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キスからの距離 (28)
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例の女とは当然すっぱり連絡を絶った。
周囲から誘いの声があっても、女性がサービスをするような店にも行っていない。
もちろん8年という歳月が流れる中で、誰とも付き合わなかったわけではない。内海が消えて数年が経った頃に、告白してきた女性に対し真摯に向き合ってみようと思い、お付き合いをしてみたこともある。
男の身体なんて単純な仕組みで出来ているものだ。刺激を受ければ勃起もするし、身体の関係を持ったこともあったけれど、精を吐き出すだけの行為は虚しさが残るだけで少しも楽しむことは出来なかった。
そして何よりも、内海と過ごして来たこの部屋に、彼以外の相手を招き入れる事はどうしても出来なかった。
微かに残る内海の気配が消えてしまうことが耐えられなくて、家に来たいと言われることがあっても、誰一人招いた事は無かった。
どんなに真摯に向き合おうとしても、内海の事はもう忘れた方が良いのだと分かってはいても、橘川の内から内海の存在が薄れる事は無かったのだ。それだけに、結局は女性との関係もすぐに破局を迎えることになる。
その事を悲しく思うよりも安堵している自分に気付いてからは、無理をすることを止めた。
彼以外を愛しく想えない自分がいるのは事実なのだ。
それならば未練も後悔も抱えたまま生きて行こうと、引き摺るなら引き摺ったままで良いじゃないかと思えるようになったからだ。
それが多分、過去の自分が仕出かしたことへの反省であり、罰なのだと。
一人で暮らす部屋はとても広くて、時間の流れが止まっているようにさえ感じる。それでも時が確実に流れていることは、鏡に映った自分の顔を見れば実感出来る。
「……っと、そろそろ行くか」
トイレの鏡で身嗜みを再確認したあと、必要なパンフレットを掻き集めて会社を出る。
待ち合わせは15時の予定だ。せめて10分前には指定場所に到着しておきたいと、午前中に外回りと称して電池を交換してきた腕時計で時間を確認した橘川は、足早に地下鉄の駅を目指して歩く。
8年の時間が流れる中で、変わったのは見た目だけではなかった。
まだまだ尻に卵の殻をくっ付けていたあの頃とは違い、今の橘川には係長の肩書きが付いている。とは言っても、増えたのは責任とノルマだけなのだけれど。
橘川の勤める菱和商事は一般的な家電の数々から、商業施設などに向けた空調サービスや太陽光発電まで、扱う商品は幅広い。
その中でも主力として扱われているのは空調設備と給湯関係だろうか。住宅メーカーに向けてのシステムキッチンの設備なども充実しているが、それらに対するシェアはまだまだ低い。
現在橘川が任されているのは、小規模店舗向けの営業と、マンション等の箱物物件が主になっている。
今回話をもらった商談は、深夜から早朝にかけて開く飲食店ということだった。
完全禁煙が騒がれている昨今、場所柄煙草を吸う客層も多いらしく、完全分煙を計画していると聞いている。その為空調には気を遣いたいというのが先方の要望でもあった。
飲食店の厨房となれば、システムキッチンを勧めるのは厳しいだろうけれど、上手くいけば給湯システムくらいはプラスで押し込めるかもしれない。
夢見の悪さに怠るい身体を叱咤しつつ向かった待ち合わせ場所のカフェは、予め場所を確認していた事もあってすぐに分かった。
通りに面した壁はガラスで覆われていることもあり、これなら相手が来たことに気付かないということも無いだろうとひとつ息を吐く。
「いらっしゃいませ、お一人様ですか?」
「あ、待ち合わせなんです……菱和の橘川と言いますので、訪ねて来られた方がいたら私の席までお願いします」
「畏まりました」
はきはきとした店員の受け答えに安堵しつつ、店内を見回す。人待ち顔の社会人は見当たらないことを踏まえて言付ける。
(夜はカフェバーになるってホームページに載ってたな……)
店の案内を思い出しながらも、今は連れ立って飲み歩く相手もいないことに内心で苦笑して、橘川はホットのコーヒーを注文すると、それを片手に店の入口が見え易いテーブル席へと腰を落ち着けた。
