17 / 51
第十七話 横穴と残敵
しおりを挟む
岩塩の球体となったムラサキを置いて部屋の出口に向かおうとする二人だったが
公一は疲れのせいか膝をつき、その場にへたり込んでしまった。
「なんだ、だらしない疲れたのか。しょうがない奴だ」
「さっきの力は自分の力だけではないのです。来てくれた力が強すぎたようで、足が萎えてしまいました」
「少し休むか?」
「いえ、誰かがこっちを隠れて窺っています」
槍を杖代わりに立ち上がり、身体に付いた塩を払いながら何気なく出口を観察した。
「今は弱みは見せられません。あと虫の親がいるはずです」
ノイは公一の数珠に目をやった。
「どうだ?」
「さっき奴と比べれば悪くは有りません。ですが腕は立ちそうです」
公一は暗がりの中にじっと潜み、こちらを観察している僅かな気配を感じた。
「今は捨て置こう。虫の親を探す」
「そうですね、もし隠れている奴が本気なら、すぐにでも仕掛けてくるはずです。それに一人だけのようです」
「一人か大胆な奴だ。油断はしないほうが良いな」
二人は慎重に足を進めた。広間はノイが呼びたした塩の結晶が体積していて遠目から見れば雪の上を歩いている様に見えるだろう。
「ノイ様、この塩のおかけで余分な奴は、ここから奥には行けなくなりましたよ」
「さっき言っていたが、塩はお前の国では清めに使うのか? もっと呼べばよかったかな」
公一は首を振った。
「出れなくなりますよ。あと怪しいところはどこかな」
その時、広間の出入り口の暗がりから石が投げ込まれた。石は二人の頭上を飛び越えて壁に当たった。
「当てる気ないみたいだな。隠れてるやつは何考えてるんだ」
ノイは石を投げた者を見つけ出そうと背伸びをした。
また一つ石が投げ込まれ壁に当たって跳ね返り塩の上に落ちた。
「お、ノイ様は入口を見張って下さい。石の当たった辺りに何か有りそうです」
公一は塩に埋まりかかった彫像を横目に見ながら、石の当たった壁に走り寄った。
「ああ、ここから入れますね。今は埋まってますが、何とかなりそうです」
公一はかがみこんで塩のと壁の隙間にてを突っ込んだ。かき混ぜる様に腕を回すと塩は壁の内側にさらさらと音を立て流れていった。
「穴が開きました。奥に続いていますね。なんか嫌な音が聞こえてきますよ」
穴の奥からは微かではあるが何かをひっかく乾いた音が響いて来る。
ノイは出入り口を警戒しながら聞いてきた。
「何かいたか?」
「カサカサ音がします。さっきの虫がうじゃうじゃ中にいるみたいです」
ノイは出入り口の見張りを止めて公一のそばにやってきた。
「この中だな。離れていろ」
ノイは公一の拡げた穴に手をつこんだ。とたんに爆発が起こり爆風が公一とノイの髪を後ろになびかせた。
「公一、ちょっと来い。中がどうなってるか覗いて見てくれ」
ノイは穴を指をさした。
穴は拡がったとはいえ公一の頭が通る程度の大きさしかない。
「ここに頭を突っ込むんですか」
「あれ? 嫌なのか。お前は私の盾になるって誓ったはずだと思ったがなあ。あれは私の聞き違……」
公一はノイの言葉を遮った。
「ハイ、ハイ。確かに申し上げました。決して嘘ではありません。やればいいんでしょ!」
公一は半分自棄になりながら穴に頭を突っ込んだ。肩の辺りまではすんなり入ったが、そこからがいけなかった。
「あ、これもしかしたらヤバいかもしれない。ひっかかった」
身体がはまり込んで前にも戻る事も出来なくなってしまった。
公一の焦りをよそにノイは呑気に公一の尻を足で突いた。
「お、引っ掛かったのか。まあいいや、そっから何が見える?」
ノイの起こした爆発のせいで部屋は煙で視界が悪く、公一の見える範囲では動くものは見当たらなっかった。
「見えるのはバラバラになってる奴らだけ……」
と全部を言い終わる前に公一の頭の上で軋む音が近づいて来た。
「うあ! ちょっ、いた。頭の上にいた。ノイ様引っ張って」
「おお、まだ生きていた奴がいたか。ちょっと辛抱しろよ」
ノイは公一のズボンのすそを持ってゆっくりと引っ張った。
公一の身体は穴から抜けず、ズボンだけが少しだけ脱がされた格好になってしまった。
「ノイ様、遊ばないで! こっちは頭の上に虫が乗っかりそうなんです」
「おお、尻が顔を出したぞ。可愛いじゃないか」
ノイは公一の騒ぎをよそに尻の観察を続けていた。
強い視線を感じた公一はたまらず叫んだ。
「人の尻を解剖するな」
「ほほう、こうするとこうなると。ふむ、これを解剖と言うと……」
「コラー変態なことばかり覚ようとするな。こっちは大変なんだよ」
「なるほど変態と……」
「だから変な言葉を覚える前に足を引っ張れって言ってるでしょう」
「公一、言葉と言うものはだな身近な奴があれだと下品になるというぞ」
「真面目くさって言わんでも良いです! 足を引っ張って」
虫は公一の頭に憑りつき、軋むような鳴き声を出しながら嘴を後頭部に突き刺そうとした。
「あ、もうダメかもしれない」
公一は穴の出ていた腕を強引に戻して、身体がはまっている穴の中で腕立て伏せをする格好をする。
公一は息を吸い込こみ短い気合を発した。
虫は公一の気合に当たったようで全身を硬直させて頭から転がり落ちていった。
塩の穴は公一の手のひらを中心にして細かなヒビが入り崩れ落ち始めた。
公一は崩れ落ちていく塩の塊と一緒になって床に落ちてしまった。
「いてて、何とか刺されずに済んだ。助かった」
公一は大きくなった穴から顔を覗かせているノイと目が合った。
「あー、ニヤニヤして、まったくワザとやってたんですか!」
「おい、私を怒っている暇はないぞ。周りを見てみろ」
公一と一緒に落ちた虫の他に生き残り何匹かいたようで、エサの気配を感じてかワサワサと公一をめがけて迫って来た。
「ノイ様、槍、槍を下さい」
公一は虫の動きを目で追いながら上から覗いているノイに向かって手を伸ばした。
「うん、これを渡さんとな。忘れていたぞ」
いつ飛びかかってくるか判らない虫の動きを追っていた公一の頭の上に何かが投げつけられた。
ズボンだった。
「そんな恰好じゃしょうがないよな。まず穿いたらどうだ」
「槍が先でしょうが」
何か色々と大切な物を無くしてしまった感はあったが構っては居られなかった。
口調にも哀願が混じっていた。
ノイは公一の慌てぶりを堪能したのか槍を投げてよこした。
公一は受け取った槍を振るい虫たちを突き刺し何とか撃退した。虫たちはノイの起こした爆発のせいで弱っていたせいと、何か違った感情が槍にこもっていたらしく虫たちを難なく退治した。
「なんとか全部、仕留めましたよ」
「ご苦労。面白かったぞ」
ノイは崩れて斜めになったザラザラの塩の上を歓声を上げて滑り下りてきた。
「わー! わっはは」
公一は帰す言葉もなく溜息をついた。
「さてと、こいつらを生んだ親も退治しておこうか」
ノイは公一を気にも留めず小部屋の奥に進み始めた。部屋といってもアーチ状天井をした通路に近く奥まで続いていた。
「連戦は辛い物が有りますねえ。あのムラサキ色したみたいな奴が出ると不味いですね」
「怖いのなら私の陰にでも隠れていてもいいぞ」
「いいえ、そんなことはしませんよ」
公一は先頭に立ち先に進んだ。
公一は疲れのせいか膝をつき、その場にへたり込んでしまった。
「なんだ、だらしない疲れたのか。しょうがない奴だ」
「さっきの力は自分の力だけではないのです。来てくれた力が強すぎたようで、足が萎えてしまいました」
「少し休むか?」
「いえ、誰かがこっちを隠れて窺っています」
槍を杖代わりに立ち上がり、身体に付いた塩を払いながら何気なく出口を観察した。
「今は弱みは見せられません。あと虫の親がいるはずです」
ノイは公一の数珠に目をやった。
「どうだ?」
「さっき奴と比べれば悪くは有りません。ですが腕は立ちそうです」
公一は暗がりの中にじっと潜み、こちらを観察している僅かな気配を感じた。
「今は捨て置こう。虫の親を探す」
「そうですね、もし隠れている奴が本気なら、すぐにでも仕掛けてくるはずです。それに一人だけのようです」
「一人か大胆な奴だ。油断はしないほうが良いな」
二人は慎重に足を進めた。広間はノイが呼びたした塩の結晶が体積していて遠目から見れば雪の上を歩いている様に見えるだろう。
「ノイ様、この塩のおかけで余分な奴は、ここから奥には行けなくなりましたよ」
「さっき言っていたが、塩はお前の国では清めに使うのか? もっと呼べばよかったかな」
公一は首を振った。
「出れなくなりますよ。あと怪しいところはどこかな」
その時、広間の出入り口の暗がりから石が投げ込まれた。石は二人の頭上を飛び越えて壁に当たった。
「当てる気ないみたいだな。隠れてるやつは何考えてるんだ」
ノイは石を投げた者を見つけ出そうと背伸びをした。
また一つ石が投げ込まれ壁に当たって跳ね返り塩の上に落ちた。
「お、ノイ様は入口を見張って下さい。石の当たった辺りに何か有りそうです」
公一は塩に埋まりかかった彫像を横目に見ながら、石の当たった壁に走り寄った。
「ああ、ここから入れますね。今は埋まってますが、何とかなりそうです」
公一はかがみこんで塩のと壁の隙間にてを突っ込んだ。かき混ぜる様に腕を回すと塩は壁の内側にさらさらと音を立て流れていった。
「穴が開きました。奥に続いていますね。なんか嫌な音が聞こえてきますよ」
穴の奥からは微かではあるが何かをひっかく乾いた音が響いて来る。
ノイは出入り口を警戒しながら聞いてきた。
「何かいたか?」
「カサカサ音がします。さっきの虫がうじゃうじゃ中にいるみたいです」
ノイは出入り口の見張りを止めて公一のそばにやってきた。
「この中だな。離れていろ」
ノイは公一の拡げた穴に手をつこんだ。とたんに爆発が起こり爆風が公一とノイの髪を後ろになびかせた。
「公一、ちょっと来い。中がどうなってるか覗いて見てくれ」
ノイは穴を指をさした。
穴は拡がったとはいえ公一の頭が通る程度の大きさしかない。
「ここに頭を突っ込むんですか」
「あれ? 嫌なのか。お前は私の盾になるって誓ったはずだと思ったがなあ。あれは私の聞き違……」
公一はノイの言葉を遮った。
「ハイ、ハイ。確かに申し上げました。決して嘘ではありません。やればいいんでしょ!」
公一は半分自棄になりながら穴に頭を突っ込んだ。肩の辺りまではすんなり入ったが、そこからがいけなかった。
「あ、これもしかしたらヤバいかもしれない。ひっかかった」
身体がはまり込んで前にも戻る事も出来なくなってしまった。
公一の焦りをよそにノイは呑気に公一の尻を足で突いた。
「お、引っ掛かったのか。まあいいや、そっから何が見える?」
ノイの起こした爆発のせいで部屋は煙で視界が悪く、公一の見える範囲では動くものは見当たらなっかった。
「見えるのはバラバラになってる奴らだけ……」
と全部を言い終わる前に公一の頭の上で軋む音が近づいて来た。
「うあ! ちょっ、いた。頭の上にいた。ノイ様引っ張って」
「おお、まだ生きていた奴がいたか。ちょっと辛抱しろよ」
ノイは公一のズボンのすそを持ってゆっくりと引っ張った。
公一の身体は穴から抜けず、ズボンだけが少しだけ脱がされた格好になってしまった。
「ノイ様、遊ばないで! こっちは頭の上に虫が乗っかりそうなんです」
「おお、尻が顔を出したぞ。可愛いじゃないか」
ノイは公一の騒ぎをよそに尻の観察を続けていた。
強い視線を感じた公一はたまらず叫んだ。
「人の尻を解剖するな」
「ほほう、こうするとこうなると。ふむ、これを解剖と言うと……」
「コラー変態なことばかり覚ようとするな。こっちは大変なんだよ」
「なるほど変態と……」
「だから変な言葉を覚える前に足を引っ張れって言ってるでしょう」
「公一、言葉と言うものはだな身近な奴があれだと下品になるというぞ」
「真面目くさって言わんでも良いです! 足を引っ張って」
虫は公一の頭に憑りつき、軋むような鳴き声を出しながら嘴を後頭部に突き刺そうとした。
「あ、もうダメかもしれない」
公一は穴の出ていた腕を強引に戻して、身体がはまっている穴の中で腕立て伏せをする格好をする。
公一は息を吸い込こみ短い気合を発した。
虫は公一の気合に当たったようで全身を硬直させて頭から転がり落ちていった。
塩の穴は公一の手のひらを中心にして細かなヒビが入り崩れ落ち始めた。
公一は崩れ落ちていく塩の塊と一緒になって床に落ちてしまった。
「いてて、何とか刺されずに済んだ。助かった」
公一は大きくなった穴から顔を覗かせているノイと目が合った。
「あー、ニヤニヤして、まったくワザとやってたんですか!」
「おい、私を怒っている暇はないぞ。周りを見てみろ」
公一と一緒に落ちた虫の他に生き残り何匹かいたようで、エサの気配を感じてかワサワサと公一をめがけて迫って来た。
「ノイ様、槍、槍を下さい」
公一は虫の動きを目で追いながら上から覗いているノイに向かって手を伸ばした。
「うん、これを渡さんとな。忘れていたぞ」
いつ飛びかかってくるか判らない虫の動きを追っていた公一の頭の上に何かが投げつけられた。
ズボンだった。
「そんな恰好じゃしょうがないよな。まず穿いたらどうだ」
「槍が先でしょうが」
何か色々と大切な物を無くしてしまった感はあったが構っては居られなかった。
口調にも哀願が混じっていた。
ノイは公一の慌てぶりを堪能したのか槍を投げてよこした。
公一は受け取った槍を振るい虫たちを突き刺し何とか撃退した。虫たちはノイの起こした爆発のせいで弱っていたせいと、何か違った感情が槍にこもっていたらしく虫たちを難なく退治した。
「なんとか全部、仕留めましたよ」
「ご苦労。面白かったぞ」
ノイは崩れて斜めになったザラザラの塩の上を歓声を上げて滑り下りてきた。
「わー! わっはは」
公一は帰す言葉もなく溜息をついた。
「さてと、こいつらを生んだ親も退治しておこうか」
ノイは公一を気にも留めず小部屋の奥に進み始めた。部屋といってもアーチ状天井をした通路に近く奥まで続いていた。
「連戦は辛い物が有りますねえ。あのムラサキ色したみたいな奴が出ると不味いですね」
「怖いのなら私の陰にでも隠れていてもいいぞ」
「いいえ、そんなことはしませんよ」
公一は先頭に立ち先に進んだ。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界からの召喚者《完結》
アーエル
恋愛
中央神殿の敷地にある聖なる森に一筋の光が差し込んだ。
それは【異世界の扉】と呼ばれるもので、この世界の神に選ばれた使者が降臨されるという。
今回、招かれたのは若い女性だった。
☆他社でも公開
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
あっとさん
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる