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第2章 冒険者達
チュートリアル冒険者
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「実を言うと、俺達はチュートリアル冒険者なんだ」
「ちょっ……」
男がそう言うと、冒険者ギルドの出入り口のドアがわずかに開いた。俺は慌てて立ち上がり、声を荒げる。
「呼んでねえ! 帰れ!! ここはお前のいるべき場所ではない!!」
俺が叫ぶとギルドのドアは再び閉じた。なんだか悪霊と戦ってる霊能者みたいだ。まったく、不用意な発言は控えて欲しい。
結局俺とアスタロウは絡んできたチンピラと和解したのち、イリユース王女はおとなしく下がっていった。しかし不用意に『チュートリアル』と発言するとまたいつ姿を現すとも限らない。たとえその場を凌いだとしても、いずれ第二、第三のイリユースが、まあ全部イリユースなんだけど。
そんなこんなで、俺達はチンピラ二人とギルドへ移設の食堂で食事をとりながら雑談をしている。勿論俺のおごりだ。色々と教えてほしいことはあるし。
スキンヘッドの今喋った方がガロン、もう一人の短髪の方がヒューという名前で、もう十年ほども冒険者をやっているヤマネコ級の冒険者らしい。
ヤマネコ級って……どのくらいだっけ? まあフクロネズミ級の俺達よりは上だ。
「で、チュートリアルってどういう事なんだよ?」
さすがにもう出てこないだろう。それより俺達はガロンの発言の真意が気になる。
「昔は『バカでもなれる冒険者』ってのがギルドが始まった頃のキャッチフレーズでな」
イヤなキャッチフレーズだな。でもまあ、俺達も冒険者に登録するとき何の試験もなくフリーパスだったからな。話を聞いているとアスタロウが口を挟んできた。
「元々風来坊になるしかないバカな無法者を少しでも型にハメて、市民の生産活動に貢献させようと冒険者に登録して管理するのが冒険者ギルドの基本方針なんじゃ。下澄みのな」
なるほど。それは分からんでもない。犯罪者になられるよりは見えるところで薬草採取でも用心棒でもやってくれた方が社会の安定につながるだろうからな。
ガロンはアスタロウの補足に大きく頷いてから話を続ける。
「多少のバカの方が単純作業をやらせるには都合がいいしな」
そこまで言って小さくため息をつく。
「だが多少の、話しだ。ある時、ギルドにガチのバカが現れて大混乱に陥った。そこでギルドの運営は考えた。冒険者にも多少の足切りは必要だ、とな」
それがチュートリアルと何の関係が?
「今更ギルドの登録に足切りを作る、とは出来なかったんでな。各ギルドに俺達みたいなチュートリアル冒険者が常駐してて、ヤバそうなやつは早めにイビってやめさせることになってる」
俺達そんなにヤバそうに見えたのか。まあ、ケツの穴に剣が刺さってる時点で論外だろうけど。
「その報酬として、俺達は毎月コレを貰ってる」
そう言ってテーブルの上に木でつくられたカードのようなものを差し出す。この世界の文字か、なんて書いてあるのかは分からん。アスタロウが目を細めて木札を読む。
「食堂の……お昼無料券……」
やすっ。
「しかしあんた達、あの魔王を倒しに行くんだって? 人間の未踏破領域である魔国に行くって事か。ガチの冒険者じゃねえか」
「すげえな。本当に冒険する冒険者なんて俺初めて見たぜ」
え? どういうこと? 冒険するのが冒険者じゃないの?
「普通はすでに踏破されてるダンジョンに潜って素材とか集めたり、傭兵やったり、依頼を受けてモンスターを倒しに行ったりだからな。冒険ってそもそも何すりゃいいのかも分かんねえ」
「あと、薬草採取とかな」
あ、ドクダミっすね。
「他の人が行ったことの無いところに行くなんて不安はねえのか? 地図もねえんだぜ」
「俺なんて舗装された道しか歩いたことねえぜ」
だんだん冒険者ギルドの未来が不安になってきたわ。
「まあ、人生は冒険みたいなもんじゃからのう」
アスタロウ急に何言いだすの。お前はケツの穴で冒険しすぎなんだよ。
「決められたレールの上を歩く者と、そのレールを敷く者、市民と王が違うように、一般人と冒険者は違う者じゃ」
何恰好つけてるの。惚れちゃうじゃない。
「まだ誰も挿入れたことのない太い物を挿入れるとき、その達成感こそが冒険者にとって最高の報酬になるものなんじゃ」
若干アナルの話になってきたな。冒険もほどほどに。
「しかし、アンタらこの町に来たのは時期が悪かったかもな」
ん? どういうこと?
「今この町は大変なことになってんのさ」
「どういうことじゃ」
「知らねえのか。領主のエルシラが急に税を重くし、逆らう者は拷問して殺し、アーガスの町を恐怖で支配してるのさ。俺らももうこの町は潮時かな、って相談してたんだがな。新しいダンジョンが発見されて、稼ぎ時かもしれねえってのによ」
無理すんなよ。新しいダンジョンは舗装されてないだろ。
しかし詳しく話を聞いてみると、ちょっと無視できそうにないものの、しかし魔王討伐は関係なさそうな、随分と微妙な背景が見えてきた。
なんとなくそう思ってはいたけどやはりこの世界は中世ヨーロッパよろしく国王が絶対的な権力を握ってる世界ではなく、基本的にそれぞれの領地を治める貴族が大きな力を持っていて殆ど自治に近い政を行っているらしい。
で、このアーガス一帯を収めるフェルネッド伯エルシラが最近急に悪政を敷いているらしい。
「税金が引き上げられ、商人はギルドに入ってない者や袖の下を渡さない者は締め出される。冒険者も同じだ。伯爵に批判的な人物の依頼を受けたりすると露骨に妨害工作を受ける。体制に不満を言えば役人に反乱分子として逮捕されて財産を奪われる。そのくせ屋敷じゃ毎晩贅を尽くした乱交パーティーしてるって噂だ」
乱交パーティーだと? うらやまけしからん。
「元々は住みやすい街だったのによ。最近急に締め付けがきつくなりやがった」
『最近急に』か……
「ああ。まるで領主の人が変わったみたいだぜ」
『人が変わったみたいに』か……なんだろなあ。
「丁度新しいダンジョンが見つかったころから変わり始めたよなあ」
『新しいダンジョン』かあ。
「勇者よ」
ガロンたちの話を聞いていたアスタロウがちらりとこちらを見る。俺はアスタロウの呼びかけに声では応えなかったが、無言でこくりと頷いた。
「ここでじっとしていても仕方ないな」
そう言って俺達は立ち上がる。
「早く魔王城を目指そうぜ」
「なんでだよ!!」
「ちょっ……」
男がそう言うと、冒険者ギルドの出入り口のドアがわずかに開いた。俺は慌てて立ち上がり、声を荒げる。
「呼んでねえ! 帰れ!! ここはお前のいるべき場所ではない!!」
俺が叫ぶとギルドのドアは再び閉じた。なんだか悪霊と戦ってる霊能者みたいだ。まったく、不用意な発言は控えて欲しい。
結局俺とアスタロウは絡んできたチンピラと和解したのち、イリユース王女はおとなしく下がっていった。しかし不用意に『チュートリアル』と発言するとまたいつ姿を現すとも限らない。たとえその場を凌いだとしても、いずれ第二、第三のイリユースが、まあ全部イリユースなんだけど。
そんなこんなで、俺達はチンピラ二人とギルドへ移設の食堂で食事をとりながら雑談をしている。勿論俺のおごりだ。色々と教えてほしいことはあるし。
スキンヘッドの今喋った方がガロン、もう一人の短髪の方がヒューという名前で、もう十年ほども冒険者をやっているヤマネコ級の冒険者らしい。
ヤマネコ級って……どのくらいだっけ? まあフクロネズミ級の俺達よりは上だ。
「で、チュートリアルってどういう事なんだよ?」
さすがにもう出てこないだろう。それより俺達はガロンの発言の真意が気になる。
「昔は『バカでもなれる冒険者』ってのがギルドが始まった頃のキャッチフレーズでな」
イヤなキャッチフレーズだな。でもまあ、俺達も冒険者に登録するとき何の試験もなくフリーパスだったからな。話を聞いているとアスタロウが口を挟んできた。
「元々風来坊になるしかないバカな無法者を少しでも型にハメて、市民の生産活動に貢献させようと冒険者に登録して管理するのが冒険者ギルドの基本方針なんじゃ。下澄みのな」
なるほど。それは分からんでもない。犯罪者になられるよりは見えるところで薬草採取でも用心棒でもやってくれた方が社会の安定につながるだろうからな。
ガロンはアスタロウの補足に大きく頷いてから話を続ける。
「多少のバカの方が単純作業をやらせるには都合がいいしな」
そこまで言って小さくため息をつく。
「だが多少の、話しだ。ある時、ギルドにガチのバカが現れて大混乱に陥った。そこでギルドの運営は考えた。冒険者にも多少の足切りは必要だ、とな」
それがチュートリアルと何の関係が?
「今更ギルドの登録に足切りを作る、とは出来なかったんでな。各ギルドに俺達みたいなチュートリアル冒険者が常駐してて、ヤバそうなやつは早めにイビってやめさせることになってる」
俺達そんなにヤバそうに見えたのか。まあ、ケツの穴に剣が刺さってる時点で論外だろうけど。
「その報酬として、俺達は毎月コレを貰ってる」
そう言ってテーブルの上に木でつくられたカードのようなものを差し出す。この世界の文字か、なんて書いてあるのかは分からん。アスタロウが目を細めて木札を読む。
「食堂の……お昼無料券……」
やすっ。
「しかしあんた達、あの魔王を倒しに行くんだって? 人間の未踏破領域である魔国に行くって事か。ガチの冒険者じゃねえか」
「すげえな。本当に冒険する冒険者なんて俺初めて見たぜ」
え? どういうこと? 冒険するのが冒険者じゃないの?
「普通はすでに踏破されてるダンジョンに潜って素材とか集めたり、傭兵やったり、依頼を受けてモンスターを倒しに行ったりだからな。冒険ってそもそも何すりゃいいのかも分かんねえ」
「あと、薬草採取とかな」
あ、ドクダミっすね。
「他の人が行ったことの無いところに行くなんて不安はねえのか? 地図もねえんだぜ」
「俺なんて舗装された道しか歩いたことねえぜ」
だんだん冒険者ギルドの未来が不安になってきたわ。
「まあ、人生は冒険みたいなもんじゃからのう」
アスタロウ急に何言いだすの。お前はケツの穴で冒険しすぎなんだよ。
「決められたレールの上を歩く者と、そのレールを敷く者、市民と王が違うように、一般人と冒険者は違う者じゃ」
何恰好つけてるの。惚れちゃうじゃない。
「まだ誰も挿入れたことのない太い物を挿入れるとき、その達成感こそが冒険者にとって最高の報酬になるものなんじゃ」
若干アナルの話になってきたな。冒険もほどほどに。
「しかし、アンタらこの町に来たのは時期が悪かったかもな」
ん? どういうこと?
「今この町は大変なことになってんのさ」
「どういうことじゃ」
「知らねえのか。領主のエルシラが急に税を重くし、逆らう者は拷問して殺し、アーガスの町を恐怖で支配してるのさ。俺らももうこの町は潮時かな、って相談してたんだがな。新しいダンジョンが発見されて、稼ぎ時かもしれねえってのによ」
無理すんなよ。新しいダンジョンは舗装されてないだろ。
しかし詳しく話を聞いてみると、ちょっと無視できそうにないものの、しかし魔王討伐は関係なさそうな、随分と微妙な背景が見えてきた。
なんとなくそう思ってはいたけどやはりこの世界は中世ヨーロッパよろしく国王が絶対的な権力を握ってる世界ではなく、基本的にそれぞれの領地を治める貴族が大きな力を持っていて殆ど自治に近い政を行っているらしい。
で、このアーガス一帯を収めるフェルネッド伯エルシラが最近急に悪政を敷いているらしい。
「税金が引き上げられ、商人はギルドに入ってない者や袖の下を渡さない者は締め出される。冒険者も同じだ。伯爵に批判的な人物の依頼を受けたりすると露骨に妨害工作を受ける。体制に不満を言えば役人に反乱分子として逮捕されて財産を奪われる。そのくせ屋敷じゃ毎晩贅を尽くした乱交パーティーしてるって噂だ」
乱交パーティーだと? うらやまけしからん。
「元々は住みやすい街だったのによ。最近急に締め付けがきつくなりやがった」
『最近急に』か……
「ああ。まるで領主の人が変わったみたいだぜ」
『人が変わったみたいに』か……なんだろなあ。
「丁度新しいダンジョンが見つかったころから変わり始めたよなあ」
『新しいダンジョン』かあ。
「勇者よ」
ガロンたちの話を聞いていたアスタロウがちらりとこちらを見る。俺はアスタロウの呼びかけに声では応えなかったが、無言でこくりと頷いた。
「ここでじっとしていても仕方ないな」
そう言って俺達は立ち上がる。
「早く魔王城を目指そうぜ」
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