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日下くんに出会ったのは今から約一年前。僕がこちらに赴任してきて五日目の雨の日だった。
あの日は桜の花が散りかけていて、横断歩道がピンクの花びらでいっぱいになっていた――。
僕は傘を差しながらの交通整理が許されるわけもなく、倉庫で埃をかぶっていた使用感のあるレインコートを無理やり着せられた。
黄色い旗を振り、滑って転ばないようにと小学生たちに声をかけ続けて、顔が雨でビショビショになった頃、自転車のベルが後方から聞こえたような気がした。
「いやいやこんな雨の日に自転車なんてありえないって。幻聴まで聞こえてきた……。寒い、早く室内に戻りたい……」
庁舎に帰ろうと振り向いた瞬間、腕に何かが当たり、横断歩道に散らばる桜の花びらを一カ所にまとめるようにして、大きな何かが滑っていく。
その黒い塊が人だと気付いた時には、僕は駆け出していた。
「大丈夫ですか!」
呻く黒いレインコートを着た男性の肩腕を自分の肩に回し、支えながら向こう岸の歩道までなんとか運ぶ。
横断歩道のど真ん中で転がっている自転車も回収すると、信号待ちをしていた先頭の車の運転手が心配そうな表情を浮かべたまま通り過ぎて行った。
歩道でへたり込む男性を抱きかかえるようにして、もう一度声を掛ける。
「お兄さん、しっかりしてください! どこが痛いですか、救急車呼びますか⁉」
「いっ……いや、だいじょーぶ。すんません、俺の前方不注意でぶつかって――えっ」
顔を上げた男は僕を見て目を見開いた。
男性にしては高く、電話越しだと高確率で女性と間違われる声なので、駆け寄って来たのが男で驚いたのだろう。ぶかぶかのレインコートを着ていれば体型も分からないので仕方がない。
雨の滴が大きな瞳に入ってしまったのか、彼は手の甲で何度も目を擦った。
「僕も気付くのが遅くなってごめんなさい。目立った外傷はなさそうだけど、こんな高そうな自転車のチェーンが簡単に外れるくらいの大クラッシュで……」
「いや、マジで平気! このチャリ、解体して持ち運べるやつでさ、簡単にチェーン外れるようになってんだよね。つーか百パーこっちが悪い。雨で顔濡れるの嫌だなぁって下向いてた俺の自業自得ってか、お兄さんこそ怪我とかしてない?」
「こちらは大丈夫です。あなたが上手く避けてくれたので、かすったくらいで……」
「はあぁ、良かった……。吹っ飛んだのが俺だけでマジ良かった」
男は白い歯を覗かせてニカっと笑うと僕を抱きしめた。
事故の衝撃と、双方に大きな怪我がなくて良かったという安堵と、一回りも大きな身体をした男から抱きしめられているという現状に、僕は冷静さを欠いたのだと思う。
少しだけ感じた鉄の匂いの出どころを探し、遠慮もせず濡れた手で彼の頬を両手で包み込んだ。
「全然良くないですよ! ああ、顎の下少し擦りむいている……。どうしよう、庁舎に帰れば手当できるかな」
「庁舎? お兄さんもしかしてそこの市役所の人? まさか高卒で入ったとかでは――」
「大学を卒業したばかりで、社会人一年目です……」
「えっ、すんません! 同じ大学の人がボランティアで交通整理してるのかと思って、タメ口きいてました!」
「あはは、気にしないでください。喋りやすい方がいいですよ」
「普通に気にする……です。つーか、俺のこと知ってます……?」
「毎日この時間くらいに自転車で通学してますよね? 知ってますよ」
「ああ、チャリ通、そうっす……。えっと、せっかく会えたし、お兄さんの本名教えてほしいです、教えてくれませんか?」
「それはどうしようかなぁ」
「ええ⁉」
「なんちゃって」
あたふたする様子が愛らしく、ついからかってしまった。
目を見開いた彼は、ぱっと表情を変えて、笑った。
こんな大雨の日なのに、太陽みたいな男だ、と思った。
もっと彼を知りたい、そう思った時には名乗っていた。
「僕はそこの市役所のこども支援課で働いている細井涼です。こっちには最近引っ越して来たばかり。朝はこの時間に交通整理をやってます。今日じゃなくて、明日以降でもいい。やっぱり打ち付けた首が痛いとか背中が痛いとかあれば、いつでも領収書を持って来てください。やっぱり病院は行っておいた方がいいです。僕がぼおっと立っていたせいなので、病院代とか、自転車の修理代とか、責任取ります」
「責任なんて……! 百パー俺の過失だから。でも責任とかじゃなくて、もし良かったら友達になってもらえません? 俺、日下蒼馬、大学三年生です」
「友達……?」
「年下じゃだめですか? 大学行く前に毎回ここ通るから話し相手がほしくて……。ほら、ここの信号って待ち時間すげー長いじゃないですか」
「ああ、確かに。こっちに来てから初めての友達だ。よろしくね、日下くん」
「よろしく、涼さん!」
そして、よろしくと差し出された自分より大きな手を握る。
桜の花びらまみれになったレインコートからはみ出した金髪は、雨に濡れてキラキラと輝いていた。
カッコいい子だな、大学でもモテそうだ。周りも放って置かないだろう。
吸い込まれるように見つめていると、彼もまたこちらをじっと見ていた。
ピタリと動かなくなってしまった日下くんの肩をトントンと叩くと、彼は螺子がまわり出したブリキのおもちゃみたいにビクッと震えて「そうだ、やばい! 遅刻する!」と慌てて自転車を起こし始める。
「気を付けて! いってらっしゃい!」と僕は声をかけた。
「ありがとうございます! いってきます!」
そう言って日下くんはギコギコと鳴るチェーンが外れたままの自転車を押して力強く駆けて行く。
もう誰かを好きになりたくない。不毛な恋はしたくない。そう頭では理解しているのに鼓動は激しく高鳴る一方で、どうやら握られた手の熱さが腕を伝って心臓まで到達してしまったようだ。
抱き着かれた時に桜の花びらが自分のレインコートに移ったのだろう。胸元についていた花びらを一片摘まむ。
「友達かぁ……」
春から夏になった頃には、新天地でやっていけるか不安だった朝がすっかり待ち遠しくなっていた。
あの日は桜の花が散りかけていて、横断歩道がピンクの花びらでいっぱいになっていた――。
僕は傘を差しながらの交通整理が許されるわけもなく、倉庫で埃をかぶっていた使用感のあるレインコートを無理やり着せられた。
黄色い旗を振り、滑って転ばないようにと小学生たちに声をかけ続けて、顔が雨でビショビショになった頃、自転車のベルが後方から聞こえたような気がした。
「いやいやこんな雨の日に自転車なんてありえないって。幻聴まで聞こえてきた……。寒い、早く室内に戻りたい……」
庁舎に帰ろうと振り向いた瞬間、腕に何かが当たり、横断歩道に散らばる桜の花びらを一カ所にまとめるようにして、大きな何かが滑っていく。
その黒い塊が人だと気付いた時には、僕は駆け出していた。
「大丈夫ですか!」
呻く黒いレインコートを着た男性の肩腕を自分の肩に回し、支えながら向こう岸の歩道までなんとか運ぶ。
横断歩道のど真ん中で転がっている自転車も回収すると、信号待ちをしていた先頭の車の運転手が心配そうな表情を浮かべたまま通り過ぎて行った。
歩道でへたり込む男性を抱きかかえるようにして、もう一度声を掛ける。
「お兄さん、しっかりしてください! どこが痛いですか、救急車呼びますか⁉」
「いっ……いや、だいじょーぶ。すんません、俺の前方不注意でぶつかって――えっ」
顔を上げた男は僕を見て目を見開いた。
男性にしては高く、電話越しだと高確率で女性と間違われる声なので、駆け寄って来たのが男で驚いたのだろう。ぶかぶかのレインコートを着ていれば体型も分からないので仕方がない。
雨の滴が大きな瞳に入ってしまったのか、彼は手の甲で何度も目を擦った。
「僕も気付くのが遅くなってごめんなさい。目立った外傷はなさそうだけど、こんな高そうな自転車のチェーンが簡単に外れるくらいの大クラッシュで……」
