13 / 17
素材集め
しおりを挟む
「暇だねー」
「そうだな……」
次の日、意気揚々とお店を開いた。
日が昇り出してすぐに店を開けてワクワクしながら扉のそばに立ってお客さんを待つ。
そして、数時間……。
お店には誰一人来なかった。
マルコさん、宣伝してくれるって言ったのに……。
立って待っているのも限界だったのでカウンターにある席に座る。
そして、カウンターに突っ伏して……そのまま眠ってしまった。
暖かい陽気。
その中で眠るのはとても心地よかった。
自分が眠っていることに気づかずに夢の中で楽しく遊んでいた。
すると、急に頭に軽い衝撃を感じる。
ユサユサユサっ……。
からだも揺すられている。
そして、決定的だったのは頭のてっぺんに受けた強い衝撃。それを受けた私は一瞬で現実に戻される。
「い、いたーい!」
私は跳ね起きて頭をさする。
そして、寝ぼけ眼で状況を確認する。
私を叩いていたのはちびどらだった。
そして、私の目の前には見たことない女の人が立っていた。
「だ、だれ?」
私は不思議そうに聞くとちびどらが答える。
「ミーシャ、客だ! 客が来たんだよ!」
そう言われて私の意識がはっきりとする。慌ててピンと立つと接客を始める。
「す、すみません。いらっしゃいませ。ミーシャのアトリエにようこそ。何をお求めですか?」
「といってもポーションしかないけどな」
ちびどらが余計な一言を言ってくる。
「あははっ、そのポーションを買いに来たんだよ。一本もらえるかい?」
女の人がそう言ってくる。私は慌ててポーションを手に取り、女の人に渡す。
「はい、どうぞ。一本鉄銭20枚です」
「はい。あとね。いくらお店だからって女の子が1人で寝てるのは不用心だと思うよ」
女の人が心配そうに注意してくる。私は少し反省して頭を少し下げた。
「おいらがいたぞ!」
「トカゲは人には含まないよ!」
ちびどらは完全にトカゲ扱いされていた。
「わ、わかりました。気をつけます」
「うん、それでいいんだよ」
そう言うと女の人はお店を出て行った。
私はそれを外まで出て見送った。女の人の姿が見えなくなるまで手を振り続けた。
今日のお客さんはその女性ただ1人だった。
まぁ、それだけで十分過ごしていけるからね。
少し強がってみせるが、やはり少し寂しくなった。
◇
あれから数日間、私のアトリエは閑古鳥が鳴いていた。
お店なので外に出ることも出来ず、一日中ちびどらを見ながら暇にしていた。
さすがにこう何日も暇にしているとお金も危なくなってくる。
痺れを切らした私はお店は休みにしてマルコさんを探してみることにした。
あの人なら商業組合かな?
町に出ると言うこともあり、何本かのポーションを持つと帽子を被り、ルクスフォード様の家から持ってきてた服に着替え、優雅に歩き出す。
私が持ってない大人っぽい格好。
これなら町行く人に振り向かれるかも……。
◇
「ねぇ、あの子かわいくない?」
「ほんと。でも、子供1人で危なくないのかな?」
道行く人に心配される。
もう立派にお店もしているのに子供扱いされる。
それにムスッとしながらズンズンと商業組合へと歩いていく。
そして、扉を開けるとそこは相変わらずお酒の匂いがキツいところだった。
もう酒場でいいと思うな……。
そんなことを思いながらマルコさんを探す。
「おいおい、ここは嬢ちゃんのようなかわいこちゃんが来るところじゃないぞ!」
「…………じゅる」
「相変わらず面白いトカゲだな!」
マルコさんを探しているといろんな人に声をかけられる。
けど、マルコさんは見つからなかった。
「あ、あの……マルコさんは?」
私はもぞもぞとしながら近くの人に聞いてみる。
「マルコか? 確か深林のほうに魔物討伐に行ったはずだぞ!」
マルコさんは外に出ているみたいだった。
「なんだなんだ? 嬢ちゃんがなんでマルコに用があるんだ?」
「…………じゅる」
「トカゲーっ、こっちにも食いもんあるぞ!」
騒がしい中、私に近づいてくる人がいた。
他にも、私を見て唾を飲み込む人やちびどらに食べ物をあげてる人もいた。
「あ、あの……、私、錬金術師で……、マルコさんは1番初めにお店に来てくれた人で……」
「「「な、何だってーーーーーーっ!!!?」」」
店内にいた人の声がハモる。そして、口々に恨み言を言っていた。
えっ、な、なに?
