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第6章 スターウォーズ
STIR WARS
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「儂はこれを『スターウォーズ』※と名付けようと思う」
※STIR(混ぜる) WARS(戦争)
「やめろやお前ホントに!!」
ちっくしょう、とうとうやりやがったコイツ。最近はおとなしくしてたからちょっと安心してたっていうのに。
「どうしたケンジよ。何かまずい事でもあるのか? スターウォ」
「やめろっつってんだろ!!」
慌ててヨルダ師匠の口を押さえて事なきを得たが、師匠は無理やり抑えた手を外そうとしてくる。じじいのくせになんて力だ。
「むん!」
「あひぃ!?」
師匠が何か気合を入れると、俺の体に変化が起こった。
具体的に言うと勃〇した。
アスタロウと師匠になら見られても別に平気だが、エイメもいるのに勃〇している姿を見られるのはさすがに恥ずかしい。勃気術ってこうやって戦闘に活かすのか。勉強になる。
というか、このまま逆らい続けたらまさかとは思うけどこの間の朽木みたいに射〇させられるのか? 恐ろしい。
それだけならまだ恥ずかしいだけで済むかもしれないけど、もしかしたらこの間の朽木を成木にして、さらにまた枯れさせたように、俺をイ〇ポにする事も出来るのかもしれない。
使い方は無限大。やはり恐ろしい能力だ。
それは今は置いておこう。
「一体どうしたと言うんじゃ。『スターウォーズ』という言葉はもしかしてケンジの世界の言葉ではとんでもなく卑猥な単語なのか?」
そうじゃないけどさ。そうじゃないけれどもやっていいことと悪いことってもんがあるだろう。
お前の外見がヨ〇ダにそっくりなのはまあいい。そういうふうに生まれついちゃったんだから仕方ない。実際肌の色以外は小柄なエルフだからな。あいつ。
お前が時代を象徴する騎士、『時代の騎士』とか『マスター・オブ・時代』と呼ばれてるのもまあ仕方ない。自称したわけじゃなくて他人が勝手に言ってるだけだからな。なんか日本語がおかしいような気もするけど。
だがスターウォーズはアカンだろう。
「何が悪いのか分かってない」状態で出てくる単語じゃないだろう。明らかに確信犯じゃねーと出てこねーよそんなピンポイントな単語。さすがに我慢の限界だ。俺はヨルダ師匠を睨みつけた。
「明らかに寄せてきとるやんけ。もう言い訳のしようがねえよ」
「『寄せている』とは何のことを言っているのじゃ? お主が懸念していることが全く分からんのだが」
くそ、あくまでとぼけるつもりか。とはいうものの、「そんなもんは偶然だ。知らん」と言われたらこちらからはもう対処のしようがないのも事実ではある。
俺に出来ることはせいぜい被害の拡大を防ぐことくらいなのか。とりあえず事態がエスカレートしないようにだけ気を付けるしかあるまい。
「それはいいとして、リキシと勃気って関係なくない?」
「勃気術の応用はいくらでもある。儂はそちらよりもお主が勇者としてこの世界で何をするかの方が重要だと思うがな」
そうは言われてもな……本当になんとかできるんだろうか。ビジョンが浮かばないが。
「起力の力を信じるのじゃ」
「やめろっつってんだろうが!!」
言ってるそばからエスカレートしやがったこのじじい。
なんだよ起力って。そんな用語今まで一度も出てこなかっただろうが。もう露骨にス〇ーウォーズに寄せてきてるじゃねえか。
というか、本当に。本当に分かってないのかこいつら。分かってて嫌がらせのためにわざとやってるんじゃないんだろうか。違うのか?
ここまで露骨に寄せてくるって事はもう、女神のやつが地球の情報をリークしててわざと俺を困らせるようにしてるんじゃないかと思ってたんだけど。
『人聞きが悪いですね』
久しぶりに出てきたな女神。
どうせまた今回もシラを切る気だろう。
『シラを切るも何も、本当に偶然ですから。むしろスピ〇バーグの方がヨルダさんをパクっ……』
スピル〇ーグじゃなくてルー〇スだ! 謎の間違い方やめろ! あと滅多なこと言うと本当にどうなっても知らんぞ。
『どっちもたいして変わりませんよ。このお話が映画化するときは是非ジェー〇ズ・キャメロン監督で……』
そんな話絶対にないから安心しろ。
まあ、こいつらの疑問符を浮かべたアホ面を見るに、本当に分かってないっぽいし、実際シラを切られたら確かめる方法もないからな。
というか、基本的にこいつらに会話の主導権を与えたらダメなんだということがよく分かった。エスカレートも何も突発的にブッ込んでくるから防ぎようがない。
主導権を渡したらいけないんだ。
望むところだ。俺も前々から考えてはいた。正直聖剣の能力におんぶにだっこで俺の持っているスキルと言えば勃気術だけ。
ちょっと油断するとすぐにアスタロウに話を持っていかれる。俺の存在意義を示さなきゃいけないとはずっと思ってたんだ。
「よし! 俺が何とかする!!」
ちょっと話が明後日の方向に行っちゃったから改めて整理し直そう。
今ここで俺が解決するべき問題。
スターウォーズ(STIR WARS)の事は一旦置いておく。野生のリキシと人間? エルフ? の集落の衝突をどうにかして収めるんだ。それもなるべく暴力的な方法を避けて。
少し考え方を改めなきゃいけない。
俺は魔王の城を見つけ出してそこにいるラスボスをぶっ飛ばせば全てが終わると思っていたが、ヨルダ師匠の考え方は違う。
異文化の衝突ではなく、交流し、混ざり合うソフトランディング路線だ。それこそが勇者が本当にしなけりゃいけない事なんだ。
この結論に来るまでに随分と遠回りしちゃったけど、きっと女神もこの考えに賛成のはずだ。前に「女神と邪神は敵対してない」って言ってたしな。この答えに自分で辿り着いてもらうために必要最小限以上に口を挟んでこなかったんだろう?
『……あ、えっ? あっ、ハイ。そうです』
……なんか不安だな。
「ヨルダ師匠、リキシの獣害(?)で悩んでる住民たちのところに案内してくれないか? 直接話を聞いて対策を考えたい」
「おお! やる気になってくれたか」
「それでこそ師匠ス!」
ふふ、任せてくれ。あとエイメ、お前が「師匠」って言うとどっちのこと言ってるのか分かりづらいんだよどうにかしてくれ。
「起力と共にあらんことを」
やめろ!
※STIR(混ぜる) WARS(戦争)
「やめろやお前ホントに!!」
ちっくしょう、とうとうやりやがったコイツ。最近はおとなしくしてたからちょっと安心してたっていうのに。
「どうしたケンジよ。何かまずい事でもあるのか? スターウォ」
「やめろっつってんだろ!!」
慌ててヨルダ師匠の口を押さえて事なきを得たが、師匠は無理やり抑えた手を外そうとしてくる。じじいのくせになんて力だ。
「むん!」
「あひぃ!?」
師匠が何か気合を入れると、俺の体に変化が起こった。
具体的に言うと勃〇した。
アスタロウと師匠になら見られても別に平気だが、エイメもいるのに勃〇している姿を見られるのはさすがに恥ずかしい。勃気術ってこうやって戦闘に活かすのか。勉強になる。
というか、このまま逆らい続けたらまさかとは思うけどこの間の朽木みたいに射〇させられるのか? 恐ろしい。
それだけならまだ恥ずかしいだけで済むかもしれないけど、もしかしたらこの間の朽木を成木にして、さらにまた枯れさせたように、俺をイ〇ポにする事も出来るのかもしれない。
使い方は無限大。やはり恐ろしい能力だ。
それは今は置いておこう。
「一体どうしたと言うんじゃ。『スターウォーズ』という言葉はもしかしてケンジの世界の言葉ではとんでもなく卑猥な単語なのか?」
そうじゃないけどさ。そうじゃないけれどもやっていいことと悪いことってもんがあるだろう。
お前の外見がヨ〇ダにそっくりなのはまあいい。そういうふうに生まれついちゃったんだから仕方ない。実際肌の色以外は小柄なエルフだからな。あいつ。
お前が時代を象徴する騎士、『時代の騎士』とか『マスター・オブ・時代』と呼ばれてるのもまあ仕方ない。自称したわけじゃなくて他人が勝手に言ってるだけだからな。なんか日本語がおかしいような気もするけど。
だがスターウォーズはアカンだろう。
「何が悪いのか分かってない」状態で出てくる単語じゃないだろう。明らかに確信犯じゃねーと出てこねーよそんなピンポイントな単語。さすがに我慢の限界だ。俺はヨルダ師匠を睨みつけた。
「明らかに寄せてきとるやんけ。もう言い訳のしようがねえよ」
「『寄せている』とは何のことを言っているのじゃ? お主が懸念していることが全く分からんのだが」
くそ、あくまでとぼけるつもりか。とはいうものの、「そんなもんは偶然だ。知らん」と言われたらこちらからはもう対処のしようがないのも事実ではある。
俺に出来ることはせいぜい被害の拡大を防ぐことくらいなのか。とりあえず事態がエスカレートしないようにだけ気を付けるしかあるまい。
「それはいいとして、リキシと勃気って関係なくない?」
「勃気術の応用はいくらでもある。儂はそちらよりもお主が勇者としてこの世界で何をするかの方が重要だと思うがな」
そうは言われてもな……本当になんとかできるんだろうか。ビジョンが浮かばないが。
「起力の力を信じるのじゃ」
「やめろっつってんだろうが!!」
言ってるそばからエスカレートしやがったこのじじい。
なんだよ起力って。そんな用語今まで一度も出てこなかっただろうが。もう露骨にス〇ーウォーズに寄せてきてるじゃねえか。
というか、本当に。本当に分かってないのかこいつら。分かってて嫌がらせのためにわざとやってるんじゃないんだろうか。違うのか?
ここまで露骨に寄せてくるって事はもう、女神のやつが地球の情報をリークしててわざと俺を困らせるようにしてるんじゃないかと思ってたんだけど。
『人聞きが悪いですね』
久しぶりに出てきたな女神。
どうせまた今回もシラを切る気だろう。
『シラを切るも何も、本当に偶然ですから。むしろスピ〇バーグの方がヨルダさんをパクっ……』
スピル〇ーグじゃなくてルー〇スだ! 謎の間違い方やめろ! あと滅多なこと言うと本当にどうなっても知らんぞ。
『どっちもたいして変わりませんよ。このお話が映画化するときは是非ジェー〇ズ・キャメロン監督で……』
そんな話絶対にないから安心しろ。
まあ、こいつらの疑問符を浮かべたアホ面を見るに、本当に分かってないっぽいし、実際シラを切られたら確かめる方法もないからな。
というか、基本的にこいつらに会話の主導権を与えたらダメなんだということがよく分かった。エスカレートも何も突発的にブッ込んでくるから防ぎようがない。
主導権を渡したらいけないんだ。
望むところだ。俺も前々から考えてはいた。正直聖剣の能力におんぶにだっこで俺の持っているスキルと言えば勃気術だけ。
ちょっと油断するとすぐにアスタロウに話を持っていかれる。俺の存在意義を示さなきゃいけないとはずっと思ってたんだ。
「よし! 俺が何とかする!!」
ちょっと話が明後日の方向に行っちゃったから改めて整理し直そう。
今ここで俺が解決するべき問題。
スターウォーズ(STIR WARS)の事は一旦置いておく。野生のリキシと人間? エルフ? の集落の衝突をどうにかして収めるんだ。それもなるべく暴力的な方法を避けて。
少し考え方を改めなきゃいけない。
俺は魔王の城を見つけ出してそこにいるラスボスをぶっ飛ばせば全てが終わると思っていたが、ヨルダ師匠の考え方は違う。
異文化の衝突ではなく、交流し、混ざり合うソフトランディング路線だ。それこそが勇者が本当にしなけりゃいけない事なんだ。
この結論に来るまでに随分と遠回りしちゃったけど、きっと女神もこの考えに賛成のはずだ。前に「女神と邪神は敵対してない」って言ってたしな。この答えに自分で辿り着いてもらうために必要最小限以上に口を挟んでこなかったんだろう?
『……あ、えっ? あっ、ハイ。そうです』
……なんか不安だな。
「ヨルダ師匠、リキシの獣害(?)で悩んでる住民たちのところに案内してくれないか? 直接話を聞いて対策を考えたい」
「おお! やる気になってくれたか」
「それでこそ師匠ス!」
ふふ、任せてくれ。あとエイメ、お前が「師匠」って言うとどっちのこと言ってるのか分かりづらいんだよどうにかしてくれ。
「起力と共にあらんことを」
やめろ!
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