「いや、マジで平気! このチャリ、解体して持ち運べるやつでさ、簡単にチェーン外れるようになってんだよね。つーか百パーこっちが悪い。雨で顔濡れるの嫌だなぁって下向いてた俺の自業自得ってか、お兄さんこそ怪我とかしてない?」
「こちらは大丈夫です。あなたが上手く避けてくれたので、かすったくらいで……」
「はあぁ、良かった……。吹っ飛んだのが俺だけでマジ良かった」
男は白い歯を覗かせてニカっと笑うと僕を抱きしめた。
事故の衝撃と、双方に大きな怪我がなくて良かったという安堵と、一回りも大きな身体をした男から抱きしめられているという現状に、僕は冷静さを欠いたのだと思う。
少しだけ感じた鉄の匂いの出どころを探し、遠慮もせず濡れた手で彼の頬を両手で包み込んだ。
「全然良くないですよ! ああ、顎の下少し擦りむいている……。どうしよう、庁舎に帰れば手当できるかな」
「庁舎? お兄さんもしかしてそこの市役所の人? まさか高卒で入ったとかでは――」
「大学を卒業したばかりで、社会人一年目です……」
「えっ、すんません! 同じ大学の人がボランティアで交通整理してるのかと思って、タメ口きいてました!」
「あはは、気にしないでください。喋りやすい方がいいですよ」
「普通に気にする……です。つーか、俺のこと知ってます……?」
「毎日この時間くらいに自転車で通学してますよね? 知ってますよ」
「ああ、チャリ通、そうっす……。えっと、せっかく会えたし、お兄さんの本名教えてほしいです、教えてくれませんか?」
「それはどうしようかなぁ」
「ええ⁉」
「なんちゃって」
あたふたする様子が愛らしく、ついからかってしまった。
目を見開いた彼は、ぱっと表情を変えて、笑った。
こんな大雨の日なのに、太陽みたいな男だ、と思った。
もっと彼を知りたい、そう思った時には名乗っていた。
「僕はそこの市役所のこども支援課で働いている細井涼です。こっちには最近引っ越して来たばかり。朝はこの時間に交通整理をやってます。今日じゃなくて、明日以降でもいい。やっぱり打ち付けた首が痛いとか背中が痛いとかあれば、いつでも領収書を持って来てください。やっぱり病院は行っておいた方がいいです。僕がぼおっと立っていたせいなので、病院代とか、自転車の修理代とか、責任取ります」
「責任なんて……! 百パー俺の過失だから。でも責任とかじゃなくて、もし良かったら友達になってもらえません? 俺、日下蒼馬、大学三年生です」
「友達……?」
「年下じゃだめですか? 大学行く前に毎回ここ通るから話し相手がほしくて……。ほら、ここの信号って待ち時間すげー長いじゃないですか」
「ああ、確かに。こっちに来てから初めての友達だ。よろしくね、日下くん」
「よろしく、涼さん!」
そして、よろしくと差し出された自分より大きな手を握る。
桜の花びらまみれになったレインコートからはみ出した金髪は、雨に濡れてキラキラと輝いていた。
カッコいい子だな、大学でもモテそうだ。周りも放って置かないだろう。
吸い込まれるように見つめていると、彼もまたこちらをじっと見ていた。
ピタリと動かなくなってしまった日下くんの肩をトントンと叩くと、彼は螺子がまわり出したブリキのおもちゃみたいにビクッと震えて「そうだ、やばい! 遅刻する!」と慌てて自転車を起こし始める。
「気を付けて! いってらっしゃい!」と僕は声をかけた。
「ありがとうございます! いってきます!」
そう言って日下くんはギコギコと鳴るチェーンが外れたままの自転車を押して力強く駆けて行く。
もう誰かを好きになりたくない。不毛な恋はしたくない。そう頭では理解しているのに鼓動は激しく高鳴る一方で、どうやら握られた手の熱さが腕を伝って心臓まで到達してしまったようだ。
抱き着かれた時に桜の花びらが自分のレインコートに移ったのだろう。胸元についていた花びらを一片摘まむ。
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