5 / 108
前菜 開店準備に大車輪!
第5話 愛の告白は血の味の口づけ
しおりを挟む
おれが目を覚ましたのは、聴覚と触覚に違和感を覚えたからだ。それは嫌な感覚というよりむしろ気持ちいいくらいのもので、その発生源を探りに目をやって驚いた。
「……なにをしてる」
全裸のどえらい美女が、そこにいた。
おれに重なるようにへばりつき、腹の傷をぺちゃぺちゃ舐めている。
「あら、案外冷静なのね」
「これでも死ぬほど驚いてる」
人間、本当に信じられないものを目にすると固まるというが、それは本当だな。こいつに遭遇したときもそうだったし、今もそうだ。
別に全裸の美女に抱きつかれているのはいい。むしろ男として嬉しい。ただ、そいつがついさっきまで(どれほど時間が経ったのか不明だがまだ夜は明けていないらしい)殺し合いをしていた伝説の化け物で、ぶった斬られたはずの右腕と下半身がくっついていて、風穴が開いたはずの腹までほとんど痕もなく元通りになっているときたら、いったいどんなリアクションを取ればいいのか、誰か正解を知っているなら教えてくれ。
「なんで裸なんだ」
最初に訊くのがこれだった時点でおれの混乱ぶりを察してほしい。
「あなたが焼いたんじゃない。あれぞまさしく情熱の炎ね」
実力差を考えればむしろ悪あがきの最後っ屁というべき吹けば消える風前の灯火だったと思うが。
「なんでおれは生きてる?」
「私が治したから」
「どうやって」
「私の血を分けたの」
「ヴァンパイアの……血だと……?」
嫌な予感しかしないんだが……
「察しがいいわね」
「待て……待ってくれ……じゃあおれは……」
「私の眷属ね」
なぜ嫌な予感というものは当たるんだろうか。いい予感が当たった例と並べて的中率の差を比較してみたいもんだ。きっと笑うしかないんだろうな。ははは。
……笑ってる場合か!
「元に戻せ」
「嫌よ」
「なんで」
「あなたは私を怒らせた」
「まるで身に覚えがない」
丸裸にしたことを怒っているようには見えないし、そもそも襲ってきたのはこいつのほうだ。
「私を酷く傷つける暴言を吐いたわ」
「それこそまったく覚えがない、気のせいだろう。それより体が動かせないんだが」
「私の血の上で寝ているんだから当然よ。とにかくあなたには責任を取ってもらうことにしたの。娘を傷物にしたってやつね」
「まるで意味が違う」
字面だけを見ればぐうの音も出ないほどの正論だが。
「おれを手下にして暴れる気か?」
「そんなつまらないことはしないわ」
それが真っ赤な嘘だということくらいおれだって知ってる。こいつが昔死人の大軍団を結成して派手に暴れ回った場所はおれの故郷の近くだからな。
「あなたは、私が死ぬまで私を殺し続けなさい」
咄嗟の反応ができなかったのは今日これで三度目か……四度目はもういいな。さすがに気持ち悪い。
「ますますもって意味がわからん」
「いいのよ、それでも。あなたが気に入ったの。私の初めてを奪った男だもの、情くらい湧くじゃない?」
「誤解を招くような言い回しをするな」
これだけの美女が何百年も生きていて処女のはずがない。いや、案外恐れられすぎて清いままか?
