《[元]引きこもりと不安定彼女》

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波乱の夏休み

状況説明

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――柊君が飯を買いに行ったその後

「湊……どうしたんだろ」

伊織ちゃんは柊君事を心配そうにしていた。

それを見た僕は「伊織ちゃん!」そう言ってプールの水を顔にかけた。

「きゃ!なにすんの司ちゃん?」

「せっかくプールに来てるんだし楽しもうよ!」

「……そうだね!」そう言って僕の顔に水をかけてきた。

その水が僕の顔にもろに当たった。

「わっ!……やったな!」

「そっちが先にやったんでしょ!」

僕達は笑いながら水を掛け合った。

すると突然伊織ちゃんが「あそこまで競争しようよ!」とプールの端っこを指さして言った。

泳ぎに自信があった僕は「よろこんで!」と自信満々に言った。

「じゃあ今からね!」そう言って伊織ちゃんは泳ぎ始めた。

「あっ!ちょっと」と僕は言ったが伊織ちゃんは聞こえてなかったから、僕も急いで伊織ちゃんの後を追いかけた。

伊織ちゃんは競争をしようと、言うだけのスピードで泳いでいて大して距離を縮められずにいた。

プールの端っこがもう少しの所で伊織ちゃんのスピードがガクッと落ちた。

好機だと見た僕は全力で抜きかかった、が伊織ちゃんはすぐにスピードが戻った。

僕と伊織ちゃんは横に並んで競っていた、プールの端っこがすぐそこに来て僕達は同時に手を伸ばした。

「…………」

プールの端っこに先についたのは伊織ちゃんだった。

「ぷはぁ!…ハァ…ハァ…伊織ちゃん速いね」

「ハァ…ハァ…司ちゃんも速かったよ」

僕はプールを上がって「……ちょっと休まない?」と休憩を提案してみた。

「……そうだね」

――泳ぎ疲れた僕達はプールを上がって椅子に座って休憩していた。

「伊織ちゃんは、柊君の事どう思ってるの?」

突然だが僕は伊織ちゃんに聞いてみた。

「えっ!ど、どう思ってるって?」

伊織ちゃんはものすごく動揺していた。

「恋愛的な意味で」

「れ、れ、恋愛的な意味で……?」

「うん」

「司ちゃんは……湊の事をどう思ってるの?」

伊織ちゃんは逆に僕に聞いてきた。

「僕は少し頼りないと思うんだ、男ならもう少し頼りがいがあってもいいと思う」

僕は正直に今の柊君の印象を述べた。

「そうかな……湊はやる時はやると思うよ」

伊織ちゃんはなんの迷いもなく言いきった。

「……柊君を信頼してるんだね」

「まあね、一緒に住んでるからね信頼出来ない男とは怖くて一緒に住めないよ、て言うか湊はヘタレだし」

伊織ちゃんは少し笑いながら言った。

僕も柊君の行動を思い出して僕も笑った。

――数分後

「……遅いね、湊」

「そうだね……」

「ちょっと呼びにいってくるよ」

伊織ちゃん椅子を立ち上がって勢いよく走り出した。

「僕も行くよ!」

僕も行こうとしたら。

「司ちゃんはそこで待ってて」

後ろを向きながら僕にそう言った。

その時。

「伊織ちゃん危ない!」

ドンッ!

「きゃあ!」

後ろを向いて僕に喋ったせいか伊織ちゃんは前から走ってきた人にぶつかった。

「気をつけろガキ!」

「待てー!」

数人の警官が走ってきた。

「チッ!おい!ガキ立て!」

「えっ!」

するとその男は伊織ちゃんの腕を掴んで無理矢理立たしてポケットから拳銃をだして伊織ちゃんの頭に突きつけた。

「伊織ちゃん!」

警官が伊織ちゃんを見て男に「その子を離しなさい!」と言ったが。

「うるせえ!近づいたらこのガキを殺すぞ!」

と伊織ちゃんに拳銃を押し当てた。

「……」

僕はうしろにまわってスキを見て男に飛びかかろうとしたが……。

バン!!

男が僕の近くの地面に発砲した。

「余計な動きしてんじゃねえよ!」

拳銃の音がして僕は恐怖で固まってしまった。

ハッ!として僕は伊織ちゃんを見たら、なぜか伊織ちゃんは僕が思っていたより落ち着いていた。
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