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48 久しぶりに魔王軍を見た
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グンマエリアから一気に北東に動いてフクシマエリアに入った。
フクシマエリアはコオリヤマ伯爵領。
私とアリアは、チェキボーのチェキとチェコが背中に乗せてくれた。
シロウはラピードホースって馬魔獣に獣魔の首輪を付けて乗ってる。
ところで霊峰タカサキダンジョン、アリアとシロウの初回クリア特典は、魔鉄製品だった。
◆◆
道中盗賊が出なかった。強者のオーラ出まくりのシロウがいるからだよ。
かなり普通すぎて、視聴者からの反響は少なかったな。
代わりに目的のイワキの街まで、スムーズに来た。
すごい、賑わってる。
「いやあ、この街って鐘とか鳴って、人も走り回ってるよな」
「サラ、なんだかお祭りみたいね」
初めて見る街と走り回る人々、私とアリアは感想を言ったら、シロウに突っ込まれた。
「お二人とも悪いですが、あれは警報の鐘です。お祭りではござらぬ・・」
「ありゃ」「・・あはは」
イワキの港に魔王軍の船が海から2隻来てた。
アリアと私で知り合ってから、どこかの街に入った途端のバイオレンスもあった。動じなくなってっかな・・
アストリア視聴者に聞くと、勇者5の必須イベントも1個ある。とりあえず港に向かった。
◆
「アタイも戦わせろ!」
小さな女の子が叫んだ。
「ダメだノムコ殿。あんたに何かあったら、誰が武器を作る」
「そうですよ。ノムコ殿は保護区画に戻って下さい」
整然と並んだ軍隊の先頭にいる、剣と丸盾の男子が断った。横には銀髪に染めた女。
ニセの勇者と使徒は両方とも制服着用。フクシマエリア公式の、ご当地勇者セットだな。
ご当地勇者に文句たれてる女は、身長120センチくらいなのに手足が太い。
女を鑑定したらレベル40。HP、物理系、MPが640もある。代わりに魔法の攻防力や敏捷が低め。
コメント欄
『お、「勇者5」の勇者候補の5人目だ』
『ドワーフのノムコだ』
『リアルは黒髪のロリ美女だよ』
『ゲームの設定も、こういう風にすれば良かったのに・・』
『ヤマト世界のリアル勇者候補は、美男美女だな』
『アリアちゃんには及ばんがな』
『だな!』
勇者5の勇者候補10人の5人目、ドワーフのノムコだ。
シロウが現れたときのように熱気がないと思ったら、RPGの設定が原因だった。
ゲームのノムコは、こんな黒目黒髪の美少女ではない。アストリア世界のドワーフに忠実に、茶髪、大きくてグリーンの瞳をしたキャラだ。
それじゃ、日本人召喚者が言うところの『ウクライナ系』。アストリアじゃモブ顔だ。
それはともかく、魔族は簡単に退けられた。
女神の適当神託のせいで、魔王軍も各部隊で重視すべき侵攻地が決めにくく、少数でジペング各地を攻めてるって話だもんな。
そのとき視聴者から疑問が投げ掛けられた。
ドロンは戦闘に参加できず、悔しそうなノムコを映してる。
『あれ、ドワーフのノムコが戦ってないぞ』
『なんで?』
『ここで勇者と戦闘中に合流して、意気投合。続いてダンジョンを1個攻略のはずなのに』
種族間に垣根がないアストリア人は分かっていない。
「ヤマト世界のヒト族の大半が異種族を嫌ってんだよ。勇者候補1番目のカラッパなんてあからさまだったろ。シロウが例外なんだよ」
みんなサイタマのミリー、マリーですら以前はヒト族至上主義者だったと思い出したみてえだ。
『あ・・』
『そうだった』
『ストーリーの強制力より、差別の力が上回るハードモードの世界かよ』
ノムコは、偏見のせいで戦闘参加を断られたんだよな。
魔王軍を海に押し戻して盛り上がっているヒト属の軍を遠目に、シロウがノムコに話しかけた。
「ノムコ殿、約束の物を持ってきました」
「あれ、シロウさんじゃねえか。え、まさかもう、ミスリル鉱石採ってきたのか?」
「はい。あのお二人に大変世話になり、採取に成功しました」
ノムコの表情が明るくなった。私とアリアも紹介された。そんで促され、ノムコの工房に招かれた。
歩くとき、アストリア視聴者、特に女子から頼まれ私だけ10メートル後ろを歩かされた。
『ごめんね聖女。お詫びにスパチャ出すね』
『シロウ様の右にアリアちゃん、左にノムコ。なんかいい!』
『シロウ様とノムコがくっついてもいいなあ』
『聖女、頼んだわよ』
だから、なにをだ?
ただドワーフのノムコ登場で、人気のある、なしで何が起こるか分かった。
ノムコも間違いなく美少女。158歳でもロリ美人だ。
だけど私の、聖女サラチャンネルの人気を加速させた『勇者と5つのオーブ』では人気がなかった。だから今、視聴者から何のリクエストもない。
ぼそっ。「それ考えると、肝心の『勇者5』の枠外キャラなのに、配信の主役で大人気のアリアってすげえよな」
ノムコの工房でお茶を出されてんだけど、思わずアリアの頭を抱いた。
「な、なに、サラ?」
「何でもねえよ」
ところで、私達が持ってきたミスリル鉱石をほんの少し出したけど、その量はノムコが予想してた量の30倍。
総ミスリルのジペング刀を頼んだ。ノムコの鍛冶スキルで作製可能らしいけど、今のノムコのMP量では生成前に間違いなくガス欠だそうだ。
なので、勇者5のストーリーと同じく、4人でオイワキ上級ダンジョンに潜ることになった。
ここは、強制力かね?
フクシマエリアはコオリヤマ伯爵領。
私とアリアは、チェキボーのチェキとチェコが背中に乗せてくれた。
シロウはラピードホースって馬魔獣に獣魔の首輪を付けて乗ってる。
ところで霊峰タカサキダンジョン、アリアとシロウの初回クリア特典は、魔鉄製品だった。
◆◆
道中盗賊が出なかった。強者のオーラ出まくりのシロウがいるからだよ。
かなり普通すぎて、視聴者からの反響は少なかったな。
代わりに目的のイワキの街まで、スムーズに来た。
すごい、賑わってる。
「いやあ、この街って鐘とか鳴って、人も走り回ってるよな」
「サラ、なんだかお祭りみたいね」
初めて見る街と走り回る人々、私とアリアは感想を言ったら、シロウに突っ込まれた。
「お二人とも悪いですが、あれは警報の鐘です。お祭りではござらぬ・・」
「ありゃ」「・・あはは」
イワキの港に魔王軍の船が海から2隻来てた。
アリアと私で知り合ってから、どこかの街に入った途端のバイオレンスもあった。動じなくなってっかな・・
アストリア視聴者に聞くと、勇者5の必須イベントも1個ある。とりあえず港に向かった。
◆
「アタイも戦わせろ!」
小さな女の子が叫んだ。
「ダメだノムコ殿。あんたに何かあったら、誰が武器を作る」
「そうですよ。ノムコ殿は保護区画に戻って下さい」
整然と並んだ軍隊の先頭にいる、剣と丸盾の男子が断った。横には銀髪に染めた女。
ニセの勇者と使徒は両方とも制服着用。フクシマエリア公式の、ご当地勇者セットだな。
ご当地勇者に文句たれてる女は、身長120センチくらいなのに手足が太い。
女を鑑定したらレベル40。HP、物理系、MPが640もある。代わりに魔法の攻防力や敏捷が低め。
コメント欄
『お、「勇者5」の勇者候補の5人目だ』
『ドワーフのノムコだ』
『リアルは黒髪のロリ美女だよ』
『ゲームの設定も、こういう風にすれば良かったのに・・』
『ヤマト世界のリアル勇者候補は、美男美女だな』
『アリアちゃんには及ばんがな』
『だな!』
勇者5の勇者候補10人の5人目、ドワーフのノムコだ。
シロウが現れたときのように熱気がないと思ったら、RPGの設定が原因だった。
ゲームのノムコは、こんな黒目黒髪の美少女ではない。アストリア世界のドワーフに忠実に、茶髪、大きくてグリーンの瞳をしたキャラだ。
それじゃ、日本人召喚者が言うところの『ウクライナ系』。アストリアじゃモブ顔だ。
それはともかく、魔族は簡単に退けられた。
女神の適当神託のせいで、魔王軍も各部隊で重視すべき侵攻地が決めにくく、少数でジペング各地を攻めてるって話だもんな。
そのとき視聴者から疑問が投げ掛けられた。
ドロンは戦闘に参加できず、悔しそうなノムコを映してる。
『あれ、ドワーフのノムコが戦ってないぞ』
『なんで?』
『ここで勇者と戦闘中に合流して、意気投合。続いてダンジョンを1個攻略のはずなのに』
種族間に垣根がないアストリア人は分かっていない。
「ヤマト世界のヒト族の大半が異種族を嫌ってんだよ。勇者候補1番目のカラッパなんてあからさまだったろ。シロウが例外なんだよ」
みんなサイタマのミリー、マリーですら以前はヒト族至上主義者だったと思い出したみてえだ。
『あ・・』
『そうだった』
『ストーリーの強制力より、差別の力が上回るハードモードの世界かよ』
ノムコは、偏見のせいで戦闘参加を断られたんだよな。
魔王軍を海に押し戻して盛り上がっているヒト属の軍を遠目に、シロウがノムコに話しかけた。
「ノムコ殿、約束の物を持ってきました」
「あれ、シロウさんじゃねえか。え、まさかもう、ミスリル鉱石採ってきたのか?」
「はい。あのお二人に大変世話になり、採取に成功しました」
ノムコの表情が明るくなった。私とアリアも紹介された。そんで促され、ノムコの工房に招かれた。
歩くとき、アストリア視聴者、特に女子から頼まれ私だけ10メートル後ろを歩かされた。
『ごめんね聖女。お詫びにスパチャ出すね』
『シロウ様の右にアリアちゃん、左にノムコ。なんかいい!』
『シロウ様とノムコがくっついてもいいなあ』
『聖女、頼んだわよ』
だから、なにをだ?
ただドワーフのノムコ登場で、人気のある、なしで何が起こるか分かった。
ノムコも間違いなく美少女。158歳でもロリ美人だ。
だけど私の、聖女サラチャンネルの人気を加速させた『勇者と5つのオーブ』では人気がなかった。だから今、視聴者から何のリクエストもない。
ぼそっ。「それ考えると、肝心の『勇者5』の枠外キャラなのに、配信の主役で大人気のアリアってすげえよな」
ノムコの工房でお茶を出されてんだけど、思わずアリアの頭を抱いた。
「な、なに、サラ?」
「何でもねえよ」
ところで、私達が持ってきたミスリル鉱石をほんの少し出したけど、その量はノムコが予想してた量の30倍。
総ミスリルのジペング刀を頼んだ。ノムコの鍛冶スキルで作製可能らしいけど、今のノムコのMP量では生成前に間違いなくガス欠だそうだ。
なので、勇者5のストーリーと同じく、4人でオイワキ上級ダンジョンに潜ることになった。
ここは、強制力かね?
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