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4 少年は電波となり、少女は翼を手に入れる
ほどき、つむぐ
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ほどき、つむぐ
何とか勝利できたことを認識し、僕はその場に膝をつく。
押してそのまま座り込む。
見ると、左腕は指先まで真っ赤で僕自身から流れ落ちた血にまみれている。
その他にも、太ももや右腕に刺さった骨のかけらが見え、衣服に血がにじんでいる。
僕は、背後を確認して大丈夫そうなところを探してあおむけに転がる。
はあ……これで終わりかもな……
出血が多すぎるように感じる。この場で命を落とすことになるのかもしれない。
逃げておけば良かった。
自分でもなぜあんなに向こう見ずなことをしたのかわからない。
ただ、自分が意外に冷静な人間でないという教訓が得られたのみだ。
その教訓も、生かすことができるかどうか……
「無茶したわね」
「あ……ああ」
最初の「あ」はエリスが天狗少女の姿で現れたことに対してであり、後の「ああ」はすでにダンジョンを支配したことでそれが可能だということに思い至ったためだ。
「自分で手当て、できそう?」
「ちょっと……無理かも」
「安心しなさい、命に係わるぐらいの出血量じゃないから」
「そう? 良かった……」
そこで彼女は、僕の左腕に触り、手当てを始める。
と言っても、持ち込んでいるのは包帯やガーゼと消毒液と軟膏、それぐらいだ。
「痛むわよ」
「ぐっ……」
電気が走ったようだった。僕なら電波が、かもしれないが……
何やらごそごそやっているようだが、首を上げて見る力もない。
それから、体の各部でごそごそされている間は、互いに無言だった。
僕はひたすら痛みに耐えていたし、彼女は彼女で作業に集中しているようだった。
いや、むしろお互いにどう言葉をかけていいかわからないのかもしれない。
そういう意味で、互いに他に集中することがあるのはむしろありがたいこと……なのかもしれない。
「終わったわよ」
「あ、ありがとう」
いつの間にかちょっと寝入ってしまっていたようだ。
こんな痛みの中で眠れるというのはちょっと驚きだったが、それ以上に疲労と消耗が激しかったのだろう。
「今のところ出血は大体止まっているみたい。しばらく安静にしていればいいわ」
「そういえばいつの間に……」
僕は柔らかいベッドに寝かされていた。
「そうか、もうダンジョン支配してんだ……でも、大変じゃなかった?」
小柄寄りの15歳とはいえ、それより小さい天狗の姿で僕をここに移動させるのは大変だっただろう。
「ああ、その時だけこっちに変わったから」
そういうと、彼女はこのダンジョンのボスである骨船長に変化する。
なるほど、意識はなかったけどこの体だったらきっと僕を運ぶのも簡単だっただろう。
彼女は元の天狗少女に戻って聞いてくる。
「それよりどう? 動けそう?」
「うーん、ちょっと無理かな」
現状、痛みがひどいのもあるが体に力が入らない。
こんな体で、2時間ほども自転車をこいで自宅に戻るのは苦行だろう。
「その辺は何とかなるわね。100mも歩ければ大丈夫」
「それなら……うん、少し休めば何とか……」
何だろう? ダンジョン間のテレポートとかできるようになったのだろうか? でも、エリスが言うなら何とかする方法があるということだ。
「それより、その傷、多分残っちゃうわよ」
「ああ……ちょっと困るなあ」
左腕の銃創は、幸い弾は抜けていたものの、結構深く肉をえぐっていたらしい。
ちょっと言い訳ができないかな。
どうしよう……
少なくとも両親は気づくし、そうなったときに心配される。
事情を話さなければならなくなると僕もエリスも同じような活動ができなくなる可能性が高い。
最短だと両親が来るのは9月初め。
ごまかせる気がしないなあ……
「ねえ、思い出し……いえ、今回のダンジョン制覇で私も力が戻って、ちょっとだけ手助けしてあげられるかもしれない」
「それって、ポーションとか?」
ダンジョンで手に入るポーションには、傷を跡形もなく治すことができるものがある。もしそのようなものが手に入るのなら、ぜひお願いしたい。
「いえ……そうね、私の『加護』みたいなものかしら」
「え? ああ、なるほど、女神様だったね」
すっかり忘れていた。
食料を奪っていくし、寿司を一人で食うし、誘惑するし、人間っぽいので忘れていたが、エリスは女神だ。なお、食料と寿司は別枠だ。
「うん、お願い……って、それって何かデメリットある?」
「ない……はず。うん、無いわ。ほら、ちょっと他の人より優れている人っているじゃない? そういうのはたいてい神様の加護をもらっているのよ」
「なんだ、それだったらぜひお願いするよ」
「じゃあ始めるね」
