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近付いて来る不穏な足音 ②
お父様とお兄様がグレンを連れて行ってからも、そのままお母様と談話室でお茶をしながら過ごしていると、3人が戻って来ました。
「マリアンナ。少し話したい事があるのだが」
「わたくしに?…わかりましたわ」
そのまま2人で部屋から出て行かれましたわ。
「グレン。 今日の事をお話ししてましたの?」
「うん。学院長にも俺が公爵に進言すると言ったからね」
「じゃあ、これからお母様と対策を考えるのかしら…」
「ん…まぁ、間違ってはいない…かな?」
グレンが口籠ってるわ…珍しく歯切れが悪いですわねぇ。
「ははっ、セレンは心配しなくてもいいんだよ」
お兄様、何だか楽しそうですわね…?? 何でしょう…?
「セレン、今の内に着替えてくればいいよ」
「あ、そうですわね。 リリィ手伝って」
「はい、お嬢様」
わたくし達は着替える為に自室へ向かいました。
「それにしてもグレン様ってば、いつの間にこの様なドレスを…」
「わたくしも驚いたわ…でも、お母様とのドレスを汚された時、落ち込んでしまってたから…これを渡された時、嬉しかったわ…」
「汚れたのでは無く、汚されたのですか!? お嬢様…一体何があったのですか?」
「…ドリンクをグラス毎ぶつけられてしまって…」
「何ですって!? お怪我はしていないのですね?」
そう言ってあちこち傷が無いか確かめられた。
「大丈夫よ。グレンが直ぐ取り押さえてくれたし、ドレスも…」
その時ふいに、着替えて部屋へ入った時のグレンの様子と、その後の綻んだ笑顔を思い出してしまって……
「お嬢様? お顔が赤いですよ…?」(これは、何かありましたね)
「なっ、何でもないわ!」(やだどうしようっ、顔が熱い…)
隣を見ると、によによしたリリィが見えた…
「ち、違うんだからっ!」
「はいはい…じっとして下さいネ、おじょうさま」
もうっ! グレンの馬鹿ぁ!
グ(ん? 何故か理不尽さを感じる…??)
「着替えて来ましたわ」
「セレンディア。此方へ来なさい」
「? はい…」
お父様とお母様が談話室に戻ってらしたけど…何でしょう。
「さっきグレン君から、殿下が復縁を迫っていると聞いた」
「ええ…確かにその様な事を言っておられましたわ」
「それで、マリアンナとも話して決めたのだが…」
何だろう、何か重要な事なのだろうか…
「グレン君をセレンディアの婚約者…候「ダニエル?」…ごほごほっ…」
え?
「グレン君を婚約者…にどうかとね…」
「グレンが…? わたくしと…?」
ふ…と、いつの間にか傍に来ていたグレンと目が合い…
「セレンディア…俺と婚約してくれる?」
両頬に手を添えられて微笑まれてしまったら……ぼふんっ!!!
「は…い」
「セレンディア、愛してる…」
ぎゅっ…と、抱きしめられてしまいました…
「あ~…2人共、父上が限界だ…」
お父様を見ると、拳を握ってぷるぷる震えていました。
お母様はくすくす笑ってます。
お兄様は……笑顔が恐いです。
カイは……ねぇ、ちょっと…笑ってる? にやにやしないでっ?
そして、わたくし達は正式に婚約を交わしました。
婚約に関して、グレンは既にご両親の承諾を得ており、一体いつからそのつもりだったのかしらと首を傾げるも、詳しくは教えてくれませんでした。
ただ…グレンのお父様が、隣国ルナカッシュ現国王陛下のお兄様であると言うのは驚きましたが…
王兄殿下が病気に罹らなければ、グレンってば第一王子だったのねぇ…
わたくし、第一王子に縁でもあるのかしら?
まぁ、今は違うから気は楽よね、良かった♪
―――フリードside―――
「父上! 私はいつになったら学院へ戻れるのですか!?」
「戻る必要はない。一応学院へ席は置いてあるが卒業まで自室学習だ」
「なっ!? 何故ですかっ」
「何故と聞くか。逆に問おう。お前が学院へ行くのは何の為だ?」
「それはっ。セレンディアを…「愚か者がっ!!」っ!?」
「我々王族や貴族が学院へ行くのは、他の貴族と繋がりを作る為だ!!」
「ですから! セレンディアともう一度っ…」
「それは無理だな。セレンディア嬢にはもう新たに婚約者がおるわ」
「………は?」
セレンディアに婚約者? 私以外に?
「そんなっ! こんな短期間…にっ?……まさか」
「隣国からの留学生だそうだな。中々の人格者だと聞く」
グレン・ファリアスタかっ!! 公爵子息風情がっ!!!
今まで練ってあった策では生ぬるいっ!
王太子である私を敵に回せばどうなるか、後悔させてやる―――――
「マリアンナ。少し話したい事があるのだが」
「わたくしに?…わかりましたわ」
そのまま2人で部屋から出て行かれましたわ。
「グレン。 今日の事をお話ししてましたの?」
「うん。学院長にも俺が公爵に進言すると言ったからね」
「じゃあ、これからお母様と対策を考えるのかしら…」
「ん…まぁ、間違ってはいない…かな?」
グレンが口籠ってるわ…珍しく歯切れが悪いですわねぇ。
「ははっ、セレンは心配しなくてもいいんだよ」
お兄様、何だか楽しそうですわね…?? 何でしょう…?
「セレン、今の内に着替えてくればいいよ」
「あ、そうですわね。 リリィ手伝って」
「はい、お嬢様」
わたくし達は着替える為に自室へ向かいました。
「それにしてもグレン様ってば、いつの間にこの様なドレスを…」
「わたくしも驚いたわ…でも、お母様とのドレスを汚された時、落ち込んでしまってたから…これを渡された時、嬉しかったわ…」
「汚れたのでは無く、汚されたのですか!? お嬢様…一体何があったのですか?」
「…ドリンクをグラス毎ぶつけられてしまって…」
「何ですって!? お怪我はしていないのですね?」
そう言ってあちこち傷が無いか確かめられた。
「大丈夫よ。グレンが直ぐ取り押さえてくれたし、ドレスも…」
その時ふいに、着替えて部屋へ入った時のグレンの様子と、その後の綻んだ笑顔を思い出してしまって……
「お嬢様? お顔が赤いですよ…?」(これは、何かありましたね)
「なっ、何でもないわ!」(やだどうしようっ、顔が熱い…)
隣を見ると、によによしたリリィが見えた…
「ち、違うんだからっ!」
「はいはい…じっとして下さいネ、おじょうさま」
もうっ! グレンの馬鹿ぁ!
グ(ん? 何故か理不尽さを感じる…??)
「着替えて来ましたわ」
「セレンディア。此方へ来なさい」
「? はい…」
お父様とお母様が談話室に戻ってらしたけど…何でしょう。
「さっきグレン君から、殿下が復縁を迫っていると聞いた」
「ええ…確かにその様な事を言っておられましたわ」
「それで、マリアンナとも話して決めたのだが…」
何だろう、何か重要な事なのだろうか…
「グレン君をセレンディアの婚約者…候「ダニエル?」…ごほごほっ…」
え?
「グレン君を婚約者…にどうかとね…」
「グレンが…? わたくしと…?」
ふ…と、いつの間にか傍に来ていたグレンと目が合い…
「セレンディア…俺と婚約してくれる?」
両頬に手を添えられて微笑まれてしまったら……ぼふんっ!!!
「は…い」
「セレンディア、愛してる…」
ぎゅっ…と、抱きしめられてしまいました…
「あ~…2人共、父上が限界だ…」
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お母様はくすくす笑ってます。
お兄様は……笑顔が恐いです。
カイは……ねぇ、ちょっと…笑ってる? にやにやしないでっ?
そして、わたくし達は正式に婚約を交わしました。
婚約に関して、グレンは既にご両親の承諾を得ており、一体いつからそのつもりだったのかしらと首を傾げるも、詳しくは教えてくれませんでした。
ただ…グレンのお父様が、隣国ルナカッシュ現国王陛下のお兄様であると言うのは驚きましたが…
王兄殿下が病気に罹らなければ、グレンってば第一王子だったのねぇ…
わたくし、第一王子に縁でもあるのかしら?
まぁ、今は違うから気は楽よね、良かった♪
―――フリードside―――
「父上! 私はいつになったら学院へ戻れるのですか!?」
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「なっ!? 何故ですかっ」
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「それはっ。セレンディアを…「愚か者がっ!!」っ!?」
「我々王族や貴族が学院へ行くのは、他の貴族と繋がりを作る為だ!!」
「ですから! セレンディアともう一度っ…」
「それは無理だな。セレンディア嬢にはもう新たに婚約者がおるわ」
「………は?」
セレンディアに婚約者? 私以外に?
「そんなっ! こんな短期間…にっ?……まさか」
「隣国からの留学生だそうだな。中々の人格者だと聞く」
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