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小さな勇気
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ロディネは家に着くと、まず荷物を片付けて、急いで台所に立った。そして支度を終えると、すぐに鞄を持ってアルベルト達の待つ喫茶店へと戻ったが。
『ひぃいいいい!』
と、奇妙な悲鳴を上げそうになった。
アルベルトとルーカスは先程の席に座ったままだったが、通路側に人だかりができていたからだ。よく見れば、自分と同じ事務の女性達だった。しかも六人のうち、二人はロディネの先輩で、残る四人も顔見知りだ。全員が私服だったので、一緒に街へ遊びに出たのだろうと察しがつく。
喫茶店に入ってみたら、自軍の騎士団長がいたので声をかけたのだろう、が。何やら二人と話し込んでいる様子を見て、ロディネは怯んだ。
あの輪に入る自信がない。眼鏡を外していこうか。いや、だめだ。間違いなく転ぶ。そうしたら、また無様な姿を晒し、きっとアルベルトにも迷惑をかける。
彼の方から気付いてくれたら、助けてくれるかもしれない。
「⋯⋯だめよ」
ロディネはぎゅっと拳を握り締め、一歩、踏み出した。心臓が口から飛び出そうな気がしたが、歩みを止める事なく、彼女たちの元へと歩み寄った。
「こんにちは」
声が上ずりながらも、必死で挨拶をすると、先輩の一人が気付いて笑顔を向けてくれた。
「あら、ロディネじゃない。偶然ね。貴女も誰かとお茶をしにきていたの?」
「は、はい!」
ロディネの緊張した声が聞こえて、アルベルトはすぐに割って入ろうとしていた。女性たちが前にいるせいで、立ち上がれずにいるが、少なくとも注意は引けるはずだ。
だが、彼女が続けて、
「こ、ここで一緒に⋯⋯っ」
と、懸命に説明しようとしているのが聞こえて、言葉を呑み込んだ。ロディネが勇気を振り絞っているのが、分かるからだ。
一方、女性たちは目を剥いた。思わず二人の男性を見て、すぐさま全員がロディネへと視線を集中させる。
「どうして⁉」
その鋭い目に、ロディネは悲鳴を上げそうになった。
誰にも敵意はなかったが、問い詰めるような視線だけで、十分怖いのだ。言葉は途切れ途切れで、うまく伝えられているか自信はなかったが、それでも、何とか最後まで言おうと決めた。
「じ、実はお付き合いしているんです」
やり切ったと、ロディネは思った。そして、女性たちの合間から垣間見えたアルベルトが、嬉しそうに顔を綻ばせてくれたのが見えて、ロディネは胸が高鳴ったが。
「やめなさい!」
全員の声が揃い、ロディネは飛び上がった。彼女たちは必死の形相で、口々に告げる。
「一見優しいように見えるけれど、実は女にだらしないのよ!」
「仕事をやるようでいて、実はさぼる天才なのよ!」
「顔は良いけれど、字はヘタクソなのよ!」
ただの悪口まで混じっているが、いささか興奮気味の彼女たちはお構いなしである。
呆気にとられたロディネは、アルベルトにそんな一面があったとは、と衝撃を受けながらも、
「でも、私は好きです!」
と、自分の意思を貫いた。
すると、全員から一斉に同情の眼差しを向けられる。騙されているわ、というヒソヒソ声まで聞こえて、ロディネは非常に居心地が悪い思いがしたが。
「俺の仕事が不出来で、字は汚いかもしれないが、女にだらしないというのは、違うと断言してやる」
アルベルトが苦笑交じりにそう告げると、女性たちの視線が再び彼へと戻る。
「ち、違いますわ! 今のはルーカス様の事を申し上げたのです! 新入りの子に、ちょっかいを出したに違いないと思って⋯⋯」
「ロディネの恋人は、俺だ」
アルベルトはきっぱりと言いきり、女性達を絶句させる。彼の前では、とばっちりで詰られたルーカスは苦い顔で「ひでえ」とぼやいている。
そして、視線を行ったり来たりさせている彼女達に、ロディネは消え入りそうな声で、
「⋯⋯あの⋯⋯ルーカスは、私の兄です。ご迷惑をおかけして⋯⋯本当に申し訳ありません」
と、伝えたのだった。
