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ハイカブリ(同居人×女主/王子×女主/複数/媚薬/歪/二穴)
*望まない人_3
しおりを挟むピチャピチャと、唾液を含んで舐める音が部屋に響く。王子自身、見た目も良く、恐らくモテる部類だろう。出会った経緯がもっと違ったものであれば、もしかしたらフレリア、いや、ノイ自身は好きになっていたかもしれない。そんな可能性が見えるくらい、整った容姿と声を持ち合わせていた。
「お……お願い……や、めて……」
「……悪いけど、君に選択肢はないかな? ただ、僕を受け入れるだけ。それが君に与えられた答えだよ?」
「ん……あ……うぅ……っ……だ、め……だめぇ……」
フレリアの泣きそうな声を聞いても、王子は止めようとはしない。寧ろ、その哀願する声に興奮を覚え、自分のモノを勃たせていた。
“やだ、やだよ……なのに、なのに……”
ウタの手が加えられた身体。柔らかい舌に撫でられている足先は、快楽をフレリアの脳に伝えてくる。望んでいないが、身体は反応を見せ、フレリアの口から甘い声を放つように仕向ける。ピクピクと震える身体に、思わず掴んだシーツ。荒くなる呼吸は全て、王子の気持ちを昂らせていった。
「お……ね、が……ぁ……」
「何? ……気持ち良さそうだよね? ……嬉しいなぁ。僕の舌で感じてくれてるんだよね?」
「ちが……っ……」
「さぁ、次はどうしようか? ……ねぇフレリア。君のその姿を見ていたら、僕のココはもうこんなになってしまったよ? ……君は……どうかな……?」
鼻息荒く、王子はその手をフレリアの太腿へとかける。
「やだっ! やっ……!」
フレリアは止めに入るも、伸ばそうとした手は容易く枷に阻まれてしまった。
「うぅ……」
鈍い痛みが手首に走る。それとほぼ同じタイミングで、ショーツの上から秘部を撫でられる感覚を覚えた。
「ひぁっ!」
「フレリアは……どうなっているのかな……?」
ショーツの足の部分から、王子の指が中へと入りこむ。いたくないように、と、フレリアの身体は秘部を潤わせていた。その結果、王子が何度か表面を指で軽く撫でて指を一本入れると、クチュリ、とフレリアにとっては聞きたくない音が聞こえてきた。
「……あぁ、良かった。気持ち良かったんだね? こんなに濡れているなんて……」
「そ、そうじゃな」
「分かる? 指を二本にしても……」
「あ……っ……んんっ……」
「すんなり入るし、ヌルヌルしてもっと奥まで欲しそうに見える」
「ふぅ……あ……ぅ……」
「……ふふ。凄いね。吸い付いてくるよ……。もっと、欲しいのかな?」
一人盛り上がる王子だが、フレリアの身体は王子をそうさせてしまうほどに、王子の望む反応を返していた。確かに、濡れていなかったら痛いだろう。痛くないのは、ウタのお陰かもしれない。だが、このまま先に進んでしまえば、間違いなくフレリアの中に王子のモノが入ってきて、既成事実とやらが出来てしまうに違いない。
それを何としてでも避けたいフレリアは、グチュグチュとかき回される秘部の刺激に耐えながら、二人のことを考え、祈っていた。
“お願い――! シア! ランス! 助けて――!”
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