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【好き】

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 言葉を遮るかのように、シリウスは俺の唇に自身の唇を当ててきたのだ。そしてその隙間を割って舌が俺の中に入ってきた。

「はっ、んあっ…んんっ……」

 口の中が熱い、頭がクラクラしてくる。しばらくするとようやくシリウス唇が離れた。

「……ライアン…悪い、その、好きっていうのはまだ待ってくれないか…こ、心の準備が…」

「お前なぁ…!」

 改めて思ったがシリウスは案外自信無い男なんだなと気づいた。自信がないから怠けているって感じなんだろう。
 
「シリウス、これから先何回も聞くだろうから慣れておけよ。」

「てことは、これからも言ってくれるってことか?」

「に、ニヤけるな!あんまりにもふざけると殴るからな?!!」

 バシッと軽くシリウスの胸に拳を当てた。

「ははっ、じゃあライアン。オレと恋人になってくれるか…?」

 シリウスは少し不安そうな表情をしながらも、真っ直ぐ真剣な眼差しで俺にそう言ってきた。

「…あ、あぁ…」

「ライアンっ、愛してる。」

「あ、あぁいっ!?!」

 こ、コイツ!俺はまだ好きだとも言っていないのにさらっと恥ずかしいこと言いやがった!!
 するとシリウスは俺の服の中に手を入れてきた。冷たい指先が俺の腹に触れられると身体がビクッと反応してしまう。

「し、シリウスお前何を?!」

「ライアン、せっかくだしこのままシないか?」

 ツーと指先で撫でられ、軽く乳首に触れられた。その瞬間身体中が熱くなった。

「あっ、シリウス、そこはやめろ…!」

「すっかり敏感になってるなここ。」

 摘まれるとビクビクと身体が反応してしまう。すると服を巻かれ、シリウスはもう片方の乳首に顔を近づかせて、舌で舐めてきた。

「んあっ!!それっ、あぁっ!」

 何でコイツは乳首を舐めようとしてくる…!!けどシリウスの熱い舌が俺の乳首を押してきたり、強く吸われるたびに気持ちよくなっているのがわかる。
 
「あっっ!シリウス…待ってくれ…イキっそう!」

「あぁ、だろうな、ここ膨れ上がってるもんな。」

 シリウスは膨れ上がった俺の性器を触ってくる。そこを触られたらもう…!!

「んっはぁ!!だめだっ!あぁあぁっ!」

 身体を大きく反射仰け反らせながら俺はイってしまった。また下着が汚れてしまったがそんなことはどうでも良かった。

「し、シリウス、お前も膨れ上がってるじゃないか…」

 俺はシリウスのズボンから盛り上がってるソレが気になってしまってるのだ。

「シリウス…お前のが、欲しい…!」

 乳首を弄られるのは気持ちいい。それはもう認める。けれどもそれ以外にシリウス自身を俺の中に挿れて欲しかった。

「ライアン…お前たまに大胆になるよな。」

「う、うるさい!は、早く…!」

「わかったから…」

 シリウスは自分のズボンと下着を脱いで性器を取り出した。相変わらずデカい。俺は思わず唾を飲み込む。そして俺のズボンと下着が脱がされる。

「ライアン、悪いがちょっと自分の脚持ってくれないか?」

「なっ?!そんな恥ずかしいこと出来るか…!」

「そうは言っても、解かさないと裂けるだろ…」

「ぐうっ!!」

 正直早く挿れて欲しいのだが痛い思いはしたくもない。仕方なく俺は奴の言われた通り自分の脚を持った。     あらゆる恥ずかしい部分を見せつけるような格好になっていることにただ恥ずかしい!
 シリウスはそんな俺を見て唾を飲み込んでいた。

「は、早くしろ!!」

「いやまさかここまでしてくれるとは…とりあえず解かすな。」

 シリウスは自分の性器から出た我慢汁を手に付けて俺の後孔に指を挿れてきた。

「んんっ、くくっ!」

「大丈夫か?」

「大丈夫っ、だから、早くっ!」

「わかった。」

 ゆっくりと撫でるようにシリウスは解かしてくる。そして前立腺ばかり触ってくるのだ。
 
「あぁっ!そこばっかりっ!!」

「気持ちいいだろ?」

「きもっ、ちい、けど!!おまえっの早くっ!いれて!!」

「あぁ、もう…わかった、もう良いだろうしな。」

 そう言って俺の後孔から指が抜かれ、シリウスの性器の先端が後孔に当てられた。

「じゃあ、挿れるぞ…?」

「あぁ…」

 ズブズブッとゆっくりとシリウスの性器が俺の中に入ってくる。
 大きく硬く、そして熱いソレが一気に奥まで押し込まれた。

「ふぁ!あぁっん!!」

 強い衝撃に俺は思わず痙攣するかのように身体を大きく震わせた。

「くっライアン…!悪いっ、我慢出来そうにない。」

「へっ…?っ!!あぁっ!!」

 余裕がなくなってきたのか、シリウスは段々と苦しそうな表情を浮かべ、俺の腰を掴むとそのまま腰を振ってきた。
 それこそ最初はゆっくりと動かしていたのだが徐々に早く動かしてきた。

「あっあっシリウスっ!シリウス!!」

 肌がぶつかる卑猥な音が部屋に響き渡る。シリウスのか熱く中で擦れていきそれがとても気持ちよくてたまらない。

「ライアンっ、出そうっだ…」

「おれっも、だ…シリウス…」

 もう互いに限界寸前だった。俺はシリウスの首に腕を巻いた。肌が密着するとよりシリウスの温もりが伝わってくる。

「あぁっ…イクッ!!シリウス!いっくっ!!」

「っく……!ライアン!」

 そして互いに達した。シリウスの精液が俺の中に注がれていく。
 それぞれ息を整えた後、目が合うと俺はグイッと腕でシリウスの顔を近づかせ、唇を重ねた。

「シリウス…今度こそ、言うぞ……好きだ…」

ガチャ
 その時、ドアの鍵が開く音がした。そういえばこの部屋出る条件が好きって言うことだったなとふと思い出した。
 しかし次の瞬間、まだ俺の中に入っていたシリウスの性器がまだ大きくなった。

「悪いライアン、このまま続けていいか?」

「別に構わないが…また鍵閉めないと…」

「あー、ソレなんだが、あれ鍵条件果たすと閉められないんだ。つまりこのままだな。」

「…は?だ、誰が来たらどうするんだ?!!」

「安心しろ、滅多に来客は来ない。家族はよくアポ無しで遊びにくるけどな…まぁその時はその時だ。」

「ふ、ふざけるなだったらせめて一回出ろってまた腰を動かすなっんあっ!!」

 やっぱりコイツ嫌いだっ!!!
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