衝撃冷めやらぬまま、女性たちが帰っていくと、アルベルトは一度立ち上がり、ロディネを窓際に座らせた。大きく息を吐く彼女に、アルベルトは微笑む。
「よく頑張ったな」
「は、はい!」
ロディネは笑顔を向け、アルベルトも嬉しそうに目を細めたが。やはり一人面白くないのは、ルーカスである。完全に不貞腐れた顔で、皿に残っていた料理を口に全て放り込んだ。アルベルトの前には、お茶のカップだけだが、ルーカスの前には料理の皿がいくつか並んでいた。
「あ、お兄ちゃん、ご飯先に食べたの?」
「腹減ったっていっただろ。待ちきれねえよ」
不機嫌そうに言うルーカスに、ロディネは苦笑して、鞄に入れてきた包みをとりだすと、彼に差し出した。
「はい、どうぞ」
「お?」
「軽食を作って来たわ。お金が足りないんでしょう? 夕ご飯に食べてね」
「持つべきものは妹だ!」
嬉々として受け取ったルーカスは、あっという間に機嫌が戻る。それを見たアルベルトは、小さくため息をつく。
「また金欠か⋯⋯ここは俺が持ってやる」
「持つべきものは友達だ!」
「⋯⋯⋯⋯」
「お前ら、仲良くやれよ!」
軽い口調で言ったルーカスを見て、アルベルトは『本当に兄妹か?』と言いたくなったのを、必死で堪えた。
ルーカスが先に食べ終わってしまったので、そのままアルベルトが会計を済ませ、店を出た。ルーカスと別れると、アルベルトは彼女の荷物を片手で抱えながら、ロディネの隣を歩く。
向かう先は、彼女の家だ。
「⋯⋯軽食と言っていたが、何を渡したんだ?」
「パンです。家に買い置きの物があったので、それにハムとか野菜を挟んでおきました。偏食で、放っておくと好きなお肉ばかりしか食べないので、こういう時にこそ混ぜますね」
「⋯⋯金を渡せばすむんじゃないのか?」
ルーカスは無計画にお金を使う時があり、空腹で倒れそうになっている時などは、アルベルトも何度か貸してやったことがある。
それが、自然な事だと彼は思っていた。自分も幼少期、母親に金をもらって、あるいは母親に連れられて、外食ばかりしていたからだ。
ただ、ロディネは苦笑して、首を横に振った。
「お金を渡しても、すぐに飲み代に使ってしまうので、現物支給です」
「⋯⋯そうか」
「はい」
応じながら、ロディネは目を瞬いた。いつになく、アルベルトの口調が重いからだ。どうしたのだろうと思っている間に、家に着いてしまった。
『ひぃいいいい!』
と、奇妙な悲鳴を上げそうになった。
アルベルトとルーカスは先程の席に座ったままだったが、通路側に人だかりができていたからだ。よく見れば、自分と同じ事務の女性達だった。しかも六人のうち、二人はロディネの先輩で、残る四人も顔見知りだ。全員が私服だったので、一緒に街へ遊びに出たのだろうと察しがつく。
喫茶店に入ってみたら、自軍の騎士団長がいたので声をかけたのだろう、が。何やら二人と話し込んでいる様子を見て、ロディネは怯んだ。
あの輪に入る自信がない。眼鏡を外していこうか。いや、だめだ。間違いなく転ぶ。そうしたら、また無様な姿を晒し、きっとアルベルトにも迷惑をかける。
彼の方から気付いてくれたら、助けてくれるかもしれない。
「⋯⋯だめよ」
ロディネはぎゅっと拳を握り締め、一歩、踏み出した。心臓が口から飛び出そうな気がしたが、歩みを止める事なく、彼女たちの元へと歩み寄った。
「こんにちは」
声が上ずりながらも、必死で挨拶をすると、先輩の一人が気付いて笑顔を向けてくれた。
「あら、ロディネじゃない。偶然ね。貴女も誰かとお茶をしにきていたの?」
「は、はい!」
ロディネの緊張した声が聞こえて、アルベルトはすぐに割って入ろうとしていた。女性たちが前にいるせいで、立ち上がれずにいるが、少なくとも注意は引けるはずだ。
だが、彼女が続けて、
「こ、ここで一緒に⋯⋯っ」
と、懸命に説明しようとしているのが聞こえて、言葉を呑み込んだ。ロディネが勇気を振り絞っているのが、分かるからだ。
一方、女性たちは目を剥いた。思わず二人の男性を見て、すぐさま全員がロディネへと視線を集中させる。
「どうして⁉」
その鋭い目に、ロディネは悲鳴を上げそうになった。
誰にも敵意はなかったが、問い詰めるような視線だけで、十分怖いのだ。言葉は途切れ途切れで、うまく伝えられているか自信はなかったが、それでも、何とか最後まで言おうと決めた。
「じ、実はお付き合いしているんです」
やり切ったと、ロディネは思った。そして、女性たちの合間から垣間見えたアルベルトが、嬉しそうに顔を綻ばせてくれたのが見えて、ロディネは胸が高鳴ったが。
「やめなさい!」
全員の声が揃い、ロディネは飛び上がった。彼女たちは必死の形相で、口々に告げる。
「一見優しいように見えるけれど、実は女にだらしないのよ!」
「仕事をやるようでいて、実はさぼる天才なのよ!」
「顔は良いけれど、字はヘタクソなのよ!」
ただの悪口まで混じっているが、いささか興奮気味の彼女たちはお構いなしである。
呆気にとられたロディネは、アルベルトにそんな一面があったとは、と衝撃を受けながらも、
「でも、私は好きです!」
と、自分の意思を貫いた。
すると、全員から一斉に同情の眼差しを向けられる。騙されているわ、というヒソヒソ声まで聞こえて、ロディネは非常に居心地が悪い思いがしたが。
「俺の仕事が不出来で、字は汚いかもしれないが、女にだらしないというのは、違うと断言してやる」
アルベルトが苦笑交じりにそう告げると、女性たちの視線が再び彼へと戻る。
「ち、違いますわ! 今のはルーカス様の事を申し上げたのです! 新入りの子に、ちょっかいを出したに違いないと思って⋯⋯」
「ロディネの恋人は、俺だ」
アルベルトはきっぱりと言いきり、女性達を絶句させる。彼の前では、とばっちりで詰られたルーカスは苦い顔で「ひでえ」とぼやいている。
そして、視線を行ったり来たりさせている彼女達に、ロディネは消え入りそうな声で、
「⋯⋯あの⋯⋯ルーカスは、私の兄です。ご迷惑をおかけして⋯⋯本当に申し訳ありません」
と、伝えたのだった。
衝撃冷めやらぬまま、女性たちが帰っていくと、アルベルトは一度立ち上がり、ロディネを窓際に座らせた。大きく息を吐く彼女に、アルベルトは微笑む。
「よく頑張ったな」
「は、はい!」
ロディネは笑顔を向け、アルベルトも嬉しそうに目を細めたが。やはり一人面白くないのは、ルーカスである。完全に不貞腐れた顔で、皿に残っていた料理を口に全て放り込んだ。アルベルトの前には、お茶のカップだけだが、ルーカスの前には料理の皿がいくつか並んでいた。
「あ、お兄ちゃん、ご飯先に食べたの?」
「腹減ったっていっただろ。待ちきれねえよ」
不機嫌そうに言うルーカスに、ロディネは苦笑して、鞄に入れてきた包みをとりだすと、彼に差し出した。
「はい、どうぞ」
「お?」
「軽食を作って来たわ。お金が足りないんでしょう? 夕ご飯に食べてね」
「持つべきものは妹だ!」
嬉々として受け取ったルーカスは、あっという間に機嫌が戻る。それを見たアルベルトは、小さくため息をつく。
「また金欠か⋯⋯ここは俺が持ってやる」
「持つべきものは友達だ!」
「⋯⋯⋯⋯」
「お前ら、仲良くやれよ!」
軽い口調で言ったルーカスを見て、アルベルトは『本当に兄妹か?』と言いたくなったのを、必死で堪えた。
ルーカスが先に食べ終わってしまったので、そのままアルベルトが会計を済ませ、店を出た。ルーカスと別れると、アルベルトは彼女の荷物を片手で抱えながら、ロディネの隣を歩く。
向かう先は、彼女の家だ。
「⋯⋯軽食と言っていたが、何を渡したんだ?」
「パンです。家に買い置きの物があったので、それにハムとか野菜を挟んでおきました。偏食で、放っておくと好きなお肉ばかりしか食べないので、こういう時にこそ混ぜますね」
「⋯⋯金を渡せばすむんじゃないのか?」
ルーカスは無計画にお金を使う時があり、空腹で倒れそうになっている時などは、アルベルトも何度か貸してやったことがある。
それが、自然な事だと彼は思っていた。自分も幼少期、母親に金をもらって、あるいは母親に連れられて、外食ばかりしていたからだ。
ただ、ロディネは苦笑して、首を横に振った。
「お金を渡しても、すぐに飲み代に使ってしまうので、現物支給です」
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