異世界召喚戦記

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第3章 ギュラー砦攻防戦

第3章 登場人物

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熊谷 博影』
主人公、
前世界 40歳 独身 医療職
異世界 15歳 独身 治癒師?

異世界召喚された際、15歳時の姿に若返ってしまっていた。
異世界の聖術師、治癒師とは異なる力を得、イシュ国王の治療を行い成功した。
この世界での役割は終わったはずであったが、治癒師?でありながら最激戦地、ギュラー砦戦に関与することになった。


沙耶』
博影の姉夫婦の長女 17歳
博影は、育ての父
髪が長く、身長167cm スタイル良好
異世界に召喚され不安だが、博影に心配をかけないように振舞っている。

この世界では二人っきり、周りの人も物も価値観も異なる世界に来て、心がつぶされそうになる時もあるが、大好きなお父さんに心配かけないようにした。
でも、博影出陣の時、心が崩れそうになり思わず博影にキスした。

今となっては、次どう博影に接すればよいか悩み中。
博影の無事を祈りつつ、今できる事をする。乗馬や短剣の使い方、家事等をルーナやティアナに習っている。


知沙』
朝夕と祖母と二人、博影と沙耶がいなくなった部屋で二人の無事を祈っている。



【異世界の人物】


ティアナ』
15歳 治癒師
もとは、若いながら聖術師だったが、魔物を使う禁断の術、召喚の儀式を行った事により、ダベスのイシューレ教会より一旦、聖術師の名を取り上げられている。

博影が、ルーナを助けた事に感謝し、その力の凄さに圧倒され…憧れた。
博影と接するうちに、どうやら初恋となったらしい。

沙耶から望まれたことを日々、教えながら代わりに博影の事、好きな食べ物などなど、いろいろ聞いている。毎朝、イシューレ教会へ博影の無事を祈りに通っている。


ルーナ』
18歳 トレースナイト(下級騎士)
召喚の儀式で、命が潰えるはずだったが、博影の治療で助かった。
元々、実力を認められ騎士見習いだったが、召喚の儀の功績を認められ、トレースナイトに、叙任された
ティアナとは、幼少の頃より付き合いがあり姉妹同然の間柄である。
その大きな胸と、良好なスタイル、整った顔と揃っており、その為男性の視線を集める事が多くちょっと男性嫌いになっている。

博影から頼まれた沙耶の護衛を一生懸命行っている。沙耶の行くところはすべて一緒。ティアナより、トイレは一緒に入らないでいいと思う‥と根気よく諭されている。
沙耶が裁縫等の練習をしているので、自分もついでにティアナに習っている。


ヴァーン・イシュ国王』
52歳
治療後、徐々に体力・気力が回復しつつある。
半日は公務に復帰している。
客分で、まだ若い博影を最前線に向かわせなければならなかった事に対し、自分自身に憤りを感じている。
夕方の公務がない時は、沙耶達との夕食が楽しみになっている。

テレジア・イシュ王妃』
45歳
悲しみに暮れる日々から、希望を取り戻せることができやっと王妃にも笑顔が戻った。
公務の合間には、イシューレ教会へ博影の無事を祈りに行く。
博影を心配しつつも、ほとんど顔に出さない沙耶の気持ちを悲しみ、娘のように可愛がっている。



ベレッタ』
24歳 聖イシューレ教の助祭
もともと、ドゥオナイト(中級騎士)に叙任されていたが、本人の希望により、聖術師になった
カローイとは、幼少期よりの剣仲間であり、剣の師はボッシュである。

元々、自分の気持ちを強く通すことはなかったのだが、最前線に派遣されるカローイ達の相手が、モスコーフの盾・クィントス・マクシス伯爵と聞き、初めて強く気持ちを通した。
カローイを助けてくれた博影に大きな恩義を感じ、早く沙耶と2人でダぺスにて暮らさせてあげたいと考えている。


カローイ・ダペス』
22歳 長男 騎士 ウーヌスナイト 上級騎士
ランスを操る重装騎士

幼少よりベレッタと共に、ボッシュに剣の指導を受けた。若いが17歳の頃より戦場にでており戦果を挙げている。公爵の息子ではあるが、宿屋や川船の手配など、様々な一般的な庶民的な事も出来る。
博影との旅では、巡礼者という立場もあり、お互いに名前で呼び合い旅をすることで仲間意識が強まった。
又、今回の戦での博影の行動・考えに接し、一騎打ちでは敵でも助けてしまう慈愛と、降伏も許さず6000人の兵を焼き殺せる策略を出す、博影の相反する気持ちに接し、博影の心が壊れてしまわないか、心配している。


ルデン辺境伯』
モスコーフの盾が相手では分が悪かったが、イシュ王国の要所、ギュラー砦を任される程、国王からの信任は厚い。
責任感も強く、夜襲隊を直接率いたり、しんがりを務めたりした。

敵に囲まれ、最後の時と心に決めた場所に、博影が現れ結果今も生きている。
博影の事は、身分を越え、死地を共有した仲間だと考えている。


エドワード・イング公爵 32歳
妻、アコ・イング 27歳は、国王の長女

イング公爵は、その戦歴によりイング家を継ぐまでは聖騎士だった。
名誉を重んじ、騎士としての戦いに意義を誇りを感じているが1騎士としてだけでなく、軍を率いて何度も戦をしているので、戦に関しては全体を見て行動できる。よって、ギュラー砦への援軍部隊長も自ら名乗り出た。
博影の事は、異世界の治癒師としか見ていなかったが、仲間が囲まれた際、飛び込んでいった博影に対し意気に感じている。


ガヴイル・ブルガ公爵 32歳
妻、エリル・ブルガ 25歳は、国王の次女


【モスコーフ帝国】

クィントス・マクシス将軍』
モスコーフの盾と呼ばれる

タタン公爵が放っていた内通者からの情報により、ギュラー砦の援軍も含めての陣容、夜襲の陣容などすべて把握していた。
その為、タタン公爵の到着前に大胆にギュラー砦の陥落を目指したが、罠に嵌めた夜襲隊の殿を務めた騎兵隊の思わぬ手強さや、ギュラー砦守備騎兵隊の自軍援護の動きに惑わされ、もう一手詰めが甘かったと振り返っている。
しかし、あの黒騎士‥生き延びたなら、話してみたいものだと博影に興味を抱いている。


ブルガル・タタン公爵』

どのような戦でも、自分の身の回りを固め決して前線に立たない。
臆病者‥と陰口を叩かれる事が多いが、戦歴は優秀。
傭兵の中でも、聖石を嵌めた武具を使える傭騎兵は非常にお金がかかる。その傭騎兵100人を数年前から手なずけ、このギュラー砦の戦にあてた手腕は、名誉は伴わない戦であるが負けない戦であった。
しかし、負けてしまった。その象徴たる黒騎士に対し複雑な心を腹へしまい込んでいる。


【異世界の魔物】

雷獣
幼体(子供)召喚の儀の生贄にされるが、博影に救われる。
沙耶より、チェルと名付けられ、隷属の首輪を付けている。
名前は、気に入っている様子。
又、人間の世界では、森では決して食べられないいろいろなものがあり、そこは大変満足している。

幼体ではあるが、自分は博影と沙耶の保護者だと思っている。
博影の身を案じているが、大勢の人間同士の戦いの中では、自分の力はそこまで役に立たないことも分かっている。
今は、沙耶からひと時も目を離さずついている。
ただ、ルーナのようにトイレまで一緒に入ることはない。


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