無実の罪で断罪される私を救ってくれたのは番だと言う異世界の神様でした

黄色いひよこ

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蜜月

蜜月②🚫

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  仄暗い部屋を、神力でサイドランプだけの点灯に変えて、薬師はそっとナディアをベッドに降ろした。

 彼女のガウンを優しく剥ぎ取れば、真っ白のフリルとレースで構成されている寝間が現れた。

 合わせの部分がリボンで結ばれて解き易いその使用は、男としては願ったり叶ったりと申し分無い。

 此処まで来るまでに施していた口付けで、お互いの気持ちと体温は急上昇している。

 申し分の無いシュチエーションと言える。

 お互いにふわりと優しい笑顔を見せ合って、小鳥が啄むようなキスを何度も交わしあう。

 そして意を決したように薬師はナディアに深いキスを落とした。

 さっきよりも貪欲に貪る薬師のキスは、彼の見た目に反して、獰猛で野性的だった。

 そんな彼に翻弄されながら、ナディアは遠い過去を思い出した。


 ── そうだった……、彼は見た目に反して野性的でワイルドでした。毎晩足腰が立たなくなるまで愛されておりましたわね。無尽蔵な体力と精力を持った鬼畜さんでしたわ。優しく抱いて下さいますけど、嫌と言ってもやめて下さらない部分がお有りでしたわね……。 ──


 そして、あの方は情に怖い方なのですよ。

 だあれも、御存知では有りませんでしたけれど。


 「ナディアも、考え事するんですねぇ。愛し合っている最中なのに」

 「薬師様の事ですわよ。わたくしの考えて居る事は。ですから怒らないで下さいまし」


 ナディアは薬師の言葉に、打って響くような返事を返してにっこりと笑った。

 いつの間にやら上半身を剥かれて、お椀を伏せたような形の良い真っ白な乳房を、薬師にやわやわと揉まれながら。

 彼女は甘い官能を帯びた笑みを見せた。

そんな彼女を見て何かを触発された薬師が、強く胸を掴んで突出した胸の先端を、口に含む。


 「ああああっ」


 ナディアの彼を知る筈の無い身体が、その行為だけで反り返るようにして、身体をびくんと大きく反応させてしまう。

 その拍子に、一緒に薬師の身体も揺れた。
 
 上目遣いで嬉しそうに笑う薬師が、ぴちゃぴちゃと胸の尖りを舌で揺らしては、唇で引っ張るようにして刺激を与えてゆく。


 「あぁっ……、駄目、駄目ですっ、こんなの、駄目ぇぇぇっ」


 駄目だと思う心と相反して、潤んで心と反対の反応を示す、どうしようもないおのが身体。

薬師にどうにかして貰いたいという心が葛藤する。

 しかし、情熱的で技巧的な彼の愛撫は、薬師の愛を刻み込まれ続けた身体の記憶が有るナディアに取ってひとたまりもなくて、思わぬうちに理性がどこかに吹き飛び、もっともっととせがむように淫らに薬師の髪を弄って急かしてしまっていた。

 何故なのだろう、何なのだろう。

 ずっと、ずっと薬師が欲しかったのだと、渇望していたのだと思わせるほどの、強い思いが胸の奥をひりつかせる。

 ナディアは実は自分が、こんなにいやらしくよがる女だったのかと愕然としつつも、薬師に抱かれる悦びに身体の震えが一向にやまない。

 もっと彼の匂いを感じたい。

 もっと彼の熱を感じたい。

 もっともっと、薬師様の吐息を感じたいの……。
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