相手からも気付いてもらい易いようにと、テーブルの上にはわざと社名の入った封筒へ入れて来たパンフレットを乗せておく。
「少し遅れるかもしれないって言ってたから……まあ、丁度いい時間だろう」
仕事にも慣れた中堅と言われる年代に差し掛かってはいるけれど、それでも初めての相手との顔合わせの瞬間は、いつになっても多少の緊張を覚えるものだ。
人間中身だとはよく言うけれど、やはり第一印象は大切だ。
印象の良し悪しでまとまるはずだった商談が流れることもあれば、逆に難しいと思われていた物件を契約まで持ち込めることもある。
見積もりのプランも数種類準備してきた。
それらを軽く確認しているうちに、店の入口から従業員の客を出迎える声が響いた。
「あれかな? 二人って言ってた、し……っ――」
入り口からは少し距離はあったけれど男の二人連れの姿に居住まいを正す。一人は若干ラフな服装で、もう一人はきっちりとスーツを着込んだ二人連れが、先ほど言付けを頼んだ従業員に話し掛けているところだった。
店のスタッフが橘川のいるテーブルを指し示すと同時に、二人がこちらを振り返る。
二人の内の一人と、橘川との視線が絡み合う。その瞬間橘川の周囲からは全ての音が消え去り、激しく脈を刻み出した自身の鼓動が煩いほどに聞こえて来た。
交差点沿いに建つ日の光が差し込む明るい店内が印象的なカフェ。
現在内海の勤めるホストクラブ【 knight 】のホストで、毎月売上げのナンバー3に入る北斗の紹介で訪れて以来、美味いコーヒーと軽食、店員の質の良さに惹かれた内海は、この店へと度々足を運ぶようになっていた。
数日前業者との打ち合わせ場所に悩んでいた康之に、この店を提案したのも内海だった。
最初は現在事務所として使用している康之のマンションの一室で良いのでは、と進言したのだけれど、自宅に併設している状況で通い詰められるようになるのは困ると言われ、それもそうかと納得した。
契約を交わした後ならいざ知らず、それ以前の段階で頻繁に訪ねて来られたのでは、昼間は寝ていることの多い康之にとっては迷惑だろう。内海も通常日中は事務所へ詰めているけれど、一日中事務所にいるわけではないだけに、来客があれば康之が対応しなければならなくなる。
それであれば店の方で会ってはどうかとも言ってみた内海だったが、店の連中にはまだ秘密にしておきたいとの康之の意向を汲んで、結局この店を待ち合わせ場所にと決めたのだった。
(こんな事なら、業者と担当者の名前…ちゃんと確認しときゃ良かった――)
康之と名刺の交換を交わす男の姿を目の端で追いながら、内海はそっと溜息を吐いた。
逃げ続けてばかりいても始まらない。
自分の気持ちにケリを付けなければ。
そんな風に穏やかな気持ちを持って決意したのは、昨日の夜の話だ。
セックスフレンドのような状態でズルズルと関係を続けて来ていた年下の男、その彼が、好きな相手に真正面から向き合いたいと言ってきたのは昨夜のことだ。傷を舐め合う関係に終わりを告げ、互いにこの先の未来が明るいものになるようにと笑って別れた。
いずれは自分もきっちりと、未練がましくしがみ付いている過去と決別しなければと、そうは思ったけれど……まさかその時が、こんなに直ぐに訪れるなんて予想してはいなかった。
(歳は取ったけど、やっぱ、格好良い……)
スーツ姿もすっかり板について、もともと男らしかった精悍な顔付きに、営業として培ってきたのだろう柔らかな微笑みを浮かべると、少しだけ目尻に皺が寄る。
乱れた食生活を送って太っているんじゃないかと思っていたスタイルも、あの頃のまま。スーツの上から見る分には変わりないように思う。どちらかといえば、少し痩せたのではないかと思えるくらいで、歳相応の落ち着きも感じられる仕草に知らず見惚れてしまう。
「内海さん? 出来たよ?」
「あ……ごめん、観月くん。ありがとう」
「大丈夫ですか? 何か顔色あんまり良くないけど、疲れてる?」
「そんなこと無いよ、大丈夫」
礼を言いながらトレイを受け取り、小さく深呼吸をしながら席へと向かう。
観月を北斗の暮らす下宿先のオーナーだと紹介されたのは、今から半年ほど前の事だったろうか。こんなに若いのにと驚いていた内海は、実はこの店も観月が取り仕切っているのだと教えられて更に驚愕させられた。
