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第4章 恐怖!悪のアナリスト
ケツの穴
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「はぁ……俺の剣……高かったのに」
テンションだだ下がりのコンコスール。これ本当に俺にガンつけてた奴と同一人物なのか。
「ハハハ、所詮冒険者如き俺の敵じゃないぜ! 勇者を出せ! 勇者を!!」
一方対照的にハイテンションの狼男。コンコスールの剣をアナルで受け止めたこいつらは、いったい何者なのか。アスタロウの眷属か何かか。
「名乗りが遅れたな」
後ろに控えていた虎男がそう言った。ホントだよ遅れすぎだよ。暗い森の中でケツの穴に得物を飲み込まれた子の気持ちにもなってよ。
「魔王軍四天王、ヴェルトレ……」
そう呟いたのは虎男だった。あいつがリーダーなのか? っていうかちょっと待って。魔王軍の四天王五人目なんだけど? まあぐだぐだな奴らだから今更四天王が五人いたくらいじゃ驚かないけどさ。
「だが今は四天王の座を辞して野に下っている」
なんだそう言う事か、紛らわしいな。
「知っているか? 人は日常生活している上で、アナルのほんの十パーセントの能力しか使っていないという事を」
知らねーよ。脳の潜在能力の話じゃねーのかよ。
「魔王軍を追放されたのち、私はその能力を百パーセント開放するため、修行を繰り返し、そしてその奥義を伝授するための組織を立ち上げた」
なんてこった。新たな変態集団か……
「すなわち、悪のアナリスト養成施設『ケツの穴』だ!!」
お前らが何を立ち上げようと勝手だけどさ、俺に関わらないでくれないかな。
だいたい何なんだよ「アナリスト」って。悪のアナリストってことは善のアナリストもいるのかよ。
「おのれ! アナルを悪用するとは、許せん!!」
俺の隣にいたわ。
「アナルは悪用するためにあるのではない。一人でひっそりと楽しむためにあるのだ」
ウンコするためにあるんだよ。物を入れるな。
「アナルに石を詰められるだけ詰めてのスクワット、毒砂に尻を打ち付け、次に薬湯に尻をつける。その他にも生きた毒蛇をアナルに挿入したり、アナルプラグ一本でのバンジージャンプなど、我らの鍛錬は人知を越えたところにある」
いや普通はアナルに物を入れる時点で頭おかしいんですけどね。自覚してくださいよ。
「その鍛錬の過程で肉体の限界を迎える者、精神に異常をきたす者、あまりの意味の分からなさに付き合いきれなくなる者など、ひとり、またひとりと脱落していく中、三人の猛者が残った……」
まるで自分が精神に異常をきたしてないかのような言い草だな。
「それが我らケツの穴三肛帝、通称『トライアヌス』だ!!」
もう帰っていいですかね? トライアヌスもケツの穴もどこか僕の知らない遠いところでやってくれませんかね? これ以上変態と関わりたくないんで。
もうこいつら置いてきぼりにして逃げようかとも思ったが、狼男が一歩前に出て大声で名乗りを上げ始めた。
「全ての攻撃を受け止める悪夢のアヌス、ハドリアヌス!!」
刃取りアヌスっすか。次に虎男が名乗りを上げる。あいつリーダーじゃなかったのか? 普通リーダーがこういう自己紹介だと最後だろ。
「クソをするたびケツを拭く男、フクタビアヌス!!」
誰だって拭くよ。そして最後はレッサーデーモンの様な悪魔が名乗りを上げる。
「慎重に慎重を重ね、機を逸する男、デオクレタアヌス!!」
出遅れてんじゃねえよ。もうそれただの悪口じゃねえか。最初の奴以外はもうなんかとってつけた感が強いな。
「で?」
正直俺はイライラしていた。
「変態集団が出てきたのは分かったよ。そんで、どうしたいの。俺に何か用?」
「き、貴様の聖剣アヌスカリバーを貰い受ける。おとなしく剣を置いていけ!!」
正直こんなもんいらねえけどよ。変態相手に譲歩すると無限に付け上がっていくからな。ここは絶対に折れてやらない。コンコスールとかいう恋愛脳のロングソードを一本飲み込んだからっていい気になるなよ。こちとらアナルに剣が呑み込まれる光景なんざ見慣れてんだよ。
「じゃあさっさと準備しろよ。戦ってやるから。そこいらで売ってる安っぽいロングソードと聖剣を一緒に刷るなよ。もう二度とウンコできないからだにしてやる」
「う……」
俺の気迫に飲まれたのか、狼男はたじろいだように見えた。その程度の覚悟でアナルに物を入れてんのか。
「ま、待て。すぐに準備をする。いいか? お前の聖剣などこのハドリアヌスさまの前では一ひねりだからな……」
そう言って三人で何かゴソゴソ話し合っていたようだが、どうも様子がおかしい。こいつら本当にやる気あんのか? 偉そうに名乗りまで上げておいて。さっさとケツの剣を抜いて戦えってんだ。
「あの……」
十分ほどもそうしていただろうか、やがておずおずと狼男が前に出てきて俺に話しかけた。
「今日はですね……その、あまり体調が芳しくないと言いますか……二連戦にもなるんで、また後日改めてという事で」
「は? あんだけカッコつけておいて今更それか? ケンカ売ってんのかお前」
「ま~、そうは言っても僕はあれじゃないですか。先にそこの冒険者とも戦ってますしね。まあ、実を言うとですね……」
この狼男、急に低姿勢になってきたな。何なんだコイツは。調子が狂う。
「その……さっきのロングソードが、ケツから抜けない、というか……」
ホントに死ね。こいつ。
「ああ、そう言えば俺のロングソード、直撃した時の攻撃力を高めるために先端に行くほど刃厚で幅も少し広くなってるから」
もうお前の剣じゃないけどな。
「そういうことで、今日はぁ、なんというか、ちょっと……また日を改めようかな、と」
アナルに物が挟まったような物言い。(※)
※思っている事、言いたいことをはっきり言わずにぼかしたような言い方をする事。アルトーレの第7代国王が聖剣をアナルに入れて遊んでいたところ、抜けなくなってしまったことを周囲に言えずに悶々とした故事に因んだ慣用句。
呆れ顔でハドリアヌスを見ていると、奴はひとつ咳払いをした。まだなんか言う事あるのか。
「いい気になるなよ、勇者め。この俺に勝利したからと言って、いつか必ず第二、第三の俺が……」
お前みたいな奴がそうそうゴロゴロしててたまるか。さっさと消えろ。
テンションだだ下がりのコンコスール。これ本当に俺にガンつけてた奴と同一人物なのか。
「ハハハ、所詮冒険者如き俺の敵じゃないぜ! 勇者を出せ! 勇者を!!」
一方対照的にハイテンションの狼男。コンコスールの剣をアナルで受け止めたこいつらは、いったい何者なのか。アスタロウの眷属か何かか。
「名乗りが遅れたな」
後ろに控えていた虎男がそう言った。ホントだよ遅れすぎだよ。暗い森の中でケツの穴に得物を飲み込まれた子の気持ちにもなってよ。
「魔王軍四天王、ヴェルトレ……」
そう呟いたのは虎男だった。あいつがリーダーなのか? っていうかちょっと待って。魔王軍の四天王五人目なんだけど? まあぐだぐだな奴らだから今更四天王が五人いたくらいじゃ驚かないけどさ。
「だが今は四天王の座を辞して野に下っている」
なんだそう言う事か、紛らわしいな。
「知っているか? 人は日常生活している上で、アナルのほんの十パーセントの能力しか使っていないという事を」
知らねーよ。脳の潜在能力の話じゃねーのかよ。
「魔王軍を追放されたのち、私はその能力を百パーセント開放するため、修行を繰り返し、そしてその奥義を伝授するための組織を立ち上げた」
なんてこった。新たな変態集団か……
「すなわち、悪のアナリスト養成施設『ケツの穴』だ!!」
お前らが何を立ち上げようと勝手だけどさ、俺に関わらないでくれないかな。
だいたい何なんだよ「アナリスト」って。悪のアナリストってことは善のアナリストもいるのかよ。
「おのれ! アナルを悪用するとは、許せん!!」
俺の隣にいたわ。
「アナルは悪用するためにあるのではない。一人でひっそりと楽しむためにあるのだ」
ウンコするためにあるんだよ。物を入れるな。
「アナルに石を詰められるだけ詰めてのスクワット、毒砂に尻を打ち付け、次に薬湯に尻をつける。その他にも生きた毒蛇をアナルに挿入したり、アナルプラグ一本でのバンジージャンプなど、我らの鍛錬は人知を越えたところにある」
いや普通はアナルに物を入れる時点で頭おかしいんですけどね。自覚してくださいよ。
「その鍛錬の過程で肉体の限界を迎える者、精神に異常をきたす者、あまりの意味の分からなさに付き合いきれなくなる者など、ひとり、またひとりと脱落していく中、三人の猛者が残った……」
まるで自分が精神に異常をきたしてないかのような言い草だな。
「それが我らケツの穴三肛帝、通称『トライアヌス』だ!!」
もう帰っていいですかね? トライアヌスもケツの穴もどこか僕の知らない遠いところでやってくれませんかね? これ以上変態と関わりたくないんで。
もうこいつら置いてきぼりにして逃げようかとも思ったが、狼男が一歩前に出て大声で名乗りを上げ始めた。
「全ての攻撃を受け止める悪夢のアヌス、ハドリアヌス!!」
刃取りアヌスっすか。次に虎男が名乗りを上げる。あいつリーダーじゃなかったのか? 普通リーダーがこういう自己紹介だと最後だろ。
「クソをするたびケツを拭く男、フクタビアヌス!!」
誰だって拭くよ。そして最後はレッサーデーモンの様な悪魔が名乗りを上げる。
「慎重に慎重を重ね、機を逸する男、デオクレタアヌス!!」
出遅れてんじゃねえよ。もうそれただの悪口じゃねえか。最初の奴以外はもうなんかとってつけた感が強いな。
「で?」
正直俺はイライラしていた。
「変態集団が出てきたのは分かったよ。そんで、どうしたいの。俺に何か用?」
「き、貴様の聖剣アヌスカリバーを貰い受ける。おとなしく剣を置いていけ!!」
正直こんなもんいらねえけどよ。変態相手に譲歩すると無限に付け上がっていくからな。ここは絶対に折れてやらない。コンコスールとかいう恋愛脳のロングソードを一本飲み込んだからっていい気になるなよ。こちとらアナルに剣が呑み込まれる光景なんざ見慣れてんだよ。
「じゃあさっさと準備しろよ。戦ってやるから。そこいらで売ってる安っぽいロングソードと聖剣を一緒に刷るなよ。もう二度とウンコできないからだにしてやる」
「う……」
俺の気迫に飲まれたのか、狼男はたじろいだように見えた。その程度の覚悟でアナルに物を入れてんのか。
「ま、待て。すぐに準備をする。いいか? お前の聖剣などこのハドリアヌスさまの前では一ひねりだからな……」
そう言って三人で何かゴソゴソ話し合っていたようだが、どうも様子がおかしい。こいつら本当にやる気あんのか? 偉そうに名乗りまで上げておいて。さっさとケツの剣を抜いて戦えってんだ。
「あの……」
十分ほどもそうしていただろうか、やがておずおずと狼男が前に出てきて俺に話しかけた。
「今日はですね……その、あまり体調が芳しくないと言いますか……二連戦にもなるんで、また後日改めてという事で」
「は? あんだけカッコつけておいて今更それか? ケンカ売ってんのかお前」
「ま~、そうは言っても僕はあれじゃないですか。先にそこの冒険者とも戦ってますしね。まあ、実を言うとですね……」
この狼男、急に低姿勢になってきたな。何なんだコイツは。調子が狂う。
「その……さっきのロングソードが、ケツから抜けない、というか……」
ホントに死ね。こいつ。
「ああ、そう言えば俺のロングソード、直撃した時の攻撃力を高めるために先端に行くほど刃厚で幅も少し広くなってるから」
もうお前の剣じゃないけどな。
「そういうことで、今日はぁ、なんというか、ちょっと……また日を改めようかな、と」
アナルに物が挟まったような物言い。(※)
※思っている事、言いたいことをはっきり言わずにぼかしたような言い方をする事。アルトーレの第7代国王が聖剣をアナルに入れて遊んでいたところ、抜けなくなってしまったことを周囲に言えずに悶々とした故事に因んだ慣用句。
呆れ顔でハドリアヌスを見ていると、奴はひとつ咳払いをした。まだなんか言う事あるのか。
「いい気になるなよ、勇者め。この俺に勝利したからと言って、いつか必ず第二、第三の俺が……」
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