85 / 869
85:段取り
しおりを挟む枕神様、すごいです。
6時に目が覚めました。
部屋に置いている渾身の作品、デジタル風時計は6時となっています。
デジタル文字を思い出すのに苦労しました。
たぶん、ちょっと違う気がする。
砂漠石は連動しているのか、最初に作った時刻む石が何回光ったら~が
わかるようだ。
あれか?全にして個、個にして全、って奴か?
起こさぬようにそっと抜け出す。
・・・ひげは薄いほうなのね。
しかし、頬ずりするとやはりじょりじょりした。
あらやだ、きゅんとした。
身支度をし、台所へ。
お米を洗い、水につけ、
芋を茹でて、マヨネーズを作る。
卵サンドの卵はスクランブルエッグを低温で作ったあの先生方式。
食パンはないが甘さ控えめのやわらかいパンはあるのでそれを使おう。
お米はやはり日本のコメがうまいのだなと実感。
ふくらみが足らなかった。マティスはおいしいと言っていたけど、違うんだ!
もっとさらご飯はうまいんだ。
なので炭酸水で炊くことにする。うまくいくかなー。
母さんは氷入れてたなー。
お味噌があってもお味噌汁が作れないのが痛恨の極み。
母さん、ごめん。
もっと、お手伝いしとけばよかった。
お嫁に行ったとき困るよって言ってたのに。
そんときになったら頑張るよっていったけど、
知らないものは、調べられないものは頑張りようがないよ。
ん?お味噌があったらお味噌汁もあるはず。
その時に教えてもらおう!
母さん、何とかなりそうです。
ごーはんはー、なんにーするー
かんたんなもんにーするよーといいつーつ
あなたーはー いろいろつくってくれーるー
そんなーあなたがーいとおーしーいー
こぶしを回して歌ってしまいました。
マヨネーズを作り、ポテトを潰して合えます。
スクランブルエッグも作ります。
母さん、結構段取りよく作業ができてますよ。
片付けも同時進行です。
ご飯が炊けたので、とりあえず底から混ぜて、
うん、ふっくら。
さらご飯の中でも一番おいしいのは
この時にしゃもじについた分だとおもう。
砂漠石製のしゃもじは米粒一つもつかない。
いや、君が悪いわけではないんだ。
すこし不器用な木のしゃもじがいい。
そんなーあなたーをせめられないー
もとめーてーいたのはーぶきようーなー
あのひとー もとめてーいたーわたしーがー
わるーいのよーおおおお
「誰がだれを求めているんだ?」
「・・・・おはようございます。」
「誰がだれを求めているんだ?」
「いや、聞こえてるよ?即興の歌の歌詞に突っ込んではいけないよ?」
「・・・・ふふ、わかっている。おはよう、愛しい人。
今日は早いんだな?」
「うん、昨日、迷惑かけたからね、ありがとうね。
朝とお昼と作って、今日はじっくり鍛錬しよう。」
「もう、大丈夫なのか?」
「うん、ほんと、体力付けるよ。付き合ってね。
あ、甘くないパン焼いて?それで、これ食べたことある?」
ポテトサラダをすくい、食べさせた。
「!!」
「じゃがいもにこれを混ぜたの。」
マヨネーズを少しとり、口に運ぶ。
「!!!王都で食べたことがある。」
「なーんだ、革命が起きるかと思ったのに残念。
材料があればできるか。これ好き?」
「材料は公開されてる。
卵と油と酢だろ?」
「うん、そう。塩、レモンは好みかな?」
「・・・誰も再現できなかったんだ。」
「え?」
「混ぜると分離するだろ?私も挑戦したことがあるんだ。」
「え?それでできなかったの?誰も?料理人とかは?」
「分量を変えたり、冷やしたり・・・でもダメだったんんだ。」
「うそん・・・なんか違うものじゃない?それ?」
「いや、私も一度だけ食べた。剣士見習で辺境に行く出陣式の食事にでた。
みな、喜んで食べたが、だれも作れなかった。
材料は公開しているが、作り方までは公開していない。」
「んー?なんでだろう?
簡単だよ?んー、作ろうか?」
「ぜひ!!」
卵黄2個分に塩と酢とレモン汁をいれて油を数回に分けて混ぜる。
味見で完成。
「腕つかれるけど、簡単よ?白身が余るけど、これはサボテンと炒めよう。
ん?どうした?」
「その道具がいるのか?」
「これ?泡だて器?んー、大変だけど別にいらないよ?卵も白身を入れてもいいし。
ポイントは油を少しずつ入れることかな?」
「・・・そうか」
「・・・あれだよね、材料を公開されてるから余計に、
分量とか、温度とかに目が行っちゃたのかな?
じゃ、街ではマヨネーズは売ってないの?」
「まよねえず?これのことか?王都のソースという名で売っている。
日持ちしないが、入荷すればすぐに売れる。砂糖よりはるかに高い。」
「砂糖より?ん?でも、飴は売ってるんでしょ?飴も高いの?」
「・・・・高い。」
「おお、贅沢品だったんだね。ごめん、赤玉くすねて。」
「いや、それはいいんだ。私の金の使い道は本と石鹸とコーヒーと飴だ。」
「うわー見事に生きるのに必要ないね。いや、本はいるか、あ、コーヒーも。
うん、いい選択だよ?」
「・・・このソースが簡単にできるとは・・・」
「うーん、簡単でも売ってるんなら、買うかな?」
「え?どうして?」
「買ったほうが味も安定してるだろうし、腕疲れないしね。時間の節約?」
「そんなものだろうか?」
「そうだよ。この作り方みんなに教えても、買う人は買うと思うよ?」
「そうか?」
「そうだよ。作ったのはなかったから。卵サンドとポテトサラダ食べたかったから。
マティスに食べてもらいたかったから。」
「そうか、ありがとう。じゃがいもの奴ははじめた食べたぞ。
あのソースは肉にかかってたんだ。」
「え?肉か・・・あー、お好み焼きに掛けるとおいしいよ?」
「!!そうか、想像できるな、うまそうだ。」
「そこで、残念なお知らせですよ、マティスさん。」
「・・・その出だしは本当によくない話なんだな。」
「そうです、卵がありません。」
「・・・・そうか、そうか。」
「泣くなよ!」
「泣いてない!会わずの月の次の日に街に行こう。」
「んー、そうだね。そうしよう。で、今日は鍛錬、明日は狩り。」
「そうしよう。まずは朝飯だな?」
「そう、あ、甘くないパン焼いて?それでサンドイッチ作るから」
朝ごはんは味見とつまみ食いで終わりました。
13
あなたにおすすめの小説
転生無双なんて大層なこと、できるわけないでしょう! 公爵令息が家族、友達、精霊と送る仲良しスローライフ
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
アルファポリス様より書籍化!
転生したラインハルトはその際に超説明が適当な女神から、訳も分からず、チートスキルをもらう。
どこに転生するか、どんなスキルを貰ったのか、どんな身分に転生したのか全てを分からず転生したラインハルトが平和な?日常生活を送る話。
- カクヨム様にて、週間総合ランキングにランクインしました!
- アルファポリス様にて、人気ランキング、HOTランキングにランクインしました!
- この話はフィクションです。
40歳のおじさん 旅行に行ったら異世界でした どうやら私はスキル習得が早いようです
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
部長に傷つけられ続けた私
とうとうキレてしまいました
なんで旅行ということで大型連休を取ったのですが
飛行機に乗って寝て起きたら異世界でした……
スキルが簡単に得られるようなので頑張っていきます
人生初めての旅先が異世界でした!? ~ 元の世界へ帰る方法探して異世界めぐり、家に帰るまでが旅行です。~(仮)
葵セナ
ファンタジー
主人公 39歳フリーターが、初めての旅行に行こうと家を出たら何故か森の中?
管理神(神様)のミスで、異世界転移し見知らぬ森の中に…
不思議と持っていた一枚の紙を読み、元の世界に帰る方法を探して、異世界での冒険の始まり。
曖昧で、都合の良い魔法とスキルでを使い、異世界での冒険旅行? いったいどうなる!
ありがちな異世界物語と思いますが、暖かい目で見てやってください。
初めての作品なので誤字 脱字などおかしな所が出て来るかと思いますが、御容赦ください。(気が付けば修正していきます。)
ステータスも何処かで見たことあるような、似たり寄ったりの表示になっているかと思いますがどうか御容赦ください。よろしくお願いします。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる