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4章
好感度は上下する
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なんか篠崎と図書館に行くことになった…。
篠崎が俺を遊びに誘うことは度々あったが、これまで無理強いはしてきたことがなかった。
だが、今日はやたら押しが強かった。
「折角だし一緒に行こうよ。ね!」
「えっと…」
「そうだ。図書館にあるスタヴァ、今だけ季節限定のフラペチーノが頼めるんだよ。美味しいからそっちも一緒に行こうよ!」
「いや、その」
「ほら?行こ?」
「…はい」
おかしい。
ここまでぐいぐい来るやつだっただろうか?
まあ、実は図書館の場所もざっくりとしか把握していなかったし、断る理由も特に見当たらなかったので一緒に行くことにした。
「ふふ。思えば二人でこうしてちゃんと話ができるのは初めてだよね?」
「そういえば、そうかもしれないな」
篠崎が話しかけてくる時は大抵教室の中で、大体誰かが一緒にいたように思う。
「今日、いい天気で良かったよね。絶好のお出かけ日和!」
「そうだな。まあ俺そんなに外出しないんだけど」
「そうなの?その割に結構筋肉質だよね?」
「まあ、一応筋トレはしてるしな」
「おお~細マッチョ系男子だ!そういえば、知ってる?トレーニングの時って~」
…。
…なるほど。これがスクールカースト上位の力か。
どんな話題を振っても凄く楽しそうな反応をしてくれる。言葉のキャッチボールも的確で、いい感じの位置にボールを投げ返してくれるのでついついこっちも話をしてしまう。
それに俺がゲームが趣味と言っても、以前クラスの連中は陰キャ、陰キャ言って馬鹿にしていたけど篠崎の反応は違った。
「どんなゲームなの?」「面白そう!私もやってみたい!」「ねえ、今度そのゲーム教えて?」「じゃあ約束!絶対だからね!」などいい反応を返してくれる。
社交辞令なのはわかっているが、なんかちょっと嬉しくなってしまった。
…もしかして俺はちょろい人間なのだろうか。
篠崎が人気があるという理由もなんとなくわかった。
まあ、そんな風に話をしてくれるのも俺に恩義があるからなんだろうけど、篠崎は言葉選びもしっかりしてるし、貶めるようなことも言わないし別に民度が低い奴じゃないのかも知れないなと思った。空気は読めない奴なのは間違いないとは思うけど。
もしかすると、俺が勝手に色眼鏡でクラスの連中を見すぎていたのかもしれない。全員微妙な奴だと思っていたけど…勝手に決めつけてしまっただけで中にはちゃんとしたやつもいる…のかも知れない。
だからちょっと反省した。ちゃんと一人一人見ないといけないな。
話のうまい篠崎に乗せられて垢BANの件や特別目的があって図書館に出かけてるわけじゃ無いこと…色々とついつい話をしてしまう。
図書館に着いた頃には自然と、用事が無いならまずはスタヴァで美味しいものを飲みに行こう!という話になった。
「今日は私が無理やり誘っちゃったから、私に奢らせて?」
「いや、悪いよ」
「ううん。一人でスタヴァに入る勇気はなかったから。フラペチーノが飲めるのは村井くんのおかげなんだよ。ふふ。その代わり、今度ゲーム教えてね?」
どこまで本気なのかわからないが、ふふっと微笑む笑顔に不覚にもちょっとどきっとする。
「あ、ああ機会があったらな。じゃあ、お言葉に甘えて」
「うん!」
家を出た時こんな展開になるとは夢にも思わなかったな。
篠崎か。とりあえず彼女を色眼鏡で見るのはやめよう。
「…あ、あの村井くん?」
「ん?」
「ご、ごめん。ちょっとお財布家に忘れてきちゃったみたいで。申し訳ないんだけど立て替えてくれない?」
「…」
お金はまた今度渡すから!と謝る篠崎。
…色眼鏡、やっぱり多少は必要かなぁ。
篠崎が俺を遊びに誘うことは度々あったが、これまで無理強いはしてきたことがなかった。
だが、今日はやたら押しが強かった。
「折角だし一緒に行こうよ。ね!」
「えっと…」
「そうだ。図書館にあるスタヴァ、今だけ季節限定のフラペチーノが頼めるんだよ。美味しいからそっちも一緒に行こうよ!」
「いや、その」
「ほら?行こ?」
「…はい」
おかしい。
ここまでぐいぐい来るやつだっただろうか?
まあ、実は図書館の場所もざっくりとしか把握していなかったし、断る理由も特に見当たらなかったので一緒に行くことにした。
「ふふ。思えば二人でこうしてちゃんと話ができるのは初めてだよね?」
「そういえば、そうかもしれないな」
篠崎が話しかけてくる時は大抵教室の中で、大体誰かが一緒にいたように思う。
「今日、いい天気で良かったよね。絶好のお出かけ日和!」
「そうだな。まあ俺そんなに外出しないんだけど」
「そうなの?その割に結構筋肉質だよね?」
「まあ、一応筋トレはしてるしな」
「おお~細マッチョ系男子だ!そういえば、知ってる?トレーニングの時って~」
…。
…なるほど。これがスクールカースト上位の力か。
どんな話題を振っても凄く楽しそうな反応をしてくれる。言葉のキャッチボールも的確で、いい感じの位置にボールを投げ返してくれるのでついついこっちも話をしてしまう。
それに俺がゲームが趣味と言っても、以前クラスの連中は陰キャ、陰キャ言って馬鹿にしていたけど篠崎の反応は違った。
「どんなゲームなの?」「面白そう!私もやってみたい!」「ねえ、今度そのゲーム教えて?」「じゃあ約束!絶対だからね!」などいい反応を返してくれる。
社交辞令なのはわかっているが、なんかちょっと嬉しくなってしまった。
…もしかして俺はちょろい人間なのだろうか。
篠崎が人気があるという理由もなんとなくわかった。
まあ、そんな風に話をしてくれるのも俺に恩義があるからなんだろうけど、篠崎は言葉選びもしっかりしてるし、貶めるようなことも言わないし別に民度が低い奴じゃないのかも知れないなと思った。空気は読めない奴なのは間違いないとは思うけど。
もしかすると、俺が勝手に色眼鏡でクラスの連中を見すぎていたのかもしれない。全員微妙な奴だと思っていたけど…勝手に決めつけてしまっただけで中にはちゃんとしたやつもいる…のかも知れない。
だからちょっと反省した。ちゃんと一人一人見ないといけないな。
話のうまい篠崎に乗せられて垢BANの件や特別目的があって図書館に出かけてるわけじゃ無いこと…色々とついつい話をしてしまう。
図書館に着いた頃には自然と、用事が無いならまずはスタヴァで美味しいものを飲みに行こう!という話になった。
「今日は私が無理やり誘っちゃったから、私に奢らせて?」
「いや、悪いよ」
「ううん。一人でスタヴァに入る勇気はなかったから。フラペチーノが飲めるのは村井くんのおかげなんだよ。ふふ。その代わり、今度ゲーム教えてね?」
どこまで本気なのかわからないが、ふふっと微笑む笑顔に不覚にもちょっとどきっとする。
「あ、ああ機会があったらな。じゃあ、お言葉に甘えて」
「うん!」
家を出た時こんな展開になるとは夢にも思わなかったな。
篠崎か。とりあえず彼女を色眼鏡で見るのはやめよう。
「…あ、あの村井くん?」
「ん?」
「ご、ごめん。ちょっとお財布家に忘れてきちゃったみたいで。申し訳ないんだけど立て替えてくれない?」
「…」
お金はまた今度渡すから!と謝る篠崎。
…色眼鏡、やっぱり多少は必要かなぁ。
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