編
第12話
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仮登録の紙をもらい、さっさと条件を達成しようと思って外に出ようとすれば…
「オウオウオウ、そこの新人さんよお前らに冒険者は早いんじゃないか?代わりに俺様のサイフになってもらうかなぁ。ガハハハ!」
などと言いう素行の悪いであろう冒険者が絡んできた。
しかも、受付の人がどっか行ったり、こっちを見ていないときに…
『こういうテンプレて、ほんとにあるんだね。』
『だな~。バカにしたことへの怒りよりこういうやつがいるってことの呆れのほうが強いな。』
『俺もだ。まあさっさと片付けて本登録しに行こう。』
『さんせー』
『けど、相手が剣を抜かないならギルドを壊さないように俺達は魔法使わずにしよう。』
『分かった。』
「どうした?怖くて声も出ないなかなぁ~?ガハハハ!」
「なんだなんだ?」
誰かがバカな冒険者の後ろから声をかけてきた。
喧嘩を止めるのか?
「面白そうだから俺も混ぜてもらおうか。もちろん、この冒険者の味方だがな。」
どうやら違うようだ。
新人いじり…いや、カツアゲか?
どっちでもいいが冒険者はこういうやつばっかなのか?
「なんだ?何も言わないなら力ずくでもいいんだぞ?」
「はいはい。力ずくでもいいんでどっか行ってもらっても?」
「それはお前らから金を奪ってからな。」
一人がソウを殴ろうと振りかぶった。
そして、殴る。
が、当たり前かのようにソウは当たる前に避けた。
「はぁ?避けんなや!」
ソウはまたもや殴ってきた相手の攻撃をしゃがんて避け、みぞおちに鋭い殴りをお見舞いしていた。
そしてもう一人が俺を殴ろうと伸ばした腕を掴み相手の力を利用し、投げた。
「うおっ」
ドンッ
俺達はとりあえず倒したら、動けないように足と腕の関節を外した。
俺達は魔法を使わずとも、戦える。
一応俺は前世で、柔道を習っていたのだ。
ソウは習っていないが戦いに才能があるのか、お父さまに教えられすぐに強くなった。
「あっ!すみません!ギルド内での喧嘩はやめてもらって………?」
大きな音がしてとんできた受付の人は俺達が相手を無力化しているのを見て、固まった。
「えっと、君たちがやったの?」
ギルドの看板娘であろう、美人な人がたずねる
「はい。襲われたので、返り討ちにしたんですけど…」
「と、とりあえずギルドカードを見せてくれるかな?」
「あっ、まだ仮登録なんですけど…」
「そ、そうなのね!じゃあ仮登録の紙を見せてもらえる?」
「「はい。」」
「…ほんとに仮登録なんだ…。……どう報告しよう。」
「あの?」
「あっ、えっと事情、聞かせてもらえる?」
「いいですよ。」
後ろから「子供に手加減されて負けるとかダッサ~。」や「そんなに痛そうにして大の大人が騒ぐなよ…。」、「あれ関節外れてる…。」などという声がするが俺達にはもう関係ないことだろう。
そのあといろいろと聞かれ、俺達は悪くないということで開放された。
「あっそういえば、強さはギルドに証明できましたので、ゴブリン討伐はしなくていいですよ!」
「分かりました。」
「薬草採取は探索力を試すものなのでこちらは持ってきてください。」
「分かりました。ありがとうございます。」
そう言われてギルドをようやく出て、本登録のためのことができそうだ。
『そういえば、薬草の生えてる場所聞くの忘れてたな。』
『そうだな。薬草といえば平原か森?』
『平原はもう刈り尽くされてると思うから森に行こう。』
『そうだな。』
街を出て通路を外れてしばらく歩くと森についた。
「森の奥のほうがいい薬草あるだろうから奥に行くぞ!」
「ああ!」
森の木々の間をぬうように走ると、狼が出てきた。
アオオォォォォン
どうやらこちらに威嚇している。
「犬がワンワンって言っている!かわいい!」
とりあえず、ウィンドカッターとファイアーボールで対処した。
(いや、どう聞いても狼の遠吠えだろ!)
思わず心のなかでツッコんでしまったのは仕方ないことだろう。
「そんなことより、素材は学園からのアイテム袋に回収しといて。」
「わかってるて。」
アイテム袋は学園からの支給品で、容量は小さいが亜空間につながる袋だ。
その袋に一時的に血抜きをした狼を入れた。
「よし、もっと奥に行くか。」
また、走り出すと今度は緑色のくまが出てきた。
グオオォォォ
「今度はクマか。」
面倒くさいので、くまの周りの空気をなくし、倒した。
「よし、ここらで薬草を探そう。」
クマを回収ながら、言った。
「うん。鑑定も使えるからすぐだよな。」
そして薬草らしきものを取って確認していくと、5本目に、
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ミナタ草
ほとんどの毒を治すことができる薬草。
そのまま食べても効果がある。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「俺もあったぞ!」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
アマナ草
重症の傷も治すことができる。
そのまま食べても効果がある。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「これをあと2本ずつ取ったらギルドに戻るか。」
「オウオウオウ、そこの新人さんよお前らに冒険者は早いんじゃないか?代わりに俺様のサイフになってもらうかなぁ。ガハハハ!」
などと言いう素行の悪いであろう冒険者が絡んできた。
しかも、受付の人がどっか行ったり、こっちを見ていないときに…
『こういうテンプレて、ほんとにあるんだね。』
『だな~。バカにしたことへの怒りよりこういうやつがいるってことの呆れのほうが強いな。』
『俺もだ。まあさっさと片付けて本登録しに行こう。』
『さんせー』
『けど、相手が剣を抜かないならギルドを壊さないように俺達は魔法使わずにしよう。』
『分かった。』
「どうした?怖くて声も出ないなかなぁ~?ガハハハ!」
「なんだなんだ?」
誰かがバカな冒険者の後ろから声をかけてきた。
喧嘩を止めるのか?