すると、彼女は幽霊の体に変化し、目を閉じて集中する。
彼女の前に何やら複雑な文字や紋様を浮かび上がる。
おお、魔法陣? と思ったものの、大きな陣の中に文字、という感じではなく、文章の中に挿絵的に紋様が含まれているような形状だ。
『我、エリス・ベル
その存因たる存在と生命の力の一端を今、しもべに分け与えんとす
26に26を掛けたる同胞のいかなるものも、これ、我に与えられし権能の神髄なれば、決して侵すことべからず
過去は未来、未来は過去
近くは遠き、遠くは近き
力は集まり、今ここに』
彼女の言葉と共に、その光の文字は僕の体に降り注ぎ、そして吸い込まれていく。
確かに吸っている。何かを吸い込んだ、例えるな煮立つ鍋のそばでその蒸気を吸い込んだかの如く、僕の体に吸い込まれ、そして溶けていった。
彼女はしばらくそのままで、やがて眼を開け、僕の方を見る。
『どう? うまくいったと思うけど……』
「なんか入ってきたのはわかる。けど……これなんだろう?」
何かできそうな気はするが、ちょっとかみ合いが悪い感じで、集中しても力が抜けていく感じ。
『私の権能だから、生命を作り出したり元気にする効果のはずなんだけど……』
なるほど、それで今このタイミングで優先したのか……
確かにその通りだとありがたいが、そういう方向で能力を使おうとしてもうまくいかない。
しばらく試行錯誤して気づく。
「あれ? これって……」
僕は無事な右手を目の前にかざし、そして伸ばした人差し指に集中する。
多分、こうだ。
僕の意思に従い、指が消える。
『え? 何?』
彼女も僕の動作を見守っており、何が起こったのかははっきり見えた。どうやったのかはわからなかっただろうけど……
解除する、と念じると指は再び元通りになった。
グローブに包まれていたはずだが、そのグローブは消えて、見慣れた生身の指がそこにあった。
「ああ、身に着けているものはだめなんだ」
今後もそうかはわからない。
いや、実際ほどく方はグローブもまとめてできたのだからつむぐ方もできないはずがない。
今度は左腕全体を意識する。
同様に能力を発揮し、そして左腕全体が消える。
広範囲はきついな。
僕はすぐに戻す。
今度は衣服も忘れずに……よし、うまくいった。
『一体どういうこと?』
エリスが驚いている。
僕は説明する。
「多分、スキルと混じったんだ。どうしてかは僕も分からないし、エリスもその様子だと分からないみたいだけど……どうやら僕は、体を電波に変化させるようになったみたい」
何とか勝利できたことを認識し、僕はその場に膝をつく。
押してそのまま座り込む。
見ると、左腕は指先まで真っ赤で僕自身から流れ落ちた血にまみれている。
その他にも、太ももや右腕に刺さった骨のかけらが見え、衣服に血がにじんでいる。
僕は、背後を確認して大丈夫そうなところを探してあおむけに転がる。
はあ……これで終わりかもな……
出血が多すぎるように感じる。この場で命を落とすことになるのかもしれない。
逃げておけば良かった。
自分でもなぜあんなに向こう見ずなことをしたのかわからない。
ただ、自分が意外に冷静な人間でないという教訓が得られたのみだ。
その教訓も、生かすことができるかどうか……
「無茶したわね」
「あ……ああ」
最初の「あ」はエリスが天狗少女の姿で現れたことに対してであり、後の「ああ」はすでにダンジョンを支配したことでそれが可能だということに思い至ったためだ。
「自分で手当て、できそう?」
「ちょっと……無理かも」
「安心しなさい、命に係わるぐらいの出血量じゃないから」
「そう? 良かった……」
そこで彼女は、僕の左腕に触り、手当てを始める。
と言っても、持ち込んでいるのは包帯やガーゼと消毒液と軟膏、それぐらいだ。
「痛むわよ」
「ぐっ……」
電気が走ったようだった。僕なら電波が、かもしれないが……
何やらごそごそやっているようだが、首を上げて見る力もない。
それから、体の各部でごそごそされている間は、互いに無言だった。
僕はひたすら痛みに耐えていたし、彼女は彼女で作業に集中しているようだった。
いや、むしろお互いにどう言葉をかけていいかわからないのかもしれない。
そういう意味で、互いに他に集中することがあるのはむしろありがたいこと……なのかもしれない。
「終わったわよ」
「あ、ありがとう」
いつの間にかちょっと寝入ってしまっていたようだ。
こんな痛みの中で眠れるというのはちょっと驚きだったが、それ以上に疲労と消耗が激しかったのだろう。
「今のところ出血は大体止まっているみたい。しばらく安静にしていればいいわ」
「そういえばいつの間に……」
僕は柔らかいベッドに寝かされていた。
「そうか、もうダンジョン支配してんだ……でも、大変じゃなかった?」
小柄寄りの15歳とはいえ、それより小さい天狗の姿で僕をここに移動させるのは大変だっただろう。
