上 下
57 / 151
第七章 魔法を使った

5.

しおりを挟む
5.

「ローザ?」

恐くて、涙が出てきた。そしたら、アッシュ様が心配そうな顔になって。

心配してくれるの?

なら、泣き落とそう。アッシュ様に嫌われるのは恐い。恐いアッシュ様は嫌だ。

「どうした?やっぱりまだどこか痛むか?」

声が滅茶苦茶優しいよ!泣き落とそうとしてる女に!だから、泣き止もうと思ったのに、涙止められなくなったから、アッシュ様にしがみついて泣き続けた。

アッシュ様が、また背中ポンポンしてくれるから。良かった、怒らせたかもだけど、嫌われてはないみたい。大丈夫、大丈夫。

鼻水出てきたから、すすって、顔を上げて、アッシュ様にご免なさいって言おうとしたら、アッシュ様の向こうに、オスマン様とオレアが居た。

え?

普通に、見られてた。




しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

初恋の王女殿下が帰って来たからと、離婚を告げられました。

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:79,961pt お気に入り:6,932

私が王女です

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:10,189pt お気に入り:126

悪徳令嬢はヤンデレ騎士と復讐する

ファンタジー / 完結 24h.ポイント:241pt お気に入り:257

令嬢は大公に溺愛され過ぎている。

恋愛 / 完結 24h.ポイント:2,903pt お気に入り:16,068

獣人の恋人とイチャついた翌朝の話

BL / 完結 24h.ポイント:7pt お気に入り:29

大好きなあなたを忘れる方法

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:7,804pt お気に入り:1,011

あなたの妻にはなれないのですね

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:36,515pt お気に入り:395

愛されなかった公爵令嬢のやり直し

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:1,427pt お気に入り:5,794

処理中です...