私は驚いて後退りしてしまう。
「お、お店ってど、どこにあるんだい?」
男の人が少し虚取りながら聞いてくる。
「えっ、る、ルクスフォード様の家のそばにある小さな家ですけど」
「わ、わかった。俺は毎日行くぞ!」
「俺も俺も……」
「…………こくっ」
「あいつ、抜け駆けしやがってー! 俺も行くぞ!」
私が店の場所を言うと男の人たちは血走った目で答えてくる。
少し怖かったけど、お店に来てくれるとのことなので精一杯作り笑顔をする。
私の頬はピクピクと動いている。
作り笑いをしているのがばれていないだろうか?
少し不安になったけど、それでも男の人たちは嬉しそうにしてくれた。
「そこ! うるさいですよ!」
あまりに騒々しくしていたので受付のお姉さんに怒られてしまう。
私は少し反省したが、それ以上に男の人たちは青ざめてガタガタと歯を震わせながら怯えていた。
◇
マルコさんは見つからなかったけどその代わりお店に来てくれると言ってくれた人とたくさん会えた。
そんな嬉しい気持ちに思わず小走りしたくなった。
「おーい、おいらを忘れないでくれー」
あまりに大量の食べ物を貰っていたちびどらは慌てて私を追いかけてくる。
「それでこれからどうするんだ?」
「どうしよう? ちょっと町の外出てみない?」
私は思い切って提案してみる。
「いいけど、どうしてだい?」
「だって錬金の素材って町中にはほとんど生えてないよね? 少し外に見に行ってみたいかも……って思ったの」
「でも、外には魔物が……」
「魔物は洞窟の中とか森の奥とかにしかいないよ。町近くなんて真っ先に討伐されるし……」
ちびどらは心配してくれるけど、私は大丈夫だよと言う。
「それじゃあ行こうか!」
ちびどらがやる気を出して先に進んでいく。
◇
町の外にやってきた。
町の出入り口を守っている衛兵の人には怪訝そうな顔をされたが、町の外もある程度平和ということもあって、素材の採取に行きますと言えば大丈夫だった。
町の外は道はある程度綺麗に舗装されているけど、そこから少しでも外れると青々とした草が生える草原が広がっていた。
これならたくさんの素材がありそう。
私はやる気になって草をむしっていく。
ただ、どれがどの草かはわからないのでとりあえずちびどらに渡していく。
「おいらに渡してもわからな……こ、これ以上はもう持てな……むぎゅう」
気がつくとちびどらは草の山に押しつぶされていた。
さすがにちょっと取り過ぎたかも反省し、ちびどらにも謝っておく。
そして、いい天気と言うこともあり、小高い丘の上まで行って、そこで大の字に手足を広げて寝転がってみる。
村ではよくしていたひなたぼっこ……。
ゆっくりと流れる雲を眺めていると暖かい風が眠気を誘ってくる。
もう少しで眠れそう……といったときに私を呼ぶ声が聞こえる。
「ミーシャ! どこだー!?」
この声は……マークくん!?
こんなところまで来てどうしたのだろう?
それにどうしてここが?
