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第28記
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――――――賑やかな夕食が終わった頃、後片付けもそこそこに女子供の姿が無くなっていく。
片付ける鍋などを持って避難用の壕に集まっていくらしい。
夕日の赤は強くなっていっている・・・光景が静かに移り変わっていく・・時間が近づいてきている。
その様子を、浅く座ったまま壁に背中を寄りかからせていたケイジは見ていた。
この広場に女子供がいなくなっていくだけで、楽し気な、賑やかな雰囲気が減っていく。
残るのはほとんど男だけだ、それは当たり前なんだろうが。
なんか不思議だ、なにかが変わったのが、不思議だ。
・・なにかの念と言うのか、ただの景色にそう言ったものが跡で残っている感じがしたから。
そうして、ここにいる6人とも誰も言葉を発さずにその光景を眺めている。
ただの夕食後の休憩だ。
そう、ミリア曰く、すぐ動くとお腹が痛くなるから、だそうだ。
だから、紫に染まりかけてきた夕空を見上げて、足を延ばすケイジは仲間の彼らと共にゆっくり過ごしていた。
他の女性や子供たち、メレキから見れば叔母さんたち、お姉さんたち、やんちゃ盛りの子供たちと一緒に、手を繋ぎ転ばないように、避難用の隠し洞穴の奥へと入っていった。
子供が聞かされるのは、元々、軍用か何かの施設だったらしいこの村に昔からある一番安全な場所だということだ。
村の南に位置する、普段は閉じられて入れない崖の壁面にあるカモフラージュされた扉から入れる。
入り口付近こそ歩いていても土や岩でできただけの洞窟になっているが、暗がりの奥に進めばいつの間にか固い材質のものでできた人工の廊下となっていて、機械装置の置かれた小部屋には何かが取り払われた残骸、ケーブルや機械の破片、部品が無造作に散らばる跡がある複数の部屋へと続く。
少し大きな声を出してもあまり反響しない、不思議な空間。
シェルターとして利用するために整理されたそこは、壁だってとても頑丈だって言われてて、扉を閉めれば誰も入れない・・。
・・・避難用だから普段は閉鎖されていて、この不思議な感じのする洞穴自体、人が出入りする事は無いし、動力も通っていないし、偉い人が管理している倉庫以外は非常時にしか使われていない。
何度か足を踏み入れた事があるメレキだってそれは数えるくらいで、小さい頃の記憶は覚えていないが、大人たちが怯えていて子供心に怖くなった気がする。
今は暗闇のその複数の部屋の1つに持ち込まれた食料、水などが置いてあるだけで、避難している女性や子供たち、老人たちは広い通路で少ない数のランタンの明かりを頼りに待ち続けるだけだ。
その中で、メレキは壁に背をつけて、膝を抱えて蹲《うずくま》っている。
不意に、寄り掛かるように重なってきた、左肩の熱を感じた。
顔を上げるメレキは・・・。
こっちを見ていた眼を見つけて・・僅かに目を細めて見せて。
「俺がここにいるみんなを守ってやんだ、」
「静かにしろぉ、騒いじゃぁいかん」
「ねぇ、母ちゃん、だいじょうぶなの・・?」
「強い人たちばかりだから。アシャカさんなんて筋肉モリモリでしょ?」
「ぃひひっ・・♪」
暗がりの声、みんなが我慢して、みんなが耐えている。
「も、もう・・・ど、どうにかできないものかねぇ・・?ねぇ?メレキ?」
そう、傍の、とても怯えた・・ベシュカおばさんが声を掛けてくる。
「止しなよ、ベシュカ」
「・・・・」
ベシュカおばさんはまだ怯えた表情のまま向こうへ、私へその目を向けて来ていた・・。
「気にするんじゃないよメレキ、あんたのお父さんたちがなんとかしてくれるから、」
