mk-2の毎日がBLACK HISTORY

2019年12月12日。創作の心がけ＆憤怒と共に、自活への努力。

　12月12日。

　今日は作業所の一部がハウスクリーニング業者の出入りの為、自主制作は出来ずに代わりに作業所のグッズ制作の手伝いに終始した。正直、漫画制作やクリスマスイラストと年賀イラストの仕上げに関して焦る気持ちもあったが、そんな自己実現にばかり執心して組織の一員としての働きや気遣い、協力を疎かにしてしまっては本末転倒なのだ。周囲に協力し、周囲の為に動く気持ちを無くしては人間としてお終いとすら思う。故に自我の強さとは言え、自己実現の為に焦る自分を内心恥じる。

　それにクリスマスイラストも年賀イラストも仕事というわけじゃあないのだ。趣味の延長でちょっとした祭りに混ざるようなもの。そう目くじらを立ててカリカリした気持ちでやるものでもないだろう。漫画制作も同じだ。年末までに絶対完成しなければならないと決まっている訳でもない。これも自戒。




　今更ながら、歌手のALI PROJECTはカッコイイし美しい、重厚な音楽だなあ、と思う。その割りにはあまりCDを持っていないので、これから価格の相場を見てアルバムなど買い集めようと思う。


　何故ALI PROJECTとかと言うと、自作漫画の主人公を中心に作品全体にALI PROJECTのような耽美で繊細、そして毒がある世界観の共通点を感じるからだ。

　「好きな音楽ばかり聴いててもいいじゃん」と我ながら思うが、反面「もっと色んなジャンルの音楽や、音楽だけと言わずあらゆる創作物を鑑賞して感化されたい」という願望もある。


　自分の中の感性やセンスや見識は常日頃、何かに影響され続けていないことには。感性が刺激されて心が動いてこそ、新たな創作意欲やアイデア、ひいては自分の人生の送り方そのものに繋がる。


　そしていざ創作を始めるにおいて『これだ！！』というイメージに近い創作物や人、自然を捕まえたら、しばらく浸りきるようでありたい。そういう意味では音楽はとても便利が良い。作業しながら延々と聴いてられる上に、世界観に浸りきれる。そしてアウトプットする(作品を作り、形にする)ことで自分の血となり肉となる。研鑽の気持ちを欠いてはならぬ。


　――などと、やはり自己実現や自分一人の創作活動についてまた執着し、精神的にロックオンしてしまった。情けない……これは我なのか。業なのか。本当は昨日言ったように家事を身に付けるとか先にやるべきことは山ほどあるのに。真の変化と成長はまだ遠いのか。


　家事と言えば、やはり料理ぐらいは身に付けておきたい。自活がどうのとは言うが、それだけじゃあない。

　家族が作る飯の量が多過ぎるのだ。昨日も多くて白米をお椀の3分の2ほど残した。台所にはお椀2杯分ほどの白米が残った。「残す」と言った時、「それを許す」と口ではいいつつも露骨に嫌な顔をする。

　そして翌朝。朝食にはいつもの栄養バランスの取れたメニュー……に加えて、白米がマシマシになって丼になっておじやで出てきた。

　朝から重いというに。僕は苦しみ苦しみ食べた。



　遠回しに苦言を呈すと、「大丈夫だよ。おじややお粥は消化が早いからお腹に溜まらないよ」という返答。


　いやいやいやいや。そうじゃあないだろう。どう見てもカロリーオーバーだ。


　何時までも料理を母に任せてしまうと、カロリーオーバーでせっかくダイエットしているのに台無しになる上に、生活バランスが乱れるではないか。僕は苛立った。


　書いていて俄然憤って来たぞ。



　というわけで今後、極力自分の分の食事ぐらいは自分で作る努力を始めようと思う。これは自分自身で健康管理をすることにも直結するはずだ。


　具体的にいつから始めようか……ダイエットが成功してからだろうか。それとも自作漫画やクリスマスイラスト、年賀イラストが完成してからだろうか。



　恐らく、それはナンセンスな自問自答だ。



　ダイエットが成功しようが、生活の中の運動習慣や、創作活動に充てたい時間は極力削りたくないし、そもそもそういう活動は自分の生活範囲の家事が最低限出来た土台の上に成り立っているはずなのだ。



　今晩だ。今晩から始めよう。


　もしも晩飯が既に出来ているなら、作業所に持っていく弁当だ。弁当から作れるようになれば、母も満足するだろう。



　やろう。自活を。




　自分の生活を自分で管理しきるために。



　自分の健康習慣や創作活動を完全に自分の力で動かして管理しきるために。