1 / 15
01. 突然の終わりと始まり
しおりを挟む
(来るんじゃなかったな……)
雪成はそう思いながら、ウーロン茶を飲み干した。空のグラスに残された氷が、カランと乾いた音を立てる。
(ほんと俺、バカだよな……何を期待していたんだか……)
苦い気持ちを吐き出すように、そっと小さく溜息をつく。それは誰にも気付かれることなく、周囲の喧騒にかき消された。
その夜、継未雪成はクラス会に参加していた。居酒屋の一角を貸し切っての、カジュアルな雰囲気の会だ。そこに二十人ほどの元クラスメイトが集っている。かつて高校三年生の一年間を同じクラスで過ごした面々は、みな思い思いに旧交を温めているが、雪成だけは部屋の隅にポツンと、一人で座っていた。
高校を卒業して、もう十年が経つ。
この間にクラス会は何度も開催されていたが、雪成はいつも欠席してきた。今回も参加するつもりなど毛頭なかったのだが、十年の節目ということで、幹事を務める三人から熱心に誘われて断れなかったのだ。
――それに加えて。
参加を決めたのは、繰り返される単調な日々に鬱屈したものを感じていたから――というのもある。何か変化を求めていたのだ。
大学を卒業後、雪成が入社したのは中小規模の食品メーカー。慣れない営業職に四苦八苦しながらも、がむしゃらに頑張ってきた。気付けば仕事ばかりの毎日で、日々の潤いは何一つなく、ささやかな楽しみは趣味の料理だけという有様。
もちろん浮いた話は一切ない。「陰キャ」を自覚する上、超奥手の雪成には、恋愛はどこか遠くの山の向こう側にあるおとぎ話と化していた。
このまま年を取って孤独なまま死ぬんだろうな、という思いが、雪成の中で年々濃厚になってゆく。そんな日々を打開する、何かのきっかけが欲しかった。クラス会に参加すれば、何か劇的な変化が訪れて退屈な日々が一掃される――雪成は漠然と、そんな期待を抱いていた。
しかし、そんな期待などすぐに打ち砕かれた。
久しぶりに会ったクラスメイトから近況について話を振られたのは、再会した直後だけ。そのうち誰も話しかけてこなくなった。一緒にいて楽しい相手でもない上、特に華々しい成功を収めてもいない雪成の、歯切れの悪い返答にすっかり興味をなくしたのだろう。話下手で、人の輪の中に自ら入っていくのを苦手とする雪成は、すぐに孤立してしまった。
(まあ、こうなることは、予想していたんだがな……)
雪成は眼鏡を一旦外すと、目頭付近をギュッとおさえた。
今日も一日忙しく働いて酷使した目が、限界を訴えている。もちろん疲れたのは目だけではない。肩はガチガチだし、軽い頭痛はするし、全身の倦怠感がひどい。
それなのに帰宅後にはまだやることがあるし、明日も仕事だ。
(そろそろ抜けるか……。出席することで幹事の顔は立てたし、もういいよな)
雪成が帰り支度を始めたとき、少し離れた席からドッと笑い声が上がった。眼鏡をかけ直してそちらを見ると、複数の女性に取り囲まれた一人の男性の姿があった。その男性が何か、愉快なことを言ったらしい。女性たちは「やだぁ」とか「もう、横柄くんたら調子いいんだから!」と騒ぎながらはにかんだ笑みを浮かべている。
(……ああ……横柄か。相変わらず陽キャの勝ち組オーラがすごいな……)
横柄豪。いわゆるスクールカーストの、最上位に鎮座する男。彼は有名私立大学卒業後、大手商社に入って出世街道を突き進んでいるという噂だ。将来は親の経営する会社を継ぐらしい。まだ独身を謳歌しているようで、女性に大人気だ。
(横柄は見た目もいいしな……。そりゃ、経済力のあるイケメンで将来も安泰なら、彼を狙う女性は多いだろう……)
比べても虚しいだけだと自覚しながらも、雪成は彼の華やかな容姿と立場に、羨望を感じずにいられなかった。
(話もうまいからなぁ……あいつは。息をするように自然に女を褒めるし。俺には絶対できないな。女なんて、どんな風に話しかけたら機嫌がよくなるのか、さっぱりわからん)
雪成は、またもや溜息をついた。
横柄を見ていると、胸の中にモヤモヤした気持ちが広がってゆく。
女性にもてているのが羨ましい、というよりは、他人と円滑にコミュニケーションを取れることが羨ましかった。自分にはない、彼の社交的な一面が。
