刃愛

のどか

文字の大きさ
33 / 35
シェードカオン

始まりの引き金

しおりを挟む

 ロッドの同行は許されたが、スワロウは他の護衛とともに待合室にされている部屋に通された。部屋には他の幹部の護衛もいた。あまりにも部屋の空気が悪いため、スワロウは廊下で報告が終わるのを待っていた。
 格調高い様式の建物だが、各所に巧みに隠された監視カメラの存在をスワロウは見抜いていた。これだけのセキュリティがあるからこそ、武器も取り上げられていないのだろう。
 角を曲がって現れた人影に、一瞬、警戒したスワロウだったが、それが誰なのか気づいて顔をこわばらせた。
「あら……」
 エリシア・マドゥはその場で足を止めた。
「この前はどうも……」
 頬を染め俯くエリシアに、スワロウも思わず視線をそらした。
「……いや……こちらこそ……」
 しばらくそのまま二人で突っ立っていた。
 スワロウとしては、非常に気まずい。
「あの……」
 躊躇いがちにエリシアがスワロウに声をかけた。
「なにか?」
「今日はどうしてこちらに?」
 エリシアが一瞬あった視線をそらした。
「ボスが報告に……その護衛です」
「そうですか……でも、どうして廊下に?」
「空気が悪かったもので……煙草の煙は苦手なんで」
 部屋に充満する煙草の煙に閉口して廊下に出たスワロウだが、今はそれを激しく後悔していた。大人しく部屋の中にいればエリシアと顔を合わすこともなかったのだ。
 以前顔をあわせたとき、クロスとの関係を知られている。
 『サザンクロス』の中ではすでに『ボスの情人モノ』として(不本意だが)認識されているスワロウだが、野朗どもと清楚な未亡人ではその反応が違う。
「あの……」
「なにか?」
 しばらく言いよどんでいたエリシアが、頬を染めながらも瞳を輝かせて聞いた。
「あの人と愛し合っているんですよね」
 その瞬間、スワロウの頭は真っ白になった。
「……あ……あ……い……?」
 眩暈がした。全身から汗が吹き出た。鼓動が跳ね上がり、顔から火が出そうだ。膝をつかなかったのが不思議なくらいだ。
 愛し合って──惚れているという自覚はある。自分限定で言えば、愛してるか、愛してないかといえば、しているのだろう。でなければ、いいようにさせていない。
 だが、しかし、はっきり口にしたことは、覚えている限りではない。クロスも言葉を欲しがる方ではないし、口にするのは、死ぬほど恥ずかしいと思う。
 エリシアは返答を求めて待っている。その顔は嬉しげに輝いていた。
(お……お……れに……なんと……答えろというんだっっ!)
 エリシアがなんといって欲しいのかは、見当がついていた──いたが──それを口にするのは、死ぬほど恥ずかしかった。人前でそれを語るぐらいだったら、いっそ舌を噛み切りたい。
 首筋まで赤くなりながら、スワロウは全身から脂汗を流していた。
「なにをしている」
 背筋が凍るほどの殺気に近い怒気と、恐ろしく冷たい声をかけられ、スワロウは弾かれたように振り向いた。
 そこにロッドを従えたクロスがいたが、その表情は滅多にないほどやばかった。無表情を装っているが、その下から押さえきれない激情が垣間見える。こういう時のクロスはちょっとしたことでぶちぎれる。
「な、なにって、ボスを待って──」
 いきなり腕を引かれスワロウはたたらを踏んだ。
「ロッド、うちの連中を連れて本部へ行ってろ。俺はこいつと話がある」
「だめです。護衛が放れるわけには──」
「──なら下で待っていろ」
 引き摺るような勢いで引っ張られ、スワロウは転ばないようについていくのが精一杯だった。
 取り残されたロッドは、改めてエリシアに頭を下げてから聞いた。
「彼となにを」
「いえ、別に」
 顔を赤らめるエリシアに、ロッドはいちおう忠告しておいた。
「その、あまりこういうことは言いたくはないのですが、彼は確かに独身ですが、エリシア様とは──」
「──あら、ロッドは知らないの?」
「なにをですか?」
「あの方、もうお相手がいますのよ?」
「そうなんですか?」
 ロットは目を瞬いた。
 スワロウについて、ロッドは通り一遍等のことしか知らない。『サザンクロス』の実力ナンバーツーということぐらいだ。信頼も厚いようで、クロスはスワロウをいつも手元においている。実際に顔をあわせるまであんな優男とは知らなかった。教会での一件で手並みを見ていなければ、あれほど強いとは誰も思わないだろう。
 もともと他の系統の下部組織まで詳しく知る者はあまりいない。『サザンクロス』はそのボスとマドゥ最強ということが優先し、他の情報は幹部の名前ぐらいだ。
 顔をあわせるようになっても、まだお互いのことはあまり知らない。
「ええ、以前そういうことを聞きまして、それで少しお話したかっただけですわ」
 嬉しそうにいうエリシアに邪気はない。

 人気のない廊下に来ると、クロスが問いを繰り返した。
「あそこでなにをしていた?」
「あんたを待っていたんだろうが」
 クロスが質問を変えた。
「エリシア・マドゥとなにをしていた?」
「~~」
 スワロウは口ごもった。とっさになにを口にしていいか分からなかったのだ。それでも、クロスの目に危険なものを感じて、答えた。
「待ってたら偶然あって……話しかけられただけだ」
「なにをだ?」
「なにをって……あんたこそ、なにをそう殺気だって……」
 スワロウはあることに気づいて目を見張った。まさか、そんなことはないだろうと思いつつ、口にしてみる。
「まさかとは思うけどよ、妬いてんじゃねえよな?」
 そのときのクロスの表情こそ見ものだった。近くにいるだけで背筋が凍るような殺気が消し飛び、見たこともないような間抜けな顔をしている。
「妬いてたのか! あんたが? 嘘だろ!」
 スワロウが知る限り、クロスが関係した相手がどこで何をしようが気にしてことはない。それはもう、見事なまでに。
 誰かと話をしていたというだけで、嫉妬するなんて前代未聞だ。
 クロスが決まり悪そうに視線をはずした。
「おまえ、ああいうのが趣味だっただろうが」
 確かにクロスと関係する前、スワロウが相手にしていたのは素人っぽい清楚なタイプが多かった。リッパーなどに言わせれば、素人っぽい、色気のない娘ということになる。
「あんたに言われるまで、てめえの女の趣味なんざ、忘れていたぜ」
 クロスが向き直り、スワロウは壁際まで追い詰められた。クロスがスワロウの顔のすぐ横に手をつく。身体が密着するほど迫られても後ろに逃げ場はない。
「なにを話していた?」
 再度問われても、スワロウはそれを口にすることができなかった。
『あの人(クロス)と愛し合っているんですよね』などと聞かれたとは。
(いえるかぁあああっっ!)
 思わず心の中で絶叫してしまうスワロウだった。
「大したことじゃねえ。社交辞令ていどのことだ!」
「その顔でか?」
 顎をつかまれ顔を上げさせられる。
「誰のせいだ……知られてるから、気まずいんだろうがよ」
 エリシアとアレクサンダーの前で、関係を暴露された(しかもあんな形で)のは本当のことだ。おかげで、顔をあわせることさえ恥ずかしい。
「俺は誰に知られようとかまわん」
 顔を近づけられ──とっさにクロスの顔を手で押さえて口づけられるのを防いだ。声を抑えて抗議する。
「馬鹿野朗! 監視カメラがあるんだぞ」
 無人のように見えても、いたるところにカメラがある。監視員もいるし、録画もされているだろう。音声も拾っている。そんなところでそんなことをすれば──少なくとも大ボス関係には筒抜けだ。
「それがどうした?」
「──!」
「俺は誰に知られてもかまわん。むしろ、知らせてやりたいぜ」
「あんたな!」
 スワロウは羞恥と激怒の両方で、赤面していた。布越しにもはっきりわかるほど猛っているものを押し付けられているからだ。
「いっそ、式でも挙げるか? それとも、カメラの前でヤるか?」
「冗談じゃねえ! 死んでもごめんだ! これから殴りこみかけるんだろうがよ!」
 思わず涙ぐむスワロウだった。
「ああ──それがあったな。おまえを使えなくするのはまずいか」
 クロスは残念そうに言うと、手を放した。
「この一件が片付いたら、な」
 そういうと、背を向ける。
 片付いたらなにをされるのか、充分に分かっているスワロウは頭を抱えた。

 少し遅れたクロスとスワロウが車に乗り込んだとたん、車内は作戦会議の場となった。
「言われたとおり、大ボスの目の届かない所有物の中で、来客の予定もないのに食料品などの生活消耗品の購入が増えた場所と、襲撃に使用された武器の届け先、奥様……エレオノーラ・マドゥの所在地と思われる場所をピックアップしました」
 ロッドから渡された資料に目を通し、クロスは顔を上げた。
「あやしいのは三箇所か?」
「いずれも奥様個人の所有物で、市外にあり、今回の警備強化範囲から外れていたものですが、距離としては教会からそう遠くありません。盲点でした」
 ウィリスは部下を連れている。数十人単位であれば、どうしても食料品やら生活必需品の必要量がかさむ。匿っているのなら、それらの購入量がどうしても跳ね上がる。
 葬儀のためにシェードカオンに幹部たちが集まっているからこそ目立たなかったのだろうが、どこに誰が泊まっているか調べれば、いるはずのない来客のために平時より購入量が増えたところを調べればいい。
 全ての物品の流通にコネクションは関わっている。
「本命は、この別宅ですが、こちらの別宅はグリードの拠点となっていると考えられます。また、奥様にもそれなりの護衛がついています。彼らの多くは奥様が嫁いでこられたときに移籍した者が多く、呼びかけても投降しないでしょうね」
「……証言者はいらん。むしろ、鳴かれては困る」
 事情を知るものは、口を封じることが望ましい。言外に殲滅を指示され、ロッドも顔を強張らせた。
「……手勢を分けるしかないな。『グランティア』を二分割する。一番抵抗が予想されるここ──本命とされた別宅を指し──は、『サザンクロス』と『グランティア』の一部隊をまわせ。残りの『グランティア』は……アントに連絡させ、三番目にできうる限り人数を回してもらえ、そいつらとここ──グリードの拠点らしき別荘を指す──を強襲させろ。おまえ──ロッドを見て──とその隊は、俺とエレオノーラ・マドゥを押さえる」
「共闘しろって?」
 微かに顔をしかめたスワロウに、クロスは説明した。
「いくらなんでも、連れて来ただけの人数じゃあ、少なすぎる。けっこう名の知れた奴もいる足手まといにはならんさ」
「指揮はどうします?」
 混合部隊を送る場合指揮系統を決めておかなければ、部隊は混乱し、自滅の危険性もある。
「『サザンクロス』と『グランティア』の混合部隊はスワロウが指揮をとれ。『グランティア』は『サザンクロス』の指揮下に入る。場合によってはソニックが指揮を取ることもあるからな。通達を徹底しろ。『グランティア』と二番目の部下の混合部隊は、『グランティア』のマーフィに任せる。部隊わけもマーフィにやらせておけ」
 残りはクロスが率いる。ロッドは車内から本部へ連絡を入れた。本部から折り返し通信があり、ウィンドゥが二つ起動した。ひとつはアントが映し出され、もうひとつにはマーフィが映し出された。切羽詰った顔のアントが聞いた。
『奥様が裏切り者だというのは、本当ですか?』
「率直な物言いだな」
 それこそは隠しておかなければならないことだ。口にしていいことではない。アントはすぐに失言を悟った。
『失礼しました。しかし、我々の動揺も分かってください。おくさ……グリードの部下とは顔見知りの者も多いのです』
「だからこそ、そっちに回した。これは私怨ではない。コネクションの総意の報復だ。知った相手に攻められれば、そうと分かるだろう」
 クロス個人の私怨ではなく、コネクションの総意としてのものであると示すために、あえて近い位置にいたであろう(エレオノーラとアレクサンダーが親子であるため、その部下達も顔を合わす機会が多い)二番目の部下達にやらせるのだ。戦力の不足は『グランティア』に補わさせる。
 それに対して、ウィリス一派に対しては力押しでかまわない。おそらく最強と思われる『サザンクロス』と『グランティア』をぶつける。
『組分けと、グランティアの指揮はオレに任せていいのかい? ボス』
 金髪を後ろに撫で付けた、甘い顔立ちの男──マーフィが沈黙したアントの代わりに質問した。
 下がった目じりと口元に浮かべた笑みで、柔和そうにも見えなくもないが、ときおり危険なにおいを漂わせる、そんな男だ。クロスより六つも年上である。
 まだ顔をあわせて日の浅いこの男は時々試すようなことをする。
「昨日今日、任されたばかりの俺より、再編のときから皆を見ているおまえの方がよく分かっているだろう」
『喰えないねえ』
 マーフィが口元をほころばせた。
『組分けの内容と指揮、オレの能力が試されるわけだ♪』
「おまえならできると思ったが、俺の眼鏡違いか?」
 画面の中でマーフィが両手をあげた。
『OK、ボス。オレにとってもビックチャンスだ。期待にはこたえてみせるぜ』
 マーフィは外様組だ。自分の才覚だけでのし上がってきた男だ。人が集まれば、誰に指示されたわけでもないのに、自然とリーダー格の者が決まる。クロスがみたところ、マーフィはそういう種類の人間だ。
「今回は急を要する。場合によっては、ウィリスの一派とグリードの一派が食い合いをする可能性がある」
『口封じかい?』
「そうだ。三つ巴になる可能性もある」
 グリード(エレオノーラ)は支援したという証拠を消すために、ウィリス一味を消そうとするだろう。標的を変えた時点で反撃を予測しているであろうウィリス一味も大人しくしていないだろう。そこに粛清部隊が乱入する三つ巴の食い合いになる。
 クロスが車内ですでに手筈を整えようとしているのも、それを警戒してのことだ。
『わ、我々の方針は?』
「殺せ。ウィリスもグリードも関係ねえ。マドゥが仕切った葬儀をぶち壊したやつは、根絶やしだ」
 ギルバートの葬儀は報復が終わり次第改めて行われる。どういう理由にしろ、エレオノーラがギルバートの葬儀を潰したことには変わりない。
『怖いねえ、女ってのは。形だけの葬儀だから、潰してもいいと思ったのかねえ』
「葬儀に、俺の血をそえようとしたのかもな」
 葬儀のその場で、仇を討ってはなむけとする。その血は最大の供物だろう。
 クロスは声に出さず呟いた。
(くそ婆が……)
 そのために、マドゥの敵に力を貸し与え、面子を潰し、中枢を危険にさらした。それは許されることではない。
「許可は取った。すぐに殴り込みだ。できる限り準備を急がせろ。また、相手が抗争中の場合、手薄な箇所も生じる。その場合は速やかに制圧し、他に手勢を回せ」

