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最終話
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デュイエは気付いていない。
勉学にしろ剣にしろ、教わる相手はディレイガルド。ダリアもノアリアストも、エリアストという超越した存在を父に持つ。その背中を追いかける二人が、常人であるはずがなく。
そんな二人を追いかけているが故、デュイエはまだまだ足りないと努力を重ね続けているのだ。劣等感を覚えている暇などない。少しでも、僅かにでもいい、ダリアの隣に立つに相応しくなるために必死だった。
だから、気付かなかった。
疾うに周囲のレベルを超えていることに。
穏やかな口調で、いつもと変わらぬ様子で人に剣を突きつける様の恐ろしさに。
ダリアを守るためなら、いくらでも冷酷になれる愛に。
「ディー様」
デュイエが剣を振り上げたまま止まる。その体勢のままダリアを向くと、
「はい、ディア様」
幸せそうな笑みを零した。
「ディー様のお手を汚す必要はありません」
そっとその手に触れ、剣を下ろさせる。
「あんなものはお忘れください、ディー様」
記憶から、存在自体を抹消して欲しい。それこそが、ムセイラへの最も重い罰となるだろう。
そう思ってここは引いてやろうとしたというのに。
ダリアのために、慣れない人前でもより慣れない愛を示してくれ、人に剣を突きつけてくれた。それだけで、ダリアの心は満たされたというのに。
愚か者は、どこまでも愚か者だったらしい。
「デュイエ様はこんな人じゃなかった」
ムセイラがポツリと呟いたかと思うと、キッとデュイエを睨みつける。
「デュイエ様はいっつも優しくて穏やかで!どんなにバカにされてもどんな理不尽な目に遭っても困ったように笑う優しい人だった!」
「止めなさいっ、ムセイラ!」
これ以上罪を重ねさせないよう、夫人がその頬を張る。初めて叩かれた痛みに、それさえも人のせいだと言わんばかりにさらに怒りをぶつけた。
「ねえ、どうして?!そんな人じゃなかったのに!」
「ムセイラ!止めなさい!」
叩かれた頬を押さえ、ボロボロと涙を零しながらも慟哭するようにムセイラは叫び続ける。夫人の張り上げる声も届かない。
「人に剣を向ける様な人なんかじゃなかった!いつもと同じ顔をして、どうしてこんな酷いことが出来るようになったの?!」
「ムセイラ!」
止まらないムセイラを、夫人は必死にその口を塞ごうとするが、その手から逃れようと抵抗している。
「酷い!酷いわ!」
「ムセイラ!!」
「こんなの私のデュイエ様じゃない!!」
ダリアがダメならデュイエを、と思っての行動か。単に愛する人の中身がこれ程までに変わってしまっていることの現実を受け入れられない故のものか。いずれにせよ、この会場から引きずり出そうとしている夫人ともみ合いながら暴言を繰り返すムセイラに、周囲は憐れみの目を向けた。
本当にディレイガルドをわかっていない。
ああ、トレイイトラ伯爵家と会うことは、これで最後だ。
すべての人がそう悟った。
「黙れ」
ダリアの声が上がる。震えているのは怒り故か。
「私のデュイエ様?」
何度も名を呼ぶなと言っているのに。
あまつさえ、誰のだって?
凄まじい圧を放ち、地を這うようなダリアの声音に、ようやくムセイラは口を止めた。それだけではない。腰まで抜かしているが、それはあまりにも遅すぎた。
すぐにでもムセイラをブチ壊してしまいそうな衝動を抑えるように、ダリアは自身の目を手で覆い、落ち着こうと深い呼吸を繰り返す。
フー、長く息を吐き出すと、凍てつく双眸がムセイラを捉えた。
「祈りの時間だ」
ダリアはへたり込むムセイラに近付くと、その口を覆うように片手で掴む。ムセイラの口から、くぐもった声が漏れた。
「さあ祈れ。少しはマシな地獄に逝けますように、と」
その華奢な体のどこにそんな力があるのか。ぐぐ、とムセイラの体が持ち上がっていく。いくら小柄とはいえ、成人女性、しかも着飾っている大人一人を片手で持ち上げる膂力に、周囲は声もなく後退る。
「もっとも」
クッ、と喉の奥で嗤う。
「地獄に逝けるモノが残っているといいな」
現世で魂がなくなるほどの責め苦を味わわせよう。
地獄の方が優しいか?
