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全国各地にある特殊能力保護協会が保有するセーフハウス。
新多の自宅も実はその一つで、今いる場所もどこにでもある普通のマンションの一室のようだった。
御門やトクノウのメンバーに連れて来られた場所は、必要最低限の家具しかない。
カーテンを閉め切ったその部屋で、透琉は御門から組織や能力のことについて丁寧な説明を受けた。
白いベッドと背もたれのない丸椅子が一脚。
透琉がミラードームを破壊してから丸一日が経過した。
首と腕に包帯を巻いた透琉は、同じく傷だらけになった新多の手を握り、目覚めるのを待っている。
カーテンの隙間から西日が射しこんで、新多の顔にかかった。
「とお……る……」
「いるよ、ここにいる! 新多君! 新多君……っ!」
透琉を探しているのか、彷徨うもう片方の手も取り、何度も名前を呼ぶと、新多はゆっくりと瞼を上げた。
「……透琉? 透琉!」
腹筋を使って勢いよく起き上がった新多は、傷口が痛んだのか眉間に皺を寄せた。
透琉は新多を落ち着かせるためにやんわりと抱きとめる。
「無理しないで。怪我させてごめんね……」
「違うんだ、謝んなきゃいけないのは、俺の方」
「それでも新多君やトクノウの皆さん、自分の母親まで、大勢を巻き込んで死なせてしまうところだったことには変わりないから……。本当に、ほんと、に、ごめんなさい……。新多君が生きてて、生きていてくれて、よか、た……」
わんわんと泣く透琉を強く抱きしめて、新多もはらはらと涙を流した。
「全部、俺が悪いんだ。ずっと、お前を騙してた……。嫌われて、当然のことをしたんだから」
「最初はそうだったかもしれないけど、僕の将来を守ろうとしてくれていたんだよね?」
透琉は見逃してくれと土下座までして懇願してくれたのだ。あの時の新多は、今まで見たことのないくらい鬼気迫る表情だった。
その姿に偽りなど微塵もないということは、冷静になればすぐにわかったはずなのに、様々な事情が重なり合った結果、負の感情に支配されてしまった。
「新多君の能力のこと、御門局長……君のお父さんから聞いたよ。出会ってから今日まで、僕が能力に気づかないように無意識に割ってしまったものを、新多君が能力を使ってこっそり直してくれてたって」
「でも透琉は察してたわけだろ……。意味ねぇじゃん」
「そんなことない! 新多君のおかげで、母の操り人形でも、超能力者でもない、ただの土岐透琉を生きることができた」
それは透琉の人生において、一年と数ヶ月のボーナスステージのようなものだった。
自分で選んだ未来を夢見て、期待に胸を膨らませた時間は、決して無駄ではなかった。
「ガラスドームも、一瞬で何事もなかったかのように直してくれたって、目を覚ましてすぐに教えてもらった。かなり無理させてしまったね……」
透琉は、さらに色素が抜けて白から銀色へと変色した新多の髪に指を通すと、両頬を包んで視線を合わせる。
新多は叱られた子どものように顔を涙でぐしゃぐしゃにしていた。
「それでも、俺のこと許すなよ……。お前の気持ちを利用して巻き込んだ挙句、未来まで奪ったんだ。本当はもっと早く能力を減退させていれば、俺がもっとお前と一緒にいたいって欲を出さなければ、今頃もっと自由な明日を手にしていたはずなのに……」
「許すも何も、謝るのは僕の方だ」
自分が悪いといって両者譲らない。
「だからお人好しのレベル超えてんだって……。母親に利用されて、今度は国に利用されるつもりか⁉ 監視が付いていても関係ねえ。今からでも俺がお前を逃がしてやる」
すっかりネガティブになってしまった新多は、変な方向に使命感を燃やしている。
透琉は、割れた鏡の波から新多に庇われたので軽傷で済んだ。セーフハウスに運ばれたが早々に目覚め、御門から直接事の顛末を教えられている。
つまり新多が目覚めるまで、心の整理をする時間があったのだ。
一方新多は、目覚めたばかりの興奮冷めやらぬ状態。混乱していたとはずの恋人から、心機一転して謝罪されても混乱するだろう。
新多でなくとも、目の前で恋人が己の人生に幕を下ろそうとしていたら、恐ろしくて堪らなくもなる。
透琉は、赤子を寝かしつけるように新多の背中をトントンと優しく叩く。
「僕は、僕の意志でここにいる。むしろ国を利用して、冷え切った名ばかりの家族から離れられて、新多君と一緒に生きていけるんだ。ありがたい話だよ」
「俺と……」
「うん。僕を好きだって言ってくれたことも嘘で、金輪際僕の顔なんて見たくないって言うなら、別の案を考えるけど」
「好きだよ、本当に好きだ! これは嘘じゃない! 俺は透琉の笑ってる顔をもっと見ていたい。二人でしわしわのジジイになって、寿命を全うして逝くまで……。死んでも、生まれ変わっても、お前の隣にいたい」
赤くなった目尻に鼻先と頬、それから唇。
出会った頃の余裕たっぷりな姿は見る影もない。
けれども、愛おしさで心が華やぐ。
透琉は、ふはっと吹き出した。
「熱烈なプロポーズだなぁ。僕は破壊する能力みたいだけど、それでもいいの? 新多君に負担ばかりかけるかもしれないよ……」
「んなの割れ蓋に閉じ蓋じゃねぇの……? こんな相性いいやつ、俺しかいないだろ?」
「ええ~ここでいきなりポジティブになるんだ。あっはっは!」
あまりにも透琉が笑い転げるため、新多はさらに顔を真っ赤にして圧し掛かって来た。
「僕はもう大丈夫。これで逃げ続ける人生は終わりにする。新しい自分に生まれ変わって、君と生きていくよ」
これまで破壊していたのは、透明な板状のものと鏡。
窮屈な人生から逃れたい一心だと思っていたが、それだけではない。
一人で食事をするためだけのリビングの大窓には、家族にさえ愛されなかった憐れな未練がましい幼い子ども。
暗くなった夜の塾の窓には、将来を見据えて努力する同級生の中に迷い込んだ透明で空っぽな人形。
学校の鏡には、別れを想定して誰かと深い仲になることを避けていた保身の塊。
己が映る物を無意識に破壊してしまうほど、心の底ではそんな自分が嫌で仕方なかった。
きっと誰かのせいにするのではなく、弱い自分を壊して、愛せる自分を手に入れたかったのだ。
そして今、もがき苦しんだ時間が、ようやく報われた。
新多の自宅も実はその一つで、今いる場所もどこにでもある普通のマンションの一室のようだった。
御門やトクノウのメンバーに連れて来られた場所は、必要最低限の家具しかない。
カーテンを閉め切ったその部屋で、透琉は御門から組織や能力のことについて丁寧な説明を受けた。
白いベッドと背もたれのない丸椅子が一脚。
透琉がミラードームを破壊してから丸一日が経過した。
首と腕に包帯を巻いた透琉は、同じく傷だらけになった新多の手を握り、目覚めるのを待っている。
カーテンの隙間から西日が射しこんで、新多の顔にかかった。
「とお……る……」
「いるよ、ここにいる! 新多君! 新多君……っ!」
透琉を探しているのか、彷徨うもう片方の手も取り、何度も名前を呼ぶと、新多はゆっくりと瞼を上げた。
「……透琉? 透琉!」
腹筋を使って勢いよく起き上がった新多は、傷口が痛んだのか眉間に皺を寄せた。
透琉は新多を落ち着かせるためにやんわりと抱きとめる。
「無理しないで。怪我させてごめんね……」
「違うんだ、謝んなきゃいけないのは、俺の方」
「それでも新多君やトクノウの皆さん、自分の母親まで、大勢を巻き込んで死なせてしまうところだったことには変わりないから……。本当に、ほんと、に、ごめんなさい……。新多君が生きてて、生きていてくれて、よか、た……」
わんわんと泣く透琉を強く抱きしめて、新多もはらはらと涙を流した。
「全部、俺が悪いんだ。ずっと、お前を騙してた……。嫌われて、当然のことをしたんだから」
「最初はそうだったかもしれないけど、僕の将来を守ろうとしてくれていたんだよね?」
透琉は見逃してくれと土下座までして懇願してくれたのだ。あの時の新多は、今まで見たことのないくらい鬼気迫る表情だった。
その姿に偽りなど微塵もないということは、冷静になればすぐにわかったはずなのに、様々な事情が重なり合った結果、負の感情に支配されてしまった。
「新多君の能力のこと、御門局長……君のお父さんから聞いたよ。出会ってから今日まで、僕が能力に気づかないように無意識に割ってしまったものを、新多君が能力を使ってこっそり直してくれてたって」
「でも透琉は察してたわけだろ……。意味ねぇじゃん」
「そんなことない! 新多君のおかげで、母の操り人形でも、超能力者でもない、ただの土岐透琉を生きることができた」
それは透琉の人生において、一年と数ヶ月のボーナスステージのようなものだった。
自分で選んだ未来を夢見て、期待に胸を膨らませた時間は、決して無駄ではなかった。
「ガラスドームも、一瞬で何事もなかったかのように直してくれたって、目を覚ましてすぐに教えてもらった。かなり無理させてしまったね……」
透琉は、さらに色素が抜けて白から銀色へと変色した新多の髪に指を通すと、両頬を包んで視線を合わせる。
新多は叱られた子どものように顔を涙でぐしゃぐしゃにしていた。
「それでも、俺のこと許すなよ……。お前の気持ちを利用して巻き込んだ挙句、未来まで奪ったんだ。本当はもっと早く能力を減退させていれば、俺がもっとお前と一緒にいたいって欲を出さなければ、今頃もっと自由な明日を手にしていたはずなのに……」
「許すも何も、謝るのは僕の方だ」
自分が悪いといって両者譲らない。
「だからお人好しのレベル超えてんだって……。母親に利用されて、今度は国に利用されるつもりか⁉ 監視が付いていても関係ねえ。今からでも俺がお前を逃がしてやる」
すっかりネガティブになってしまった新多は、変な方向に使命感を燃やしている。
透琉は、割れた鏡の波から新多に庇われたので軽傷で済んだ。セーフハウスに運ばれたが早々に目覚め、御門から直接事の顛末を教えられている。
つまり新多が目覚めるまで、心の整理をする時間があったのだ。
一方新多は、目覚めたばかりの興奮冷めやらぬ状態。混乱していたとはずの恋人から、心機一転して謝罪されても混乱するだろう。
新多でなくとも、目の前で恋人が己の人生に幕を下ろそうとしていたら、恐ろしくて堪らなくもなる。
透琉は、赤子を寝かしつけるように新多の背中をトントンと優しく叩く。
「僕は、僕の意志でここにいる。むしろ国を利用して、冷え切った名ばかりの家族から離れられて、新多君と一緒に生きていけるんだ。ありがたい話だよ」
「俺と……」
「うん。僕を好きだって言ってくれたことも嘘で、金輪際僕の顔なんて見たくないって言うなら、別の案を考えるけど」
「好きだよ、本当に好きだ! これは嘘じゃない! 俺は透琉の笑ってる顔をもっと見ていたい。二人でしわしわのジジイになって、寿命を全うして逝くまで……。死んでも、生まれ変わっても、お前の隣にいたい」
赤くなった目尻に鼻先と頬、それから唇。
出会った頃の余裕たっぷりな姿は見る影もない。
けれども、愛おしさで心が華やぐ。
透琉は、ふはっと吹き出した。
「熱烈なプロポーズだなぁ。僕は破壊する能力みたいだけど、それでもいいの? 新多君に負担ばかりかけるかもしれないよ……」
「んなの割れ蓋に閉じ蓋じゃねぇの……? こんな相性いいやつ、俺しかいないだろ?」
「ええ~ここでいきなりポジティブになるんだ。あっはっは!」
あまりにも透琉が笑い転げるため、新多はさらに顔を真っ赤にして圧し掛かって来た。
「僕はもう大丈夫。これで逃げ続ける人生は終わりにする。新しい自分に生まれ変わって、君と生きていくよ」
これまで破壊していたのは、透明な板状のものと鏡。
窮屈な人生から逃れたい一心だと思っていたが、それだけではない。
一人で食事をするためだけのリビングの大窓には、家族にさえ愛されなかった憐れな未練がましい幼い子ども。
暗くなった夜の塾の窓には、将来を見据えて努力する同級生の中に迷い込んだ透明で空っぽな人形。
学校の鏡には、別れを想定して誰かと深い仲になることを避けていた保身の塊。
己が映る物を無意識に破壊してしまうほど、心の底ではそんな自分が嫌で仕方なかった。
きっと誰かのせいにするのではなく、弱い自分を壊して、愛せる自分を手に入れたかったのだ。
そして今、もがき苦しんだ時間が、ようやく報われた。
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