(ああ、やめよやめよ。他人と比べてもなんもいいことない)
やっぱり来るんじゃなかったな、と雪成は後悔しながら、帰り支度を再開させる。
そのとき、幹事のリーダーである横柄がお開きの挨拶を始めた。そして、続けて二次会に参加してほしいと呼ばわる。
ちょうどいい、とばかりに、雪成は幹事の一人に帰ることを告げ、二次会に向かう面々と共に居酒屋の外に出た。
その後、駅に向かう道を途中までクラスメイトと歩いていると、意外なことに横柄が話しかけてきた。
「継未、もう帰るんだって? 残念だ。全然話せなかったから、二次会で、と思ってたのに」
「ああ、いや、その、明日俺、仕事あるから。悪いな」
「え、仕事? もしかして休日出勤してるのか? おまえが就職したのは確か……○○食品の営業だったよな? 休み、ちゃんと取れてるか?」
「ああ、うん、まあ……。来週、新商品のお披露目とか展示会とかあって、なんやかんや重なって、今忙しくて」
「疲れてるみたいだけど、大丈夫か? まさか今日も出社して、会社から直でこっち来たとか⁈ そうか、だからおまえスーツか! ん? おまえやけに荷物多いけど、何持ってるんだ?」
「この荷物は……その、新商品を使ったアレンジレシピとか、自分でも作ってみようかな、と……」
「家で⁈ おいおい、それサビ残だろ? いまどき自己犠牲なんて、はやらないぜ」
「……あ、いや……ぎ、犠牲ってほどでも……俺、料理好きだし……」
「おまえもしかして、同僚に仕事を押し付けられてるんじゃないか? 高校の時も、よくクラスの雑用係を押し付けられて、放課後残ってたよな……」
「ははは……まあ、誰かが……しなきゃいけない……ことだったし……」
「損な体質だな。必要なことでも、もっとタイパ意識して、効率よくこなせるように作業内容を見直した方がいいぞ? 余暇を楽しめない人生なんて、つまらんだろ? それじゃ、女も寄ってこないぜ? おまえ、彼女いないだろ?」
「あ……まあ……ははは……」
雪成は会話を続けるのが苦痛になってきた。
そういえば……と、今になって思い出す。高校時代から横柄が苦手だったことを。
雪成にとって横柄はジャンボジェット機みたいなもので、遠くから見てる分には「カッケー」で済むが、近くに来た途端、轟音と威圧感で気絶しそうになるのだ。
そんな雪成の内心を想像すらしないのだろう、横柄は更に畳み掛けてきた。
「考えてみろよ、継末、世の中の半分は女なんだぞ? 半分を全然知らないなんて視野も広がらないし、第一虚しいだろ。休日出勤してちゃ遊びはもちろん、余暇をスキルアップに利用することもできないじゃないか。おまえ、それでいいのか? もしかして今の仕事、向いてないんじゃないか? 転職するなら相談に乗るぞ? 俺は方々に顔が利くから、遠慮するな」
「ちょっとよしなさいよ、豪。継未くん、困ってるじゃないの」
「そうよ。誰もが横柄みたいに要領よく仕事できるわけじゃないんだから、余計なお世話よ」
女性陣の助け舟も、雪成にとっては更なる追い討ちでしかなかった。
(確かに俺は要領悪いしダメダメだよ……)
一層縮こまる雪成とは対照的に、横柄は明るい口調で女性たちに言った。
「え、何、二人とも、俺が継未をいじめてるとか、誤解してる? 違う違う、俺はこいつが心配でたまらんのよ……、見ろよ、この目の下の隈」
「あら、やだほんと、顔色悪い。いつも下向いてるからわかんなかった」
「ちゃんと食べてる? 寝てる?」
「あ……や、大丈夫、です……」
女性陣に顔を覗かれて、雪成は恥ずかしさのあまり消えたくなってきた。拷問のような展開に、走って逃げだしたくなってくる。折しも、目の前の横断歩道で信号機が青に変わった。二次会に行く連中とは、違う方向だ。
「あ、俺、こっち行くから。じゃ、じゃあ。みんな、二次会、楽しんできて」
そう言ってダッシュを始めた時。
「継未!」
「キャーッ!」
横柄と女性の悲鳴、それに、大型トラックのヘッドライト、耳をつんざくクラクション。
(え……嘘だろ、トラック⁈ どこから……)
雪成は逃げる間もなく、意識を失った。
―――――――――――――――
読んでいただきまして、ありがとうございます!
