ここは血塗れ乙女亭!

景丸義一

文字の大きさ
96 / 108
デザート 誰得ナニナゼうんちくコーナー

第4回 貴族について その2

しおりを挟む
※ 前菜第20話「人妻は蜜の味? いいえ、血の味です」までとデザート第3回「貴族について その1」をお読みになってからのお目通しを推奨します。




 はっぷーぱっぷーぱらりこぷー!

 知らなくても以下略!
 前回の続きだし続けて読んでる人しかいないだろうからとっとと始めるよーっ!

 え~っと、確か爵位をもたない貴族についての説明だったよね。
 んで、それは王さまの近くに仕えてる人、功績あって取り立てられた人、そして騎士の三種類って話までしたんだっけ。
 それじゃ、順番に説明しようっ!


 まず王さまの近くに仕えてる人なんだけど、ようするに宮廷人だよね。なにもそんな人いなくたって爵位もちの家から人員を派遣してもらえばいいじゃないって思うかもしれないし、他の国ではそうしてるし、シュデッタでもそうしてはいるんだけど、そうするといろいろと不都合が起こっちゃうのだ。
 ひとつには、派遣する側の問題。
 たとえばトヴァイアス伯爵家が参勤交代的に一族の人間を勤めにやると、チョーめんどくさい!
 んじゃあもう王都に住みついちゃえばいいじゃん、ってなると、オイオイおまえはトヴァイアス伯爵家の人間なんだから王都で家も家族も作ったら伯爵家が分裂しちゃうじゃないか、ってなっちゃう。
 そうなると家の管理が大変だよねえ?
 伯爵家がふたつ、あるいはそれ以上に分裂してどんどん貴族家が増えていっちゃうことに……!
 それは王家にとっても問題なんだ。
 だって、貴族を管理するのは王家の仕事だし。
 それに権力をもつ貴族が増えちゃったら、自分たちの立場が危ないじゃん?
 そこでシュデッタ王国では、一応参勤交代的なシステムを導入して各爵位もちから宮廷勤めの人員を送ってもらってるんだけど、これはあくまで補助的な役割にとどめておいて、本職の宮廷人は別に作っちゃったってワケ。
 まあ、そうなるとそうなったで、爵位もちと専門宮廷人の間でバチバチなアレやコレがあったりもするんだけど……
 宮廷闘争なんて関わらないに限るよね!


 お次は功績があって貴族の身分を与えられた人!
 こういうのを勲功爵って呼んでるんだけど、この身分、かなり曖昧。
 なにせ中には普通に宮廷人として迎えられた文句なしの貴族もいれば、一代限りの栄誉として与えられた人もいたし、一番アレなのは貴族家として認定されたにもかかわらず領地がもらえたわけでもなく宮廷に召し抱えられたわけでもない、貴族としての仕事をもたないプー貴族までいたんだよ。
 いったいそいつどないなやつやねん……とゆーと、なんと、作家!
 当時の王さまが大ファンで自分のために物語を作ってくれたお礼に勲功爵に取り立てちゃったわけ。
 今もまだその家系は続いてるんだけど、完全に貴族とは名ばかりの芸術家一門としてあちこちを転々としてるみたい。
 いつか本編に出てくるかなあ……?


 さあさあ、最後になりました、みんな大好き「騎士」!
 騎士といえば?

「くッ、殺せ!」

 で近年お馴染みのアレですな。
 アンタも好きねェ~。

 まそれはともかく、この騎士って身分も特殊といえば特殊。
 なぜなら、本当は貴族じゃないから!
 じゃあなんでここで取り上げるのかってゆーと、騎士だけでおまけコーナーもたせるには書くべき内容が少ないからだよ……

 シュデッタ王国における騎士の正確な身分は、貴族と庶民の間。ただし馬を所有して馬術や武術を学べるほどの財力が必要だから騎士になれるのはほぼ貴族。とゆーワケでここで扱うのDA!
 まあ早い話が軍事方面における勲功爵ってコトだよ。
 そんでもって、騎士の身分は家じゃなく個人に与えられて、世襲はできません!
 じゃあ、お金があって武勲を立てたら誰でも騎士になれるのかってゆーと、これも違う。
 騎士になるためには叙勲を受けないとイケないんだけど、武勲が先にあって叙勲を受ける人ってほとんどいないんだよね。
 なんでかってゆーと、やっぱり特権階級だから先に相応しい人材かどうかとチェックされて、それをクリアした人が叙勲を受け、そのあとに戦場に出て活躍するっていう順番になってるからなんだ。
 ほんじゃその叙勲は誰がしてくれるのかってゆーと、王さま。コレ、王さまの大事な仕事のひとつね!
 だけど王さまが一人でいちいち騎士にすべき人材をチェックできるわけがないから、まずはその前段階でそれぞれの貴族が品定めをするの。
 自分の息子とか!
 甥とか!
 ひいきの家の子とか!

 え? 夢も希望もない?
 庶民からすればそうかもしれないけど、これはこれでけっこう大変なんだよ?
 だって自分が推薦した騎士がなんかやらかしちゃったら自分にまで責任が回ってくるからね。だから騎士になるって実はお金や武術よりなにより、信用が大切なんだよ。


 今回はこのへんで終わりにしようかなー!
 いや~一回で終わらせる気満々だったのに二回に分かれちゃったよ。ガンバったよ。
 それじゃっ、次のどーでもいーお話まで、しばしさらばじゃっ!
 お相手はアナタのアイドル、ピリムちゃんでしたーっ!

 ばいばいび~!
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

最強スライムはぺットであって従魔ではない。ご主人様に仇なす奴は万死に値する。

棚から現ナマ
ファンタジー
スーはペットとして飼われているレベル2のスライムだ。この世界のスライムはレベル2までしか存在しない。それなのにスーは偶然にもワイバーンを食べてレベルアップをしてしまう。スーはこの世界で唯一のレベル2を超えた存在となり、スライムではあり得ない能力を身に付けてしまう。体力や攻撃力は勿論、知能も高くなった。だから自我やプライドも出てきたのだが、自分がペットだということを嫌がるどころか誇りとしている。なんならご主人様LOVEが加速してしまった。そんなスーを飼っているティナは、ひょんなことから王立魔法学園に入学することになってしまう。『違いますっ。私は学園に入学するために来たんじゃありません。下働きとして働くために来たんです!』『はぁ? 俺が従魔だってぇ、馬鹿にするなっ! 俺はご主人様に愛されているペットなんだっ。そこいらの野良と一緒にするんじゃねぇ!』最高レベルのテイマーだと勘違いされてしまうティナと、自分の持てる全ての能力をもって、大好きなご主人様のために頑張る最強スライムスーの物語。他サイトにも投稿しています。

<完結>溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~

夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」  弟のその言葉は、晴天の霹靂。  アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。  しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。  醤油が欲しい、うにが食べたい。  レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。  既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・? 小説家になろうにも掲載しています。 本編完結済み。 続きのお話を、掲載中です。 続きのお話も、完結しました。

異世界に転移してしまった私、古民家をもらったのでカフェを始めたら大盛況。国王陛下が頻繁に来るのですが、どうしたらいいですか?

来栖とむ
ファンタジー
ブラック企業で疲れ果てた30歳の元OL・美里(みさと)が転移した先は、見渡す限りの深い森。 そこで彼女が授かったのは、魔女の称号……ではなく、一軒の**「日本の古民家」**だった! 亡き祖母が遺したその屋敷には、異世界では失われたはずの「お醤油」「お味噌」「白いお砂糖」という禁断の調味料が眠っていて――。 「えっ、唐揚げにそんなに感動しちゃうの?」 「プリン一口で、国王陛下が泣いちゃった……!?」 おにぎり、オムライス、そして肉汁溢れるハンバーグ。 現代日本の「当たり前」が、この世界では常識を覆す究極の美食に。 お掃除のプロな親子や、お忍びの王様、さらにはツンデレな宮廷料理人まで巻き込んで、 美味しい香りに包まれた、心もお腹も満たされるスローライフが今、始まります!

捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。

蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。 これで、貴方も私も自由です。 ……だから、もういいですよね? 私も、自由にして……。 5年後。 私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、 親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、 今日も幸せに子育てをしています。 だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。 私のことは忘れて……。 これは、すれ違いの末に離れ離れになった夫婦の物語。 再会したとき、二人が選ぶのは「離婚」か、それとも「再構築」か。 妻を一途に想い続ける夫と、 その想いを一ミリも知らない妻。 ――攻防戦の幕が、いま上がる。

そのご寵愛、理由が分かりません

秋月真鳥
恋愛
貧乏子爵家の長女、レイシーは刺繍で家計を支える庶民派令嬢。 幼いころから前世の夢を見ていて、その技術を活かして地道に慎ましく生きていくつもりだったのに—— 「君との婚約はなかったことに」 卒業パーティーで、婚約者が突然の裏切り! え? 政略結婚しなくていいの? ラッキー! 領地に帰ってスローライフしよう! そう思っていたのに、皇帝陛下が現れて—— 「婚約破棄されたのなら、わたしが求婚してもいいよね?」 ……は??? お金持ちどころか、国ごと背負ってる人が、なんでわたくしに!? 刺繍を褒められ、皇宮に連れて行かれ、気づけば妃教育まで始まり—— 気高く冷静な陛下が、なぜかわたくしにだけ甘い。 でもその瞳、どこか昔、夢で見た“あの少年”に似ていて……? 夢と現実が交差する、とんでもスピード婚約ラブストーリー! 理由は分からないけど——わたくし、寵愛されてます。 ※毎朝6時、夕方18時更新! ※他のサイトにも掲載しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

スーパーのビニール袋で竜を保護した

チー牛Y
ファンタジー
竜は、災害指定生物。 見つけ次第、討伐――のはずだった。 だが俺の前に現れたのは、 震える子竜と、役立たず扱いされたスキル―― 「スーパーのビニール袋」。 剣でも炎でもない。 シャカシャカ鳴る、ただの袋。 なのにその袋は、なぜか竜を落ち着かせる。 討伐か、保護か。 世界の常識と、ひとりの男の常識が衝突する。 これは―― ビニール袋から始まる、異世界保護ファンタジー。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

処理中です...