「面白そうだから俺も混ぜてもらおうか。もちろん、この冒険者の味方だがな。」
どうやら違うようだ。
新人いじり…いや、カツアゲか?
どっちでもいいが冒険者はこういうやつばっかなのか?
「なんだ?何も言わないなら力ずくでもいいんだぞ?」
「はいはい。力ずくでもいいんでどっか行ってもらっても?」
「それはお前らから金を奪ってからな。」
一人がソウを殴ろうと振りかぶった。
そして、殴る。
が、当たり前かのようにソウは当たる前に避けた。
「はぁ?避けんなや!」
ソウはまたもや殴ってきた相手の攻撃をしゃがんて避け、みぞおちに鋭い殴りをお見舞いしていた。
そしてもう一人が俺を殴ろうと伸ばした腕を掴み相手の力を利用し、投げた。
「うおっ」
ドンッ
俺達はとりあえず倒したら、動けないように足と腕の関節を外した。
俺達は魔法を使わずとも、戦える。
一応俺は前世で、柔道を習っていたのだ。
ソウは習っていないが戦いに才能があるのか、お父さまに教えられすぐに強くなった。
「あっ!すみません!ギルド内での喧嘩はやめてもらって………?」
大きな音がしてとんできた受付の人は俺達が相手を無力化しているのを見て、固まった。
「えっと、君たちがやったの?」
ギルドの看板娘であろう、美人な人がたずねる
「はい。襲われたので、返り討ちにしたんですけど…」
「と、とりあえずギルドカードを見せてくれるかな?」
「あっ、まだ仮登録なんですけど…」
「そ、そうなのね!じゃあ仮登録の紙を見せてもらえる?」
「「はい。」」
「…ほんとに仮登録なんだ…。……どう報告しよう。」
「あの?」
「あっ、えっと事情、聞かせてもらえる?」
「いいですよ。」
後ろから「子供に手加減されて負けるとかダッサ~。」や「そんなに痛そうにして大の大人が騒ぐなよ…。」、「あれ関節外れてる…。」などという声がするが俺達にはもう関係ないことだろう。
そのあといろいろと聞かれ、俺達は悪くないということで開放された。
「あっそういえば、強さはギルドに証明できましたので、ゴブリン討伐はしなくていいですよ!」
「分かりました。」
「薬草採取は探索力を試すものなのでこちらは持ってきてください。」
「分かりました。ありがとうございます。」
そう言われてギルドをようやく出て、本登録のためのことができそうだ。
『そういえば、薬草の生えてる場所聞くの忘れてたな。』
『そうだな。薬草といえば平原か森?』
『平原はもう刈り尽くされてると思うから森に行こう。』
『そうだな。』
街を出て通路を外れてしばらく歩くと森についた。
「森の奥のほうがいい薬草あるだろうから奥に行くぞ!」
「ああ!」
森の木々の間をぬうように走ると、狼が出てきた。
アオオォォォォン
どうやらこちらに威嚇している。
「犬がワンワンって言っている!かわいい!」
とりあえず、ウィンドカッターとファイアーボールで対処した。
(いや、どう聞いても狼の遠吠えだろ!)
思わず心のなかでツッコんでしまったのは仕方ないことだろう。
「そんなことより、素材は学園からのアイテム袋に回収しといて。」
「わかってるて。」
アイテム袋は学園からの支給品で、容量は小さいが亜空間につながる袋だ。
その袋に一時的に血抜きをした狼を入れた。
「よし、もっと奥に行くか。」
また、走り出すと今度は緑色のくまが出てきた。
グオオォォォ
「今度はクマか。」
面倒くさいので、くまの周りの空気をなくし、倒した。
「よし、ここらで薬草を探そう。」
クマを回収ながら、言った。
「うん。鑑定も使えるからすぐだよな。」
そして薬草らしきものを取って確認していくと、5本目に、
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ミナタ草
ほとんどの毒を治すことができる薬草。
そのまま食べても効果がある。
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「俺もあったぞ!」
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アマナ草
重症の傷も治すことができる。
そのまま食べても効果がある。
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「これをあと2本ずつ取ったらギルドに戻るか。」
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