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【サプライズ】好きな人の誕生日に全力でプレゼントを用意しました ▶10話
#2 プレゼントは力業で
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「…これが、ヴァイズ導師の書かれたダンジョン記録…?」
「はい。モンスター情報が主なんですが、各階層の簡略マップと宝箱の排出情報も載っていて…」
「すごいわねぇ…」
感嘆のため息を漏らしたザーラさんが手にしているのは、師からもらった黒革の手帳。教科書代わりの勉強用に使っていたのだけれど、その中に一つ、ルキの誕生日プレゼントになりそうな情報があった。
「…あの、コレ、なんですけど。」
言って、ザーラさんの手元にある手帳の一ページを指さす。
─双剣ヴァハフント
書いてあるのは師が書き留めた文字だけ。だから、それがどのような形をした剣なのか、正確には分からないけれど、
「…これなら、ルキの誕生日プレゼントになるかな、と思いまして…」
「うーん、なるほど…」
ザーラさんが確かめているのは、剣の名前の下、そこには細かい文字で剣のドロップ情報が記されている。
「…十二階層の守護、オルトロスから1%の確率でドロップ、若しくは、十一から二十階層に出現する宝箱から0.01%未満の確率で排出…」
「はい。…宝箱の方は、恐らく、最終的なデータが取れていないんだと思うんですが、オルトロスのドロップなら、単純に考えて百回倒せば出てくるはずなので…」
「…セリ君、本気、ね?」
「…はい。」
考えているのは、十一階から十五階層までを周回し、宝箱の回収とオルトロスの討伐を行う方法。オルトロスのリポップまでの時間が凡そ三十分だから、一日八時間ダンジョンに潜れば、一日十六回、一週間でギリギリ百回倒せるんじゃないかと考えている。
「…ただ、他の人とバッティングした場合は、もう少し減ると思うんです。」
「…そうね。転移陣の整備が完了しているのが八階までだから、十二階ならギリギリ来れてしまうかも。」
「後は、灯りの問題が。…モンスター自体は大した脅威ではないんですけど、それでも、十一回層以下は暗闇で戦う手段が要ります。…前回は、カンテラを浮遊で飛ばして対応しました。」
「…そうね、それなら、私も大丈夫だと思う。」
「はい。…それから、あの、流石に、最後までお付き合い頂くのは申し訳ないので、依頼の終了タイミングはザーラさんが決めて下さい。」
「あら、もちろん、最後まで付き合うわ。セリ君のためじゃなくても、未開発のダンジョンに潜れるなんて楽しみだもの。…私、これでも冒険者よ?」
「…はい。…ありがとうございます。」
頭を下げれば、ザーラさんも笑って頷き返してくれる。
それから、手元の手帳を改めて眺めるザーラさん。
「…それにしても、本当に凄い資料よね。これがあれば、ダンジョン攻略も簡単に出来てしまいそう。」
「…情報、開示した方がいいでしょうか?」
「え?」
「ギルドに、…イグナーツさんに渡せば、ダンジョン開発の役に立ちます、よね?」
「うーん、そうね、確かに、一冒険者としては、この情報があれば助かると思う。だけど、これは、セリ君がヴァイズ導師に譲られたものなんでしょう?」
「はい。でも、あの、実は、勉強用に書き写したものがあって、それなら提供できます。ただ…、私がヴァハフントを入手した後でもいいと思いますか?」
「ふふ。いいんじゃない?提供するかどうかも、セリ君の気持ち次第なんだから。」
「はい…」
頷いて、早速、その日からダンジョン攻略を始めた。ルキの誕生日プレゼント獲得のための、ダンジョン周回─
「ザーラさん、マズいです。スイキです。」
「ホント、困ったわね。私、雷魔法は習得してないのよね。」
「私もです。」
「うーん、一旦、安全地帯まで逃げて、遠距離から地道に削りましょうか?」
「了解です。」
ダンジョン十五階層、足を踏み入れた途端に遭遇してしまったモンスター。スイキには水魔法、火魔法が効かず、効果があるのは雷魔法だけ。その他の属性なら、少しはダメージが通るけれど─
「あ、ザーラさん、そこ、次、右です。そのまま、真っ直ぐ。」
「分かったわ。」
角を曲がった先、暫く暗闇の通路が続く、と思ったのだけれど─
「?あら、何かしら?」
「…」
ザーラさんが驚いたのも無理はないと思う。暗闇が続くと思っていた場所があんなに明るく光り輝いていたら─
「…兄、です。」
「え?」
「…取り敢えず、あそこまで逃げましょう。」
言って、速度をあげる。光の先に居るだろう人物の元へ。
(…そう言えば。)
先日、話していた気がする。場所までは聞いていなかったけれど、ダンジョンで色々お試し中だと。「結構、色んなこと出来るようになったんだよね」と自慢していた兄。どんなことが出来るようになったのかと尋ねた時の答えが─
「…兄さん!」
「え?あ、セリ?と、ザーラさん?」
「兄さん、お願い。ザーラさんは、このまま。」
「え?え?え?なに?なに任された?」
「スイキ。」
「って、モンスター!?セリ、俺になするつもりなのっ!?」
叫びながらも、兄が銃に弾を込めるのが見えた。魔力の込められた弾、属性は─
「っ!」
「!」
兄が放った銃弾は、見事一発でスイキを仕留めた。霧散していくスイキの発光を見送って、兄がこちらを振り向く。
「…セーリー?」
「…兄さん、凄い、流石。兄さんならやってくれると信じてた。」
「それで俺が誤魔化されるとでも?」
「…」
誤魔化されてくれないらしい。どうしたものかと思えば、
「…シオン君、すごいのねぇ。」
「えっ!?」
「ビックリしちゃった。今のって、雷魔法よね?その、魔道具?で撃ったのかしら?」
「…えっと、はい、そうっす。けど、そんな大したもんじゃ…」
「シオン君って器用なのねー…」
私には誤魔化されてくれなかった兄が、ザーラさんからの称賛には照れている。
それから、魔法銃に興味津々なザーラさんに「凄い凄い」されてる兄が、満更でもない顔で、「いやいやそんなそんな」してるのを眺めている内に、思い出した。
「…兄さん。」
「え、…嫌だ。」
「まだ、何も言ってない。」
「いや、分かる、俺には分かる。セリがそんな顔してる時は、ろくなこと考えてないから。」
「…」
兄の、妹に対する信頼が厚い。
だけど、これはどうしても必要なことだから、構わず要望を伝えた。
「兄さん、『幸運』かけて。」
「っ!?っ嫌だーっ!!ぜっっったい!イヤ!!」
「お願い、」
「やだやだやだ!俺はアレを封印してんの!」
「知ってる。けど、お願い、どうしても必要なの。」
「何でっ!?」
「言えないけど、ドロップでどうしても欲しいものがあるから。」
「っ!」
「…お願い、お兄ちゃん…」
「っ!?」
凄く、嫌そうな顔。凄く、葛藤してる。けど、これだけは、どうしても─
「っ!!今回だけっ!だからなっ!」
「!…ありがとう、お兄ちゃん。」
「あー、あー、やだー。やだやだー…」
文句を言いながらも、近づいて来た兄。頭を、両手でがっちりホールドされて、
「…」
「…」
兄からの、おでこへのキス。
「…ありがと。」
「っ!っ!っ!!!!!」
身もだえしながら、兄が目に見えない何かと戦い始めた。
「っ!クソクソクソ!これは!これだけはしたくなかったのにー!!」
前世日本人、現世でも、人嫌いの師の元で育った私達兄妹のコミュニケーション能力は推して知るべし。私だって、ちょっとは恥ずかしい。けど、
「…お兄ちゃん。」
「………なに?」
「ザーラさんにも。」
「はっ!?」
「あら?」
「ザーラさんにも掛けてあげて。…一緒に回ってるのに、私だけだとズルい、から。」
「……うそ、だろ、だって、そんな、俺の妹が、こんなに鬼畜…」
兄が、見えない何かと対話を始めた。
「はい。モンスター情報が主なんですが、各階層の簡略マップと宝箱の排出情報も載っていて…」
「すごいわねぇ…」
感嘆のため息を漏らしたザーラさんが手にしているのは、師からもらった黒革の手帳。教科書代わりの勉強用に使っていたのだけれど、その中に一つ、ルキの誕生日プレゼントになりそうな情報があった。
「…あの、コレ、なんですけど。」
言って、ザーラさんの手元にある手帳の一ページを指さす。
─双剣ヴァハフント
書いてあるのは師が書き留めた文字だけ。だから、それがどのような形をした剣なのか、正確には分からないけれど、
「…これなら、ルキの誕生日プレゼントになるかな、と思いまして…」
「うーん、なるほど…」
ザーラさんが確かめているのは、剣の名前の下、そこには細かい文字で剣のドロップ情報が記されている。
「…十二階層の守護、オルトロスから1%の確率でドロップ、若しくは、十一から二十階層に出現する宝箱から0.01%未満の確率で排出…」
「はい。…宝箱の方は、恐らく、最終的なデータが取れていないんだと思うんですが、オルトロスのドロップなら、単純に考えて百回倒せば出てくるはずなので…」
「…セリ君、本気、ね?」
「…はい。」
考えているのは、十一階から十五階層までを周回し、宝箱の回収とオルトロスの討伐を行う方法。オルトロスのリポップまでの時間が凡そ三十分だから、一日八時間ダンジョンに潜れば、一日十六回、一週間でギリギリ百回倒せるんじゃないかと考えている。
「…ただ、他の人とバッティングした場合は、もう少し減ると思うんです。」
「…そうね。転移陣の整備が完了しているのが八階までだから、十二階ならギリギリ来れてしまうかも。」
「後は、灯りの問題が。…モンスター自体は大した脅威ではないんですけど、それでも、十一回層以下は暗闇で戦う手段が要ります。…前回は、カンテラを浮遊で飛ばして対応しました。」
「…そうね、それなら、私も大丈夫だと思う。」
「はい。…それから、あの、流石に、最後までお付き合い頂くのは申し訳ないので、依頼の終了タイミングはザーラさんが決めて下さい。」
「あら、もちろん、最後まで付き合うわ。セリ君のためじゃなくても、未開発のダンジョンに潜れるなんて楽しみだもの。…私、これでも冒険者よ?」
「…はい。…ありがとうございます。」
頭を下げれば、ザーラさんも笑って頷き返してくれる。
それから、手元の手帳を改めて眺めるザーラさん。
「…それにしても、本当に凄い資料よね。これがあれば、ダンジョン攻略も簡単に出来てしまいそう。」
「…情報、開示した方がいいでしょうか?」
「え?」
「ギルドに、…イグナーツさんに渡せば、ダンジョン開発の役に立ちます、よね?」
「うーん、そうね、確かに、一冒険者としては、この情報があれば助かると思う。だけど、これは、セリ君がヴァイズ導師に譲られたものなんでしょう?」
「はい。でも、あの、実は、勉強用に書き写したものがあって、それなら提供できます。ただ…、私がヴァハフントを入手した後でもいいと思いますか?」
「ふふ。いいんじゃない?提供するかどうかも、セリ君の気持ち次第なんだから。」
「はい…」
頷いて、早速、その日からダンジョン攻略を始めた。ルキの誕生日プレゼント獲得のための、ダンジョン周回─
「ザーラさん、マズいです。スイキです。」
「ホント、困ったわね。私、雷魔法は習得してないのよね。」
「私もです。」
「うーん、一旦、安全地帯まで逃げて、遠距離から地道に削りましょうか?」
「了解です。」
ダンジョン十五階層、足を踏み入れた途端に遭遇してしまったモンスター。スイキには水魔法、火魔法が効かず、効果があるのは雷魔法だけ。その他の属性なら、少しはダメージが通るけれど─
「あ、ザーラさん、そこ、次、右です。そのまま、真っ直ぐ。」
「分かったわ。」
角を曲がった先、暫く暗闇の通路が続く、と思ったのだけれど─
「?あら、何かしら?」
「…」
ザーラさんが驚いたのも無理はないと思う。暗闇が続くと思っていた場所があんなに明るく光り輝いていたら─
「…兄、です。」
「え?」
「…取り敢えず、あそこまで逃げましょう。」
言って、速度をあげる。光の先に居るだろう人物の元へ。
(…そう言えば。)
先日、話していた気がする。場所までは聞いていなかったけれど、ダンジョンで色々お試し中だと。「結構、色んなこと出来るようになったんだよね」と自慢していた兄。どんなことが出来るようになったのかと尋ねた時の答えが─
「…兄さん!」
「え?あ、セリ?と、ザーラさん?」
「兄さん、お願い。ザーラさんは、このまま。」
「え?え?え?なに?なに任された?」
「スイキ。」
「って、モンスター!?セリ、俺になするつもりなのっ!?」
叫びながらも、兄が銃に弾を込めるのが見えた。魔力の込められた弾、属性は─
「っ!」
「!」
兄が放った銃弾は、見事一発でスイキを仕留めた。霧散していくスイキの発光を見送って、兄がこちらを振り向く。
「…セーリー?」
「…兄さん、凄い、流石。兄さんならやってくれると信じてた。」
「それで俺が誤魔化されるとでも?」
「…」
誤魔化されてくれないらしい。どうしたものかと思えば、
「…シオン君、すごいのねぇ。」
「えっ!?」
「ビックリしちゃった。今のって、雷魔法よね?その、魔道具?で撃ったのかしら?」
「…えっと、はい、そうっす。けど、そんな大したもんじゃ…」
「シオン君って器用なのねー…」
私には誤魔化されてくれなかった兄が、ザーラさんからの称賛には照れている。
それから、魔法銃に興味津々なザーラさんに「凄い凄い」されてる兄が、満更でもない顔で、「いやいやそんなそんな」してるのを眺めている内に、思い出した。
「…兄さん。」
「え、…嫌だ。」
「まだ、何も言ってない。」
「いや、分かる、俺には分かる。セリがそんな顔してる時は、ろくなこと考えてないから。」
「…」
兄の、妹に対する信頼が厚い。
だけど、これはどうしても必要なことだから、構わず要望を伝えた。
「兄さん、『幸運』かけて。」
「っ!?っ嫌だーっ!!ぜっっったい!イヤ!!」
「お願い、」
「やだやだやだ!俺はアレを封印してんの!」
「知ってる。けど、お願い、どうしても必要なの。」
「何でっ!?」
「言えないけど、ドロップでどうしても欲しいものがあるから。」
「っ!」
「…お願い、お兄ちゃん…」
「っ!?」
凄く、嫌そうな顔。凄く、葛藤してる。けど、これだけは、どうしても─
「っ!!今回だけっ!だからなっ!」
「!…ありがとう、お兄ちゃん。」
「あー、あー、やだー。やだやだー…」
文句を言いながらも、近づいて来た兄。頭を、両手でがっちりホールドされて、
「…」
「…」
兄からの、おでこへのキス。
「…ありがと。」
「っ!っ!っ!!!!!」
身もだえしながら、兄が目に見えない何かと戦い始めた。
「っ!クソクソクソ!これは!これだけはしたくなかったのにー!!」
前世日本人、現世でも、人嫌いの師の元で育った私達兄妹のコミュニケーション能力は推して知るべし。私だって、ちょっとは恥ずかしい。けど、
「…お兄ちゃん。」
「………なに?」
「ザーラさんにも。」
「はっ!?」
「あら?」
「ザーラさんにも掛けてあげて。…一緒に回ってるのに、私だけだとズルい、から。」
「……うそ、だろ、だって、そんな、俺の妹が、こんなに鬼畜…」
兄が、見えない何かと対話を始めた。
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