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第一話 『想獣』
承ノ肆 咸木エネミィ
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◇◆◇◆◇
五月初旬。
既に日は沈み、街灯が照らす人気ひとけの無い公園のベンチに身を寄せ合う二人の男女。
男の方はやたらと積極的で、右腕で相手の肩を抱き、自らの好意を示している。
しかし比べて女の方は、周囲を見渡しどこか恥ずかしげに身を振るわせ、縮こまってしまった。
「━━……安心しろ水憑。お前は僕が守ってやる」
「は、離して……條原くん」
「なんだよ、今ここには誰もいないだろ。ほら、怯える心配なんて無いさ……」
「わ、私、もう……!」
そう言って女━━青春水憑は、條原の手を振りほどいた。
たったその瞬間。
「ん?」
その刹那の間に、條原の目が黒く淀んでいく。
「なんだ? 反抗するのか? 命の恩人である僕に?」
「そ、そういうわけじゃ……」
「うるさいな」
「きゃっ!」
青春の必死の抵抗も空むなしく、條原の突き出した手は彼女の胴を一押し。
榮原高校生の象徴であるエンブレムに罅が入る。
そのまま、青春は公園の砂場に尻餅をついた。
「……お前は大人しく、僕の言いなりになっていれば良いんだ」
人をただの道具としか認識しない。
そんな冷酷な瞳が、青春を射抜く。
「なんだ? まーたバカップルかよ」
「て言うか、何あれ。痴話喧嘩?」
「チッ……まずいな」
條原は瞬時に笑顔を取り戻し、
「それじゃあね! 僕はこの辺で失礼するよ」
「ま、待って…………」
一人途方に暮れる青春を置き去りに、嘲笑うように去っていく人影。
その姿を見つめながら、青春は一人泣き崩れる。
「……うぅぅっ……うぁぅっ………!」
どうして私ばかりがこんな目に。
せめて━━誰でも良いからせめて、助けに来てよぉ……!
誰もいない公園に、一人の少女の慟哭が響き渡った。
こんな時に、どこにいるの?
━━……あの人は、一体何をしているの?
「ぅおあぁあああああああああああ!!」
━━こっちもこっちで泣き叫んでいた。
今現在起こっている情景を端的に説明するとするならば。
……男子高校生が、押し寄せる人間のようなバケモノの大群を相手取っていた。
「つか! どうして俺がこんな目に遭わなくちゃいけないんだよ!」
……遡ること一時間前。
ヒツネの突然の思いつきにより、かくして始まった咸木結祈史上初の『想獣狩り』。
「流石に素手じゃ無理だから」と言って、ヒツネが渡したのは見覚えのある刀であった。
刀身から異彩を放つその大太刀。銘を『想殺花』━━……別名、『想獣狩りの刀』。
突如として眼前に現れた、人の形をした、人間ではないナニカの群れに、刀一本で対峙するなど至難の業である。
「ちくしょぅ! なんで俺がこんな目に……!」
「がんばれー、ユーキ!」
「お前も見てねぇでやれよ! 素人一人でこの量は……おわぁあ!!」
いくら振りほどいても、しがみついてきやがる!
つーかこれ、本当に終わるのか……? 無限に増殖してんじゃね?
「邪魔っ……! どけ!」
「「∮№㏍£¢㎜‰Å」」
「っ痛つぅ……っ! 」
コイツら……!!
前後左右、どこを向いても敵だらけ。
四方八方から迫る想獣達が、かくして俺に襲いかかる。
「ユーキ、大丈夫かな?」
ただ一点に群がる化け物達を目に、事の張本人は独り言を漏らす。
「あっ……」
「………………よ」
「?」
やがて、たった一人を囲んでいた想獣達が辺りを散る。
「上等だよ」
もう限界だ。我慢しきれねぇ。
さっきから黙ってやられてれば、調子に乗りやがって……!
