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39:家に籠る
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年上好きだといったが、私も年上のはずだ。
彼女のきすはそのまま、押し倒したくなる。
油断すると声が出そうになるのだ、私が。
名残惜しく唇をはなし、扉君?に向かう。
扉をなぜ君付けで呼ぶのだろうか?
「扉君、お待たせしました。いまから夜の砂漠にでるよ?
オッケーラジャーかな?」
上についた扉を、撫でながら聞いていた。
扉は床板に使っていたものだ。
タロスを弔い、そばに木を植えた。木陰ができるように。
太くなる枝を落としても、次の雨の日までにはさらに大きくなる。
1本の大樹があれば、木材の調達には困らない。
タロスはいつでも私を守ってくれる。
「お?OKみたい。
ね?この扉君いいでしょ?優秀なガードマンなの。
これ、持っていくからね。」
そういいながら、さわさわと撫でまくっていた。
それはいいが、その手つきで撫でるな。
「・・・わかった。とりあえず開けるぞ。
場所を変われ。少し下がって。」
昇りつめたところに扉があるので、肩を押し当て上にあげる。
重いが、問題ない。
バタン、と扉が開くと、灰が舞い、焦げ臭いにおいが鼻をさした。
空には月が二つ。少し離れている。
あたりを見渡し、タロスの木が目に映った。
よかった、残っている。
あとは何もない。完全に燃え尽きていた。
月明かりがあるとしてもよく見える。
目をこすりもう一度廻りを見渡した。
「お、完全に燃えちゃってるね。もう少しなにか残ってるかと思ったけど、
これじゃ、復元するのは無理かな?違う物質になってる。」
下からひょこりと顔をだし、上に上がってきた。
「おお、月が2つ。やっぱり異世界。
あ、空気おいしいね。焦げ臭いけど。」
「物が普通に見える。なんでだ?」
「”見えるように”したからかな?外にでるなら、戻そうか?」
「いや、このままでいい。
砂トカゲがよく見える。月明かりだと砂と区別がつかない。
あとで、数匹狩ってこよう。サボテンも。」
廻りをもう一度見たが、人の気配はない。
完全に燃え落ちたと思ってくれていればいい。
どうする?今から他の砂漠にでるか?
ゼムに事情だけ話すか?
彼女の言うように言わなければそこから話が漏れることもない。
しかし、食料、特に植物関連のものはほしい。
あと、布。
そう考えていると、彼女も同じことを考えていたのか、
「どうしようか?このまま、よそに行く?
野菜とか布とかほしいけど、街に寄ってから行こうか?
ゼムさんだったけ?挨拶していく?」
「いや、ゼムにはなにも話さないほうがいいだろう。
確かに知らなければ、話はもれない。街にはでる。いろいろ調達しなければいけない。
ただ、今は時期が悪い。次の混合いはじめのころまでここにいてそれから街に行こう。
離れはじめから会わずの夜までは皆、家に籠る。
そんな時期に買出しに出歩けば目立つ。混合いはじめからが一番街が活気づく。
だからゼムがここにくるのさ、石を仕入れにな。
それまではここにいよう。」
「なんで家に籠るの?」
「みな次の雨の日の予行練習をするのさ。娼婦は稼ぎ時だな。」
「・・・素晴らしい、といっていいのかな?」
「いままでは、何とも思わなかったが、これからは素晴らしいと言えるさ。」
彼女と籠るならば、それはそれは素晴らしい時が過ごせる。
「?・・・あ、そうね、うん。」
赤くなり、小さく呟いた彼女を抱きしめた。
「まずは、新鮮な食料を確保しよう。食いしん坊がいるからな。」
夜なのに何もかも見える砂漠を2人で歩く。
彼女のきすはそのまま、押し倒したくなる。
油断すると声が出そうになるのだ、私が。
名残惜しく唇をはなし、扉君?に向かう。
扉をなぜ君付けで呼ぶのだろうか?
「扉君、お待たせしました。いまから夜の砂漠にでるよ?
オッケーラジャーかな?」
上についた扉を、撫でながら聞いていた。
扉は床板に使っていたものだ。
タロスを弔い、そばに木を植えた。木陰ができるように。
太くなる枝を落としても、次の雨の日までにはさらに大きくなる。
1本の大樹があれば、木材の調達には困らない。
タロスはいつでも私を守ってくれる。
「お?OKみたい。
ね?この扉君いいでしょ?優秀なガードマンなの。
これ、持っていくからね。」
そういいながら、さわさわと撫でまくっていた。
それはいいが、その手つきで撫でるな。
「・・・わかった。とりあえず開けるぞ。
場所を変われ。少し下がって。」
昇りつめたところに扉があるので、肩を押し当て上にあげる。
重いが、問題ない。
バタン、と扉が開くと、灰が舞い、焦げ臭いにおいが鼻をさした。
空には月が二つ。少し離れている。
あたりを見渡し、タロスの木が目に映った。
よかった、残っている。
あとは何もない。完全に燃え尽きていた。
月明かりがあるとしてもよく見える。
目をこすりもう一度廻りを見渡した。
「お、完全に燃えちゃってるね。もう少しなにか残ってるかと思ったけど、
これじゃ、復元するのは無理かな?違う物質になってる。」
下からひょこりと顔をだし、上に上がってきた。
「おお、月が2つ。やっぱり異世界。
あ、空気おいしいね。焦げ臭いけど。」
「物が普通に見える。なんでだ?」
「”見えるように”したからかな?外にでるなら、戻そうか?」
「いや、このままでいい。
砂トカゲがよく見える。月明かりだと砂と区別がつかない。
あとで、数匹狩ってこよう。サボテンも。」
廻りをもう一度見たが、人の気配はない。
完全に燃え落ちたと思ってくれていればいい。
どうする?今から他の砂漠にでるか?
ゼムに事情だけ話すか?
彼女の言うように言わなければそこから話が漏れることもない。
しかし、食料、特に植物関連のものはほしい。
あと、布。
そう考えていると、彼女も同じことを考えていたのか、
「どうしようか?このまま、よそに行く?
野菜とか布とかほしいけど、街に寄ってから行こうか?
ゼムさんだったけ?挨拶していく?」
「いや、ゼムにはなにも話さないほうがいいだろう。
確かに知らなければ、話はもれない。街にはでる。いろいろ調達しなければいけない。
ただ、今は時期が悪い。次の混合いはじめのころまでここにいてそれから街に行こう。
離れはじめから会わずの夜までは皆、家に籠る。
そんな時期に買出しに出歩けば目立つ。混合いはじめからが一番街が活気づく。
だからゼムがここにくるのさ、石を仕入れにな。
それまではここにいよう。」
「なんで家に籠るの?」
「みな次の雨の日の予行練習をするのさ。娼婦は稼ぎ時だな。」
「・・・素晴らしい、といっていいのかな?」
「いままでは、何とも思わなかったが、これからは素晴らしいと言えるさ。」
彼女と籠るならば、それはそれは素晴らしい時が過ごせる。
「?・・・あ、そうね、うん。」
赤くなり、小さく呟いた彼女を抱きしめた。
「まずは、新鮮な食料を確保しよう。食いしん坊がいるからな。」
夜なのに何もかも見える砂漠を2人で歩く。
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