明るく気さくな彼は気遣いにも長けていて、内海も店を訪れる度に交わす彼との会話を楽しみにするようになっていた。
周囲から誘いの声があっても、女性がサービスをするような店にも行っていない。
もちろん8年という歳月が流れる中で、誰とも付き合わなかったわけではない。内海が消えて数年が経った頃に、告白してきた女性に対し真摯に向き合ってみようと思い、お付き合いをしてみたこともある。
男の身体なんて単純な仕組みで出来ているものだ。刺激を受ければ勃起もするし、身体の関係を持ったこともあったけれど、精を吐き出すだけの行為は虚しさが残るだけで少しも楽しむことは出来なかった。
そして何よりも、内海と過ごして来たこの部屋に、彼以外の相手を招き入れる事はどうしても出来なかった。
微かに残る内海の気配が消えてしまうことが耐えられなくて、家に来たいと言われることがあっても、誰一人招いた事は無かった。
どんなに真摯に向き合おうとしても、内海の事はもう忘れた方が良いのだと分かってはいても、橘川の内から内海の存在が薄れる事は無かったのだ。それだけに、結局は女性との関係もすぐに破局を迎えることになる。
その事を悲しく思うよりも安堵している自分に気付いてからは、無理をすることを止めた。
彼以外を愛しく想えない自分がいるのは事実なのだ。
それならば未練も後悔も抱えたまま生きて行こうと、引き摺るなら引き摺ったままで良いじゃないかと思えるようになったからだ。
それが多分、過去の自分が仕出かしたことへの反省であり、罰なのだと。
一人で暮らす部屋はとても広くて、時間の流れが止まっているようにさえ感じる。それでも時が確実に流れていることは、鏡に映った自分の顔を見れば実感出来る。
「……っと、そろそろ行くか」
トイレの鏡で身嗜みを再確認したあと、必要なパンフレットを掻き集めて会社を出る。
待ち合わせは15時の予定だ。せめて10分前には指定場所に到着しておきたいと、午前中に外回りと称して電池を交換してきた腕時計で時間を確認した橘川は、足早に地下鉄の駅を目指して歩く。
8年の時間が流れる中で、変わったのは見た目だけではなかった。
まだまだ尻に卵の殻をくっ付けていたあの頃とは違い、今の橘川には係長の肩書きが付いている。とは言っても、増えたのは責任とノルマだけなのだけれど。
橘川の勤める菱和商事は一般的な家電の数々から、商業施設などに向けた空調サービスや太陽光発電まで、扱う商品は幅広い。
その中でも主力として扱われているのは空調設備と給湯関係だろうか。住宅メーカーに向けてのシステムキッチンの設備なども充実しているが、それらに対するシェアはまだまだ低い。
現在橘川が任されているのは、小規模店舗向けの営業と、マンション等の箱物物件が主になっている。
今回話をもらった商談は、深夜から早朝にかけて開く飲食店ということだった。
完全禁煙が騒がれている昨今、場所柄煙草を吸う客層も多いらしく、完全分煙を計画していると聞いている。その為空調には気を遣いたいというのが先方の要望でもあった。
飲食店の厨房となれば、システムキッチンを勧めるのは厳しいだろうけれど、上手くいけば給湯システムくらいはプラスで押し込めるかもしれない。
夢見の悪さに怠るい身体を叱咤しつつ向かった待ち合わせ場所のカフェは、予め場所を確認していた事もあってすぐに分かった。
通りに面した壁はガラスで覆われていることもあり、これなら相手が来たことに気付かないということも無いだろうとひとつ息を吐く。
「いらっしゃいませ、お一人様ですか?」
「あ、待ち合わせなんです……菱和の橘川と言いますので、訪ねて来られた方がいたら私の席までお願いします」
「畏まりました」
はきはきとした店員の受け答えに安堵しつつ、店内を見回す。人待ち顔の社会人は見当たらないことを踏まえて言付ける。
(夜はカフェバーになるってホームページに載ってたな……)
店の案内を思い出しながらも、今は連れ立って飲み歩く相手もいないことに内心で苦笑して、橘川はホットのコーヒーを注文すると、それを片手に店の入口が見え易いテーブル席へと腰を落ち着けた。
相手からも気付いてもらい易いようにと、テーブルの上にはわざと社名の入った封筒へ入れて来たパンフレットを乗せておく。
「少し遅れるかもしれないって言ってたから……まあ、丁度いい時間だろう」
仕事にも慣れた中堅と言われる年代に差し掛かってはいるけれど、それでも初めての相手との顔合わせの瞬間は、いつになっても多少の緊張を覚えるものだ。
人間中身だとはよく言うけれど、やはり第一印象は大切だ。
印象の良し悪しでまとまるはずだった商談が流れることもあれば、逆に難しいと思われていた物件を契約まで持ち込めることもある。
見積もりのプランも数種類準備してきた。
それらを軽く確認しているうちに、店の入口から従業員の客を出迎える声が響いた。
「あれかな? 二人って言ってた、し……っ――」
入り口からは少し距離はあったけれど男の二人連れの姿に居住まいを正す。一人は若干ラフな服装で、もう一人はきっちりとスーツを着込んだ二人連れが、先ほど言付けを頼んだ従業員に話し掛けているところだった。
店のスタッフが橘川のいるテーブルを指し示すと同時に、二人がこちらを振り返る。
二人の内の一人と、橘川との視線が絡み合う。その瞬間橘川の周囲からは全ての音が消え去り、激しく脈を刻み出した自身の鼓動が煩いほどに聞こえて来た。
交差点沿いに建つ日の光が差し込む明るい店内が印象的なカフェ。
現在内海の勤めるホストクラブ【 knight 】のホストで、毎月売上げのナンバー3に入る北斗の紹介で訪れて以来、美味いコーヒーと軽食、店員の質の良さに惹かれた内海は、この店へと度々足を運ぶようになっていた。
数日前業者との打ち合わせ場所に悩んでいた康之に、この店を提案したのも内海だった。
最初は現在事務所として使用している康之のマンションの一室で良いのでは、と進言したのだけれど、自宅に併設している状況で通い詰められるようになるのは困ると言われ、それもそうかと納得した。
契約を交わした後ならいざ知らず、それ以前の段階で頻繁に訪ねて来られたのでは、昼間は寝ていることの多い康之にとっては迷惑だろう。内海も通常日中は事務所へ詰めているけれど、一日中事務所にいるわけではないだけに、来客があれば康之が対応しなければならなくなる。
それであれば店の方で会ってはどうかとも言ってみた内海だったが、店の連中にはまだ秘密にしておきたいとの康之の意向を汲んで、結局この店を待ち合わせ場所にと決めたのだった。
(こんな事なら、業者と担当者の名前…ちゃんと確認しときゃ良かった――)
康之と名刺の交換を交わす男の姿を目の端で追いながら、内海はそっと溜息を吐いた。
逃げ続けてばかりいても始まらない。
自分の気持ちにケリを付けなければ。
そんな風に穏やかな気持ちを持って決意したのは、昨日の夜の話だ。
セックスフレンドのような状態でズルズルと関係を続けて来ていた年下の男、その彼が、好きな相手に真正面から向き合いたいと言ってきたのは昨夜のことだ。傷を舐め合う関係に終わりを告げ、互いにこの先の未来が明るいものになるようにと笑って別れた。
いずれは自分もきっちりと、未練がましくしがみ付いている過去と決別しなければと、そうは思ったけれど……まさかその時が、こんなに直ぐに訪れるなんて予想してはいなかった。
(歳は取ったけど、やっぱ、格好良い……)
スーツ姿もすっかり板について、もともと男らしかった精悍な顔付きに、営業として培ってきたのだろう柔らかな微笑みを浮かべると、少しだけ目尻に皺が寄る。
乱れた食生活を送って太っているんじゃないかと思っていたスタイルも、あの頃のまま。スーツの上から見る分には変わりないように思う。どちらかといえば、少し痩せたのではないかと思えるくらいで、歳相応の落ち着きも感じられる仕草に知らず見惚れてしまう。
「内海さん? 出来たよ?」
「あ……ごめん、観月くん。ありがとう」
「大丈夫ですか? 何か顔色あんまり良くないけど、疲れてる?」
「そんなこと無いよ、大丈夫」
礼を言いながらトレイを受け取り、小さく深呼吸をしながら席へと向かう。
観月を北斗の暮らす下宿先のオーナーだと紹介されたのは、今から半年ほど前の事だったろうか。こんなに若いのにと驚いていた内海は、実はこの店も観月が取り仕切っているのだと教えられて更に驚愕させられた。
明るく気さくな彼は気遣いにも長けていて、内海も店を訪れる度に交わす彼との会話を楽しみにするようになっていた。
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