いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

文字の大きさ
40 / 869

40:月の砂漠※

しおりを挟む
タロスさんの靴は快適だ。
改造したルームシューズではなく、これはそのまま履いている。
少し大きめだが、ひもで調整できる。
底が大きいので沈まない。うまく出来てるな。

月がきれいだ。
明るいからか、そういえば星は見えない。

手を引かれながら歩く。
さくさくと砂漠を進む。
なんだか、ドキドキしてくる。もう、歩き疲れたのか?
マティスは黙々と歩いてる。
黙っていると、なんだか余計にドキドキしてきたので話しかける。

「砂漠は向こうにもあるんよ。月もね1つだけどね。ラクダはこっちにはないかな?
 ゼムさんが馬車を引かせてたのはなに?」
 「あれは駱駝と馬を掛け合わせてるものだ。馬は街では便利だが、砂漠は不向きで
 駱駝はその逆だ。だから掛け合わせている。」
「駱駝も馬もいるのね。掛け合わせることができるの?すごいね。その子供はどうなるの?ラクダより?馬より?」
「ん?相手が何かで変わる。掛け合わせが馬と子供を作れば馬より、ラクダならラクダよりだ。」
「おお、けど馬と駱駝って種目が違うのにできちゃうのね。うーん、異世界。」
「不思議なのか?めったに掛け合わせはないけどな。馬と駱駝が一番安定している。」
「うん、不思議。その、生殖的なものがだいぶ違うよ?」
「そうか?ほかに何が違う?」
「うん、食べ物なんかは同じかな?今のところ。鉱物も同じ。
時の流れと寿命は違う。でも、これは、うん、これから変わるかもしれない。」
「・・・そうだ、永く一緒にいるんだ。」
「うん、そうだね。」

立ち止まり、わたしを抱きしめ、キスをする。
あ、あ、なんかまずい。濡れる。

「どうした?愛しい人。夜の砂漠は欲に素直になる。
どうしてほしいんだ?
そばで気配を消していた時に夜の砂漠にでてたんだろ?その時はどうだった?」

にやりと笑い、器用に外套の中に手をいれ、まさぐってきた。
ブラもどきをずらし、冷たくなった指先でつまんでくる。

「ん、そ、その時は石探しに夢中で、なにも。
あ、あ、あでも石を見つけないといけない気がしてた。」
「そうか。それで、今は?」
 手が後ろにまわり、お尻をつかむ。
「んっ」
口の中をかき回すようにキスをする。
素直になるっていうなら、マティスは?

「はっ、マ、マティスは?」
「俺はここで愛しい人のかわいい声が聞きたい。」

俺・・まだ余裕があるな。心の中と同じなら私って言うくせに!!

「なんで?普通なの?」
「夜の砂漠に出るのは普段は出ないが、出るときもある。気持ちの抑え方も知っている。
さ、どうしてほしい愛しい人?」
ただ、お尻を揉むだけ。強く、弱く。

だめだ、そうじゃなくて、もっと、もっと。
「中にいれて、かき回して!!」

「もちろん、愛しい人。」

「んっ、あぁっ」

両胸を片腕に抱え後ろから中に指を入れてきた。
ズボンはかろうじて止まっている。
立ったままでお尻ぺんぺんの状態。
ぐちゅりぐちゅりと水音がする。耳たぶをかまれ、その中もねぶられる。

「あ、あ、あ、あ、あん、ぅぁ、ん」
「ああ、濡れているな。あとで、たっぷり舐めさせて。
ここでは、指だけで感じて。声をだして?
さぁ、いって?気持ちい?指は?もっとか?」

風呂場でしたことを根に持ってるのか?
あの時は、戸惑うマティスに声を出すように促したのだ。
覚えておきやがれ!!

そんなことを思うのも一瞬で、
「いい、もっと、いれて、指いっぱい。ついて!もっと!!」

馬鹿みたいにねだり、自ら腰も動かす。
がっちり支えてくれているからいいが、かなりアクロバティックだ。

「ああ、かわいい人。ほら、こっち向いて?きすもほしいだろ?」

上半身を起こされ、顎を上げられる。
「あん、んっ・・」
口も塞がれ指が激しく、動く。くちゅりくちゅりと、滴ってるのが自分でもわかる。
親指でお尻の穴を押され、突起も押しつぶされる。
「ひっ」
不安定な体制がさらに快感を呼ぶ。外なのに。
マティスの腕にしがみつく。
見上げると緑の瞳のマティスがいた。
なぜ?

『お前は私のものだ。私と一緒に生きるんだ。』


より一層突き上げられ、プッシュっと潮が出る。

あああ、独占欲か。
力を使わなくても、とっくにマティスのものなのに。
だからずっとそばにいるのに。
ふふ、少し笑ってしまった。俺の嫁は不安だったのかもしれない。
困った奴だ。
そう思うと、すーっと意識が遠のいた。




しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです

カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私 とうとうキレてしまいました なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが 飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした…… スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます

【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~

石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。 ありがとうございます 主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。 転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。 ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。 『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。 ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする 「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。

鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった

仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。

人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)

葵セナ
ファンタジー
 主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?  管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…  不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。   曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!  ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。  初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)  ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。

神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします

夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。 アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。 いわゆる"神々の愛し子"というもの。 神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。 そういうことだ。 そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。 簡単でしょう? えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか?? −−−−−− 新連載始まりました。 私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。 会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。 余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。 会話がわからない!となるよりは・・ 試みですね。 誤字・脱字・文章修正 随時行います。 短編タグが長編に変更になることがございます。 *タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。

いきなり異世界って理不尽だ!

みーか
ファンタジー
 三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。   自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!

私と子供より、夫は幼馴染とその子供のほうが大切でした。

小野 まい
恋愛
結婚記念日のディナーに夫のオスカーは現れない。 「マリアが熱を出したらしい」 駆けつけた先で、オスカーがマリアと息子カイルと楽しげに食事をする姿を妻のエリザが目撃する。 「また裏切られた……」 いつも幼馴染を優先するオスカーに、エリザの不満は限界に達していた。 「あなたは家族よりも幼馴染のほうが大事なのね」 離婚する気持ちが固まっていく。

夢幻の錬金術師 ~【異空間収納】【錬金術】【鑑定】【スキル剥奪&付与】を兼ね備えたチートスキル【錬金工房】で最強の錬金術師として成り上がる~

青山 有
ファンタジー
女神の助手として異世界に召喚された厨二病少年・神薙拓光。 彼が手にしたユニークスキルは【錬金工房】。 ただでさえ、魔法があり魔物がはびこる危険な世界。そこを生産職の助手と巡るのかと、女神も頭を抱えたのだが……。 彼の持つ【錬金工房】は、レアスキルである【異空間収納】【錬金術】【鑑定】の上位互換機能を合わせ持ってるだけでなく、スキルの【剥奪】【付与】まで行えるという、女神の想像を遥かに超えたチートスキルだった。 これは一人の少年が異世界で伝説の錬金術師として成り上がっていく物語。 ※カクヨムにも投稿しています

処理中です...