私は少し首をかしげる。
「そうだな……」
次の日、意気揚々とお店を開いた。
日が昇り出してすぐに店を開けてワクワクしながら扉のそばに立ってお客さんを待つ。
そして、数時間……。
お店には誰一人来なかった。
マルコさん、宣伝してくれるって言ったのに……。
立って待っているのも限界だったのでカウンターにある席に座る。
そして、カウンターに突っ伏して……そのまま眠ってしまった。
暖かい陽気。
その中で眠るのはとても心地よかった。
自分が眠っていることに気づかずに夢の中で楽しく遊んでいた。
すると、急に頭に軽い衝撃を感じる。
ユサユサユサっ……。
からだも揺すられている。
そして、決定的だったのは頭のてっぺんに受けた強い衝撃。それを受けた私は一瞬で現実に戻される。
「い、いたーい!」
私は跳ね起きて頭をさする。
そして、寝ぼけ眼で状況を確認する。
私を叩いていたのはちびどらだった。
そして、私の目の前には見たことない女の人が立っていた。
「だ、だれ?」
私は不思議そうに聞くとちびどらが答える。
「ミーシャ、客だ! 客が来たんだよ!」
そう言われて私の意識がはっきりとする。慌ててピンと立つと接客を始める。
「す、すみません。いらっしゃいませ。ミーシャのアトリエにようこそ。何をお求めですか?」
「といってもポーションしかないけどな」
ちびどらが余計な一言を言ってくる。
「あははっ、そのポーションを買いに来たんだよ。一本もらえるかい?」
女の人がそう言ってくる。私は慌ててポーションを手に取り、女の人に渡す。
「はい、どうぞ。一本鉄銭20枚です」
「はい。あとね。いくらお店だからって女の子が1人で寝てるのは不用心だと思うよ」
女の人が心配そうに注意してくる。私は少し反省して頭を少し下げた。
「おいらがいたぞ!」
「トカゲは人には含まないよ!」
ちびどらは完全にトカゲ扱いされていた。
「わ、わかりました。気をつけます」
「うん、それでいいんだよ」
そう言うと女の人はお店を出て行った。
私はそれを外まで出て見送った。女の人の姿が見えなくなるまで手を振り続けた。
今日のお客さんはその女性ただ1人だった。
まぁ、それだけで十分過ごしていけるからね。
少し強がってみせるが、やはり少し寂しくなった。
◇
あれから数日間、私のアトリエは閑古鳥が鳴いていた。
お店なので外に出ることも出来ず、一日中ちびどらを見ながら暇にしていた。
さすがにこう何日も暇にしているとお金も危なくなってくる。
痺れを切らした私はお店は休みにしてマルコさんを探してみることにした。
あの人なら商業組合かな?
町に出ると言うこともあり、何本かのポーションを持つと帽子を被り、ルクスフォード様の家から持ってきてた服に着替え、優雅に歩き出す。
私が持ってない大人っぽい格好。
これなら町行く人に振り向かれるかも……。
◇
「ねぇ、あの子かわいくない?」
「ほんと。でも、子供1人で危なくないのかな?」
道行く人に心配される。
もう立派にお店もしているのに子供扱いされる。
それにムスッとしながらズンズンと商業組合へと歩いていく。
そして、扉を開けるとそこは相変わらずお酒の匂いがキツいところだった。
もう酒場でいいと思うな……。
そんなことを思いながらマルコさんを探す。
「おいおい、ここは嬢ちゃんのようなかわいこちゃんが来るところじゃないぞ!」
「…………じゅる」
「相変わらず面白いトカゲだな!」
マルコさんを探しているといろんな人に声をかけられる。
けど、マルコさんは見つからなかった。
「あ、あの……マルコさんは?」
私はもぞもぞとしながら近くの人に聞いてみる。
「マルコか? 確か深林のほうに魔物討伐に行ったはずだぞ!」
マルコさんは外に出ているみたいだった。
「なんだなんだ? 嬢ちゃんがなんでマルコに用があるんだ?」
「…………じゅる」
「トカゲーっ、こっちにも食いもんあるぞ!」
騒がしい中、私に近づいてくる人がいた。
他にも、私を見て唾を飲み込む人やちびどらに食べ物をあげてる人もいた。
「あ、あの……、私、錬金術師で……、マルコさんは1番初めにお店に来てくれた人で……」
「「「な、何だってーーーーーーっ!!!?」」」
店内にいた人の声がハモる。そして、口々に恨み言を言っていた。
えっ、な、なに?
私は驚いて後退りしてしまう。
「お、お店ってど、どこにあるんだい?」
男の人が少し虚取りながら聞いてくる。
「えっ、る、ルクスフォード様の家のそばにある小さな家ですけど」
「わ、わかった。俺は毎日行くぞ!」
「俺も俺も……」
「…………こくっ」
「あいつ、抜け駆けしやがってー! 俺も行くぞ!」
私が店の場所を言うと男の人たちは血走った目で答えてくる。
少し怖かったけど、お店に来てくれるとのことなので精一杯作り笑顔をする。
私の頬はピクピクと動いている。
作り笑いをしているのがばれていないだろうか?
少し不安になったけど、それでも男の人たちは嬉しそうにしてくれた。
「そこ! うるさいですよ!」
あまりに騒々しくしていたので受付のお姉さんに怒られてしまう。
私は少し反省したが、それ以上に男の人たちは青ざめてガタガタと歯を震わせながら怯えていた。
◇
マルコさんは見つからなかったけどその代わりお店に来てくれると言ってくれた人とたくさん会えた。
そんな嬉しい気持ちに思わず小走りしたくなった。
「おーい、おいらを忘れないでくれー」
あまりに大量の食べ物を貰っていたちびどらは慌てて私を追いかけてくる。
「それでこれからどうするんだ?」
「どうしよう? ちょっと町の外出てみない?」
私は思い切って提案してみる。
「いいけど、どうしてだい?」
「だって錬金の素材って町中にはほとんど生えてないよね? 少し外に見に行ってみたいかも……って思ったの」
「でも、外には魔物が……」
「魔物は洞窟の中とか森の奥とかにしかいないよ。町近くなんて真っ先に討伐されるし……」
ちびどらは心配してくれるけど、私は大丈夫だよと言う。
「それじゃあ行こうか!」
ちびどらがやる気を出して先に進んでいく。
◇
町の外にやってきた。
町の出入り口を守っている衛兵の人には怪訝そうな顔をされたが、町の外もある程度平和ということもあって、素材の採取に行きますと言えば大丈夫だった。
町の外は道はある程度綺麗に舗装されているけど、そこから少しでも外れると青々とした草が生える草原が広がっていた。
これならたくさんの素材がありそう。
私はやる気になって草をむしっていく。
ただ、どれがどの草かはわからないのでとりあえずちびどらに渡していく。
「おいらに渡してもわからな……こ、これ以上はもう持てな……むぎゅう」
気がつくとちびどらは草の山に押しつぶされていた。
さすがにちょっと取り過ぎたかも反省し、ちびどらにも謝っておく。
そして、いい天気と言うこともあり、小高い丘の上まで行って、そこで大の字に手足を広げて寝転がってみる。
村ではよくしていたひなたぼっこ……。
ゆっくりと流れる雲を眺めていると暖かい風が眠気を誘ってくる。
もう少しで眠れそう……といったときに私を呼ぶ声が聞こえる。
「ミーシャ! どこだー!?」
この声は……マークくん!?
こんなところまで来てどうしたのだろう?
それにどうしてここが?
私は少し首をかしげる。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
乙女ゲームの正しい進め方
みおな
恋愛
乙女ゲームの世界に転生しました。
目の前には、ヒロインや攻略対象たちがいます。
私はこの乙女ゲームが大好きでした。
心優しいヒロイン。そのヒロインが出会う王子様たち攻略対象。
だから、彼らが今流行りのザマァされるラノベ展開にならないように、キッチリと指導してあげるつもりです。
彼らには幸せになってもらいたいですから。
「クビにされた俺、幸運スキルでスローライフ満喫中」
チャチャ
ファンタジー
突然、蒼牙の刃から追放された冒険者・ハルト。
だが、彼にはS級スキル【幸運】があった――。
魔物がレアアイテムを落とすのも、偶然宝箱が見つかるのも、すべて彼のスキルのおかげ。
だが、仲間は誰一人そのことに気づかず、無能呼ばわりしていた。
追放されたハルトは、肩の荷が下りたとばかりに、自分のためだけの旅を始める。
訪れる村で出会う人々。偶然拾う伝説級の装備。
そして助けた少女は、実は王国の姫!?
「もう面倒ごとはごめんだ」
そう思っていたハルトだったが、幸運のスキルが運命を引き寄せていく――。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
喪女だった私が異世界転生した途端に地味枠を脱却して逆転恋愛
タマ マコト
ファンタジー
喪女として誰にも選ばれない人生を終えた佐倉真凛は、異世界の伯爵家三女リーナとして転生する。
しかしそこでも彼女は、美しい姉妹に埋もれた「地味枠」の令嬢だった。
前世の経験から派手さを捨て、魔法地雷や罠といったトラップ魔法を選んだリーナは、目立たず確実に力を磨いていく。
魔法学園で騎士カイにその才能を見抜かれたことで、彼女の止まっていた人生は静かに動き出す。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
【完結】あなたに知られたくなかった
ここ
ファンタジー
セレナの幸せな生活はあっという間に消え去った。新しい継母と異母妹によって。
5歳まで令嬢として生きてきたセレナは6歳の今は、小さな手足で必死に下女見習いをしている。もう自分が令嬢だということは忘れていた。
そんなセレナに起きた奇跡とは?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる