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第1章 女騎士と共に
5話 不思議な物体
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「ピュイッピュッピュピュイッ♪」
ベッドの上で子供ドラゴンが踊る。そんな中、俺はメルに言い詰められる。
「これはどういうことだ?!」
「え?どうって言われても……?」
「急に邪龍の召喚を行うとは、ふざけているのかと聞いている!!」
「……たぶん、スキル厨二心が発動したんだと思うけど……」
「しかし、龍を召喚するスキルなど聞いたことが無い!」
「でも、実際にできちゃったんだし……」
「まぁ、やってしまったことはしょうがない。しかし、邪龍の召喚など二度とするなよ!!」
俺はメルの威圧によって[はい。]しか言えない。
「……はい。」
「それと、明日、私は傭兵の仕事ができないか聞いてくる。お前はこのドラゴンの世話だ!いいな。」
「……はい。」
「今日はもう寝る!ベッドは私が使うからな!おやすみっ!」
「…………はい。」
メルはそう言って、1つしかないベッドに寝転ぶ。
威圧してきたのはベッドで寝たかったからか………。仕方ない。床で寝るか。
「ピュイピューイ♪」
「お前も一緒に寝るか。」
俺は子供ドラゴンを抱きしめながら、床へ寝転がった。
……………………………………
窓から日光が差す。
「コケコッコー!!」
「ピュイッピュッピュー!」
「起きてください、ご主人様!」
「う~ん…むにゃむにゃ……zZZ」
「うるさいな~ふあ~」
俺はあくびをし、起き上がり、辺りを見渡す。
窓から見えるのは地面を走り回る鶏、部屋の中を飛び回っているのは子供ドラゴン、ベッドに寝ているのは女騎士のメル。
そして、目の前にあるフワフワと浮かんでいる丸い物体。
「……なにこれ…。」
俺は目を擦り、もう一度見る。
………やはり、丸い物体がある。
「やっと気づいてくれましたか。ご主人様。」
丸い物体が喋り出した。
「ご主人様?誰かと勘違いしてるんじゃないか??」
「いいえ、あなたで合っています。」
丸い物体は続けて言った。
「私は、スキル厨二心のナビゲーターです。わからないことがあったらなんでも聞いてください。なんでもお答えします。」
「な、ナビゲーター?」
「要するに説明書です。」
「んじゃ、質問していいか?」
「いいですよ。」
「お前って人?いや、それ以前に生き物?」
ベッドの上で子供ドラゴンが踊る。そんな中、俺はメルに言い詰められる。
「これはどういうことだ?!」
「え?どうって言われても……?」
「急に邪龍の召喚を行うとは、ふざけているのかと聞いている!!」
「……たぶん、スキル厨二心が発動したんだと思うけど……」
「しかし、龍を召喚するスキルなど聞いたことが無い!」
「でも、実際にできちゃったんだし……」
「まぁ、やってしまったことはしょうがない。しかし、邪龍の召喚など二度とするなよ!!」
俺はメルの威圧によって[はい。]しか言えない。
「……はい。」
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「……はい。」
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メルはそう言って、1つしかないベッドに寝転ぶ。
威圧してきたのはベッドで寝たかったからか………。仕方ない。床で寝るか。
「ピュイピューイ♪」
「お前も一緒に寝るか。」
俺は子供ドラゴンを抱きしめながら、床へ寝転がった。
……………………………………
窓から日光が差す。
「コケコッコー!!」
「ピュイッピュッピュー!」
「起きてください、ご主人様!」
「う~ん…むにゃむにゃ……zZZ」
「うるさいな~ふあ~」
俺はあくびをし、起き上がり、辺りを見渡す。
窓から見えるのは地面を走り回る鶏、部屋の中を飛び回っているのは子供ドラゴン、ベッドに寝ているのは女騎士のメル。
そして、目の前にあるフワフワと浮かんでいる丸い物体。
「……なにこれ…。」
俺は目を擦り、もう一度見る。
………やはり、丸い物体がある。
「やっと気づいてくれましたか。ご主人様。」
丸い物体が喋り出した。
「ご主人様?誰かと勘違いしてるんじゃないか??」
「いいえ、あなたで合っています。」
丸い物体は続けて言った。
「私は、スキル厨二心のナビゲーターです。わからないことがあったらなんでも聞いてください。なんでもお答えします。」
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