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雷仙キリト

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 当小説のネタバレやら裏設定やらを多分に含みます。



 15歳になると、人々が異能力を得られる世界。稀に何の能力も持たない人が生まれ、その人達は「モラト」と呼ばれている。

・ギフト
 15歳になったら人々に与えられる様々な能力。宗教上は「神から与えられた祝福」という立ち位置にある。ギフト所有者は「ホルダー」「ギフトホルダー」などと呼ばれる。

・ジョブ
 ギフト同様、人々に与えられる「その人に最も適合するとされる職業」。ギフトを制限する役割もあり、基本的にはジョブの範囲内でしかギフトは使用ができない。

・モラト
 ギフトを持たない者。古くからある聖書には「生まれながらにして罪人であるため、神から祝福を与えられなかった存在」として書かれている。
 現代社会では宗教の影響は薄くなっているが、それでもホルダーによるギフトへの差別意識は色濃く残っている。

・モラト特別自治区
 ホルダーのコミュニティを追い出されたモラト達により作られた街。世界中の至るところにある。場所によって治安は結構違う。
 慧が暮らしている街は中でもまあまあ治安が悪い方で、街を取り囲むように高い壁が張り巡らされ、外(ホルダーが暮らす場所)に繋がる入り口は一箇所しかない。
 建前上はモラトのみ居住を許されているが、違法行為により外の世界から追放された科学者などを、区内のギャングが匿っているという話もある。



◆登場人物◆


・鮫島慧
 鮫島家の次男。生まれつき「ギフトを使用しているホルダーの目が赤く見える」能力を持つが、何故かモラトと診断された。
 クラシック音楽が好きで、嫌なことがあった時や現実逃避をしたい時はよく聞いている。
 すぐ人を好きになる一方、親しい人に負の感情を抱くと罪悪感を抱いてしまう。

・カノン
 本名不明。慧より数年ほど前に現在の特別自治区に移住した。モラトではあるが、とある事情により「見つめた相手の体の自由を奪う(+催淫作用)」ギフトを得た。使用し過ぎると効果が自分に跳ね返ってくる。
 一人になりたい時はアパートの1階で猫を愛でる。博愛主義である一方で馴れ合いが得意ではなく、友達はいない。

・鮫島悟
 慧の兄。ジョブは警察官、ギフトは「目の前にいる相手の嘘を見破る」。母親を殺された現場にいながら何もできなかった自分を憎んでおり、何としてでも真実を明るみにしたいと考えている。
 慧のことは大切な弟だと思っている一方で、慧が自分の思い通りに動かないと酷く腹を立てる。

・夢里
 本名不明。ジョブは護衛人、ギフトは「様々な人物に変装できる」。慧の父親とは付き合いが長く、悟同様に母親の仇を討ちたいと考えている。母親が亡くなった後に慧のボディーガードとして鮫島家に雇われた。

・フーガ
 本名不明。外の世界ではモラトでありながら警察官を務めるほどの優秀な人物だったが、派閥争いに巻き込まれ、現在の自治区に追放された。とあるギャングの暗殺部門に所属し、部下のカノンの面倒を見ている。私情でも人を殺す。
 
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