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第二章 太一
第五話
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翌朝、夕輝は平助にどんな格好なら怪しいのかを教わり、橋本屋の斜向かいにある小さなお稲荷さんの所から見張り始めた。
橋本屋は米問屋だった。
夕輝一人で一日中見張るのは無理なので、嘉吉という伍助の下っ引きと一緒だった。
下っ引きというのは御用聞きの手下だそうだ。
お稲荷さんの小さな祠の周りに生えている木の陰から店を覗いていた。
しかし、思ったより骨が折れる仕事だった。
何となく、すぐにやってくるんじゃないかと甘いことを考えていたのだが、いつまでたっても来ないし、嘉吉との他愛ない会話もすぐにネタが尽きてしまった。
沈黙の中で見張るのは結構つらかった。
平助さん達はいつもこんなことしてるのか。
結局、その日は誰も来ないまま、暮れ六つの鐘が鳴り、橋本屋は店じまいした。
夕輝と嘉吉は帰途についた。
途中で嘉吉と別れ、人気のなくなった通りを歩いているとき、後ろから尾けてくる人影に気付いた。
夕輝は立ち止まると、戸締まりされた近くの店の表戸にもたれかかった。
一度やられてやれば向こうも気が済むだろう。
痛い思いをしたいわけではないが、いつまでも金魚の糞みたいにくっついて回られても困る。
急所さえ守れば何とかなるだろう。
そのとき、人影とは反対の方から誰かがやってきた。
この前助けた女の子だった。
手に風呂敷包みを持っている。どこかからの帰りなのだろう。
女の子は夕輝に気付いたらしく、会釈をして近付いてきた。
「この前は有難うございました。あのときはお礼も出来ずに失礼しました」
「気にしないで。それより早く帰った方がいいよ」
「こんなところで何をなさっているんですか?」
「この前の連中の一人が俺を尾けてるんだ。多分、仕返しをするつもりなんだと思う。だからここで迎え撃とうかと」
女の子は息を飲んだ。
「君は巻き込まれる前に逃げた方がいいよ」
ここで決着をつけようと思ったのは庇わなければならない相手がいなかったからだ。
この子がいたらやられるわけにはいかなくなる。
そこへ、夕輝の後を尾けていた男が走り寄ってきた。
「兄貴! 逃げてくれ!」
「兄貴? お前に兄貴って呼ばれる覚えはないぞ」
「とにかく、囲まれる前に……」
男がそう言ったとき、
「太一! 手前ぇ、やっぱり裏切りやがったな!」
数人の男達がばらばらと駆け寄ってきて夕輝達を取り囲んだ。
「るせぇ! 人を置いて逃げたくせに、何言ってやがる!」
夕輝は女の子を庇うように立って振り返った。
「俺の後ろにいて。君には手を出させないから。何とか突破口を作るから逃げられるようなら逃げて」
「あの、良ければこれを」
女の子が扇子と思しきものを差し出した。
女性用の扇子にしてはかなり大きくてちょっと骨太というか無骨な印象を受ける。
「…………」
意味が分からなかった。
扇子を一体どうすればいいのか。
もしかして、水戸黄門の印籠みたいにこれをかざすとみんなが平伏すとか?
「これは鉄扇です。骨が鉄で出来ています」
女の子の説明にようやく納得がいった。
「じゃあ、遠慮なく」
受け取ると、確かに重かった。
周りを取り囲んだ男の中に日本刀らしき物を持っている者がいた。
後で平助に訊くと、
「そりゃ、長脇差だな」
「町人は刀を持っちゃいけないんですよね? 侍だったんでしょうか」
「町人でも破落戸の中には長脇差を使うヤツがいるんだよ」
と教えてくれた。
まぁ、これは後の話。
それはともかく、ならず者が峰打ちをしてくれるとは思えないし、さすがに大人しく殺される気はない。
「兄貴! 加勢させていただきやす」
その兄貴というのはやめろ、と言いたかったが、その前に男の一人が匕首を腰だめにして突っ込んできた。
体を開いてよけると、男の手首に思い切り鉄扇を叩き付けた。
「ぎゃっ!」
鈍い音がして匕首が地面に落ちた。
力を入れすぎたか。
どうやら男の手首の骨を折ってしまったようだ。
しかし、その男に構ってる暇はなかった。
次の男が長脇差を振り上げて斬りかかってきた。
振り下ろされた刀を鉄扇で弾くと、そのまま鳩尾に叩き込んだ。
今度は少し手加減をして。
男が呻いて転がる。
地面に落ちた長脇差を足で蹴って後ろに滑らせた。
三人目の男が突っ込んでこようとしたとき、夕輝を兄貴と呼んだ男とならず者の一人が組み合ったまま転がってきた。
その二人に躓いた男がすっ転んだ。
夕輝は転んだ男の手を踏みつけて匕首を手放させると、それを誰もいないところに向かって蹴った。
他に向かってくる者はいないかと辺りを見回すと、夕輝を兄貴と呼んだ男はまだもつれあったまま互いに殴っていた。
そして驚いたことに、女の子はならず者が落とした長脇差を持って二人を打ち倒していた。
血が出てないところを見ると峰打ちだったようだが、あまり手加減しなかったらしく、ならず者達は蹲って呻いていた。
「おい、そこまでにしておけ」
夕輝はそう言って、転げ回っている男達を引き離した。
殴り合っていた二人はひどい顔をしていた。
襲ってきたならず者の方は周囲を見回して、みんな地面に転がっているのを見ると逃げていった。
「とりあえず、俺達もここを離れよう」
夕輝がそう言って歩き出すと、女の子と太一と呼ばれた男がついてきた。
「兄貴、お怪我はありやせんか?」
「その兄貴って言うのやめろ。俺がいつお前の兄になった」
「この前ぇ助けていただいてからずっと見てやしたんですが、兄貴にならついていってもいいと思いやして」
「勝手に決めるな」
夕輝はそう言ってから女の子の方に顔を向けた。
「あの、俺、こいつの仲間じゃないから」
吉次と同じように、女の子に取り入るためのやらせだったと思われたくなかった。
「分かっています」
「これ、有難う」
女の子に扇子を差し出した。
「良ければお持ち下さい」
「え、でも……」
「助けていただいたお礼です」
「そんなに大したことしてないよ」
「これからも必要でしょう。どうぞお持ち下さい」
確かに、刃物を持ってくる相手と戦うには素手は向かない。
鉄扇なら斬る心配も、突き刺す心配もせずに戦える。
「そう。助かるよ。有難う」
夕輝は女の子に頭を下げると、帯に扇子を差した。
橋本屋は米問屋だった。
夕輝一人で一日中見張るのは無理なので、嘉吉という伍助の下っ引きと一緒だった。
下っ引きというのは御用聞きの手下だそうだ。
お稲荷さんの小さな祠の周りに生えている木の陰から店を覗いていた。
しかし、思ったより骨が折れる仕事だった。
何となく、すぐにやってくるんじゃないかと甘いことを考えていたのだが、いつまでたっても来ないし、嘉吉との他愛ない会話もすぐにネタが尽きてしまった。
沈黙の中で見張るのは結構つらかった。
平助さん達はいつもこんなことしてるのか。
結局、その日は誰も来ないまま、暮れ六つの鐘が鳴り、橋本屋は店じまいした。
夕輝と嘉吉は帰途についた。
途中で嘉吉と別れ、人気のなくなった通りを歩いているとき、後ろから尾けてくる人影に気付いた。
夕輝は立ち止まると、戸締まりされた近くの店の表戸にもたれかかった。
一度やられてやれば向こうも気が済むだろう。
痛い思いをしたいわけではないが、いつまでも金魚の糞みたいにくっついて回られても困る。
急所さえ守れば何とかなるだろう。
そのとき、人影とは反対の方から誰かがやってきた。
この前助けた女の子だった。
手に風呂敷包みを持っている。どこかからの帰りなのだろう。
女の子は夕輝に気付いたらしく、会釈をして近付いてきた。
「この前は有難うございました。あのときはお礼も出来ずに失礼しました」
「気にしないで。それより早く帰った方がいいよ」
「こんなところで何をなさっているんですか?」
「この前の連中の一人が俺を尾けてるんだ。多分、仕返しをするつもりなんだと思う。だからここで迎え撃とうかと」
女の子は息を飲んだ。
「君は巻き込まれる前に逃げた方がいいよ」
ここで決着をつけようと思ったのは庇わなければならない相手がいなかったからだ。
この子がいたらやられるわけにはいかなくなる。
そこへ、夕輝の後を尾けていた男が走り寄ってきた。
「兄貴! 逃げてくれ!」
「兄貴? お前に兄貴って呼ばれる覚えはないぞ」
「とにかく、囲まれる前に……」
男がそう言ったとき、
「太一! 手前ぇ、やっぱり裏切りやがったな!」
数人の男達がばらばらと駆け寄ってきて夕輝達を取り囲んだ。
「るせぇ! 人を置いて逃げたくせに、何言ってやがる!」
夕輝は女の子を庇うように立って振り返った。
「俺の後ろにいて。君には手を出させないから。何とか突破口を作るから逃げられるようなら逃げて」
「あの、良ければこれを」
女の子が扇子と思しきものを差し出した。
女性用の扇子にしてはかなり大きくてちょっと骨太というか無骨な印象を受ける。
「…………」
意味が分からなかった。
扇子を一体どうすればいいのか。
もしかして、水戸黄門の印籠みたいにこれをかざすとみんなが平伏すとか?
「これは鉄扇です。骨が鉄で出来ています」
女の子の説明にようやく納得がいった。
「じゃあ、遠慮なく」
受け取ると、確かに重かった。
周りを取り囲んだ男の中に日本刀らしき物を持っている者がいた。
後で平助に訊くと、
「そりゃ、長脇差だな」
「町人は刀を持っちゃいけないんですよね? 侍だったんでしょうか」
「町人でも破落戸の中には長脇差を使うヤツがいるんだよ」
と教えてくれた。
まぁ、これは後の話。
それはともかく、ならず者が峰打ちをしてくれるとは思えないし、さすがに大人しく殺される気はない。
「兄貴! 加勢させていただきやす」
その兄貴というのはやめろ、と言いたかったが、その前に男の一人が匕首を腰だめにして突っ込んできた。
体を開いてよけると、男の手首に思い切り鉄扇を叩き付けた。
「ぎゃっ!」
鈍い音がして匕首が地面に落ちた。
力を入れすぎたか。
どうやら男の手首の骨を折ってしまったようだ。
しかし、その男に構ってる暇はなかった。
次の男が長脇差を振り上げて斬りかかってきた。
振り下ろされた刀を鉄扇で弾くと、そのまま鳩尾に叩き込んだ。
今度は少し手加減をして。
男が呻いて転がる。
地面に落ちた長脇差を足で蹴って後ろに滑らせた。
三人目の男が突っ込んでこようとしたとき、夕輝を兄貴と呼んだ男とならず者の一人が組み合ったまま転がってきた。
その二人に躓いた男がすっ転んだ。
夕輝は転んだ男の手を踏みつけて匕首を手放させると、それを誰もいないところに向かって蹴った。
他に向かってくる者はいないかと辺りを見回すと、夕輝を兄貴と呼んだ男はまだもつれあったまま互いに殴っていた。
そして驚いたことに、女の子はならず者が落とした長脇差を持って二人を打ち倒していた。
血が出てないところを見ると峰打ちだったようだが、あまり手加減しなかったらしく、ならず者達は蹲って呻いていた。
「おい、そこまでにしておけ」
夕輝はそう言って、転げ回っている男達を引き離した。
殴り合っていた二人はひどい顔をしていた。
襲ってきたならず者の方は周囲を見回して、みんな地面に転がっているのを見ると逃げていった。
「とりあえず、俺達もここを離れよう」
夕輝がそう言って歩き出すと、女の子と太一と呼ばれた男がついてきた。
「兄貴、お怪我はありやせんか?」
「その兄貴って言うのやめろ。俺がいつお前の兄になった」
「この前ぇ助けていただいてからずっと見てやしたんですが、兄貴にならついていってもいいと思いやして」
「勝手に決めるな」
夕輝はそう言ってから女の子の方に顔を向けた。
「あの、俺、こいつの仲間じゃないから」
吉次と同じように、女の子に取り入るためのやらせだったと思われたくなかった。
「分かっています」
「これ、有難う」
女の子に扇子を差し出した。
「良ければお持ち下さい」
「え、でも……」
「助けていただいたお礼です」
「そんなに大したことしてないよ」
「これからも必要でしょう。どうぞお持ち下さい」
確かに、刃物を持ってくる相手と戦うには素手は向かない。
鉄扇なら斬る心配も、突き刺す心配もせずに戦える。
「そう。助かるよ。有難う」
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