悪役令嬢に転生しましたが、行いを変えるつもりはありません

れぐまき

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恋愛編

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学校が再開してから早数週間
最近の私はかつてない程に戸惑い、混乱している
何故かと言うと・・・

「セシル、今日の昼食は一緒にとらないか?」
「セシルの好きそうな茶菓子を取り寄せたんだ。
今日の放課後時間はあるか?食べに来るといい」
「セシル、よければ夕飯を一緒にどうだ?」
「セシル、次の週末は予定があるか?
なければ少し時間をもらえないだろうか」

そう
今までの殿下からは考えられないほどに、積極的に彼から接触してくるのだ

声をかけられる時間は登校中だったり、昼休みの時間だったり、放課後だったりと様々
しかも人伝ではなく、おそれ多くも殿下自ら私のもとに足を運んでくださる
ありがたいことではあるのだが、殿下としばらく距離を置くことで発動してしまった乙女フィルターを取り除き、落ち着きを取り戻そうとしていた私は心落ち着く暇もなく、ひたすらに笑顔がひきつらないように、不自然に見えないようにと気を配ることで必死になっていた

今も週末に自室に誘われたため、一応承諾の返事をしてから、対応が不自然になる前に用事があるといってその場を辞し、いつもの森に逃げ込んできたところだ

周囲に人影がないことを確認し、柔らかい芝生の上に座り込む
行儀は悪いが誰にも見られてはいないはずなのでよしとしよう
そのままぐっと伸びをする

今までほとんどお会いすることがなかったから油断してたわ…
学年が違っても会おうと思えば会えるものなのね…

これでは乙女フィルターを取り除くどころではない
どうしたものかと考えつつ、私はふーっと息をついた

「どうしたの?お疲れのようだね」
「!」

誰もいないはずなのにいきなり後ろから声をかけられ、びくりと肩を揺らす
勢いよく振り向いた先に立っていたのは、以前もここで出会ったことのある金色の髪の持ち主だった
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