「誤解じゃないわ。確かにあなたは私を初めて殺した男よ」
「……生きてるじゃないか」
「細かいことはいいのよ」
全然細かくないし全然よくもない。
「眷属といっても別に支配しようとは思ってないわ。ただあのまま死なせたくなかったから助けただけ。私の血が入ったから今まで以上に強くなったわよ」
「おれもヴァンパイアになったわけじゃないのか?」
「ええ、違うわ。私の血をとおして魔力を送り込み、治癒能力と身体能力を向上させただけ」
「便利だな」
「たぶん誰でもできることじゃないわね」
よっぽどこいつが化け物ってことだな。
「でも、私が死ぬまでは死なせないわよ」
「それが愛の告白なら嬉しい限りなんだがなあ」
「あい……?」
不死身の化け物はきょとんと首をかしげた。
「いや、いい。忘れてくれ」
その顔が卑怯なほど可愛く見えてしまったから目を逸らしたなどと、絶対に悟られたくない。
「ふふふ、そうね、それじゃあこの気持ちのことをこれからは愛と呼ぶことにしましょう」
本当に意味がわからんやつだ。
だいたいなんでおれはいきなり襲われ、勝手に助けられ、勘違いの愛を向けられなきゃならんのだ。美人なのは認めるが……
ああ、認めるさ。ついでにプロポーションも抜群だと認めてやる。だからこそ、そろそろまずいんだ。傷は治ってるし体力もほぼ戻ってる。そんな状態でこれ以上そんな姿のままひっつかれていたら、ほら、男なんだ、わかるだろ?
「とりあえずなにか羽織ってくれないか」
「着る物なんて他にもってないわ」
なんてこったい。それじゃあこのまま動けない状態で……隠せない状態で生殺しってか?
おれの不自然な態度で気づいたのだろう、やつは……クレアはそこに白い指を這わせてまた塞がりかけの傷を舐め始めた。
「そういえば知ってる? 男の精は血液でできているのよ?」
そういった表情が恐ろしく艶めかしかったから、おれのそいつは無様に身震いしやがった。
「う、嘘だ」
「ヴァンパイアがいうんだから本当よ。あなたからは動脈の代わりにここから吸い出してあげましょうか」
「いいや、嘘だ! それは迷信だと国の医者がいっていた!」
枯れ果てるまで搾り取られる自分の姿を想像してぞっとしたからでたらめをいってみた。いや、男としては嬉しい申し出なのかもしれんが少なくともおれはそんな無様を晒して生きていたくはない。まだどこかの動脈に噛みつかれたほうが遥かにましだ! おれはな!
「チッ」
あ、こいつ目を逸らしやがったぞ。本当に嘘だったのか。
相手の嘘を見破るためにこちらも嘘をつくというけっこう危険な話術なんだが、前職も役に立つもんだな。
「でも血はもらうわよ」
「自分の血を与えて助けたくせにそこから吸うのか」
「お腹が減って生きていけないのはヴァンパイアも同じだからね」
そういって、美しき全裸の化け物は無抵抗のおれから勝手に唇を奪いやがった。舌をねじ込み、口内をゆっくり舐め回しながら卑猥な水音を立てて唾液を吸い上げていく……
……あれだ、何度口にしても、血の味ってまずいよな。
「唾液は血液とほぼ同じなの。これは本当よ。人間は愛し合う男女がこうして唇を吸い合うものなんでしょう?」
間違っちゃいない。いないが、おれたちはこれっぽっちも愛し合っちゃいない。
「そういう食事の仕方なら大歓迎だが、やっぱりなにか着てくれ。無事ならおれの荷物にコートが入ってる」
目だけを動かしてあたりを見回し、そこで思い出した。
「できれば仲間も助けてくれないか。生きているなら」
ぴくりとも動かない男女が三人、おれが最後に見た姿のまま倒れていた。われながら薄情なことだとは思うが許してくれ、これでもまだ気が動転しているんだ。
「あんな虫ケラはいらないわ」
「おまえに必要なくともおれには必要なんだ」
クレアは不満げに三人を一瞥して、立ち上がる。
もちろんそのせいで白磁のような儚く美しいクレアの全身がおれの視界を支配した。
「まあ、下僕はいたほうが便利よね」
そういって三人にも血を分け与えに向かってくれた。
「……なにをしてる」
全裸のどえらい美女が、そこにいた。
おれに重なるようにへばりつき、腹の傷をぺちゃぺちゃ舐めている。
「あら、案外冷静なのね」
「これでも死ぬほど驚いてる」
人間、本当に信じられないものを目にすると固まるというが、それは本当だな。こいつに遭遇したときもそうだったし、今もそうだ。
別に全裸の美女に抱きつかれているのはいい。むしろ男として嬉しい。ただ、そいつがついさっきまで(どれほど時間が経ったのか不明だがまだ夜は明けていないらしい)殺し合いをしていた伝説の化け物で、ぶった斬られたはずの右腕と下半身がくっついていて、風穴が開いたはずの腹までほとんど痕もなく元通りになっているときたら、いったいどんなリアクションを取ればいいのか、誰か正解を知っているなら教えてくれ。
「なんで裸なんだ」
最初に訊くのがこれだった時点でおれの混乱ぶりを察してほしい。
「あなたが焼いたんじゃない。あれぞまさしく情熱の炎ね」
実力差を考えればむしろ悪あがきの最後っ屁というべき吹けば消える風前の灯火だったと思うが。
「なんでおれは生きてる?」
「私が治したから」
「どうやって」
「私の血を分けたの」
「ヴァンパイアの……血だと……?」
嫌な予感しかしないんだが……
「察しがいいわね」
「待て……待ってくれ……じゃあおれは……」
「私の眷属ね」
なぜ嫌な予感というものは当たるんだろうか。いい予感が当たった例と並べて的中率の差を比較してみたいもんだ。きっと笑うしかないんだろうな。ははは。
……笑ってる場合か!