「甘やかされすぎて危機察知能力がなくなったのか」
床に仰向けで倒れるムセイラを、冷たい双眸が見下ろす。
様々な液体で汚れたムセイラの顔は恐怖に引きつり、ヒィヒィと呻き、助けと赦しを乞うている。
「ああ、貴様の声を聞くとイライラするな」
ダリアはムセイラの喉に指を這わせた。
「声を出すな。二度と」
そのまま指がムセイラの喉にめり込むと、ぐちゃりと生々しい音が耳朶を打つ。手足を滅茶苦茶に動かして逃れたいが、それも出来ない。既に手足の腱は切られて動かせない。切られた、というよりも、ねじ切られた、が正しいのだが。
ビクビクと胴体を跳ねさせることしか出来ないムセイラに、ダリアは何の感情も見せることはない。
ディレイガルドを怒らせてはいけない。
その怒りを目の当たりにしたことのない者たちは、あまりの容赦のなさに声を失った。倒れる者、吐き気をもよおす者、見たくなくとも目が逸らせなくなってしまった者、様々な反応を見せたが、誰もの共通として、やはりディレイガルドに触れてはいけない、ということだった。
指で声帯を切ったダリアがゆっくり立ち上がると、護衛がすかさずダリアの手袋を脱がせ、その手を水で清めると、新しい手袋を着けた。そのまま護衛が下がると同時に、ムセイラも連れて行かれた。どこへ連れて行かれ、今後どうなるのか、誰も知らない。
「トレイイトラ伯爵並びに伯爵夫人」
ダリアの呼びかけに、ムセイラを必死に止める夫人の叫び声で何とか目を覚ましていた伯爵は、立ち上がることが出来ないまま、殴られた脇腹を押さえて酷い顔色をして額ずくと、夫人もそれに倣った。
「おまえたちに、子はない」
ダリアの言葉に、夫妻は額ずいたまま大きく目を見開く。
「トレイイトラの名を継げる者もいない。そうだな」
顔を上げなくとも、酷く冷たい視線を感じている二人は、恐ろしくて顔を上げられない。いや、視線などなくとも、ダリアから放たれる圧が尋常ではないため、上げることが出来ない。
ダリアの言葉に、逆らうことなど出来ようはずもない。
「は、はい、おっしゃる、通りに、ございます」
自分たちの代で、トレイイトラは終わる。後継者なしという理由にしてもらえたことは、かなりの恩情なのだろう。取り潰しとなっても文句は言えなかったのだ。そうならなかったのは、間違いなくデュイエのおかげである。幼馴染みという立場故、トレイイトラのなくなり方を考慮してくれたのだ。そうではなかったら、今この場で首を刎ねられていてもおかしくはなかった。
「た、多大なる、ご温情、感謝申し上げます」
そんな空気を、場違いな声が遮った。
「か、カッコイイ」
その声に振り向くと、デュイエが熱に浮かされたように潤んだ瞳でダリアを見つめていた。
「勇ましいディア様、本当に、本当に素敵ですっ」
残像が見えるほどの速さでダリアの側に来たデュイエは、ガッシリとダリアの手を握ったかと思えば、
「いつもの凜とした姿ももちろん素敵ですしっ、ああっ、本当に、何故私のディア様は、こんなにも私の心を鷲掴みにするのでしょうかっ」
そう言って膝をついて床をバシバシと叩くデュイエの姿に、ダリアは呆然とした。
時々あるのだ。デュイエのこのちょっと暴走気味になる場面が。
いつもとは違う様子に一瞬頭が追いつかなくなるが、少しして、ジワジワと込み上げる愛しさに、ダリアの顔が緩む。またさらに少しして、デュイエの言葉に気付く。
私のディア様。
カッと全身が熱くなる。
「本当に、愛しい方」
床をバシバシするデュイエに、ダリアは躊躇うことなく抱きついた。
先程までの、僅かにでも動いたら肌が切れてしまいそうな空気は、霧散していた。