「そうだよ、あたしたちは明日のご飯の事を考えておけばいいのさ」
「またたくさんご飯作らないとねぇ」
みんなが、明るい声で言ってくれて。
「それにさ、あの助けに来てくれた人たち?『コァン・テャルノ』だって言うじゃないか、」
あのときドーアンが言ってた、みんな笑って真に受けてなかったのに。
「あっはっは、なら大丈夫だ、」
今は笑うみんなだから・・・。
「うん。」
メレキは、おばさんに笑って頷いて。
仄かな灯りしか暗闇を灯すものが無い。
敵に見つからないように、息を潜めなければいけない。
暗闇に閉じ込められた狭い場所で、我慢しなければいけない事は多いけれど。
ただ、この中にドーアンがいない事も落ち着かない気持ちに、メレキは今頃の彼がどうしているかと想わされる。
昔から、同い年であるドーアンはいつも、村に何かあった時ここで事が治まるのを一緒に待っていたのだから。
あの頼りないドーアンがここにいないで外で戦うなんて、想像してみても、それは変な感じで。
・・心配であるし、そして、少しの心細さを感じる。
そう、かもしれない。
勿論、周りのお姉さんたちは構ってくれるし、おじいさんたちも面倒を見てくれるし、私より小さい子たちもたくさんいるから、この張り詰めたような、それでいて外の人達の無事を祈るような気持ちで溢れるこの雰囲気は何度も知っている。
それは、昔から変わらない、耐えること。
・・・少し寂しいのも本当で。
パパとドーアン、2人くらいに私とすごく近しい人は多分、この中にはいないんだと思えると・・・。
仄かな灯りが揺れる、人が多くて、少し息詰まる空間を照らしてる中で、メレキは抱えた膝の上に、ゆっくりと彼女のおでこを乗せた。
それは、彼女自身も気付く事なく。
メレキは、深い闇の中に意識を落とし込んでいった・・・――――誰かが、手を、温かい手で重ねて、包む・・・隣で、誰かが・・・一緒に目を閉じた。
それは、私の、よく知っている温もり・・・―――――
「――――はっ、そう来るとは思ってたよ」
男の、お兄さんの声、・・・ケイジさんの声が聞こえていた。
「あのね、そうならない方が本当はいいのよ?その辺はわかってるよね?」
それに、ミリアさんの声が重なる。
「安心しとけっつの、そうなったとしても、だ」
ケイジさんはいつも、自信満々に話すなぁ・・って。
「俺が切り札、ってんだろ・・!」
「・・・はぁ」
それに呆れた様に、息を吐くミリアさん。
なんだか、ほっとした気持ちにさせてくれた。
「なんだよ。」
「いや、任せるって言ったし、」
「じゃあ不満そうにすんな、――――」
――――・・・パパにドーアン、どこにいるかなって、思ったら・・・まるでコァンになったみたい・・ふわふわ・・・、色んなところへすぐにでも飛んでいけるから・・・すぐに見つかってた。
パパはチャレさんのお家のステップに腰掛けて、目を閉じている。
いつもの瞑想みたいに、祈ってるみたい。
ドーアンはその近くでうろうろ、落ち着き無く歩き回っている。
同じ場所をふらふらして。
やっぱり、頼りないね、ドーアンは。
だけど、今はそんなドーアンを笑えない。
頑張ってと、そう告げたかった。
『ドーアンも頑張って』と。
・・・ドーアンが、足を止めて、・・辺りを見回してた。
誰かに呼ばれたのかも、って思った感じで。
でも誰も近寄る人も、それらしい人もいない。
ドーアンの、上を見るような、ちょっと視線が合った気がしたけど、・・気にも留めずに辺りを見回すドーアンは、歩き出して、そこの箱に腰掛けた。
何も無かったように、無視するつもりらしい。
でも、それも当然だと思う私。
なぜなら―――何でだろう・・・。
何でだっけ・・・――――?
そんな、簡単な事の答えがなんだか、頭に浮かばないまま、・・その時が刻々と近づいてくるのを、村をゆっくり飛んで・・・――――。
日がとうに落ちて、残った砂の余熱のお陰で緩やかに気温は下がっている。
広場では数十人が詰めているというのに、時折、誰かがぽつりと話すような事があるくらいで、静かである。
人が多いから気配は多いのだが、言葉を発するものがいない。
ぼそぼそと、時折、誰かの話し声が聞こえてきても大した話じゃなく、それもすぐに消える。
長く、長く、時を溜めるように。
村人たちも混じって、緊張を、恐怖を誤魔化すように屯う者たち。
Cross Handerは、『その時』に向けて照準を合わせている者たちが多い。
ミリア達4人は、どちらかと言えば、Cross Handerに近いのかもしれない。
ミリアもケイジも、ガイも無言で携帯をいじっているし、リースは目を閉じてリラックスしている。
もしかしたらだが、リースだけは、寝てるのかもしれない。
――――ようやく夜の肌寒さを感じ始めた頃、この村の時が動き始める。
片付ける鍋などを持って避難用の壕に集まっていくらしい。
夕日の赤は強くなっていっている・・・光景が静かに移り変わっていく・・時間が近づいてきている。
その様子を、浅く座ったまま壁に背中を寄りかからせていたケイジは見ていた。
この広場に女子供がいなくなっていくだけで、楽し気な、賑やかな雰囲気が減っていく。
残るのはほとんど男だけだ、それは当たり前なんだろうが。
なんか不思議だ、なにかが変わったのが、不思議だ。
・・なにかの念と言うのか、ただの景色にそう言ったものが跡で残っている感じがしたから。
そうして、ここにいる6人とも誰も言葉を発さずにその光景を眺めている。
ただの夕食後の休憩だ。
そう、ミリア曰く、すぐ動くとお腹が痛くなるから、だそうだ。
だから、紫に染まりかけてきた夕空を見上げて、足を延ばすケイジは仲間の彼らと共にゆっくり過ごしていた。
他の女性や子供たち、メレキから見れば叔母さんたち、お姉さんたち、やんちゃ盛りの子供たちと一緒に、手を繋ぎ転ばないように、避難用の隠し洞穴の奥へと入っていった。
子供が聞かされるのは、元々、軍用か何かの施設だったらしいこの村に昔からある一番安全な場所だということだ。
村の南に位置する、普段は閉じられて入れない崖の壁面にあるカモフラージュされた扉から入れる。
入り口付近こそ歩いていても土や岩でできただけの洞窟になっているが、暗がりの奥に進めばいつの間にか固い材質のものでできた人工の廊下となっていて、機械装置の置かれた小部屋には何かが取り払われた残骸、ケーブルや機械の破片、部品が無造作に散らばる跡がある複数の部屋へと続く。
少し大きな声を出してもあまり反響しない、不思議な空間。
シェルターとして利用するために整理されたそこは、壁だってとても頑丈だって言われてて、扉を閉めれば誰も入れない・・。
・・・避難用だから普段は閉鎖されていて、この不思議な感じのする洞穴自体、人が出入りする事は無いし、動力も通っていないし、偉い人が管理している倉庫以外は非常時にしか使われていない。
何度か足を踏み入れた事があるメレキだってそれは数えるくらいで、小さい頃の記憶は覚えていないが、大人たちが怯えていて子供心に怖くなった気がする。
今は暗闇のその複数の部屋の1つに持ち込まれた食料、水などが置いてあるだけで、避難している女性や子供たち、老人たちは広い通路で少ない数のランタンの明かりを頼りに待ち続けるだけだ。
その中で、メレキは壁に背をつけて、膝を抱えて蹲《うずくま》っている。
不意に、寄り掛かるように重なってきた、左肩の熱を感じた。
顔を上げるメレキは・・・。
こっちを見ていた眼を見つけて・・僅かに目を細めて見せて。
「俺がここにいるみんなを守ってやんだ、」
「静かにしろぉ、騒いじゃぁいかん」
「ねぇ、母ちゃん、だいじょうぶなの・・?」
「強い人たちばかりだから。アシャカさんなんて筋肉モリモリでしょ?」
「ぃひひっ・・♪」
暗がりの声、みんなが我慢して、みんなが耐えている。
「も、もう・・・ど、どうにかできないものかねぇ・・?ねぇ?メレキ?」
そう、傍の、とても怯えた・・ベシュカおばさんが声を掛けてくる。
「止しなよ、ベシュカ」
「・・・・」
ベシュカおばさんはまだ怯えた表情のまま向こうへ、私へその目を向けて来ていた・・。
「気にするんじゃないよメレキ、あんたのお父さんたちがなんとかしてくれるから、」
「そうだよ、あたしたちは明日のご飯の事を考えておけばいいのさ」
「またたくさんご飯作らないとねぇ」
みんなが、明るい声で言ってくれて。
「それにさ、あの助けに来てくれた人たち?『コァン・テャルノ』だって言うじゃないか、」
あのときドーアンが言ってた、みんな笑って真に受けてなかったのに。
「あっはっは、なら大丈夫だ、」
今は笑うみんなだから・・・。
「うん。」
メレキは、おばさんに笑って頷いて。
仄かな灯りしか暗闇を灯すものが無い。
敵に見つからないように、息を潜めなければいけない。
暗闇に閉じ込められた狭い場所で、我慢しなければいけない事は多いけれど。
ただ、この中にドーアンがいない事も落ち着かない気持ちに、メレキは今頃の彼がどうしているかと想わされる。
昔から、同い年であるドーアンはいつも、村に何かあった時ここで事が治まるのを一緒に待っていたのだから。
あの頼りないドーアンがここにいないで外で戦うなんて、想像してみても、それは変な感じで。
・・心配であるし、そして、少しの心細さを感じる。
そう、かもしれない。
勿論、周りのお姉さんたちは構ってくれるし、おじいさんたちも面倒を見てくれるし、私より小さい子たちもたくさんいるから、この張り詰めたような、それでいて外の人達の無事を祈るような気持ちで溢れるこの雰囲気は何度も知っている。
それは、昔から変わらない、耐えること。
・・・少し寂しいのも本当で。
パパとドーアン、2人くらいに私とすごく近しい人は多分、この中にはいないんだと思えると・・・。
仄かな灯りが揺れる、人が多くて、少し息詰まる空間を照らしてる中で、メレキは抱えた膝の上に、ゆっくりと彼女のおでこを乗せた。
それは、彼女自身も気付く事なく。
メレキは、深い闇の中に意識を落とし込んでいった・・・――――誰かが、手を、温かい手で重ねて、包む・・・隣で、誰かが・・・一緒に目を閉じた。
それは、私の、よく知っている温もり・・・―――――
「――――はっ、そう来るとは思ってたよ」
男の、お兄さんの声、・・・ケイジさんの声が聞こえていた。
「あのね、そうならない方が本当はいいのよ?その辺はわかってるよね?」
それに、ミリアさんの声が重なる。
「安心しとけっつの、そうなったとしても、だ」
ケイジさんはいつも、自信満々に話すなぁ・・って。
「俺が切り札、ってんだろ・・!」
「・・・はぁ」
それに呆れた様に、息を吐くミリアさん。
なんだか、ほっとした気持ちにさせてくれた。
「なんだよ。」
「いや、任せるって言ったし、」
「じゃあ不満そうにすんな、――――」
――――・・・パパにドーアン、どこにいるかなって、思ったら・・・まるでコァンになったみたい・・ふわふわ・・・、色んなところへすぐにでも飛んでいけるから・・・すぐに見つかってた。
パパはチャレさんのお家のステップに腰掛けて、目を閉じている。
いつもの瞑想みたいに、祈ってるみたい。
ドーアンはその近くでうろうろ、落ち着き無く歩き回っている。
同じ場所をふらふらして。
やっぱり、頼りないね、ドーアンは。
だけど、今はそんなドーアンを笑えない。
頑張ってと、そう告げたかった。
『ドーアンも頑張って』と。
・・・ドーアンが、足を止めて、・・辺りを見回してた。
誰かに呼ばれたのかも、って思った感じで。
でも誰も近寄る人も、それらしい人もいない。
ドーアンの、上を見るような、ちょっと視線が合った気がしたけど、・・気にも留めずに辺りを見回すドーアンは、歩き出して、そこの箱に腰掛けた。
何も無かったように、無視するつもりらしい。
でも、それも当然だと思う私。
なぜなら―――何でだろう・・・。
何でだっけ・・・――――?
そんな、簡単な事の答えがなんだか、頭に浮かばないまま、・・その時が刻々と近づいてくるのを、村をゆっくり飛んで・・・――――。
日がとうに落ちて、残った砂の余熱のお陰で緩やかに気温は下がっている。
広場では数十人が詰めているというのに、時折、誰かがぽつりと話すような事があるくらいで、静かである。
人が多いから気配は多いのだが、言葉を発するものがいない。
ぼそぼそと、時折、誰かの話し声が聞こえてきても大した話じゃなく、それもすぐに消える。
長く、長く、時を溜めるように。
村人たちも混じって、緊張を、恐怖を誤魔化すように屯う者たち。
Cross Handerは、『その時』に向けて照準を合わせている者たちが多い。
ミリア達4人は、どちらかと言えば、Cross Handerに近いのかもしれない。
ミリアもケイジも、ガイも無言で携帯をいじっているし、リースは目を閉じてリラックスしている。
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