「━━テメェら全員、ぶっ飛ばしてやるよ!!」
「はぁ…………」
日は沈み、昼間に比べすっかり静かになった商店街を、何かを考え込みながら歩く海桜。
無論、青春の件だ。
━━それは、新学期が始まって一週間後の事だった。
新たな教室、新たなクラスメイト。たった七日間でその全てに慣れる事ができない━━なんて事は無かった。
自分が校内に留まらず、一地域の学生から人気を博しているのは前から知っていた。自ら話しかけずとも、休み時間などがあれば向こうから寄ってくる。
嫌いではないし、迷惑でもない。それでも、どこか複雑な感情は心から消えない。
顔見知りなだけ。よく名前も知らない━━そんなどうでもいい『友達』だけが増えていく中で、唯一、欠かせない存在がいた。
━━青春水憑。
人気者なんてどうでもいい。モテる男友達なんていらない。教室の片隅で、友達と楽しそうに話す彼女だけが、自分にとって一番の、親友。
今日もいつもと同じように、彼女と一緒に話して、笑って、楽しく過ごせたら……
脳裏に浮かんだ、ちょっと照れくさいような感情。
「み━━━━…………」
そんな思いが生まれたのは、きっと偶然なんかじゃ無かったのだろう。
「水憑ー!」
「え? し、條原くん……」
唐突に、脈絡なくドアの外から現れた、その男。
『條原』と呼ばれた男は、笑顔で青春の元へ足を運ぶ。
「…………え?」
あまりに突然の出来事に、自分が出せた言葉はその一文字のみ。
━━だってそうだ。水憑はあんな人、好みじゃないはず。いや、それ以前に彼氏のような存在は今はいないと明言していた。
ありえない。あっていい訳が無い。
なら、あの條原という男は誰なの……?
様々な疑念が浮かんだ。その全てを考える度に、身も知れぬ恐怖が自分を襲った。
やがて、一つの疑問で思考が止まった。
━━私は、何を考えているんだろう?
よく考えろ。水憑だって女の子だ。人間だ。恋の一つや二つ、あるに決まっている。
彼氏が出来たのなら素直に祝福しよう。一緒になって喜べば良い。そうでないならこれ以上の進展を願えばいいだけ。
なのに。
なんだろう。
━━━━…………この感情は━━。
嫉妬、ではない。本能が告げる。
あの男が間違いなく水憑を危険にさらしているという、恐怖。
ふと彼女が振り向く。こちらを見つめ、悲しい笑みを浮かべる。
きっと彼女の事だ。自分の身にかかる圧力に押し潰されて、自ら言い出せないのだろう。
助けなきゃ。
そう思っても、足が動かない。声が出ない。
自分の一番の親友であり、一番の理解者でもある彼女の危機を知ってしまったくせに、何もできない自分に、嫌気が差す。
「誰だい、あの子は?」
條原の視線がこちらへ向く。
その冷酷な瞳に、背筋が凍った。
「私の友達。ううん。親友、かな」
「そうか。じゃ、行こうか」
「あっ、ちょっ……」
一人取り残された自分に、クラスメイト達が寄ってくる。
「白河さん、一緒に話そうよ!」
「白河ちゃん、めっちゃ美人さんじゃん!」
「お前はそればっかりだな!」
自分を取り囲むクラスメイトと、作り笑いを浮かべながら決心した。
伝えよう。アイツに。
何でもできる。頭が回る、解決してくれる。
近い筈はずなのに、遠すぎて届かない、あの幼馴染に。
あれからおよそ一ヶ月。
予想通り、ユーキに頼んだことで事は優位に進展している。
まぁ、依頼する条件は厳しかったけど……。
「…………やっぱり、私じゃダメなのかな」
誰にともなく語りかける海桜。その顔には不安や焦燥の色が垣間見えてきた。
……結局、私は何もできないんだよね。
強がるだけで、自分への好意に甘え、厚意に甘え━━そして、周りを巻き込んでしまう。
最低だ。最悪だ。どんな暴言や罵倒を吐かれたって仕方がない。
それでも。
決めたんだ━━自分にできる、何かを探すと。
「ユーキ……」
アイツに使わせる、逆転の切り札を切るのは、自分の役目だと。
