年下の夫は自分のことが嫌いらしい。

海野(サブ)

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 え?この感覚は前にも味わったことがある。つまりキスされたということか??
 キスされたということはわかっているが、それでも今何が起きたのかは理解出来なかった。

「っぷはっ!ろ、ロバートくんいったいなにを……!???」

 ようやく解放されたと思いきや、今度は抱き抱えられた。流石騎士とあって男の私をヒョイっと軽く抱き抱えられて感心するが、それ以外に何故急に抱き抱えられたのか分からず困惑すると、ベッドにそっと身体を置かれた。
 そしてロバートくんがベッドの上に上がり込んできた。

「ロバートくん…?」

 ロバートくんは私を覆い隠すかのように真上に覆いかぶさってきた。
  その表情は、アデリーナの時でさえ見たことがない、真剣で、鋭い目付きだった。
 エメラルドグリーンの瞳が真っ直ぐと私を映していた。

「……アルロ様…」

 私の名前を呼んだ後、ロバートくんは自分の右手を私の服の下に入れてきたのだ。

「ロバートくん!??????」

 まさかの状況に私は思わず大きい声を出してきた。
 そしてロバートくんの右手はそのまま下に行き私のモノを握り始めたのだ。

「ひぃっ?!?!?!」

 自分のデリケートゾーンの部分を握られて情け無い声が出た。まさか千切られる!?と恐怖で体が震えてしまう。

「アルロ様、力抜いてください。」

 少し低い声でそう言われたが、男にとって大事なソレを失うとか考えたら無理な話である。
 
「アルロ様。」

 今度は耳元で囁くように名前を呼んできた。それは子供に躾けるような厳しく、けど優しい声だった。
 その声を聞いて、思わずゾクっと興奮してしまった。そしてその興奮は私のモノにも連動し、少し熱を与えてしまった。
 や、やばい。名前を呼ばれただけで興奮したとか変態でしかない。
 どうしよう、これ以上嫌われたくないのに。ましてみっともない所なんか見られるのは恥ずかしい。
 
 と思っていたのも束の間、ロバートくんは私のモノを擦り始めたのだ。

「へっ?!ちょっ、ロバートくん!??」

 しかもただ擦るのではなく、明らかに私のモノに刺激を与えてくる。

「んっ…んんっ…!」

 こんなの、気持ち良くないはずがない…!しかも好きな人にだ、感じないはずがない。

「感じるんですね。意外でした。」

「い、いがいってなに?!!わたしだって、せ、せいよくぐらいあるよ!?」

「そうなんですね。まぁ、あんなこと言うぐらいですから当たり前か…」

 あんなこと…?手を出してもいいって言ったこと?
 …いや、手を出すってソッチ!??

「あの、ロバート、くん、ち、ちが、あれは…」

「とにかく、言ったのはそっちなんですから今更辞めませんよ。」

 そう言ってロバートくんは更に刺激を与えてきた。

「ああっん!!!」

 自分でも驚くほど変な声が出て思わず口を両手で押さえた。
 
「アルロ様、手を退けてください。」

「ん~ん~!」

 ロバートくんの手は止まらない。これ以上変な声が出ないように必死に堪え、頭を思いっきり横に振った。

「はぁ…しょうがないですね。」

 ロバートくんがため息をついた後、今度は左手で口を押さえていた私の両手を掴み上に伸ばした。

「あっ、やっ、はずかしい!」

「アルロ様。」

「うっ…」

 あぁもう!彼に名前呼ばれただけで従うしがない気がしてくるのは何故だろうか!!

「声、押さえないでくださいね。」

「はい…」

 素直に従うとロバートくんは手を解放してくれたが、私のモノに刺激を与えるのは変わらない。

「あんっ、んんっあっ、ろ、ロバートくぅん…で、出ちゃうっ…」

 このままではロバートくんの前で達してしまう。そんな失態は侵したくない。なのにやめる気配はない。とにかく達さないように必死に快楽を抑えようとした。

「何故我慢するんですか?イキそうならイケば良いじゃないですか。」

「い、いやだぁ…!ただでさえ変な声だすの恥ずかしいのに!それに、その、ふ、服汚れたら大変だし…」

「…じゃあ服、全部脱ぎましょうか。」

「へっ、いや、ちょっと!!!」

 余計な一言を言ってしまったようだ。一旦ロバートくんは私のモノから手を離し、下着も含めて私の服を剥ぎ取った。
 彼の目の前にはみっともない痩せぎすな男が全裸で写っている。それがとてつもなく恥ずかしく屈辱的だった。

「アルロ様、これで問題ないでしょう?」

 しばらくジッと私の裸体を見つめていたロバートくんは、再び私のモノを握ってきたのだ。
 しかも今度は首筋に舌を当ててきた。

「あぁっ!まっ、てぇ!」

 ロバートくんの生暖かい舌が首筋を舐め、けして緩めないモノへの刺激に激しい刺激が身体を襲ってくる。
 
「はぁ…あんっ…」

 あぁ、ダメだ。一旦射精してスッキリしたい。腰がビクビクと動き達しそうになった。

「も、もう、むりっ…!いっちゃう!!」

「いいですよ、イッてください。」

「あ、あっ!!!!」

 耳元で甘く囁かれ、耳たぶを甘噛みしてきたのだ。
 その瞬間、私は我慢出来ずに思わず達してしまった。私のモノから思いっきり精液が溢れてきてロバートくんの手にかかってしまった。

「はぁ、はぁ…」

 一度射精して少しスッキリ出来たが、それは冷静にもなるということでもある。

「あ、あ、ごめっ、み、みともない、とこ見せて…」

 みっともない所を見せつけてしまい、私は思わず涙が出そうになる。
 ロバートくんは私の精液が付いた手をジッと見つめていた。そして突然私をうつ伏せにさせてきたのだ。

「ちょっ、えっ、ロバートく」

 すると私の後孔にロバートくんの指が入り込んできた。
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