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『僕も一緒に寝る』って言われたよね?
たしかにこのベッドは大きい。とはいっても、家にあるのはシングルサイズだし、おじいちゃんの家にあるのは布団だから比較のしようもないけど。
俗にいうダブルサイズ?それともクイーンとかキングかな。
いやいや、違う、サイズの問題じゃなくって一緒に寝るってことだし。
とここで、胸元がスースーしてきて落ち着かなくなってきたので、ブラがほしいなと思い始めた。
私は、寝るときでもブラをする派だ。垂れるのが怖いというわけではなく、しているのが当たり前になっているせいでないと落ち着かないからだ。
あたりを見渡してもそれらしきものはないし、私が身につけていた洋服一式だってない。この部屋からでて探してもいいのだろうけど、頭が少しくらくらして落ち着かない。
結局、脇においてあった水差しからコップにお水を汲んでまたのんでベッドの中にもぐることにした。
少しというかかなり息苦しいけれど、なんだか落ち着くしいろいろ考え事をしたいときや、現実逃避にはぴったりな体制なのだ。
じいっとうずくまっていると、布団の外に気配がする。ルヒトが戻ってきたようだ。と思ったら、ベッドの脇が重さで沈み込んだ。どうやらルヒトがベッド脇に腰掛けたようだ。
「丸まってないででておいで。でないと布団はがすよ。」
「このままでいいの。」
「僕が落ち着かないんだ。あと5秒かぞえる間にでてこなかったらはがすよ。」
5、4、3、2、
容赦なく数えられていく数字に降参した。
「わかったから。で、何?」
「とりあえず、お水のんで。それから話すよ。」
「さっきものんだんだけど。」
「はい、半分でいいから飲んで。」
「……」
飲まないとこのまま押し問答がいつまでも続きそうだったから私はルヒトの手からコップをうけとり、こくこくと飲みほした。
「で、なに?」
「用ってほどでもないんだけどね。由香子が丸まったままだと一緒に寝れないから起こしただけ。もうちょっと向こうにいって。」
「待って待って。私は一人で寝るから。なんであんたなんかと一緒に寝ないといけないのっ」
「何回も寝たじゃん。僕の上で。」
字面だけみるととても卑猥だがそんな意味じゃない。というかそんな意味ってどんな意味だ。私はただ、大好きな虎さんにうずもれて寝ていただけであって断じて乗ったりなんてしていない。
「嫌。絶対に嫌。」
私は傍らの枕を手に取り臨戦態勢になった。枕を投げつけたってたいしたダメージは食らわせられないことは分かっていたけれど、全力の拒否の姿勢は示したい。
「……仕方ないなあ。」
断固拒否の鋼鉄のように固い私の意思をくみ取ったのだろう。ルヒトはため息をついて立ちあがった。そのままベッドから2,3歩離れた。私はてっきりそのまま部屋からでていくのかと思った。
ルヒトの姿が一瞬だけ消え、虎さんが表れた。
そのまま私に向かってくると、私の顔をぺろりとなめ、横にごろんと転がった。
虎さんの中身というか本体っていうか本当はルヒトなんだよなと思いつつも、虎さんならいいやとおもい、そのままにすることにした。
横にくっついても何もいわないというか、ごろごろとのどがなっているし。
幼いころに、虎さんじゃなくって猫さんだと思ったのもあながち間違いではないかもしれない。
私はおもう存分その毛皮にうずもれ、堪能し、もふもふしたあとで気付くと眠りについていた。
翌朝の悲劇のことなんてなにも考えずに。能天気に。
たしかにこのベッドは大きい。とはいっても、家にあるのはシングルサイズだし、おじいちゃんの家にあるのは布団だから比較のしようもないけど。
俗にいうダブルサイズ?それともクイーンとかキングかな。
いやいや、違う、サイズの問題じゃなくって一緒に寝るってことだし。
とここで、胸元がスースーしてきて落ち着かなくなってきたので、ブラがほしいなと思い始めた。
私は、寝るときでもブラをする派だ。垂れるのが怖いというわけではなく、しているのが当たり前になっているせいでないと落ち着かないからだ。
あたりを見渡してもそれらしきものはないし、私が身につけていた洋服一式だってない。この部屋からでて探してもいいのだろうけど、頭が少しくらくらして落ち着かない。
結局、脇においてあった水差しからコップにお水を汲んでまたのんでベッドの中にもぐることにした。
少しというかかなり息苦しいけれど、なんだか落ち着くしいろいろ考え事をしたいときや、現実逃避にはぴったりな体制なのだ。
じいっとうずくまっていると、布団の外に気配がする。ルヒトが戻ってきたようだ。と思ったら、ベッドの脇が重さで沈み込んだ。どうやらルヒトがベッド脇に腰掛けたようだ。
「丸まってないででておいで。でないと布団はがすよ。」
「このままでいいの。」
「僕が落ち着かないんだ。あと5秒かぞえる間にでてこなかったらはがすよ。」
5、4、3、2、
容赦なく数えられていく数字に降参した。
「わかったから。で、何?」
「とりあえず、お水のんで。それから話すよ。」
「さっきものんだんだけど。」
「はい、半分でいいから飲んで。」
「……」
飲まないとこのまま押し問答がいつまでも続きそうだったから私はルヒトの手からコップをうけとり、こくこくと飲みほした。
「で、なに?」
「用ってほどでもないんだけどね。由香子が丸まったままだと一緒に寝れないから起こしただけ。もうちょっと向こうにいって。」
「待って待って。私は一人で寝るから。なんであんたなんかと一緒に寝ないといけないのっ」
「何回も寝たじゃん。僕の上で。」
字面だけみるととても卑猥だがそんな意味じゃない。というかそんな意味ってどんな意味だ。私はただ、大好きな虎さんにうずもれて寝ていただけであって断じて乗ったりなんてしていない。
「嫌。絶対に嫌。」
私は傍らの枕を手に取り臨戦態勢になった。枕を投げつけたってたいしたダメージは食らわせられないことは分かっていたけれど、全力の拒否の姿勢は示したい。
「……仕方ないなあ。」
断固拒否の鋼鉄のように固い私の意思をくみ取ったのだろう。ルヒトはため息をついて立ちあがった。そのままベッドから2,3歩離れた。私はてっきりそのまま部屋からでていくのかと思った。
ルヒトの姿が一瞬だけ消え、虎さんが表れた。
そのまま私に向かってくると、私の顔をぺろりとなめ、横にごろんと転がった。
虎さんの中身というか本体っていうか本当はルヒトなんだよなと思いつつも、虎さんならいいやとおもい、そのままにすることにした。
横にくっついても何もいわないというか、ごろごろとのどがなっているし。
幼いころに、虎さんじゃなくって猫さんだと思ったのもあながち間違いではないかもしれない。
私はおもう存分その毛皮にうずもれ、堪能し、もふもふしたあとで気付くと眠りについていた。
翌朝の悲劇のことなんてなにも考えずに。能天気に。
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