144 / 188
144 ジジイまで優しい
しおりを挟む
カナミール子爵家の第一夫人、フランソワさんになぐさめられた。
手を引かれ豪華な馬車に乗った。お茶を頂いている。
酒がいいとは、言わない。
私と夫人では境遇がかけ離れすぎているけど、何だか死んだお母さんを思い出した。
優しい。
娘の恩人の片割れということもあるだろうけど、ゆっくりと話を聞いてくれた。
おっとりしているけど、謀反を計画していた三男の話になると、鋭い視線になった。
剥き出しのナイフみたく。
彼女も気楽なばかりでないと分かった。
血のつながりがないとはいえ、「家族」である第三婦人とその息子に命を狙われていた。
貴族家の夫人なんてのは、意外に神経をすり減らすもんだと分かった。
「ありがとうございます、フランソワ夫人。お陰様で少し楽になりました」
「良かったわ。マヤ様だけでなくユリナ様にもお礼がしたいの」
「いえ、そこは、名もなき神との契約なんで・・」
「1000ゴールド以上は渡せないきまりだとかで、困っていましたの。これから繋がりを持たせてもらい、何でもいいから恩を返したいわ」
「マヤに、なにかあげたんですか」
「マヤ様も何も受け取ろうとしないから、困りました。「暁の光」のためという名目で、主人がパーティーハウスを用意する予定です」
「ああ、マヤもみんなのためなら受け取りますね」
「ユリナ様にも・・」
「子爵様には言ったけど、私は「劣等人」でも住める街を作ってくれた、領主様に借りを返しただけです」
父親を褒められ、ちょっとフロマージュが誇らしげだ。
「ところでフロマージュちゃん、なんで親子でこんな場所を通りかかったのかな」
「お爺さまの家に行って、マヤお姉様の腕をお見せするためにです」
「あれ、持ってたんだ」
フロマージュの病気を治すとき、マヤの腕を材料に使って切断した。
あれを大切にくるんで箱に入れている。
前にも聞いたが、フランソワ夫人はカナワの北にある武闘派貴族イツミ伯爵家の出身。
当主のドラグには、孫娘が奇跡的に死病から回復した、それを知らせてある。
ドラグは普通なら飛んで来るような人物らしい。
けど、タイミングが悪い。200キロ西の領に出没したワイバーン討伐の手伝いに行くという。
それが2日後。ドラグが動けず、フロマージュの方から顔を見せにいく。
「マヤお姉様にも来ていただきたかったのですが、義手がなじむまで無理はしたくないと断られました」
そういや、そういう設定だった。実は全快とも言えない。
「けれどユリナお姉様が来て下さって良かったです」
見通しがいい草原地帯の道に入り、イツミ伯爵領の領都イツタンブールが見えてきた。
もちろん、領主と会う気はない。
ここで馬車を降ろしてもらおうとしたら、騎馬20騎が猛スピードで走ってきた。
「馬賊だ!」私は叫んだ。
その距離150メートル。
私は思わず馬車から飛び降りた。
着地失敗で顔面から落ちた。
『超回復』で体を治し、馬車の前に出て臨戦態勢を取った。
だけど、周りを見ると、カナミール側は全員が通常モードだった。
「ユリナお姉様、あれば馬賊に見えて馬賊ではありません。お爺さまです」
「うわ・・。紛らわしいよ」
フランソワ夫人のお陰で何日かぶりに気持ちは落ち着いた、
だけど、まだ自分が刺々しい。
過剰反応している。
だから、強い人達と会って、変な刺激を受けたくない。
逃げそこねた。
下がって木陰。1人だけ貧乏スタイルで黙って座った。
貴族家2家の乗り物が向かい会って整列。
伯爵家の先頭にいたムキムキのダンディーがフロマージュを抱き締めた。
フロマージュのお爺さんで伯爵家当主だろう。
励ましてもらったフランソワ夫人に礼を言う。そして去る。
去るタイミングを考えてると、知らない間に目の前にムキムキが立っていた。
そしてムキムキに、両手をつかまれた。
「あんたがユリナ殿だな。孫を助けてくれてありがとう。俺がドラグだ」
ちょっと驚いたけど、なされるがままになった。すごくストレートだ。
けれど、言っておかなくては。
「私、感謝されるべき人間ではありません。一度はフロマージュを見捨てましたから」
「そうか」。離してくれない。
「馬鹿だから、今も伯爵様を馬賊だと思い、攻撃するところでした」
「ぷっ。わははは。よく言われるよ」
笑い出してしまった。
なんとなく毒気を抜かれてしまった。
そのまま山賊もとい、伯爵様の馬の後ろに乗せられて街に連行された。
普段なら断るけど、ただオルシマに帰れなくて逃避している旅だ。
行く先はどこだっていい。
◆
ドラグ様の家に到着したら、鍛え上げた体を持つ男女が寄ってきた。
フランソワとフロマージュを歓迎するのは当たり前として、私まで囲まれた。
伝令が「恩人」として伝えたそうだ。
ちょっと気分が高揚したけど、自分を戒めた。
ミールを成長させたような美女がいた。種族は、久々に見たハーフエルフで名前はノエルだ。
彼女を見て、いい気になりかけていた自分を諫めた。
調子に乗ると、私は失敗する。少なくとも自分を頼ってきた子をカミユの二の舞にはさせない。
「ごめん、みなさん。歓迎してくれるけど、私、中身は大したことがないよ」
そしたら笑われた。
「私たちも同じだって。お頭・・いや、伯爵様に拾われたけど、ここにくるまで失敗ばっかり」
「そうそう。反省と後悔の日々もあったよ」
「明るいね・・」。そう言うと、ノエルが想定外の言葉を発した。
「そうだよ。生き残った私達が、死んだ仲間達の分まで強く楽しく生きるんだよ」
私はカミユを亡くして自責の念にとらわれていたが、目の前のノエル達も色々とあったんだろう。
彼女らは、その段階を乗り越えた人間なんだよな。
そう思った。
手を引かれ豪華な馬車に乗った。お茶を頂いている。
酒がいいとは、言わない。
私と夫人では境遇がかけ離れすぎているけど、何だか死んだお母さんを思い出した。
優しい。
娘の恩人の片割れということもあるだろうけど、ゆっくりと話を聞いてくれた。
おっとりしているけど、謀反を計画していた三男の話になると、鋭い視線になった。
剥き出しのナイフみたく。
彼女も気楽なばかりでないと分かった。
血のつながりがないとはいえ、「家族」である第三婦人とその息子に命を狙われていた。
貴族家の夫人なんてのは、意外に神経をすり減らすもんだと分かった。
「ありがとうございます、フランソワ夫人。お陰様で少し楽になりました」
「良かったわ。マヤ様だけでなくユリナ様にもお礼がしたいの」
「いえ、そこは、名もなき神との契約なんで・・」
「1000ゴールド以上は渡せないきまりだとかで、困っていましたの。これから繋がりを持たせてもらい、何でもいいから恩を返したいわ」
「マヤに、なにかあげたんですか」
「マヤ様も何も受け取ろうとしないから、困りました。「暁の光」のためという名目で、主人がパーティーハウスを用意する予定です」
「ああ、マヤもみんなのためなら受け取りますね」
「ユリナ様にも・・」
「子爵様には言ったけど、私は「劣等人」でも住める街を作ってくれた、領主様に借りを返しただけです」
父親を褒められ、ちょっとフロマージュが誇らしげだ。
「ところでフロマージュちゃん、なんで親子でこんな場所を通りかかったのかな」
「お爺さまの家に行って、マヤお姉様の腕をお見せするためにです」
「あれ、持ってたんだ」
フロマージュの病気を治すとき、マヤの腕を材料に使って切断した。
あれを大切にくるんで箱に入れている。
前にも聞いたが、フランソワ夫人はカナワの北にある武闘派貴族イツミ伯爵家の出身。
当主のドラグには、孫娘が奇跡的に死病から回復した、それを知らせてある。
ドラグは普通なら飛んで来るような人物らしい。
けど、タイミングが悪い。200キロ西の領に出没したワイバーン討伐の手伝いに行くという。
それが2日後。ドラグが動けず、フロマージュの方から顔を見せにいく。
「マヤお姉様にも来ていただきたかったのですが、義手がなじむまで無理はしたくないと断られました」
そういや、そういう設定だった。実は全快とも言えない。
「けれどユリナお姉様が来て下さって良かったです」
見通しがいい草原地帯の道に入り、イツミ伯爵領の領都イツタンブールが見えてきた。
もちろん、領主と会う気はない。
ここで馬車を降ろしてもらおうとしたら、騎馬20騎が猛スピードで走ってきた。
「馬賊だ!」私は叫んだ。
その距離150メートル。
私は思わず馬車から飛び降りた。
着地失敗で顔面から落ちた。
『超回復』で体を治し、馬車の前に出て臨戦態勢を取った。
だけど、周りを見ると、カナミール側は全員が通常モードだった。
「ユリナお姉様、あれば馬賊に見えて馬賊ではありません。お爺さまです」
「うわ・・。紛らわしいよ」
フランソワ夫人のお陰で何日かぶりに気持ちは落ち着いた、
だけど、まだ自分が刺々しい。
過剰反応している。
だから、強い人達と会って、変な刺激を受けたくない。
逃げそこねた。
下がって木陰。1人だけ貧乏スタイルで黙って座った。
貴族家2家の乗り物が向かい会って整列。
伯爵家の先頭にいたムキムキのダンディーがフロマージュを抱き締めた。
フロマージュのお爺さんで伯爵家当主だろう。
励ましてもらったフランソワ夫人に礼を言う。そして去る。
去るタイミングを考えてると、知らない間に目の前にムキムキが立っていた。
そしてムキムキに、両手をつかまれた。
「あんたがユリナ殿だな。孫を助けてくれてありがとう。俺がドラグだ」
ちょっと驚いたけど、なされるがままになった。すごくストレートだ。
けれど、言っておかなくては。
「私、感謝されるべき人間ではありません。一度はフロマージュを見捨てましたから」
「そうか」。離してくれない。
「馬鹿だから、今も伯爵様を馬賊だと思い、攻撃するところでした」
「ぷっ。わははは。よく言われるよ」
笑い出してしまった。
なんとなく毒気を抜かれてしまった。
そのまま山賊もとい、伯爵様の馬の後ろに乗せられて街に連行された。
普段なら断るけど、ただオルシマに帰れなくて逃避している旅だ。
行く先はどこだっていい。
◆
ドラグ様の家に到着したら、鍛え上げた体を持つ男女が寄ってきた。
フランソワとフロマージュを歓迎するのは当たり前として、私まで囲まれた。
伝令が「恩人」として伝えたそうだ。
ちょっと気分が高揚したけど、自分を戒めた。
ミールを成長させたような美女がいた。種族は、久々に見たハーフエルフで名前はノエルだ。
彼女を見て、いい気になりかけていた自分を諫めた。
調子に乗ると、私は失敗する。少なくとも自分を頼ってきた子をカミユの二の舞にはさせない。
「ごめん、みなさん。歓迎してくれるけど、私、中身は大したことがないよ」
そしたら笑われた。
「私たちも同じだって。お頭・・いや、伯爵様に拾われたけど、ここにくるまで失敗ばっかり」
「そうそう。反省と後悔の日々もあったよ」
「明るいね・・」。そう言うと、ノエルが想定外の言葉を発した。
「そうだよ。生き残った私達が、死んだ仲間達の分まで強く楽しく生きるんだよ」
私はカミユを亡くして自責の念にとらわれていたが、目の前のノエル達も色々とあったんだろう。
彼女らは、その段階を乗り越えた人間なんだよな。
そう思った。
0
あなたにおすすめの小説
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】妖精を十年間放置していた為SSSランクになっていて、何でもあり状態で助かります
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》五歳の時に両親を失い施設に預けられたスラゼは、十五歳の時に王国騎士団の魔導士によって、見えていた妖精の声が聞こえる様になった。
なんと十年間放置していたせいでSSSランクになった名をラスと言う妖精だった!
冒険者になったスラゼは、施設で一緒だった仲間レンカとサツナと共に冒険者協会で借りたミニリアカーを引いて旅立つ。
ラスは、リアカーやスラゼのナイフにも加護を与え、軽くしたりのこぎりとして使えるようにしてくれた。そこでスラゼは、得意なDIYでリアカーの改造、テーブルやイス、入れ物などを作って冒険を快適に変えていく。
そして何故か三人は、可愛いモモンガ風モンスターの加護まで貰うのだった。
雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった〜
霞杏檎
ファンタジー
祝【コミカライズ決定】!!
「使えん者はいらん……よって、正式にお前には戦力外通告を申し立てる。即刻、このギルドから立ち去って貰おう!! 」
回復術士なのにギルド内で雑用係に成り下がっていたフールは自身が専属で働いていたギルドから、何も活躍がないと言う理由で戦力外通告を受けて、追放されてしまう。
フールは回復術士でありながら自己主張の低さ、そして『単体回復魔法しか使えない』と言う能力上の理由からギルドメンバーからは舐められ、S級ギルドパーティのリーダーであるダレンからも馬鹿にされる存在だった。
しかし、奴らは知らない、フールが【魔力無限】の能力を持っていることを……
途方に暮れている道中で見つけたダンジョン。そこで傷ついた”ケモ耳銀髪美少女”セシリアを助けたことによって彼女はフールの能力を知ることになる。
フールに助けてもらったセシリアはフールの事を気に入り、パーティの前衛として共に冒険することを決めるのであった。
フールとセシリアは共にダンジョン攻略をしながら自由に生きていくことを始めた一方で、フールのダンジョン攻略の噂を聞いたギルドをはじめ、ダレンはフールを引き戻そうとするが、フールの意思が変わることはなかった……
これは雑用係に成り下がった【最強】回復術士フールと"ケモ耳美少女"達が『伝説』のパーティだと語られるまでを描いた冒険の物語である!
(160話で完結予定)
元タイトル
「雑用係の回復術士、【魔力無限】なのに専属ギルドから戦力外通告を受けて追放される〜でも、ケモ耳少女とエルフでダンジョン攻略始めたら『伝説』になった。噂を聞いたギルドが戻ってこいと言ってるがお断りします〜」
アルフレッドは平穏に過ごしたい 〜追放されたけど謎のスキル【合成】で生き抜く〜
芍薬甘草湯
ファンタジー
アルフレッドは貴族の令息であったが天から与えられたスキルと家風の違いで追放される。平民となり冒険者となったが、生活するために竜騎士隊でアルバイトをすることに。
ふとした事でスキルが発動。
使えないスキルではない事に気付いたアルフレッドは様々なものを合成しながら密かに活躍していく。
⭐︎注意⭐︎
女性が多く出てくるため、ハーレム要素がほんの少しあります。特に苦手な方はご遠慮ください。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる