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第8話 試される一杯
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お湯入りのケトルを持って屋台に戻ると、ちょうどアレクシスも屋敷からお茶を淹れるための最低限の道具を持ってきたところだった。
「アレクシス! お湯、もらってきたわ」
「シエナ様。ありがとうございます」
アレクシスは屋台の片隅にあった木箱の上にクロスを引き、その上に屋敷から持っていたであろう金属製のティーポットなどの道具が並べる。私も持ってきたケトルをその傍らに置く。
「シエナお嬢様。それではお湯が冷めないうちに」
アレクシスの言葉を受けて、私はエドマンドに声をかける。
「試飲の用意ができました。よろしければこちらへ」
「……私は店の番をしている。ホリー、行ってきなさい」
エドマンドの代わりに店先に立っていた少女……ホリーが屋台の外に出る。ホリーが目の前に来たのを合図に、アレクシスが紅茶を淹れ始めた。
「それでは……」
アレクシスは、屋台に用意された簡易ポットの蓋を静かに開ける。
先ほどシエナが持ち帰った銅製のケトルから、湯気が立ちのぼるお湯を慎重に注いだ。
次にアレクシスが手に持ったのは、手作りの簡易ティーバッグだった。木綿で作られたバッグの中には、細かく砕かれた紅茶の葉と、香りづけのための乾燥果実やハーブが詰められているそうだ。
「この前飲んだ茶葉とは違うのね?」
私はじっとアレクシスの手元を見つめ、言う。
「先日使ったのは秘蔵の茶葉で、屋台で出せるような値段ではありませんから……。これは近頃シエナ様にも飲んで頂いているブレンドティーです。品質は先日の茶葉に劣りますが、工夫次第で十分に飲める紅茶になります」
アレクシスは、いつも通り冷静に答えながら、ティーバッグを湯の中へと落とす。
そして、砂時計をそっと裏返した。
——30秒、1分……
わずかに琥珀色へと変化する湯。アレクシスはティーバッグを持ち上げ、慎重に揺らした後、そっと引き上げる。
「……綺麗な色」
ホリーがため息をつくように言う。私もそれには同意する。今朝味わった紅茶にはやや劣るが……さっきまで透明だったただのお湯が、今や美しい琥珀色に染まっていた。
「茶葉が細かいため、短時間で十分な色が出ます。渋みが出る前に引き上げるのがコツです」
「なるほど。屋台で出すなら、短時間で淹れられるほうがいいものね」
そう言いながら、アレクシスは試飲用のカップに紅茶を注ぐ。紅茶が注がれたのは素っ気ない陶器のカップだが、アレクシスが注ぐとまるで高級茶器に入れられたかのように、気品ある一杯に見えた。
「ホリー様、どうぞお召し上がりください。シエナ様も」
アレクシスはホリーと私にカップをそっと差し出した。ホリーは興味津々でカップを受け取る。私もホリーが紅茶を含むのを横目に、待ってましたとばかりに一口……。
「……美味しい!」
私とホリーの声が重なる。顔を見合わせると、思わず笑いがこぼれた。その様子を見て、アレクシスの表情もわずかに和らぐ。
「それは良かった」
「さすが私の最強の執事! ……ホリーさん、気に入った?」
「はい。ほんのり甘い香りがして、美味しいです」
ホリーはカップを持ったまま、頬をほころばせる。
「この紅茶なら、屋台でも受けるわね!」
「そうだといいですね」
アレクシスは私の希望に満ちた言葉を受け流しながら、滑らかな手つきでもう一杯分紅茶を淹れた。
「シエナ様。それではこの紅茶をエドマンド様にも」
そう言って、アレクシスは私に紅茶の入ったカップ差し出す。私はその丁寧な所作に見惚れつつも、すぐに気を引き締め、カップをそっと受け取った。
「あ、そうね! こんなに美味しい紅茶なんだもの。やっぱりエドマンドさんにも飲んでもらわなきゃ! よかったら、ホリーさんも一緒に行きましょ」
「あ、はい……!」
ホリーが小さく頷き、私たちは屋台へと向かう。屋台では、ホリーの代わりにエドマンド本人が渋い表情で店番に立っていた。
「エドマンドさん! これ、今淹れた紅茶です。せっかくですから、どうぞ召し上がってください」
私がお茶を勧めてみるが、エドマンドは渋い顔をしてなかなか手を伸ばさない。しかし、ホリーが「おじい様……このお茶、本当に美味しいですよ」というと、ようやく紅茶を口にした。
すると、エドマンドははっと目を見開いた。
「これは……本当に、ティーバッグで淹れたお茶なのか?」
「お見せした通りです! もちろん貴族が普段飲むような本格的な紅茶そのまま……とはいきませんが、屋台で振舞う紅茶としては最高でしょう?」
ここぞとばかりに私はアレクシスの淹れた紅茶をアピールする。しかし……
「……確かに、味は認めよう。だが、いくら本格的なものではないといっても、紅茶は紅茶。茶葉を用意するにはある程度の金が必要だ。一体、何杯分の茶葉を用意しているんだ?」
「えっと、それは……」
(目ざとく在庫のことを聞いてくるとは、腐っても名店の主、油断も隙も無い……)
正直、時間が無くて、売り上げ計画についてはまだ建てられていなかった。2週間ものあいだ屋台で紅茶を売る以上、ある程度の在庫を確保しておくことは必須。しかし、ウィンフィールド家にはお金がないから、用意できる在庫は限られるはずだ。
(ああ、こんなことなら試飲の前にアレクシスに紅茶の原価や、ウィンフォード家の手持ち資金をしっかり確認しておくんだった!)
どう言い返すべきか悩んでいると、アレクシスが一歩進み出る。
「……およそ100杯程度なら、なんとか在庫を用意することが出来るでしょう」
「100杯?! それってつまり、1日10杯も出せないってこと?」
アレクシスは私の疑問には応えず、エドマンドの方を見据えたまま続ける。
「随分と少ないな」
すかさず、エドマンドも在庫数について意見を述べる。
「ええ、そうかも知れません。ですが、エドマンド様の屋台に話題を添えるには十分でしょう。それに、お嬢様の『紅茶を屋台で売りたい』という願いも叶います」
「そちらはあくまで紅茶が売れればいい、と……」
アレクシスは無言でうなずく。
「アレクシス! 100杯じゃ……ちょっと物価がよく分かってないけれど……あのティーセットほどの売り上げは立たないんじゃないの?」
「仰る通りです。……ですが当家がこの屋台に掛けられる予算は紅茶100杯分程度まで。それ以上の費用は捻出できません」
「そんな……じゃあ、やっぱりティーセットを売らないわけにはいかなって、そういうこと?」
「はい。……それに大量の紅茶を売るとなればシエナ様にも大きな負担をかけることになります。100杯でも紅茶が売れれば生活費の足しにはなります。……それでは、いけませんか?」
せっかく協力的になってくれたと思ったのに、あくまで私を満足させるために、形だけでも屋台で紅茶を売ろうと考えていたのか……やっぱりアレクシスは過保護すぎる。そんなところも素敵だけど、今はちょっと控えて欲しい!
私がアレクシスになんと反撃しようか考えていたところに、エドマンドが鋭く口をはさむ。
「100杯だけしか提供できないんじゃ、うちとしては一緒にやる意味はないな」
アレクシスはエドマンドさんの鋭い指摘に、疑問で答えた。
「……なぜです?」
「紅茶の販売が話題になって、もし在庫がないとなればどうなる? 客は怒って帰るかも知れない。中途半端なことをやってもらっては、こちらも迷惑だ」
エドマンドの言うことはもっともだ。屋台で紅茶が飲めるとなれば、物珍しさに惹かれて人が集まるのは間違いない。けれど、せっかく来たのに紅茶が売り切れていたら? ただ帰るだけならまだしも、不満を抱えた客がクレームをつけたり、悪評を広めたりする可能性だってある。
それよりなにより、私は紅茶でちゃんと儲けてティーセットと執事の紅茶を守りたいんだから、このまま黙っているわけにはいかない!
「じゃあアレクシス。この形見のネックレスを質に入れてお金を作るのは? 売るわけじゃないからセーフ……」
「形見のネックレスを質に入れるなんて、絶対に反対です」
私が反論の声を上げようとした、その時――
「おやおや、そこにいるのは『最強の執事』かな? どうやらご主人様と揉めてるようだけど」
どこかで聞いた、肩の力の抜けるような、軽やかな声が聞こえた。
「あ、あなたは……!」
振り向くとそこには、ティーポットを取り落としかけた時に助けてくれた金髪の男の人がいた。彼はひらひらとこちらに手を振りながら近づいてくる。
しかし、その姿を見たアレクシスの眉がわずかに寄る。
「……ルシアン様?」
私の執事が、彼の名を呼んだ。――まるで、ここにいるはずのない存在を目にしたかのような、そんな顔をして。
「アレクシス! お湯、もらってきたわ」
「シエナ様。ありがとうございます」
アレクシスは屋台の片隅にあった木箱の上にクロスを引き、その上に屋敷から持っていたであろう金属製のティーポットなどの道具が並べる。私も持ってきたケトルをその傍らに置く。
「シエナお嬢様。それではお湯が冷めないうちに」
アレクシスの言葉を受けて、私はエドマンドに声をかける。
「試飲の用意ができました。よろしければこちらへ」
「……私は店の番をしている。ホリー、行ってきなさい」
エドマンドの代わりに店先に立っていた少女……ホリーが屋台の外に出る。ホリーが目の前に来たのを合図に、アレクシスが紅茶を淹れ始めた。
「それでは……」
アレクシスは、屋台に用意された簡易ポットの蓋を静かに開ける。
先ほどシエナが持ち帰った銅製のケトルから、湯気が立ちのぼるお湯を慎重に注いだ。
次にアレクシスが手に持ったのは、手作りの簡易ティーバッグだった。木綿で作られたバッグの中には、細かく砕かれた紅茶の葉と、香りづけのための乾燥果実やハーブが詰められているそうだ。
「この前飲んだ茶葉とは違うのね?」
私はじっとアレクシスの手元を見つめ、言う。
「先日使ったのは秘蔵の茶葉で、屋台で出せるような値段ではありませんから……。これは近頃シエナ様にも飲んで頂いているブレンドティーです。品質は先日の茶葉に劣りますが、工夫次第で十分に飲める紅茶になります」
アレクシスは、いつも通り冷静に答えながら、ティーバッグを湯の中へと落とす。
そして、砂時計をそっと裏返した。
——30秒、1分……
わずかに琥珀色へと変化する湯。アレクシスはティーバッグを持ち上げ、慎重に揺らした後、そっと引き上げる。
「……綺麗な色」
ホリーがため息をつくように言う。私もそれには同意する。今朝味わった紅茶にはやや劣るが……さっきまで透明だったただのお湯が、今や美しい琥珀色に染まっていた。
「茶葉が細かいため、短時間で十分な色が出ます。渋みが出る前に引き上げるのがコツです」
「なるほど。屋台で出すなら、短時間で淹れられるほうがいいものね」
そう言いながら、アレクシスは試飲用のカップに紅茶を注ぐ。紅茶が注がれたのは素っ気ない陶器のカップだが、アレクシスが注ぐとまるで高級茶器に入れられたかのように、気品ある一杯に見えた。
「ホリー様、どうぞお召し上がりください。シエナ様も」
アレクシスはホリーと私にカップをそっと差し出した。ホリーは興味津々でカップを受け取る。私もホリーが紅茶を含むのを横目に、待ってましたとばかりに一口……。
「……美味しい!」
私とホリーの声が重なる。顔を見合わせると、思わず笑いがこぼれた。その様子を見て、アレクシスの表情もわずかに和らぐ。
「それは良かった」
「さすが私の最強の執事! ……ホリーさん、気に入った?」
「はい。ほんのり甘い香りがして、美味しいです」
ホリーはカップを持ったまま、頬をほころばせる。
「この紅茶なら、屋台でも受けるわね!」
「そうだといいですね」
アレクシスは私の希望に満ちた言葉を受け流しながら、滑らかな手つきでもう一杯分紅茶を淹れた。
「シエナ様。それではこの紅茶をエドマンド様にも」
そう言って、アレクシスは私に紅茶の入ったカップ差し出す。私はその丁寧な所作に見惚れつつも、すぐに気を引き締め、カップをそっと受け取った。
「あ、そうね! こんなに美味しい紅茶なんだもの。やっぱりエドマンドさんにも飲んでもらわなきゃ! よかったら、ホリーさんも一緒に行きましょ」
「あ、はい……!」
ホリーが小さく頷き、私たちは屋台へと向かう。屋台では、ホリーの代わりにエドマンド本人が渋い表情で店番に立っていた。
「エドマンドさん! これ、今淹れた紅茶です。せっかくですから、どうぞ召し上がってください」
私がお茶を勧めてみるが、エドマンドは渋い顔をしてなかなか手を伸ばさない。しかし、ホリーが「おじい様……このお茶、本当に美味しいですよ」というと、ようやく紅茶を口にした。
すると、エドマンドははっと目を見開いた。
「これは……本当に、ティーバッグで淹れたお茶なのか?」
「お見せした通りです! もちろん貴族が普段飲むような本格的な紅茶そのまま……とはいきませんが、屋台で振舞う紅茶としては最高でしょう?」
ここぞとばかりに私はアレクシスの淹れた紅茶をアピールする。しかし……
「……確かに、味は認めよう。だが、いくら本格的なものではないといっても、紅茶は紅茶。茶葉を用意するにはある程度の金が必要だ。一体、何杯分の茶葉を用意しているんだ?」
「えっと、それは……」
(目ざとく在庫のことを聞いてくるとは、腐っても名店の主、油断も隙も無い……)
正直、時間が無くて、売り上げ計画についてはまだ建てられていなかった。2週間ものあいだ屋台で紅茶を売る以上、ある程度の在庫を確保しておくことは必須。しかし、ウィンフィールド家にはお金がないから、用意できる在庫は限られるはずだ。
(ああ、こんなことなら試飲の前にアレクシスに紅茶の原価や、ウィンフォード家の手持ち資金をしっかり確認しておくんだった!)
どう言い返すべきか悩んでいると、アレクシスが一歩進み出る。
「……およそ100杯程度なら、なんとか在庫を用意することが出来るでしょう」
「100杯?! それってつまり、1日10杯も出せないってこと?」
アレクシスは私の疑問には応えず、エドマンドの方を見据えたまま続ける。
「随分と少ないな」
すかさず、エドマンドも在庫数について意見を述べる。
「ええ、そうかも知れません。ですが、エドマンド様の屋台に話題を添えるには十分でしょう。それに、お嬢様の『紅茶を屋台で売りたい』という願いも叶います」
「そちらはあくまで紅茶が売れればいい、と……」
アレクシスは無言でうなずく。
「アレクシス! 100杯じゃ……ちょっと物価がよく分かってないけれど……あのティーセットほどの売り上げは立たないんじゃないの?」
「仰る通りです。……ですが当家がこの屋台に掛けられる予算は紅茶100杯分程度まで。それ以上の費用は捻出できません」
「そんな……じゃあ、やっぱりティーセットを売らないわけにはいかなって、そういうこと?」
「はい。……それに大量の紅茶を売るとなればシエナ様にも大きな負担をかけることになります。100杯でも紅茶が売れれば生活費の足しにはなります。……それでは、いけませんか?」
せっかく協力的になってくれたと思ったのに、あくまで私を満足させるために、形だけでも屋台で紅茶を売ろうと考えていたのか……やっぱりアレクシスは過保護すぎる。そんなところも素敵だけど、今はちょっと控えて欲しい!
私がアレクシスになんと反撃しようか考えていたところに、エドマンドが鋭く口をはさむ。
「100杯だけしか提供できないんじゃ、うちとしては一緒にやる意味はないな」
アレクシスはエドマンドさんの鋭い指摘に、疑問で答えた。
「……なぜです?」
「紅茶の販売が話題になって、もし在庫がないとなればどうなる? 客は怒って帰るかも知れない。中途半端なことをやってもらっては、こちらも迷惑だ」
エドマンドの言うことはもっともだ。屋台で紅茶が飲めるとなれば、物珍しさに惹かれて人が集まるのは間違いない。けれど、せっかく来たのに紅茶が売り切れていたら? ただ帰るだけならまだしも、不満を抱えた客がクレームをつけたり、悪評を広めたりする可能性だってある。
それよりなにより、私は紅茶でちゃんと儲けてティーセットと執事の紅茶を守りたいんだから、このまま黙っているわけにはいかない!
「じゃあアレクシス。この形見のネックレスを質に入れてお金を作るのは? 売るわけじゃないからセーフ……」
「形見のネックレスを質に入れるなんて、絶対に反対です」
私が反論の声を上げようとした、その時――
「おやおや、そこにいるのは『最強の執事』かな? どうやらご主人様と揉めてるようだけど」
どこかで聞いた、肩の力の抜けるような、軽やかな声が聞こえた。
「あ、あなたは……!」
振り向くとそこには、ティーポットを取り落としかけた時に助けてくれた金髪の男の人がいた。彼はひらひらとこちらに手を振りながら近づいてくる。
しかし、その姿を見たアレクシスの眉がわずかに寄る。
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