元アラフィフ男の異世界転生記 〜新しい家族とともに異世界を謳歌する〜

あかいとまと

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第6話:仲間

第6話:仲間

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    シュウは、囲炉裏の火を背に立ち、その瞳に静かな決意を宿らせていた。
    外は深い闇に包まれ、星々がまるで神々の目のように瞬いていた。
    風が木々を揺らし、遠くの森から狼の遠吠えが聞こえてくる。
    その声は、まるで過去の記憶を呼び覚ますように、心の奥底に響いた。
    この小さな家——かつては森の一軒家だった場所が、今は星の守護者たちの心の拠り所となっていた。
    六人の絆が、少しずつ、確実に、再び世界を動かし始めようとしていた。

「俺たちは、もう一人じゃない」

    シュウの声は、静かだったが、その一言には、重く深い力が込められていた。
    彼の言葉は、壁を越えて、森を越えて、星々にまで届いているかのようだった。
    リオは床に膝をついたまま、火を見つめ、震える手を握りしめていた。
    ネロは小さな体を震わせながらも、シュウの袖をぎゅっと掴み、その温もりを確かめるようにしていた。
    フェイは剣を腰に下げたまま、シュウの言葉に深く頷き、銀髪を揺らした。
    フェンリルのウォルフは狼の姿のまま、壁際に座り、鋭い目で全員を見守っている。
    ラムは九尾の狐の姿で、天井近くの梁に優雅に腰を下ろし、その長い尾をゆらゆらと揺らしていた。

「これから先、どんな敵が来ようとも、どんな闇が襲ってこようとも——俺たちは、この絆で乗り越える」

    シュウはそう言って、一つ一つの名前を呼んだ。

「リオ、お前が先頭を歩く」

    リオはゆっくりと顔を上げた。
    黒い髪の下、茶色の瞳に、かつての恐れや迷いはもうない。
    代わりに、覚悟の光が宿っていた。
    彼は小さく頷き、声を絞り出すように言った。

「⋯⋯俺は、星の守護者になる。忘れていた記憶を呼び覚まし、歪んだ世界を正す。それが、俺の運命なら——受け入れます」

    その瞬間、彼の背後に、黒い狼の影が一瞬だけ浮かび上がった。
    それは、かつて星の守護者たちを導いた伝説の守護霊——「影狼」と呼ばれる存在の印だった。
    フェンリルが耳をぴくりと動かし、その影に敬意を示すように頭を下げた。
    ラムも尾を静かに止め、その目を細めた。

「⋯⋯祝福だね。星の血が、再び目覚めた証拠」

    ラムの声は、年を重ねた者のような落ち着きと、どこか遠い記憶を呼び覚ますような響きを持っていた。
    彼女の言葉に、全員の胸が熱くなった。

    シュウはリオの頭を優しく撫でた。

「⋯⋯そうか。じゃあ、これからが、本当の旅の始まりだな」

    その直後、外から軽い足音が聞こえた。
    誰かが近づいている。
    フェイが剣に手をかけ、警戒の構えに入る。
    ウォルフも立ち上がり、牙を剥き出しにした。
    だが、シュウは手を上げて制止した。

「大丈夫だ。敵じゃない」

    彼の瞳には、特殊な能力——「真実の眼」が働いていた。
    それは神から与えられたチート能力の一つで、相手の本性や隠された真実を見抜く力。
    その力によって、シュウはすでに、外に立つ人物の正体を知っていた。

    扉がゆっくりと開き、一人の青年が姿を現した。
    二十歳前後だろうか。
    金髪碧眼——一見、典型的な王族の若者に見えるが、シュウの眼には、その姿が「偽りの外見」として映っていた。
    実際の彼は、黒髪茶眼の青年で、その瞳には、星の守護者に共通する「星の紋」が微かに光っていた。
    シュウは心の中で呟いた。

『⋯⋯アレン・エレスティア。第1王子。そして、かつての星の守護者『光の守護者』の末裔か』

    青年——アレンは、少し緊張した様子で室内を見渡した。
    彼の手には、小さな瓶が一つ。
    中には、淡い金色の液体が入っている。

「⋯⋯失礼します。この家に、シュウ・タチバナ様がお住まいだと聞いたのですが⋯⋯」

    シュウは穏やかに頷いた。

「あぁ、俺がシュウだ。君は?」

「アレンと申します。エレスティア王国の⋯⋯ただの旅行者です」

    嘘だ。
    シュウの真実の眼が、その言葉が偽りであることを即座に見抜いた。
    だが、シュウはそれを指摘せず、むしろ微笑んだ。

「旅行者か。珍しい場所に来たね。こんな森の奥まで」

「はい⋯⋯実は、ある噂を聞きつけて来てみました。この辺りで、王室調合レベルのポーションが出回っていると。とても高価な薬で、王族しか調合できないはずのもの。それが、なぜか闇市場に流れていると聞いて⋯⋯」

    アレンの声には、真剣さと、どこか苦悩が混ざっていた。
    シュウはその表情を見て、この青年がただのスパイや調査官ではないことを理解した。
    彼は本気で、真実を知りたいと思っている。
    そして、その目的の裏には、もっと深い動機がある。

「⋯⋯なるほど。王室のポーションが流出している?  それは確かに気になる話だね」

    シュウは立ち上がり、棚からいくつかの薬草を取り出した。
    ネロが素早く火を強め、小さな釜を用意する。
    リオも黙って水を汲みに外へ出かけた。
    フェイは剣を戻しながらも、アレンをちらりと見たが、シュウが警戒していないのを見て、肩の力を抜いた。

「君、調合の知識はあるかい?」

「はい。王室の秘伝書を学んできました」

「なら、見ていてくれ」

    シュウは静かに言い、調合を始めた。
    彼の手さばきは、まるで舞っているように滑らかだった。
    薬草を刻み、火加減を調整し、魔法の言葉を唱えながら、金色の光が釜の中で渦を巻く。
    ネロが未来を見通す眼で、反応のタイミングをシュウに伝える。
    リオが水の純度を確認し、フェイが魔力の流れを安定させる。
    ウォルフが森の精気を呼び寄せ、ラムが古代の知識をシュウの頭に流し込む。

    そして——。

「完成!」

    シュウが瓶に金色の液体を注ぎ終えると、その瞬間、部屋中に甘く清涼な香りが広がった。
    アレンは目を見開いた。

「これは⋯⋯王室の『星輝の癒し』⋯⋯!     本物だ!     しかも、王室のものより、純度がかなり高い⋯⋯!」

    シュウは瓶をアレンに差し出した。

「どうだ?     俺が王室のポーションを流出させてると思えるか?」

    アレンは瓶を受け取り、手に取ってじっと見つめた。
    そして、ゆっくりと頭を下げた。

「⋯⋯申し訳ありません。疑いの目を向けたことを、心よりお詫びします。ですが、王室のポーションが闇に流れているのは事実。それが、誰かの陰謀によるものなら、私は止めなければなりません」

    シュウは微笑んだ。

「君の覚悟は伝わった。だが、一つだけ教えてくれ。なぜ、君は俺たちを信じようと思った?   
    調合を見せただけで、疑いを晴らすなんて、普通はしないだろう?」

    アレンは一瞬、迷ったように唇を噛んだ。
    そして、静かに言った。

「⋯⋯あなたの目を見て、わかりました。その瞳には、偽りがない。そして⋯⋯私の記憶の奥に、あなたの顔が浮かんだんです。昔、どこかで会ったような⋯⋯いや、戦ったような⋯⋯そんな気がして」

    シュウの瞳が、微かに揺れた。
    真実の眼が、アレンの魂に刻まれた記憶の断片を読み取った。
    かつて、星の守護者たちが最後に戦った戦い——その時、アレンの前世は、光の守護者としてシュウと共に戦っていた。
    そして、その戦いで、彼は命を落とした。
    その記憶が、今、少しずつ目覚めようとしていた。

「⋯⋯君は、星の守護者だったな」

    シュウの言葉に、アレンは息を吞んだ。

「どうして⋯⋯その名を?」

「俺には、君の真の姿が見える。金髪碧眼は偽りだ。君の本当の姿は、黒髪茶眼の青年。そして、君の魂には、星の紋が刻まれている。君は、光の守護者の末裔。いや、それ以上だ。君自身が、かつての守護者の一人だ」

    アレンは膝をついた。
    その顔には、驚きと、安堵、そして深い感慨が混ざっていた。

「⋯⋯そうだったのか。だから、この場所に来た時、胸が熱くなった。この火の匂い、この風の音、みんなの声⋯⋯全部、どこかで聞いたことがある気がして⋯⋯」

    ラムが梁から飛び降り、九尾を揺らしながらアレンの前に立った。

「アレン・エレスティア。君の記憶は封印されていた。王族としての立場、国の平和を守るため、星の守護者としての記憶は封じられた。だが、今、その封印が解けようとしている。君は、再び光を掲げる者となるのか?」