 やがて車は『グランティア』の館の前に横付けされた。すぐに護衛が壁を作りクロスを待った。
 形式だけとはいえ、毎度のことにクロスはややうんざりした。実は190を超える長身では、人の壁から頭部が出る。狙撃するなら頭を撃てば事足りる。意味がないのだ。
 それでもボスを守ろうとする部下の気持ちをくんで付き合っているクロスだった。今回は『サザンクロス』も『グランティア』もいる。見慣れない顔は、二番目の兵隊だろうか。正面からアントが報告のためか駆け寄ってくる。
 クロスは車を降りて──何度も死地を経験した者だけが持つ直感が働いた──銃口を向けられたときに感じる感覚に肌があわ立った。とっさにライトシールドを展開させ、伏せる。
「伏せろっ!」
 切羽詰ったクロスの叫びに、とっさに『サザンクロス』と『グランティア』はライトシールドを起動させ、クロスをかばうように回りを固める。うかつなことに、二番目の兵隊は反応できず棒立ちのままだ──アントの胸の中央に赤い穴が開いた。自らの血潮を振りまきつつ、アントが倒れた。
「野朗!」
 射線から方向を判断したスワロウが飛び出そうとし、その肩をクロスが掴んでとめた。
「ボス?」
 その間にも『サザンクロス』と『グランティア』の一部は狙撃地点と思われる方向に韋駄天をとばしていった。クロスは通信を司令部に送る。
「バードを飛ばせ。追撃した者には、見失ったら引き返すよう通達だ。時間をとられるわけにはいかん」
 ロッドがアントを抱き起こし──首を振った。
「即死のようです」
 クロスは眉をひそめた。一時の仮の部下とはいえ、目の前で狙撃されて不愉快にならないわけはない。
「二番目に連絡を。この報復は後回しだ。今は、大物がひかえているからな」
 程なくバードが狙撃手と思われる人物を捕捉したという連絡が来た。クロスはそれをバードに追わせた。追跡にでていた者もすぐに呼び戻させる。
「後手に回ったな……」
 口の中に苦いものが広がった。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
 漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。  漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。  陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。  漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。  漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。  養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。  陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。  漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。  仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。  沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。  日本の漁師の多くがこの形態なのだ。  沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。  遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。  内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。  漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。  出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。  休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。  個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。  漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。  専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。  資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。  漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。  食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。  地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。  この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。  もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。  翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。  この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

処理中です...