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本編
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「いってらっしゃいませ、お嬢様」
「えぇ、行ってくるわ
お父様とお母様にもよろしく伝えてちょうだい」
「畏まりました」
見送りに出てきてくれたマーサや他のメイドたちと軽く挨拶を交わして馬車に乗り込む
明日から学校が再開するため、寮に戻るのだ
ちなみに今日までは長期休みで屋敷に帰ってきていた
ゆっくりと走り出した馬車に揺られながら考えるのは、これからの学校生活…正確に言うのならこの間思い出したゲームのこと
あのゲームは、ラピス皇国皇太子の婚約発表の舞踏会から始まる
そこで世界観や攻略対象についての説明がなされ、本編が始まるのは学校が再開されてから…つまり明日からだ
明日の放課後、ヒロインがとる行動によってルートが決定される
つまり、明日の彼女の行動で私の行動も決まってくる
彼女は誰を選ぶのかしら…
夢を見てからもう一度よく考えた
その結果、私は少しだけ考えを改めたのだ
ゲームでの私は、確かに間違ったことは言っていない
間違ってはいないのだが…嫉妬心からいささかでしゃばりすぎている気がする
自分の婚約者や自国の貴族たちと関わるのであれば口煩く注意するのは婚約者として、公爵令嬢として当然のこと
だが、他国の王族や貴族に関わる分にはそれほど干渉する必要はないのでは?とも思う
だって、他国の要人の奥方が教養がなくても、マナーがなっていなくても、私には関係ないしうちの国の不利益にもならないもの
まぁ、出身国がうちなのだから少し情けなくは思うけれど…
だからといって私が危険をおかしてまで注意する必要はない
なので、殿下ルートや他の自国の出身者ルートに入れば全力でライバルキャラをやるつもりではいるが、それ以外のルートにはいるのであれば深く関わらないことに決めたのだ
それに、今の私がヒロインに嫉妬する理由もないもの
ゲームでの私はアルベルト殿下を慕い、彼のために自分を磨いていた
そのため、なんの努力もせずに攻略対象達から気に入られるヒロインに嫉妬をしてしまった
だが、今の私は殿下を尊敬はしていても特別な感情は抱いていない
自分磨きも出来ることが増えていくのが楽しいからやっている
深く息を吸い込みゆっくりと吐き出す
大丈夫
私は自分が正しいと思うことをやればいいの
そうすれば何も困ることは起きないわ
決意を決めて強く頷く
ゲームの始まりはもうすぐだ
「えぇ、行ってくるわ
お父様とお母様にもよろしく伝えてちょうだい」
「畏まりました」
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ちなみに今日までは長期休みで屋敷に帰ってきていた
ゆっくりと走り出した馬車に揺られながら考えるのは、これからの学校生活…正確に言うのならこの間思い出したゲームのこと
あのゲームは、ラピス皇国皇太子の婚約発表の舞踏会から始まる
そこで世界観や攻略対象についての説明がなされ、本編が始まるのは学校が再開されてから…つまり明日からだ
明日の放課後、ヒロインがとる行動によってルートが決定される
つまり、明日の彼女の行動で私の行動も決まってくる
彼女は誰を選ぶのかしら…
夢を見てからもう一度よく考えた
その結果、私は少しだけ考えを改めたのだ
ゲームでの私は、確かに間違ったことは言っていない
間違ってはいないのだが…嫉妬心からいささかでしゃばりすぎている気がする
自分の婚約者や自国の貴族たちと関わるのであれば口煩く注意するのは婚約者として、公爵令嬢として当然のこと
だが、他国の王族や貴族に関わる分にはそれほど干渉する必要はないのでは?とも思う
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深く息を吸い込みゆっくりと吐き出す
大丈夫
私は自分が正しいと思うことをやればいいの
そうすれば何も困ることは起きないわ
決意を決めて強く頷く
ゲームの始まりはもうすぐだ
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