「ああ、その時だけこっちに変わったから」
そういうと、彼女はこのダンジョンのボスである骨船長に変化する。
なるほど、意識はなかったけどこの体だったらきっと僕を運ぶのも簡単だっただろう。
彼女は元の天狗少女に戻って聞いてくる。
「それよりどう? 動けそう?」
「うーん、ちょっと無理かな」
現状、痛みがひどいのもあるが体に力が入らない。
こんな体で、2時間ほども自転車をこいで自宅に戻るのは苦行だろう。
「その辺は何とかなるわね。100mも歩ければ大丈夫」
「それなら……うん、少し休めば何とか……」
何だろう? ダンジョン間のテレポートとかできるようになったのだろうか? でも、エリスが言うなら何とかする方法があるということだ。
「それより、その傷、多分残っちゃうわよ」
「ああ……ちょっと困るなあ」
左腕の銃創は、幸い弾は抜けていたものの、結構深く肉をえぐっていたらしい。
ちょっと言い訳ができないかな。
どうしよう……
少なくとも両親は気づくし、そうなったときに心配される。
事情を話さなければならなくなると僕もエリスも同じような活動ができなくなる可能性が高い。
最短だと両親が来るのは9月初め。
ごまかせる気がしないなあ……
「ねえ、思い出し……いえ、今回のダンジョン制覇で私も力が戻って、ちょっとだけ手助けしてあげられるかもしれない」
「それって、ポーションとか?」
ダンジョンで手に入るポーションには、傷を跡形もなく治すことができるものがある。もしそのようなものが手に入るのなら、ぜひお願いしたい。
「いえ……そうね、私の『加護』みたいなものかしら」
「え? ああ、なるほど、女神様だったね」
すっかり忘れていた。
食料を奪っていくし、寿司を一人で食うし、誘惑するし、人間っぽいので忘れていたが、エリスは女神だ。なお、食料と寿司は別枠だ。
「うん、お願い……って、それって何かデメリットある?」
「ない……はず。うん、無いわ。ほら、ちょっと他の人より優れている人っているじゃない? そういうのはたいてい神様の加護をもらっているのよ」
「なんだ、それだったらぜひお願いするよ」
「じゃあ始めるね」
すると、彼女は幽霊の体に変化し、目を閉じて集中する。
彼女の前に何やら複雑な文字や紋様を浮かび上がる。
おお、魔法陣? と思ったものの、大きな陣の中に文字、という感じではなく、文章の中に挿絵的に紋様が含まれているような形状だ。
『我、エリス・ベル
その存因たる存在と生命の力の一端を今、しもべに分け与えんとす
26に26を掛けたる同胞のいかなるものも、これ、我に与えられし権能の神髄なれば、決して侵すことべからず
過去は未来、未来は過去
近くは遠き、遠くは近き
力は集まり、今ここに』
彼女の言葉と共に、その光の文字は僕の体に降り注ぎ、そして吸い込まれていく。
確かに吸っている。何かを吸い込んだ、例えるな煮立つ鍋のそばでその蒸気を吸い込んだかの如く、僕の体に吸い込まれ、そして溶けていった。
彼女はしばらくそのままで、やがて眼を開け、僕の方を見る。
『どう? うまくいったと思うけど……』
「なんか入ってきたのはわかる。けど……これなんだろう?」
何かできそうな気はするが、ちょっとかみ合いが悪い感じで、集中しても力が抜けていく感じ。
『私の権能だから、生命を作り出したり元気にする効果のはずなんだけど……』
なるほど、それで今このタイミングで優先したのか……
確かにその通りだとありがたいが、そういう方向で能力を使おうとしてもうまくいかない。
しばらく試行錯誤して気づく。
「あれ? これって……」
僕は無事な右手を目の前にかざし、そして伸ばした人差し指に集中する。
多分、こうだ。
僕の意思に従い、指が消える。
『え? 何?』
彼女も僕の動作を見守っており、何が起こったのかははっきり見えた。どうやったのかはわからなかっただろうけど……
解除する、と念じると指は再び元通りになった。
グローブに包まれていたはずだが、そのグローブは消えて、見慣れた生身の指がそこにあった。
「ああ、身に着けているものはだめなんだ」
今後もそうかはわからない。
いや、実際ほどく方はグローブもまとめてできたのだからつむぐ方もできないはずがない。
今度は左腕全体を意識する。
同様に能力を発揮し、そして左腕全体が消える。
広範囲はきついな。
僕はすぐに戻す。
今度は衣服も忘れずに……よし、うまくいった。
『一体どういうこと?』
エリスが驚いている。
僕は説明する。
「多分、スキルと混じったんだ。どうしてかは僕も分からないし、エリスもその様子だと分からないみたいだけど……どうやら僕は、体を電波に変化させるようになったみたい」
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