……私にやれることは、もうやったよ。
━━━━後は、アンタに任せたよ。
◆◇◆◇◆
「…………」
ビルの間の通り。
「…………」
「いってぇな! おいコラそこのクソガキ! ナメてんじゃ……」
「………………」
「な、なんだよ……! 覚えとけよ!」
路上に蔓延るチンピラ。
「…………」
「ヴヴヴ……! ワン! ワン!」
「………………」
「……クゥ~ン…………」
獰猛な野良犬。
「………………」
「━━……£№Å㎜‰㏍∮」
五月初旬。
既に日は沈み、街灯が照らす人気ひとけの無い公園のベンチに身を寄せ合う二人の男女。
男の方はやたらと積極的で、右腕で相手の肩を抱き、自らの好意を示している。
しかし比べて女の方は、周囲を見渡しどこか恥ずかしげに身を振るわせ、縮こまってしまった。
「━━……安心しろ水憑。お前は僕が守ってやる」
「は、離して……條原くん」
「なんだよ、今ここには誰もいないだろ。ほら、怯える心配なんて無いさ……」
「わ、私、もう……!」
そう言って女━━青春水憑は、條原の手を振りほどいた。
たったその瞬間。
「ん?」
その刹那の間に、條原の目が黒く淀んでいく。
「なんだ? 反抗するのか? 命の恩人である僕に?」
「そ、そういうわけじゃ……」
「うるさいな」
「きゃっ!」
青春の必死の抵抗も空むなしく、條原の突き出した手は彼女の胴を一押し。
榮原高校生の象徴であるエンブレムに罅が入る。
そのまま、青春は公園の砂場に尻餅をついた。
「……お前は大人しく、僕の言いなりになっていれば良いんだ」
人をただの道具としか認識しない。
そんな冷酷な瞳が、青春を射抜く。
「なんだ? まーたバカップルかよ」
「て言うか、何あれ。痴話喧嘩?」
「チッ……まずいな」
條原は瞬時に笑顔を取り戻し、
「それじゃあね! 僕はこの辺で失礼するよ」
「ま、待って…………」
一人途方に暮れる青春を置き去りに、嘲笑うように去っていく人影。
その姿を見つめながら、青春は一人泣き崩れる。
「……うぅぅっ……うぁぅっ………!」
どうして私ばかりがこんな目に。
せめて━━誰でも良いからせめて、助けに来てよぉ……!
誰もいない公園に、一人の少女の慟哭が響き渡った。
こんな時に、どこにいるの?
━━……あの人は、一体何をしているの?
「ぅおあぁあああああああああああ!!」
━━こっちもこっちで泣き叫んでいた。
今現在起こっている情景を端的に説明するとするならば。
……男子高校生が、押し寄せる人間のようなバケモノの大群を相手取っていた。
「つか! どうして俺がこんな目に遭わなくちゃいけないんだよ!」
……遡ること一時間前。
ヒツネの突然の思いつきにより、かくして始まった咸木結祈史上初の『想獣狩り』。
「流石に素手じゃ無理だから」と言って、ヒツネが渡したのは見覚えのある刀であった。
刀身から異彩を放つその大太刀。銘を『想殺花』━━……別名、『想獣狩りの刀』。
突如として眼前に現れた、人の形をした、人間ではないナニカの群れに、刀一本で対峙するなど至難の業である。
「ちくしょぅ! なんで俺がこんな目に……!」
「がんばれー、ユーキ!」
「お前も見てねぇでやれよ! 素人一人でこの量は……おわぁあ!!」
いくら振りほどいても、しがみついてきやがる!
つーかこれ、本当に終わるのか……? 無限に増殖してんじゃね?
「邪魔っ……! どけ!」
「「∮№㏍£¢㎜‰Å」」
「っ痛つぅ……っ! 」
コイツら……!!
前後左右、どこを向いても敵だらけ。
四方八方から迫る想獣達が、かくして俺に襲いかかる。
「ユーキ、大丈夫かな?」
ただ一点に群がる化け物達を目に、事の張本人は独り言を漏らす。
「あっ……」
「………………よ」
「?」
やがて、たった一人を囲んでいた想獣達が辺りを散る。
「上等だよ」
もう限界だ。我慢しきれねぇ。
さっきから黙ってやられてれば、調子に乗りやがって……!
「━━テメェら全員、ぶっ飛ばしてやるよ!!」
「はぁ…………」
日は沈み、昼間に比べすっかり静かになった商店街を、何かを考え込みながら歩く海桜。
無論、青春の件だ。
━━それは、新学期が始まって一週間後の事だった。
新たな教室、新たなクラスメイト。たった七日間でその全てに慣れる事ができない━━なんて事は無かった。
自分が校内に留まらず、一地域の学生から人気を博しているのは前から知っていた。自ら話しかけずとも、休み時間などがあれば向こうから寄ってくる。
嫌いではないし、迷惑でもない。それでも、どこか複雑な感情は心から消えない。
顔見知りなだけ。よく名前も知らない━━そんなどうでもいい『友達』だけが増えていく中で、唯一、欠かせない存在がいた。
━━青春水憑。
人気者なんてどうでもいい。モテる男友達なんていらない。教室の片隅で、友達と楽しそうに話す彼女だけが、自分にとって一番の、親友。
今日もいつもと同じように、彼女と一緒に話して、笑って、楽しく過ごせたら……
脳裏に浮かんだ、ちょっと照れくさいような感情。
「み━━━━…………」
そんな思いが生まれたのは、きっと偶然なんかじゃ無かったのだろう。
「水憑ー!」
「え? し、條原くん……」
唐突に、脈絡なくドアの外から現れた、その男。
『條原』と呼ばれた男は、笑顔で青春の元へ足を運ぶ。
「…………え?」
あまりに突然の出来事に、自分が出せた言葉はその一文字のみ。
━━だってそうだ。水憑はあんな人、好みじゃないはず。いや、それ以前に彼氏のような存在は今はいないと明言していた。
ありえない。あっていい訳が無い。
なら、あの條原という男は誰なの……?
様々な疑念が浮かんだ。その全てを考える度に、身も知れぬ恐怖が自分を襲った。
やがて、一つの疑問で思考が止まった。
━━私は、何を考えているんだろう?
よく考えろ。水憑だって女の子だ。人間だ。恋の一つや二つ、あるに決まっている。
彼氏が出来たのなら素直に祝福しよう。一緒になって喜べば良い。そうでないならこれ以上の進展を願えばいいだけ。
なのに。
なんだろう。
━━━━…………この感情は━━。
嫉妬、ではない。本能が告げる。
あの男が間違いなく水憑を危険にさらしているという、恐怖。
ふと彼女が振り向く。こちらを見つめ、悲しい笑みを浮かべる。
きっと彼女の事だ。自分の身にかかる圧力に押し潰されて、自ら言い出せないのだろう。
助けなきゃ。
そう思っても、足が動かない。声が出ない。
自分の一番の親友であり、一番の理解者でもある彼女の危機を知ってしまったくせに、何もできない自分に、嫌気が差す。
「誰だい、あの子は?」
條原の視線がこちらへ向く。
その冷酷な瞳に、背筋が凍った。
「私の友達。ううん。親友、かな」
「そうか。じゃ、行こうか」
「あっ、ちょっ……」
一人取り残された自分に、クラスメイト達が寄ってくる。
「白河さん、一緒に話そうよ!」
「白河ちゃん、めっちゃ美人さんじゃん!」
「お前はそればっかりだな!」
自分を取り囲むクラスメイトと、作り笑いを浮かべながら決心した。
伝えよう。アイツに。
何でもできる。頭が回る、解決してくれる。
近い筈はずなのに、遠すぎて届かない、あの幼馴染に。
あれからおよそ一ヶ月。
予想通り、ユーキに頼んだことで事は優位に進展している。
まぁ、依頼する条件は厳しかったけど……。
「…………やっぱり、私じゃダメなのかな」
誰にともなく語りかける海桜。その顔には不安や焦燥の色が垣間見えてきた。
……結局、私は何もできないんだよね。
強がるだけで、自分への好意に甘え、厚意に甘え━━そして、周りを巻き込んでしまう。
最低だ。最悪だ。どんな暴言や罵倒を吐かれたって仕方がない。
それでも。
決めたんだ━━自分にできる、何かを探すと。
「ユーキ……」
アイツに使わせる、逆転の切り札を切るのは、自分の役目だと。
……私にやれることは、もうやったよ。
━━━━後は、アンタに任せたよ。
◆◇◆◇◆
「…………」
ビルの間の通り。
「…………」
「いってぇな! おいコラそこのクソガキ! ナメてんじゃ……」
「………………」
「な、なんだよ……! 覚えとけよ!」
路上に蔓延るチンピラ。
「…………」
「ヴヴヴ……! ワン! ワン!」
「………………」
「……クゥ~ン…………」
獰猛な野良犬。
「………………」
「━━……£№Å㎜‰㏍∮」
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