    アレンは顔を上げ、全員を見渡した。
 そして、シュウの目を見つめた。

「⋯⋯私は、星の守護者として、この世界を守りたい。力があるなら、それを正しく使いたい。王族としてではなく、一人の人間として、仲間として——加わらせてください」

    静寂が部屋を包んだ。
    誰もが、その言葉の重みを感じ取っていた。

    だが、その時。

「待て」

    フェイが一歩前に出た。
    銀髪をなびかせ、剣を床に突き刺すようにして立ち、鋭い目でアレンを見据えた。

「星の守護者になるというなら、一つだけ試練を課す」

「⋯⋯試練?」

「そうだ。俺たちが戦うのは、闇だ。その闇に立ち向かうには、ただの覚悟だけでは足りない。肉体も、精神も、そして——」

    フェイは胸を張り、声を大きくした。

「男としての資格も必要だ」

    全員が一瞬、ポカーンとした。

「⋯⋯え?」

    ネロが首を傾げ、リオは顔を赤くした。
    ラムは笑いをこらえるように口元を押さえ、ウォルフは呆れたように耳を伏せた。

    シュウだけは、内心で苦笑した。
    フェイの性格なら、こういうことを言い出すだろうと思っていた。
    かつての騎士団長としてのプライドが、新しい仲間に対して「格」を見せたいのだろう。

「つまり⋯⋯サイズ比べか?」

    シュウが冷静に言うと、フェイは堂々と頷いた。

「そうだ。男としての証。大きさ、形、硬さ——すべてが完璧でなければ、俺の仲間にはなれない」

    アレンは目を丸くした。

「⋯⋯まさか、今からそれですか?」

「当然だ。俺はシュウ様の右腕。このチームの戦力の柱。その俺が、小さければ認めないと言っている」

    シュウはため息をつきつつも、内心では笑っていた。
    こんなバカげた展開になるとは。
    だが、これがフェイのやり方なら、受け入れるしかない。
    それに、アレンの覚悟を試すには、これも一つの方法かもしれない。

「⋯⋯わかった。やってみるか」

    シュウはそう言うと、自分のズボンのチャックをゆっくりと下ろした。
    全員の視線が集中する中、彼は手で扱いて勃起させた。
    その瞬間——。

「⋯⋯うわっ」

    アレンの声が漏れた。
    シュウのそれは、18cm。
    太さも、形も、完璧なまでに整っていた。
    まるで神が造ったような理想の形。
    ネロは目を丸くして「兄ちゃん、すごーい!」と叫び、リオは顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。
     フェイは悔しそうに唇を噛んだ。

「⋯⋯シュウ様は、さすがだ」

    次にフェイが挑戦した。
    彼も迷わずズボンを下ろし、15センチの勃起を披露。
    形は美しく、先端はぴんと上を向いていた。
    銀髪の騎士団長らしい、誇り高き一物だ。

「どうだ?     この完璧なライン。これでこそ、星の守護者に相応しい」

    アレンは緊張しながらも、覚悟を決め、ズボンを下ろした。

    そして——。

    手で扱いて勃起させると⋯⋯16.5cm。

    太さも、形も、シュウに次ぐ完璧な一物。
    先端はやや上向き、血管の浮き方も均等。
    フェイは目を見開き、口をぽかんと開けた。

「⋯⋯まさか、俺より⋯⋯!?」

「⋯⋯す、すみません⋯⋯昔から弄ってたら、少し大きくなっちゃいまして⋯⋯」

    アレンが照れくさそうに謝ると、フェイはしばらく黙ってそれを凝視していた。
    そして、突然、深々と頭を下げた。

「⋯⋯認めよう。君のそれは、俺より上だ。大きさも、形も、完璧。男としての資格は、十分すぎるほどある。しかし、弄っていると大きくなるものなのか?」

    シュウも頷いた。

「フェイの基準をクリアしたとなれば、俺も文句はない。アレン、君は正式に、星の守護者の仲間だ」

    アレンは涙を浮かべながら、全員を見渡した。

「⋯⋯ありがとうございます。これからは、皆さんと共に、この世界を守ります」

    その瞬間、天井から星の光が差し込み、六人の影が一つに重なった。
    ウォルフが遠吠えを上げ、ラムが九尾を輝かせ、ネロの未来の眼が金色に光った。
    リオの背後には再び黒い狼の影が浮かび、フェイの剣が微かに震えた。

    風が囁いた。

    ——再び、星の守護者が目覚める時が来た。

    そして、その火は、もう二度と消えることはない。


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