周囲は思う。
本当に“ディレイガルド”に選ばれる人って大物だよなあ、と。
そんな周囲を余所に、ダリアはデュイエに囁く。
喜びも悲しみも、今回のような怒りであっても。
「ディー様。わたくし以外に心を支配されないで」
*おしまい*
らがまふぃん三周年記念にお付き合いくださり、ありがとうございます。
ノアとディアの両親のお話をお読みくださった方々には、少し物足りないかもしれません。
双子パパのエル様は、持ちうるすべてがアリスに向かっていたので、双子は伴侶だけでなくアリスにも心を寄せているものですから、残念ながらエル様ほどの熱を感じられないのです。
三周年記念といたしまして、
第一弾 R7.10/29 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 番外編
第二弾 R7.10/30 美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛 番外編
第二弾 R7.10/31 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 番外編
第四弾 R7.11/1 新作 麗しき双子の、秘めることのない愛 ―ダリア編―
第五弾 R7.11/2 新作 麗しき双子の、秘めることのない愛 ―ノアリアスト編―
第六弾 R7.11/3 婚約破棄?思い通りにはさせなくてよ 番外編
第七弾 R7.11/4 願いの代償 番外編
以上のスケジュールでお届けです。
お時間の都合のつく方は、是非のぞいていただけると嬉しいです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
勉学にしろ剣にしろ、教わる相手はディレイガルド。ダリアもノアリアストも、エリアストという超越した存在を父に持つ。その背中を追いかける二人が、常人であるはずがなく。
そんな二人を追いかけているが故、デュイエはまだまだ足りないと努力を重ね続けているのだ。劣等感を覚えている暇などない。少しでも、僅かにでもいい、ダリアの隣に立つに相応しくなるために必死だった。
だから、気付かなかった。
疾うに周囲のレベルを超えていることに。
穏やかな口調で、いつもと変わらぬ様子で人に剣を突きつける様の恐ろしさに。
ダリアを守るためなら、いくらでも冷酷になれる愛に。
「ディー様」
デュイエが剣を振り上げたまま止まる。その体勢のままダリアを向くと、
「はい、ディア様」
幸せそうな笑みを零した。
「ディー様のお手を汚す必要はありません」
そっとその手に触れ、剣を下ろさせる。
「あんなものはお忘れください、ディー様」
記憶から、存在自体を抹消して欲しい。それこそが、ムセイラへの最も重い罰となるだろう。
そう思ってここは引いてやろうとしたというのに。
ダリアのために、慣れない人前でもより慣れない愛を示してくれ、人に剣を突きつけてくれた。それだけで、ダリアの心は満たされたというのに。
愚か者は、どこまでも愚か者だったらしい。
「デュイエ様はこんな人じゃなかった」
ムセイラがポツリと呟いたかと思うと、キッとデュイエを睨みつける。
「デュイエ様はいっつも優しくて穏やかで!どんなにバカにされてもどんな理不尽な目に遭っても困ったように笑う優しい人だった!」
「止めなさいっ、ムセイラ!」
これ以上罪を重ねさせないよう、夫人がその頬を張る。初めて叩かれた痛みに、それさえも人のせいだと言わんばかりにさらに怒りをぶつけた。
「ねえ、どうして?!そんな人じゃなかったのに!」
「ムセイラ!止めなさい!」
叩かれた頬を押さえ、ボロボロと涙を零しながらも慟哭するようにムセイラは叫び続ける。夫人の張り上げる声も届かない。
「人に剣を向ける様な人なんかじゃなかった!いつもと同じ顔をして、どうしてこんな酷いことが出来るようになったの?!」
「ムセイラ!」
止まらないムセイラを、夫人は必死にその口を塞ごうとするが、その手から逃れようと抵抗している。
「酷い!酷いわ!」
「ムセイラ!!」
「こんなの私のデュイエ様じゃない!!」
ダリアがダメならデュイエを、と思っての行動か。単に愛する人の中身がこれ程までに変わってしまっていることの現実を受け入れられない故のものか。いずれにせよ、この会場から引きずり出そうとしている夫人ともみ合いながら暴言を繰り返すムセイラに、周囲は憐れみの目を向けた。
本当にディレイガルドをわかっていない。
ああ、トレイイトラ伯爵家と会うことは、これで最後だ。
すべての人がそう悟った。
「黙れ」
ダリアの声が上がる。震えているのは怒り故か。
「私のデュイエ様?」
何度も名を呼ぶなと言っているのに。
あまつさえ、誰のだって?
凄まじい圧を放ち、地を這うようなダリアの声音に、ようやくムセイラは口を止めた。それだけではない。腰まで抜かしているが、それはあまりにも遅すぎた。
すぐにでもムセイラをブチ壊してしまいそうな衝動を抑えるように、ダリアは自身の目を手で覆い、落ち着こうと深い呼吸を繰り返す。
フー、長く息を吐き出すと、凍てつく双眸がムセイラを捉えた。
「祈りの時間だ」
ダリアはへたり込むムセイラに近付くと、その口を覆うように片手で掴む。ムセイラの口から、くぐもった声が漏れた。
「さあ祈れ。少しはマシな地獄に逝けますように、と」
その華奢な体のどこにそんな力があるのか。ぐぐ、とムセイラの体が持ち上がっていく。いくら小柄とはいえ、成人女性、しかも着飾っている大人一人を片手で持ち上げる膂力に、周囲は声もなく後退る。
「もっとも」
クッ、と喉の奥で嗤う。
「地獄に逝けるモノが残っているといいな」
現世で魂がなくなるほどの責め苦を味わわせよう。
地獄の方が優しいか?
「甘やかされすぎて危機察知能力がなくなったのか」
床に仰向けで倒れるムセイラを、冷たい双眸が見下ろす。
様々な液体で汚れたムセイラの顔は恐怖に引きつり、ヒィヒィと呻き、助けと赦しを乞うている。
「ああ、貴様の声を聞くとイライラするな」
ダリアはムセイラの喉に指を這わせた。
「声を出すな。二度と」
そのまま指がムセイラの喉にめり込むと、ぐちゃりと生々しい音が耳朶を打つ。手足を滅茶苦茶に動かして逃れたいが、それも出来ない。既に手足の腱は切られて動かせない。切られた、というよりも、ねじ切られた、が正しいのだが。
ビクビクと胴体を跳ねさせることしか出来ないムセイラに、ダリアは何の感情も見せることはない。
ディレイガルドを怒らせてはいけない。
その怒りを目の当たりにしたことのない者たちは、あまりの容赦のなさに声を失った。倒れる者、吐き気をもよおす者、見たくなくとも目が逸らせなくなってしまった者、様々な反応を見せたが、誰もの共通として、やはりディレイガルドに触れてはいけない、ということだった。
指で声帯を切ったダリアがゆっくり立ち上がると、護衛がすかさずダリアの手袋を脱がせ、その手を水で清めると、新しい手袋を着けた。そのまま護衛が下がると同時に、ムセイラも連れて行かれた。どこへ連れて行かれ、今後どうなるのか、誰も知らない。
「トレイイトラ伯爵並びに伯爵夫人」
ダリアの呼びかけに、ムセイラを必死に止める夫人の叫び声で何とか目を覚ましていた伯爵は、立ち上がることが出来ないまま、殴られた脇腹を押さえて酷い顔色をして額ずくと、夫人もそれに倣った。
「おまえたちに、子はない」
ダリアの言葉に、夫妻は額ずいたまま大きく目を見開く。
「トレイイトラの名を継げる者もいない。そうだな」
顔を上げなくとも、酷く冷たい視線を感じている二人は、恐ろしくて顔を上げられない。いや、視線などなくとも、ダリアから放たれる圧が尋常ではないため、上げることが出来ない。
ダリアの言葉に、逆らうことなど出来ようはずもない。
「は、はい、おっしゃる、通りに、ございます」
自分たちの代で、トレイイトラは終わる。後継者なしという理由にしてもらえたことは、かなりの恩情なのだろう。取り潰しとなっても文句は言えなかったのだ。そうならなかったのは、間違いなくデュイエのおかげである。幼馴染みという立場故、トレイイトラのなくなり方を考慮してくれたのだ。そうではなかったら、今この場で首を刎ねられていてもおかしくはなかった。
「た、多大なる、ご温情、感謝申し上げます」
そんな空気を、場違いな声が遮った。
「か、カッコイイ」
その声に振り向くと、デュイエが熱に浮かされたように潤んだ瞳でダリアを見つめていた。
「勇ましいディア様、本当に、本当に素敵ですっ」
残像が見えるほどの速さでダリアの側に来たデュイエは、ガッシリとダリアの手を握ったかと思えば、
「いつもの凜とした姿ももちろん素敵ですしっ、ああっ、本当に、何故私のディア様は、こんなにも私の心を鷲掴みにするのでしょうかっ」
そう言って膝をついて床をバシバシと叩くデュイエの姿に、ダリアは呆然とした。
時々あるのだ。デュイエのこのちょっと暴走気味になる場面が。
いつもとは違う様子に一瞬頭が追いつかなくなるが、少しして、ジワジワと込み上げる愛しさに、ダリアの顔が緩む。またさらに少しして、デュイエの言葉に気付く。
私のディア様。
カッと全身が熱くなる。
「本当に、愛しい方」
床をバシバシするデュイエに、ダリアは躊躇うことなく抱きついた。
先程までの、僅かにでも動いたら肌が切れてしまいそうな空気は、霧散していた。
周囲は思う。
本当に“ディレイガルド”に選ばれる人って大物だよなあ、と。
そんな周囲を余所に、ダリアはデュイエに囁く。
喜びも悲しみも、今回のような怒りであっても。
「ディー様。わたくし以外に心を支配されないで」
*おしまい*
らがまふぃん三周年記念にお付き合いくださり、ありがとうございます。
ノアとディアの両親のお話をお読みくださった方々には、少し物足りないかもしれません。
双子パパのエル様は、持ちうるすべてがアリスに向かっていたので、双子は伴侶だけでなくアリスにも心を寄せているものですから、残念ながらエル様ほどの熱を感じられないのです。
三周年記念といたしまして、
第一弾 R7.10/29 美しく冷酷な公爵令息様の、狂おしい熱情に彩られた愛 番外編
第二弾 R7.10/30 美しい公爵様の、凄まじい独占欲と溺れるほどの愛 番外編
第二弾 R7.10/31 美しく残酷な公爵令息様の、一途で不器用な愛 番外編
第四弾 R7.11/1 新作 麗しき双子の、秘めることのない愛 ―ダリア編―
第五弾 R7.11/2 新作 麗しき双子の、秘めることのない愛 ―ノアリアスト編―
第六弾 R7.11/3 婚約破棄?思い通りにはさせなくてよ 番外編
第七弾 R7.11/4 願いの代償 番外編
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