「元に戻せ」
「嫌よ」
「なんで」
「あなたは私を怒らせた」
「まるで身に覚えがない」
丸裸にしたことを怒っているようには見えないし、そもそも襲ってきたのはこいつのほうだ。
「私を酷く傷つける暴言を吐いたわ」
「それこそまったく覚えがない、気のせいだろう。それより体が動かせないんだが」
「私の血の上で寝ているんだから当然よ。とにかくあなたには責任を取ってもらうことにしたの。娘を傷物にしたってやつね」
「まるで意味が違う」
字面だけを見ればぐうの音も出ないほどの正論だが。
「おれを手下にして暴れる気か?」
「そんなつまらないことはしないわ」
それが真っ赤な嘘だということくらいおれだって知ってる。こいつが昔死人の大軍団を結成して派手に暴れ回った場所はおれの故郷の近くだからな。
「あなたは、私が死ぬまで私を殺し続けなさい」
咄嗟の反応ができなかったのは今日これで三度目か……四度目はもういいな。さすがに気持ち悪い。
「ますますもって意味がわからん」
「いいのよ、それでも。あなたが気に入ったの。私の初めてを奪った男だもの、情くらい湧くじゃない?」
「誤解を招くような言い回しをするな」
これだけの美女が何百年も生きていて処女のはずがない。いや、案外恐れられすぎて清いままか?
「誤解じゃないわ。確かにあなたは私を初めて殺した男よ」
「……生きてるじゃないか」
「細かいことはいいのよ」
全然細かくないし全然よくもない。
「眷属といっても別に支配しようとは思ってないわ。ただあのまま死なせたくなかったから助けただけ。私の血が入ったから今まで以上に強くなったわよ」
「おれもヴァンパイアになったわけじゃないのか?」
「ええ、違うわ。私の血をとおして魔力を送り込み、治癒能力と身体能力を向上させただけ」
「便利だな」
「たぶん誰でもできることじゃないわね」
よっぽどこいつが化け物ってことだな。
「でも、私が死ぬまでは死なせないわよ」
「それが愛の告白なら嬉しい限りなんだがなあ」
「あい……?」
不死身の化け物はきょとんと首をかしげた。
「いや、いい。忘れてくれ」
その顔が卑怯なほど可愛く見えてしまったから目を逸らしたなどと、絶対に悟られたくない。
「ふふふ、そうね、それじゃあこの気持ちのことをこれからは愛と呼ぶことにしましょう」
本当に意味がわからんやつだ。
だいたいなんでおれはいきなり襲われ、勝手に助けられ、勘違いの愛を向けられなきゃならんのだ。美人なのは認めるが……
ああ、認めるさ。ついでにプロポーションも抜群だと認めてやる。だからこそ、そろそろまずいんだ。傷は治ってるし体力もほぼ戻ってる。そんな状態でこれ以上そんな姿のままひっつかれていたら、ほら、男なんだ、わかるだろ?
「とりあえずなにか羽織ってくれないか」
「着る物なんて他にもってないわ」
なんてこったい。それじゃあこのまま動けない状態で……隠せない状態で生殺しってか?
おれの不自然な態度で気づいたのだろう、やつは……クレアはそこに白い指を這わせてまた塞がりかけの傷を舐め始めた。
「そういえば知ってる? 男の精は血液でできているのよ?」
そういった表情が恐ろしく艶めかしかったから、おれのそいつは無様に身震いしやがった。
「う、嘘だ」
「ヴァンパイアがいうんだから本当よ。あなたからは動脈の代わりにここから吸い出してあげましょうか」
「いいや、嘘だ! それは迷信だと国の医者がいっていた!」
枯れ果てるまで搾り取られる自分の姿を想像してぞっとしたからでたらめをいってみた。いや、男としては嬉しい申し出なのかもしれんが少なくともおれはそんな無様を晒して生きていたくはない。まだどこかの動脈に噛みつかれたほうが遥かにましだ! おれはな!
「チッ」
あ、こいつ目を逸らしやがったぞ。本当に嘘だったのか。
相手の嘘を見破るためにこちらも嘘をつくというけっこう危険な話術なんだが、前職も役に立つもんだな。
「でも血はもらうわよ」
「自分の血を与えて助けたくせにそこから吸うのか」
「お腹が減って生きていけないのはヴァンパイアも同じだからね」
そういって、美しき全裸の化け物は無抵抗のおれから勝手に唇を奪いやがった。舌をねじ込み、口内をゆっくり舐め回しながら卑猥な水音を立てて唾液を吸い上げていく……
……あれだ、何度口にしても、血の味ってまずいよな。
「唾液は血液とほぼ同じなの。これは本当よ。人間は愛し合う男女がこうして唇を吸い合うものなんでしょう?」
間違っちゃいない。いないが、おれたちはこれっぽっちも愛し合っちゃいない。
「そういう食事の仕方なら大歓迎だが、やっぱりなにか着てくれ。無事ならおれの荷物にコートが入ってる」
目だけを動かしてあたりを見回し、そこで思い出した。
「できれば仲間も助けてくれないか。生きているなら」
ぴくりとも動かない男女が三人、おれが最後に見た姿のまま倒れていた。われながら薄情なことだとは思うが許してくれ、これでもまだ気が動転しているんだ。
「あんな虫ケラはいらないわ」
「おまえに必要なくともおれには必要なんだ」
クレアは不満げに三人を一瞥して、立ち上がる。
もちろんそのせいで白磁のような儚く美しいクレアの全身がおれの視界を支配した。
「まあ、下僕はいたほうが便利よね」
そういって三人にも血を分け与えに向かってくれた。
0
あなたにおすすめの小説
最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。
棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。
<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
本編完結済み。
続きのお話を、掲載中です。
続きのお話も、完結しました。
異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?
来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。
そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった!
亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。
「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」
「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」
おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。
現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。
お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、
美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、すれ違いの末に離れ離れになった夫婦の物語。
再会したとき、二人が選ぶのは「離婚」か、それとも「再構築」か。
妻を一途に想い続ける夫と、
その想いを一ミリも知らない妻。
――攻防戦の幕が、いま上がる。
そのご寵愛、理由が分かりません
秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。
幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに——
「君との婚約はなかったことに」
卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り!
え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー!
領地に帰ってスローライフしよう!
そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて——
「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」
……は???
お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!?
刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり——
気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。
でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……?
夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー!
理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。
※毎朝6時、夕方18時更新!
※他のサイトにも掲載しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
スーパーのビニール袋で竜を保護した
チー牛Y
ファンタジー
竜は、災害指定生物。
見つけ次第、討伐――のはずだった。
だが俺の前に現れたのは、
震える子竜と、役立たず扱いされたスキル――
「スーパーのビニール袋」。
剣でも炎でもない。
シャカシャカ鳴る、ただの袋。
なのにその袋は、なぜか竜を落ち着かせる。
討伐か、保護か。
世界の常識と、ひとりの男の常識が衝突する。
これは――
ビニール袋から始まる、異世界保護ファンタジー。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる