悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません

れぐまき

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恋愛編

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それからの殿下の行動は迅速だった

客室に戻り、連れてきたメイドや従者に命じて帰宅の準備、馬車の手配、国への連絡をすませると、すぐにアンバー王国を出発
そのおかげで私たちは日付が変わる前にはすでに国境の森を抜け、ラピス皇国に到着していた
私はというともう夜遅いからという理由で自邸には帰らず、殿下のご厚意で皇宮に宿泊させていただくことになった

「さて・・・急な移動であなた達も疲れたでしょう?今日はもういいわ
屋敷に帰れなくて申し訳ないけれど、せめてゆっくり休んでちょうだい」
「かしこまりました。お気遣いありがとうございます
それでは、これで失礼いたします」
「えぇ、ありがとう。おやすみ」
「お休みなさいませ、お嬢様」

挨拶を交わして退出していったマーサ達メイドを見送った私は、ベットに腰かけて一人大きく息を吐き出した
そのままベットにぱたりと横たわり、今日の出来事を思い出す

「一体どういう事だったのかしら・・・?」

アンバー王国の王子たちが何を思ってかは知らないが、私にまとわりついてきていることは自覚していた
レオナルド様がそれを全力で邪魔しているのもわかっていた
だけどそれが私を殿下から奪おうとしてだったとは・・・

どうしてそんなことを考えたのかしら・・・?

本当に、何故そんなことを考えてしまったのだろう
それが露呈すれば国際問題になることくらい考えなくてもわかるだろうに…

私に純粋な好意を抱いていたとか、国際問題をこじらせてもいいと思えるほどの価値を見出していたならわからないでもないが、彼らからはそんな感じもしなかった
それに、会場にあの会話が流れた経緯も全く分からない

そしてあの会話を聞いてからの殿下の行動
まるで予期していたかのようなスピードで、迷いなく指示を出していた

・・・とても失礼だけれど、いつもの殿下ならもう少しもたつく様な気がするのよね

「・・・」

じっと考えてまたため息

だめ
わからないことばかりだわ
明日になったら殿下に何か知っているのかお尋ねすることにして、今日はもう休みましょう…

そう決めた私はもう一度息を吐き出し、大人しく布団に潜り込んだ
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