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第十九話 追跡者
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「本当につまらん奴だ」
ボンヤリとしていた公一は尻に強烈な蹴りを喰らう羽目となった。
「あっいたあ! ほ、骨が……」
公一は前につんのめって膝をついた。
「痛いって、骨が折れるかと思いましたよ」
「ふん。お前の尻より隠れている奴の心配をしたらどうだ」
公一は尻をさすりながら自分達が入ってきた反対側にあるもう一方の出入り口に目をやった。
「出てきませんね。用心深い奴のようです」
「だがこのまま、貼りつかれているのも気分が悪いな。炙り出してやろうか」
ノイは右腕を構えた。
「無駄ですよ。逃げたようで気配もありません。ずっと付きまとうつもりかもしれません。厄介ですよ」
「逃げ出したのが知られたか……」
「追手が掛かりますね。血路を切り開く事になりそうだ」
「いや公一、知られたのが不味いのじゃないんだ。問題は誰が気付たかだ」
「どういう事ですか?」
「矢を貸せ」
ノイは公一が腰から下げている矢筒から矢を二本引っ張り出し両手に持った。
「判るか?」
ノイが公一にかざして見せた矢には大きな違いがあった。
「矢じりと矢羽の色ですね。誰が敵を仕留めたか判るってことか」
「そうだ。下の男に刺さってた矢と小鬼が使っていた矢が違う。今と昔とではこの辺りの支配を任されている奴が違うって事だ……」
「もちろん決まりが昔と同じならな」
「で、ここを支配している奴によって相手の出方が違ってくるわけですか」
「そうだ。さっきのムラサキ色の奴のように、私のことをすっかり忘ていなければ大軍をよこすだろうよ」
「最近は大物は下りてきたことは有りましたか? なんだか雑な取扱いをされていたようですが」
「そうだなあ。冷やかしに来たやつを叩きのめして私の身代わりにしようとしたんだ。それから二度と誰も来なくなったなあ。まあだいぶ昔の話しだが」
ノイは頭を掻いていたずらっぽく笑い舌をだした。
公一もつられて笑ってしまう。
「そりゃあそうだ。ところでムラサキ色の奴は誰かを警戒してましたね」
「ああ、仲間でも平気で裏切る連中だからな。私の心配より外の様子のほうが大事なんだろうよ」
「ムラサキ色の奴は手下は、あちこちに散らばっているんでしょうか? 戻って来たら大騒ぎだ」
「数は少ないと思うぞ。まあ、戻ってきたとしても、この私が遅れを取るとでも思ってるのか?」
公一はヤレヤレと頭を振った。
「さてと、隠れている奴の腕前を確かめにいくとしようか」
ノイは先頭に立ち早足で出口に向かう。公一も遅れまいとして後に続いた。
公一はあえてノイの動きを止めず、目立った行動をすることで相手を誘い出すつもりでいた。
「ノイ様おいて行かないで下さい」
ノイだけでなく隠れている者の耳にも届く様に声をかけた。
ノイだけでなく隠れている者にきかせるためだった。
「おお、すまん気が急いてしまってな」
通路は崩れた天井や壁のはがれ落ちたモザイクで足元が悪く、歩くたびに響く瓦礫を踏む足音は通路の奥に吸い込まれていった。
公一は時折しゃがみ込んでは瓦礫の上に小鬼達がつけた道を調べた。
「公一、何なにか見つけたか?」
「はい。小鬼の奴らとは違う足跡が有ります。同じ間隔に爪でひっかいた痕が」
片方の足だけ強く踏み込んでいるらしく右側だけ床は削られていた。
「ノイ様、この爪痕には見覚えはありますか?」
ノイは床に残された爪痕のなぞって深さと大きさを確かめ、記憶の糸を手繰り寄せようと目を閉じた。
「狩りで追いかけた動物の足跡は良く覚えているのだが、戦って勝った奴の足を集める趣味は無かったからなあ」
しっ
公一はノイの方に顔を向け自分の唇に人指し指を当てた。