続けてご愛読いただけましたら嬉しいです。
お気に入り登録していただけると励みになりますのでよろしくお願いします!
なお、2話目以降のルビのほとんどは、(かっこ)の中に入っています。
例:雪成(ゆきなり)
読みづらかったらごめんさなさい。
時間が出来たらルビ振り作業をしたいと思いますが、いつになるか分かりません……。
―――――――――――――――
雪成はそう思いながら、ウーロン茶を飲み干した。空のグラスに残された氷が、カランと乾いた音を立てる。
(ほんと俺、バカだよな……何を期待していたんだか……)
苦い気持ちを吐き出すように、そっと小さく溜息をつく。それは誰にも気付かれることなく、周囲の喧騒にかき消された。
その夜、継未雪成はクラス会に参加していた。居酒屋の一角を貸し切っての、カジュアルな雰囲気の会だ。そこに二十人ほどの元クラスメイトが集っている。かつて高校三年生の一年間を同じクラスで過ごした面々は、みな思い思いに旧交を温めているが、雪成だけは部屋の隅にポツンと、一人で座っていた。
高校を卒業して、もう十年が経つ。
この間にクラス会は何度も開催されていたが、雪成はいつも欠席してきた。今回も参加するつもりなど毛頭なかったのだが、十年の節目ということで、幹事を務める三人から熱心に誘われて断れなかったのだ。
――それに加えて。
参加を決めたのは、繰り返される単調な日々に鬱屈したものを感じていたから――というのもある。何か変化を求めていたのだ。
大学を卒業後、雪成が入社したのは中小規模の食品メーカー。慣れない営業職に四苦八苦しながらも、がむしゃらに頑張ってきた。気付けば仕事ばかりの毎日で、日々の潤いは何一つなく、ささやかな楽しみは趣味の料理だけという有様。
もちろん浮いた話は一切ない。「陰キャ」を自覚する上、超奥手の雪成には、恋愛はどこか遠くの山の向こう側にあるおとぎ話と化していた。
このまま年を取って孤独なまま死ぬんだろうな、という思いが、雪成の中で年々濃厚になってゆく。そんな日々を打開する、何かのきっかけが欲しかった。クラス会に参加すれば、何か劇的な変化が訪れて退屈な日々が一掃される――雪成は漠然と、そんな期待を抱いていた。
しかし、そんな期待などすぐに打ち砕かれた。
久しぶりに会ったクラスメイトから近況について話を振られたのは、再会した直後だけ。そのうち誰も話しかけてこなくなった。一緒にいて楽しい相手でもない上、特に華々しい成功を収めてもいない雪成の、歯切れの悪い返答にすっかり興味をなくしたのだろう。話下手で、人の輪の中に自ら入っていくのを苦手とする雪成は、すぐに孤立してしまった。
(まあ、こうなることは、予想していたんだがな……)
雪成は眼鏡を一旦外すと、目頭付近をギュッとおさえた。
今日も一日忙しく働いて酷使した目が、限界を訴えている。もちろん疲れたのは目だけではない。肩はガチガチだし、軽い頭痛はするし、全身の倦怠感がひどい。
それなのに帰宅後にはまだやることがあるし、明日も仕事だ。
(そろそろ抜けるか……。出席することで幹事の顔は立てたし、もういいよな)
雪成が帰り支度を始めたとき、少し離れた席からドッと笑い声が上がった。眼鏡をかけ直してそちらを見ると、複数の女性に取り囲まれた一人の男性の姿があった。その男性が何か、愉快なことを言ったらしい。女性たちは「やだぁ」とか「もう、横柄くんたら調子いいんだから!」と騒ぎながらはにかんだ笑みを浮かべている。
(……ああ……横柄か。相変わらず陽キャの勝ち組オーラがすごいな……)
横柄豪。いわゆるスクールカーストの、最上位に鎮座する男。彼は有名私立大学卒業後、大手商社に入って出世街道を突き進んでいるという噂だ。将来は親の経営する会社を継ぐらしい。まだ独身を謳歌しているようで、女性に大人気だ。
(横柄は見た目もいいしな……。そりゃ、経済力のあるイケメンで将来も安泰なら、彼を狙う女性は多いだろう……)
比べても虚しいだけだと自覚しながらも、雪成は彼の華やかな容姿と立場に、羨望を感じずにいられなかった。
(話もうまいからなぁ……あいつは。息をするように自然に女を褒めるし。俺には絶対できないな。女なんて、どんな風に話しかけたら機嫌がよくなるのか、さっぱりわからん)
雪成は、またもや溜息をついた。
横柄を見ていると、胸の中にモヤモヤした気持ちが広がってゆく。
女性にもてているのが羨ましい、というよりは、他人と円滑にコミュニケーションを取れることが羨ましかった。自分にはない、彼の社交的な一面が。
(ああ、やめよやめよ。他人と比べてもなんもいいことない)
やっぱり来るんじゃなかったな、と雪成は後悔しながら、帰り支度を再開させる。
そのとき、幹事のリーダーである横柄がお開きの挨拶を始めた。そして、続けて二次会に参加してほしいと呼ばわる。
ちょうどいい、とばかりに、雪成は幹事の一人に帰ることを告げ、二次会に向かう面々と共に居酒屋の外に出た。
その後、駅に向かう道を途中までクラスメイトと歩いていると、意外なことに横柄が話しかけてきた。
「継未、もう帰るんだって? 残念だ。全然話せなかったから、二次会で、と思ってたのに」
「ああ、いや、その、明日俺、仕事あるから。悪いな」
「え、仕事? もしかして休日出勤してるのか? おまえが就職したのは確か……○○食品の営業だったよな? 休み、ちゃんと取れてるか?」
「ああ、うん、まあ……。来週、新商品のお披露目とか展示会とかあって、なんやかんや重なって、今忙しくて」
「疲れてるみたいだけど、大丈夫か? まさか今日も出社して、会社から直でこっち来たとか⁈ そうか、だからおまえスーツか! ん? おまえやけに荷物多いけど、何持ってるんだ?」
「この荷物は……その、新商品を使ったアレンジレシピとか、自分でも作ってみようかな、と……」
「家で⁈ おいおい、それサビ残だろ? いまどき自己犠牲なんて、はやらないぜ」
「……あ、いや……ぎ、犠牲ってほどでも……俺、料理好きだし……」
「おまえもしかして、同僚に仕事を押し付けられてるんじゃないか? 高校の時も、よくクラスの雑用係を押し付けられて、放課後残ってたよな……」
「ははは……まあ、誰かが……しなきゃいけない……ことだったし……」
「損な体質だな。必要なことでも、もっとタイパ意識して、効率よくこなせるように作業内容を見直した方がいいぞ? 余暇を楽しめない人生なんて、つまらんだろ? それじゃ、女も寄ってこないぜ? おまえ、彼女いないだろ?」
「あ……まあ……ははは……」
雪成は会話を続けるのが苦痛になってきた。
そういえば……と、今になって思い出す。高校時代から横柄が苦手だったことを。
雪成にとって横柄はジャンボジェット機みたいなもので、遠くから見てる分には「カッケー」で済むが、近くに来た途端、轟音と威圧感で気絶しそうになるのだ。
そんな雪成の内心を想像すらしないのだろう、横柄は更に畳み掛けてきた。
「考えてみろよ、継末、世の中の半分は女なんだぞ? 半分を全然知らないなんて視野も広がらないし、第一虚しいだろ。休日出勤してちゃ遊びはもちろん、余暇をスキルアップに利用することもできないじゃないか。おまえ、それでいいのか? もしかして今の仕事、向いてないんじゃないか? 転職するなら相談に乗るぞ? 俺は方々に顔が利くから、遠慮するな」
「ちょっとよしなさいよ、豪。継未くん、困ってるじゃないの」
「そうよ。誰もが横柄みたいに要領よく仕事できるわけじゃないんだから、余計なお世話よ」
女性陣の助け舟も、雪成にとっては更なる追い討ちでしかなかった。
(確かに俺は要領悪いしダメダメだよ……)
一層縮こまる雪成とは対照的に、横柄は明るい口調で女性たちに言った。
「え、何、二人とも、俺が継未をいじめてるとか、誤解してる? 違う違う、俺はこいつが心配でたまらんのよ……、見ろよ、この目の下の隈」
「あら、やだほんと、顔色悪い。いつも下向いてるからわかんなかった」
「ちゃんと食べてる? 寝てる?」
「あ……や、大丈夫、です……」
女性陣に顔を覗かれて、雪成は恥ずかしさのあまり消えたくなってきた。拷問のような展開に、走って逃げだしたくなってくる。折しも、目の前の横断歩道で信号機が青に変わった。二次会に行く連中とは、違う方向だ。
「あ、俺、こっち行くから。じゃ、じゃあ。みんな、二次会、楽しんできて」
そう言ってダッシュを始めた時。
「継未!」
「キャーッ!」
横柄と女性の悲鳴、それに、大型トラックのヘッドライト、耳をつんざくクラクション。
(え……嘘だろ、トラック⁈ どこから……)
雪成は逃げる間もなく、意識を失った。
―――――――――――――――
読んでいただきまして、ありがとうございます!
続けてご愛読いただけましたら嬉しいです。
お気に入り登録していただけると励みになりますのでよろしくお願いします!
なお、2話目以降のルビのほとんどは、(かっこ)の中に入っています。
例:雪成(ゆきなり)
読みづらかったらごめんさなさい。
時間が出来たらルビ振り作業をしたいと思いますが、いつになるか分かりません……。
―――――――――――――――
24
あなたにおすすめの小説
黒獅子の愛でる花
なこ
BL
レノアール伯爵家次男のサフィアは、伯爵家の中でもとりわけ浮いた存在だ。
中性的で神秘的なその美しさには、誰しもが息を呑んだ。
深い碧眼はどこか憂いを帯びており、見る者を惑わすと言う。
サフィアは密かに、幼馴染の侯爵家三男リヒトと将来を誓い合っていた。
しかし、その誓いを信じて疑うこともなかったサフィアとは裏腹に、リヒトは公爵家へ婿入りしてしまう。
毎日のように愛を囁き続けてきたリヒトの裏切り行為に、サフィアは困惑する。
そんなある日、複雑な想いを抱えて過ごすサフィアの元に、幼い王太子の世話係を打診する知らせが届く。
王太子は、黒獅子と呼ばれ、前国王を王座から引きずり降ろした現王と、その幼馴染である王妃との一人息子だ。
王妃は現在、病で療養中だという。
幼い王太子と、黒獅子の王、王妃の住まう王城で、サフィアはこれまで知ることのなかった様々な感情と直面する。
サフィアと黒獅子の王ライは、二人を取り巻く愛憎の渦に巻き込まれながらも、密かにゆっくりと心を通わせていくが…
冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される
マンスーン
BL
王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。
泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。
逃げた弟のかわりに溺愛アルファに差し出されました。抱かれたら身代わりがばれてしまうので初夜は断固拒否します!
雪代鞠絵/15分で萌えるBL小説
BL
隣国の国王キリアン(アルファ)に嫁がされたオメガの王子リュカ。
しかし実は、結婚から逃げ出した双子の弟セラの身代わりなのです…
本当の花嫁じゃないとばれたら大変!
だから何としても初夜は回避しなければと思うのですが、
だんだんキリアンに惹かれてしまい、苦しくなる…という
お話です。よろしくお願いします<(_ _)>
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
姉の聖女召喚に巻き込まれた無能で不要な弟ですが、ほんものの聖女はどうやら僕らしいです。気付いた時には二人の皇子に完全包囲されていました
彩矢
BL
20年ほど昔に書いたお話しです。いろいろと拙いですが、あたたかく見守っていただければ幸いです。
姉の聖女召喚に巻き込まれたサク。無実の罪を着せられ処刑される寸前第4王子、アルドリック殿下に助け出さる。臣籍降下したアルドリック殿下とともに不毛の辺境の地へと旅立つサク。奇跡をおこし、隣国の第2皇子、セドリック殿下から突然プロポーズされる。
声なき王子は素性不明の猟師に恋をする
石月煤子
BL
第一王子である腹違いの兄から命を狙われた、妾の子である庶子のロスティア。
毒薬によって声を失った彼は城から逃げ延び、雪原に倒れていたところを、猟師と狼によって助けられた。
「王冠はあんたに相応しい。王子」
貴方のそばで生きられたら。
それ以上の幸福なんて、きっと、ない。
君に望むは僕の弔辞
爺誤
BL
僕は生まれつき身体が弱かった。父の期待に応えられなかった僕は屋敷のなかで打ち捨てられて、早く死んでしまいたいばかりだった。姉の成人で賑わう屋敷のなか、鍵のかけられた部屋で悲しみに押しつぶされかけた僕は、迷い込んだ客人に外に出してもらった。そこで自分の可能性を知り、希望を抱いた……。
全9話
匂わせBL(エ◻︎なし)。死ネタ注意
表紙はあいえだ様!!
小説家になろうにも投稿
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる