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第3章 試験の後の試練
第31話 それはそれ、これはこれです
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俺は教頭ベスタの顔面を、執務机にぐりぐりと押し付ける。
「お前はもう詰んでるんだよ。わざわざ話してやってるのは、俺の優しさでしかないんだぞ」
「な、なにが優しさだ。犯罪まがいの手を使いおって!」
「ならもうひとつの手段のほうが良かったか? 寝ているお前の枕元に、ジーナの生首を置いておくという手もあったんだがな」
俺は冷酷な声色で告げつつ、もう一方の手に魔力を集中。魔力の刃で、そぉっと学園長の首を撫でる。
薄皮一枚切れた箇所から、血が滲んでいく。
「ひっ、あ、悪魔の子か、貴様……っ」
「悪魔? ふふん、どうせなら魔王とでも呼ぶんだな」
ベスタの髪をむんずと掴み、床に体ごと放り出す。その顔を見下ろしながら、ゆっくりと威圧的に近づいていく。
「さすがに生首を置いたら騒ぎが大きくなりすぎるからな。お前を失脚させることはできても、事態が落ち着くのは時間がかかる。こちらの目的のひとつが間に合わなくなるのは避けたかったんだよ」
「お、お前の目的とはなんだ?」
「簡単なことさ。俺たちの試験結果を正当なものに戻せ。そしてエミリー教師への解雇宣告を即刻解除しろ。そしたら、ジーナは解放してやるよ。不倫も横領も明るみに出ることはない。お前が今後も逆らわないなら……な」
「……わ、わかった。言う通りに、する……」
「よし、それでいい。即刻だぞ、いいな?」
執務室から出ていこうとして、俺は振り返る。
「そうそう、ひとつ忘れていた」
「な、なんだ? まだなにか要求があるのか?」
ベスタの真上から、その怯える目を覗き込む。
「悪いことをしたら、なんて言うんだったかな?」
「ご……ごめんなさい……」
「くくくっ、そうだ。それが聞きたかった。いい子だ、教頭先生」
◇
「というわけで、教頭の説得は上手くいった。最後にはごめんなさいって謝ってくれたぞ」
翌日、学舎の食堂で事の顛末をアリアたちに報告した。
「本当!? じゃあエミリー先生は!?」
「ああ、クビは取り消しだ。そろそろ話をしてる頃じゃないか」
「えへへーっ、良かったぁ。わたしたちのせいで先生がいなくなっちゃうのは嫌だもんね」
「でもよぉ、オレたち結局、なんにも手伝えなかったな。ちょっと拍子抜けだぜ」
「そう言うな、グレン。お前がいなかったらミスティから話が聞けなかったかもしれないんだ。充分、役には立ったさ」
「そうか? だとしても、物足りねえなぁ」
「こういうのは物足りないくらいがちょうどいいのさ。何事も平和的な話し合いで解決できるなら、それに越したことはない」
「そりゃそうなんだが……なんかお前が言うと違和感あるな……」
「でもでも、わたしたちの処分だけじゃなくて、教頭先生の悪事は? それも解決したの?」
「ああ、あれなら心を入れ替えて、もうしないだろう」
少なくとも、俺の在学中には。
「そうなんだぁ……。じゃあ本当になんにもすることないんだ……。カインくんの役に立ちたかったんだけどなぁ」
レナも残念そうにしているが、まあ、今回は向き不向きがあったからな。
手っ取り早く解決するには、やはり俺ひとりのほうが良かっただろう。
「あの~、みなさん、ちょっといいですか?」
そこにエミリー教師がやってきた。
「噂をすれば、お出ましか。なにか用かい、エミリー先生?」
「いえあの、さっき急に教頭先生に呼び出されまして……。私、クビにならなくて済んだみたいなんです。それにカイン・アーネストくんと、アリア・アーネストさんの試験結果も元通りになって、ふたりとも来期はSクラスということになりました」
「やったぁ! 良かったぁ、ありがとう先生!」
ちなみに俺やアリアのパーティメンバーは、それぞれの攻略が常識外れの個人に依存したものだったという理由で、昇格も降格もないそうだ。
「ええ、とても嬉しいことです。アリアさんも、おめでとうございます。でも、あの……」
「うん? 先生、どうかしたんですか?」
「いえ、教頭先生がですね、なにか怯えてるような焦っているような雰囲気だったもので……。もしかしたら、カイン・アーネストくんがなにかしてくれたのかな、と。ほら、あのとき、なにやら物騒なことも言っていましたし……」
「実は、今みんなにも話したところなんだが、教頭とは誠心誠意、腹を割って話をしただけなんだ。そしたらわかってくれた。謝罪までしてくれたよ」
「そう、なのですか……?」
訝しむエミリー教師だが、俺はあくまで素知らぬ顔をする。
やがて彼女は、すべてを呑み込むような大人の笑顔を見せた。
「……ありがとうございます」
「いいさ。先生があのとき見せた勇気に報いただけだ」
大きく頷いてから、エミリー教師はいつもの教師の笑顔に切り替わる。
「それはそれとして、カインくんとアリアさんには、長期休暇中の奉仕活動を命じます」
「は?」
「奉仕活動?」
「先生のこと、助けてやったのに、か?」
ちっちっちっ、とエミリー教師は指を振る。
「それはそれ、これはこれです。過剰なおこないで設備や施設を壊してしまったのは変わりません。ふたりには、もっと物を大切にする気持ちを育んでもらいます!」
「ええー……先生、わたし、お休み中は色んなところに遊びに行くつもりで……」
涙目で訴えるアリアだが、当然のようにエミリー教師は首を横に振る。
「あきらめてください」
「まさか、教頭の差金か? やつめ、腹いせにこんな嫌がらせを……」
「いいえ、これは私の判断です。学園長からもこの処分が妥当と認めてもらっています。それと、あなたたちは今後は私が監督しますからねっ、問題行動は謹んでくださいよ!」
エミリー教師は、なんだかんだいっても、立派な教師だったというわけだ。
「お前はもう詰んでるんだよ。わざわざ話してやってるのは、俺の優しさでしかないんだぞ」
「な、なにが優しさだ。犯罪まがいの手を使いおって!」
「ならもうひとつの手段のほうが良かったか? 寝ているお前の枕元に、ジーナの生首を置いておくという手もあったんだがな」
俺は冷酷な声色で告げつつ、もう一方の手に魔力を集中。魔力の刃で、そぉっと学園長の首を撫でる。
薄皮一枚切れた箇所から、血が滲んでいく。
「ひっ、あ、悪魔の子か、貴様……っ」
「悪魔? ふふん、どうせなら魔王とでも呼ぶんだな」
ベスタの髪をむんずと掴み、床に体ごと放り出す。その顔を見下ろしながら、ゆっくりと威圧的に近づいていく。
「さすがに生首を置いたら騒ぎが大きくなりすぎるからな。お前を失脚させることはできても、事態が落ち着くのは時間がかかる。こちらの目的のひとつが間に合わなくなるのは避けたかったんだよ」
「お、お前の目的とはなんだ?」
「簡単なことさ。俺たちの試験結果を正当なものに戻せ。そしてエミリー教師への解雇宣告を即刻解除しろ。そしたら、ジーナは解放してやるよ。不倫も横領も明るみに出ることはない。お前が今後も逆らわないなら……な」
「……わ、わかった。言う通りに、する……」
「よし、それでいい。即刻だぞ、いいな?」
執務室から出ていこうとして、俺は振り返る。
「そうそう、ひとつ忘れていた」
「な、なんだ? まだなにか要求があるのか?」
ベスタの真上から、その怯える目を覗き込む。
「悪いことをしたら、なんて言うんだったかな?」
「ご……ごめんなさい……」
「くくくっ、そうだ。それが聞きたかった。いい子だ、教頭先生」
◇
「というわけで、教頭の説得は上手くいった。最後にはごめんなさいって謝ってくれたぞ」
翌日、学舎の食堂で事の顛末をアリアたちに報告した。
「本当!? じゃあエミリー先生は!?」
「ああ、クビは取り消しだ。そろそろ話をしてる頃じゃないか」
「えへへーっ、良かったぁ。わたしたちのせいで先生がいなくなっちゃうのは嫌だもんね」
「でもよぉ、オレたち結局、なんにも手伝えなかったな。ちょっと拍子抜けだぜ」
「そう言うな、グレン。お前がいなかったらミスティから話が聞けなかったかもしれないんだ。充分、役には立ったさ」
「そうか? だとしても、物足りねえなぁ」
「こういうのは物足りないくらいがちょうどいいのさ。何事も平和的な話し合いで解決できるなら、それに越したことはない」
「そりゃそうなんだが……なんかお前が言うと違和感あるな……」
「でもでも、わたしたちの処分だけじゃなくて、教頭先生の悪事は? それも解決したの?」
「ああ、あれなら心を入れ替えて、もうしないだろう」
少なくとも、俺の在学中には。
「そうなんだぁ……。じゃあ本当になんにもすることないんだ……。カインくんの役に立ちたかったんだけどなぁ」
レナも残念そうにしているが、まあ、今回は向き不向きがあったからな。
手っ取り早く解決するには、やはり俺ひとりのほうが良かっただろう。
「あの~、みなさん、ちょっといいですか?」
そこにエミリー教師がやってきた。
「噂をすれば、お出ましか。なにか用かい、エミリー先生?」
「いえあの、さっき急に教頭先生に呼び出されまして……。私、クビにならなくて済んだみたいなんです。それにカイン・アーネストくんと、アリア・アーネストさんの試験結果も元通りになって、ふたりとも来期はSクラスということになりました」
「やったぁ! 良かったぁ、ありがとう先生!」
ちなみに俺やアリアのパーティメンバーは、それぞれの攻略が常識外れの個人に依存したものだったという理由で、昇格も降格もないそうだ。
「ええ、とても嬉しいことです。アリアさんも、おめでとうございます。でも、あの……」
「うん? 先生、どうかしたんですか?」
「いえ、教頭先生がですね、なにか怯えてるような焦っているような雰囲気だったもので……。もしかしたら、カイン・アーネストくんがなにかしてくれたのかな、と。ほら、あのとき、なにやら物騒なことも言っていましたし……」
「実は、今みんなにも話したところなんだが、教頭とは誠心誠意、腹を割って話をしただけなんだ。そしたらわかってくれた。謝罪までしてくれたよ」
「そう、なのですか……?」
訝しむエミリー教師だが、俺はあくまで素知らぬ顔をする。
やがて彼女は、すべてを呑み込むような大人の笑顔を見せた。
「……ありがとうございます」
「いいさ。先生があのとき見せた勇気に報いただけだ」
大きく頷いてから、エミリー教師はいつもの教師の笑顔に切り替わる。
「それはそれとして、カインくんとアリアさんには、長期休暇中の奉仕活動を命じます」
「は?」
「奉仕活動?」
「先生のこと、助けてやったのに、か?」
ちっちっちっ、とエミリー教師は指を振る。
「それはそれ、これはこれです。過剰なおこないで設備や施設を壊してしまったのは変わりません。ふたりには、もっと物を大切にする気持ちを育んでもらいます!」
「ええー……先生、わたし、お休み中は色んなところに遊びに行くつもりで……」
涙目で訴えるアリアだが、当然のようにエミリー教師は首を横に振る。
「あきらめてください」
「まさか、教頭の差金か? やつめ、腹いせにこんな嫌がらせを……」
「いいえ、これは私の判断です。学園長からもこの処分が妥当と認めてもらっています。それと、あなたたちは今後は私が監督しますからねっ、問題行動は謹んでくださいよ!」
エミリー教師は、なんだかんだいっても、立派な教師だったというわけだ。
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