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キング編
422.
しおりを挟む「……おら、もっと足開け」
強引に立てられた足の片膝を掴まれ、押し上げられる。
「あぁ、堪んねぇなぁ……」
ねっとりと絡み付くような、吐息混じりの男の声。
持ち上げられたその足が、慣れた様子で男の肩に掛けられ、暴かれた秘部の窪みを男の太い指が這う。キュッと締まる襞。その窄まりに、中指が立てられる。
……ジュボ、……グチュ……
待ちきれないのか。僕の頭側にいる男が、僕の唇をやわやわと弄んだ後、指を四本いっぺんに突っ込み、ぐちゃぐちゃと咥内を引っ掻き回す。左側にいる男は、僕の胸に手を滑らせ、厭らしく揉みしだきながら小さな突起を指の腹で何度も弾く。
その周りを取り囲む人、人、人──
同じような顔付きの男達が、ニヤつきながら事の成り行きを傍観している。
──ズ、ズズ……
ゆっくりと慎重に──しかし逸る気持ちは抑えきれなかったんだろう。第一関節まで挿った男の太い指が、根元まで一気に捩じ込まれる。
「───!!」
突き抜ける恐怖。
鋭利なもので脳天まで貫かれたような、鈍い痛み。
「……すげぇ……凄ぇなぁ……
ナカがひくひくいってるぜ。……凄ぇ……俺の指に吸い付いて、離さねぇぜ………ハァ、ハァ、ハァ……」
ズッズッズッ──
僕の事はお構いなしに、興奮した男が欲望のまま乱暴に指を抜き差しする。
「……」
「なぁ、お前……そうやってされるがままになってっけど……服従心からじゃねぇよなぁ。
………本当は凄ぇ感じてて、早く犯されたくてうずうずしてんだろ?……なぁ……!」
「──っ、ぁ″……、!」
ズルッ……
突然、鈎状に曲げられた男の指が一気に引き抜かれる。駆け抜ける痛み。しかし、その後に沸き上がる、得体の知れない熱い快感──身体がびくんと大きく跳ね、それと同時に微かに漏れる、掠れた嬌声。辺りに立ち篭める、甘美な匂い。
それらが、傍観を貫く男達の欲望に火を付けてしまったんだろう。ごそごそと下半身を弄り、剥き出されたのは、反り上がったドス黒い凶器。
それらが熱く息づき、今か今かと涎を垂らしながら待ち構えている。
「オイ、早くしろよ」
「後がつっかえてるぜ、短小」
「………うるせぇ、黙ってろ」
指を引き抜いた男が、自身の欲望を固く握り締め、今し方解したソコにグイと押し当てる。
「………待ってろよ、いま可愛がってやるからなぁ……ハァ、ハァ、ハァ……」
ギラつく男の眼。
荒々しい息。
僕の顔の横に片手を付き、その切っ先が強引に挿入された──その瞬間
ガッッ──
男の頭頂付近の髪を鷲掴む、大きな手が見えた。
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