「あ、判らないか。お静かにお願いします」
通路の奥から同じ調子で微かに床を蹴る音が響いてくる。
「ノイ様、聞こえましたか」
「ああ、確かに聞こえた。爪で床を蹴る音だ」
「ワザと足音を立てているとなると、罠かも知れません」
「追う」
ノイはひとこ言うと駆け出した。
二人は床に残された傷を道しるべの代わりにして瓦礫の間にできた道をたどった。
「どちらが追手かわからんな。何が出るか楽しみだ」
上機嫌のノイの口からは軽口がついて出た。
通路に出来た瓦礫の山は絶好の待ち伏せ場所だったが、瓦礫の陰から切り掛かられることや、矢を射かけられることも無かった。
「つまんないな誰もいない。お前のそれはどうだ?」
数珠は無反応で公一に危険を知らせることはなかった。
「チクリともしません。小鬼どころか何もいませんね」
ただ間違いなく隠れている者は二人を試している。足跡だけ残して気配を消すのは挑戦に他ならない。
「面白い奴だ。付き合ってやろうじゃないか」
いきなり足跡の続く通路に向かって叫んだ。
「おおーい。前を行く奴、顔みせろー、勝負しろー、我が名は……」
「はいそこまで。ご自分の名は名乗りませんように」
名乗り上げを遮られたノイは途端に機嫌を損ね公一の頬をつねった。
「なんでお前いつも邪魔をするんだ?」
「いででで……。ノイ様がここにいることが判ったら、さっきのムラサキ色の奴が何匹も出てきますよ」
「それがどうした。蹴散らしてやる」
「だから前も……」
ここでノイの気持ちを逆なでするのは得策では無いことに気付いた公一は懇願する。
「ノイ様、前と違って私がいるのですよ。強い奴が何匹も出てきたら、私がノイ様の足を引っ張りかねません。下手をしたらまた閉じ込められてしまいます」
つねっていた指を放し公一の頬を優しく撫ぜた。
「おお、そうだな。お前がいるのを忘れていた。確かにお前を守りながらの戦いは骨が折れそうだ」
公一は胸を撫で下ろした。
「さあ、焦らず追いかけましょう」
通路は崩れた箇所は少なくなっていき次第に見通しが良くなっていた。
「少し広いところに出たようだな。中々と律儀な奴だ、待っていてくれたようだぞ」
ノイは通路の中央にある柱の土台を指さした。
土台には人の倍はある体躯の持ち主が腰かけており、足元の床にはその体格に相応しい大剣が突き刺さっていた。
大剣の持ち主はノイ達の目の前で、これ見よがしにアクビをして見せ、剣の柄を掴むと杖代わりにして立ち上がった。
公一は心の中で舌打ちをした。相手が光を背にして立っているからだった。ボンヤリとした光だったが暗い中では目をくらますのに十分な明りだったからだ。
床に突き刺さっていた大剣を片手で抜き、ゆっくりと大上段に構える。逆光を背負う堂々とした体躯から伸びる影は二人を包み込こんだ。
大剣を振りかぶった姿は全く乱れず、呼吸も静かなもので大剣を構えているにもかかわらず殺気すら漏れてはいない。
公一は肩に掛ていたカバンを床におろし、さりげなく逆光から逃れるよう左側に動いた。
大剣の持ち主は公一を自分の正面に据えるために足の位置を変えた。
お互い相手より優位な位置を取ろうとして慎重に足を進める。
大剣の持ち主は突然に剣を構えるのを止めて剣先を床に付けてしまった。
「ふがああぁぁ……」
アクビともつかないを声を上げて、剛毛に覆われた指先で公一の立っている場所よりもう少し先の所を指さした。
ノイは緊張感のない声で
「公一、相手は場所の取り合いは面倒だとさ。そこに立ってやれよ」
公一は構えていた槍を一旦下げ大剣を持ち主が指さした場所に動いた。
今まで光を背負って判らなかったが、大剣を持ち主は全身を白と黒の混じった短い剛毛に覆われて、肩から首にかけて盛り上がった筋肉は猪首に繋がって一つの塊になっていた。たかくなった額をはじめ身体中には無数の刀傷があり数多くの戦いをくぐり抜けて来た証だった。
この大猿もしくは類人猿に似た生き物のは大剣を使う。その膂力(りょりょく)から繰り出される剣の破壊力もさることながら人間に劣らぬ知恵も公一の脅威になるはずだ。
「おい、お前ら。合図が欲しいだろう。石が落ちたら始めるがいい」
ノイは手のひらの上で、お手玉のように弄んでいた自分の頭くらいの岩を暗い天井に向かって放り投げた。
ボンヤリとしていた公一は尻に強烈な蹴りを喰らう羽目となった。
「あっいたあ! ほ、骨が……」
公一は前につんのめって膝をついた。
「痛いって、骨が折れるかと思いましたよ」
「ふん。お前の尻より隠れている奴の心配をしたらどうだ」
公一は尻をさすりながら自分達が入ってきた反対側にあるもう一方の出入り口に目をやった。
「出てきませんね。用心深い奴のようです」
「だがこのまま、貼りつかれているのも気分が悪いな。炙り出してやろうか」
ノイは右腕を構えた。
「無駄ですよ。逃げたようで気配もありません。ずっと付きまとうつもりかもしれません。厄介ですよ」
「逃げ出したのが知られたか……」
「追手が掛かりますね。血路を切り開く事になりそうだ」
「いや公一、知られたのが不味いのじゃないんだ。問題は誰が気付たかだ」
「どういう事ですか?」
「矢を貸せ」
ノイは公一が腰から下げている矢筒から矢を二本引っ張り出し両手に持った。
「判るか?」
ノイが公一にかざして見せた矢には大きな違いがあった。
「矢じりと矢羽の色ですね。誰が敵を仕留めたか判るってことか」
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「そうだなあ。冷やかしに来たやつを叩きのめして私の身代わりにしようとしたんだ。それから二度と誰も来なくなったなあ。まあだいぶ昔の話しだが」
ノイは頭を掻いていたずらっぽく笑い舌をだした。
公一もつられて笑ってしまう。
「そりゃあそうだ。ところでムラサキ色の奴は誰かを警戒してましたね」
「ああ、仲間でも平気で裏切る連中だからな。私の心配より外の様子のほうが大事なんだろうよ」
「ムラサキ色の奴は手下は、あちこちに散らばっているんでしょうか? 戻って来たら大騒ぎだ」
「数は少ないと思うぞ。まあ、戻ってきたとしても、この私が遅れを取るとでも思ってるのか?」
公一はヤレヤレと頭を振った。
「さてと、隠れている奴の腕前を確かめにいくとしようか」
ノイは先頭に立ち早足で出口に向かう。公一も遅れまいとして後に続いた。
公一はあえてノイの動きを止めず、目立った行動をすることで相手を誘い出すつもりでいた。
「ノイ様おいて行かないで下さい」
ノイだけでなく隠れている者の耳にも届く様に声をかけた。
ノイだけでなく隠れている者にきかせるためだった。
「おお、すまん気が急いてしまってな」
通路は崩れた天井や壁のはがれ落ちたモザイクで足元が悪く、歩くたびに響く瓦礫を踏む足音は通路の奥に吸い込まれていった。
公一は時折しゃがみ込んでは瓦礫の上に小鬼達がつけた道を調べた。
「公一、何なにか見つけたか?」
「はい。小鬼の奴らとは違う足跡が有ります。同じ間隔に爪でひっかいた痕が」
片方の足だけ強く踏み込んでいるらしく右側だけ床は削られていた。
「ノイ様、この爪痕には見覚えはありますか?」
ノイは床に残された爪痕のなぞって深さと大きさを確かめ、記憶の糸を手繰り寄せようと目を閉じた。
「狩りで追いかけた動物の足跡は良く覚えているのだが、戦って勝った奴の足を集める趣味は無かったからなあ」
しっ
公一はノイの方に顔を向け自分の唇に人指し指を当てた。
「あ、判らないか。お静かにお願いします」
通路の奥から同じ調子で微かに床を蹴る音が響いてくる。
「ノイ様、聞こえましたか」
「ああ、確かに聞こえた。爪で床を蹴る音だ」
「ワザと足音を立てているとなると、罠かも知れません」
「追う」
ノイはひとこ言うと駆け出した。
二人は床に残された傷を道しるべの代わりにして瓦礫の間にできた道をたどった。
「どちらが追手かわからんな。何が出るか楽しみだ」
上機嫌のノイの口からは軽口がついて出た。
通路に出来た瓦礫の山は絶好の待ち伏せ場所だったが、瓦礫の陰から切り掛かられることや、矢を射かけられることも無かった。
「つまんないな誰もいない。お前のそれはどうだ?」
数珠は無反応で公一に危険を知らせることはなかった。
「チクリともしません。小鬼どころか何もいませんね」
ただ間違いなく隠れている者は二人を試している。足跡だけ残して気配を消すのは挑戦に他ならない。
「面白い奴だ。付き合ってやろうじゃないか」
いきなり足跡の続く通路に向かって叫んだ。
「おおーい。前を行く奴、顔みせろー、勝負しろー、我が名は……」
「はいそこまで。ご自分の名は名乗りませんように」
名乗り上げを遮られたノイは途端に機嫌を損ね公一の頬をつねった。
「なんでお前いつも邪魔をするんだ?」
「いででで……。ノイ様がここにいることが判ったら、さっきのムラサキ色の奴が何匹も出てきますよ」
「それがどうした。蹴散らしてやる」
「だから前も……」
ここでノイの気持ちを逆なでするのは得策では無いことに気付いた公一は懇願する。
「ノイ様、前と違って私がいるのですよ。強い奴が何匹も出てきたら、私がノイ様の足を引っ張りかねません。下手をしたらまた閉じ込められてしまいます」
つねっていた指を放し公一の頬を優しく撫ぜた。
「おお、そうだな。お前がいるのを忘れていた。確かにお前を守りながらの戦いは骨が折れそうだ」
公一は胸を撫で下ろした。
「さあ、焦らず追いかけましょう」
通路は崩れた箇所は少なくなっていき次第に見通しが良くなっていた。
「少し広いところに出たようだな。中々と律儀な奴だ、待っていてくれたようだぞ」
ノイは通路の中央にある柱の土台を指さした。
土台には人の倍はある体躯の持ち主が腰かけており、足元の床にはその体格に相応しい大剣が突き刺さっていた。
大剣の持ち主はノイ達の目の前で、これ見よがしにアクビをして見せ、剣の柄を掴むと杖代わりにして立ち上がった。
公一は心の中で舌打ちをした。相手が光を背にして立っているからだった。ボンヤリとした光だったが暗い中では目をくらますのに十分な明りだったからだ。
床に突き刺さっていた大剣を片手で抜き、ゆっくりと大上段に構える。逆光を背負う堂々とした体躯から伸びる影は二人を包み込こんだ。
大剣を振りかぶった姿は全く乱れず、呼吸も静かなもので大剣を構えているにもかかわらず殺気すら漏れてはいない。
公一は肩に掛ていたカバンを床におろし、さりげなく逆光から逃れるよう左側に動いた。
大剣の持ち主は公一を自分の正面に据えるために足の位置を変えた。
お互い相手より優位な位置を取ろうとして慎重に足を進める。
大剣の持ち主は突然に剣を構えるのを止めて剣先を床に付けてしまった。
「ふがああぁぁ……」
アクビともつかないを声を上げて、剛毛に覆われた指先で公一の立っている場所よりもう少し先の所を指さした。
ノイは緊張感のない声で
「公一、相手は場所の取り合いは面倒だとさ。そこに立ってやれよ」
公一は構えていた槍を一旦下げ大剣を持ち主が指さした場所に動いた。
今まで光を背負って判らなかったが、大剣を持ち主は全身を白と黒の混じった短い剛毛に覆われて、肩から首にかけて盛り上がった筋肉は猪首に繋がって一つの塊になっていた。たかくなった額をはじめ身体中には無数の刀傷があり数多くの戦いをくぐり抜けて来た証だった。
この大猿もしくは類人猿に似た生き物のは大剣を使う。その膂力(りょりょく)から繰り出される剣の破壊力もさることながら人間に劣らぬ知恵も公一の脅威になるはずだ。
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