いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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108:赤い塊

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「だから、どこに行ったと聞いている!!」
「我々も把握いたしておりません。セサミナ様の単独の業務です。」
「単独でうごく領主なぞいるものか?護衛が2人ともここにいるのに!
当の領主の行き先は知らぬ、存ぜぬ!そんなおかしな話があるか!!」
「しかし、事実でございます。」
「変動の後に姿を消すなぞ、逃げたと思われるぞ!
それに、単独の仕事があったとしても、その間になにかあったらどうするつもりだ?
 お前の首一つで済むもんだいではないぞ!!!」
「その点は心配ございません、我らよりもはるかに腕の立つ、
信頼のおける者たちがお傍についております。」
「?お前よりもか?」
「はい。残念ながら、手も足も出ませんでした。」

「ではいつ戻ってくるのだ。
あの変動で、さぞかし苦労をしていると、わざわざ、兄2人が駆け付けたんだぞ?」
「そ、それは、、、申し訳ございません。わからないのです。」
「それが問題だと言っている!!」


2人の兄。1番上の兄カドルカと2番目の兄スチックだ。
スチックがルグにまくし立てている。昔から立場の弱いものにはああいう態度をとる。
カドルカは暢気に座っているだけだ。


(セサミナ?私はこのまま帰えるぞ。)
(?)
(ああ、頭の中の会話だ、思うだけでいい。)
(!こうですか?わかりますか?)
(ああ、大丈夫だ。中庭の裏に大きな木があるだろ?そこにゴムの木を置いておく。)
(そ、そんな、もう少しいてください。あの2人はまずいんです。)
(しかし、彼女を一人にできない。)
(で、でも!!)

(・・・マティスどこ?セサミンといっしょ?)
(起きたのか?眠いんじゃないのか?)
(んートイレ行って、お水飲んだらすっきりした。石も光ってる。2人になんかあった?)
(いまセサミナの部屋だ。来れるか?)
(うん、行く。着替える時間ある?そのままで寝てたの。)
(ない!そのままで、赤い上着だけ着てこい。口元も隠して。気配も消して。)
(アイアイアサー)

(・・・兄さん?)
(・・・黙れ。)

(はい、お待たせ。ん?どんな状況?)
(姉さんは今どこから?え?)
(いいから。私たちの2人の兄が来ている。)
(んー?え?あの2人?結構おっさんだね?おばさんのわたしが言うことじゃないけど。
えーちょっとがっかり。もっと渋めがいいのに。却下だわ。)
(それはよかった。セサミナ、そばにいるから、姿を出してやれ。
頭の中で話せばわかる。姿は見えないが気配はわかるだろ?)
(はい。2人がいてくれるのなら大丈夫。切り抜けて見せます。)


「うるさいぞ。いま、戻った。留守中変わりなかったか?」
「「セサミナ様」」
「うむ、おや、なにか騒がしいと思えば、カドルカ兄上とスチック兄上ではないですか?
お久しぶり?いえ、前回の混合いはじめの月の日にお会いしましたよね?
なにかありましたか?」

「ふん、、気配かくしか、さすが領主だな。」
「はい、わたしは領主であなた方2人はこの家からでた方。生物学上の血のつながりは有ったとしても
今は一領民ですよね?便宜上兄上と呼んでいるだけですよ?」
「ふん、何を言ってる?兄は兄だ。
変動で苦労しているだろう弟をねぎらいに来たのだ。そんな言い方はないだろう?」
「ねぎらいですか?それはありがとうございます。
わたしはまた、融資のお誘いかとおもいました。」
「そうだよ?融資だ。どうだ?我が工場にすこし優遇してくれないか?
この頃高原の綿が値上がりしている。工員たちに給金が支払えないんだ。」
「それで、前回渡しましたよね?新しい馬車と、奥方のドレスに変わったのですか?」
「ははは、そんなことはない。足りないんだ!!」
「ふん、スチックは無駄遣いが過ぎるのだ。わたしは違う。知っているだろ?
わたしの製鉄工場のほうが、みな苦労しているんだ。もう一度融資してくれ。」
「・・・・」
「あの蓄えを出してくれれば、それでいいんだ。お前の懐は痛くもかゆくもないだろ?」
「そうだ、父君の代であれだけあったんだ、お前になってからどれだけたまったんだ?」

「あなた方は領主の力が何かを知っていて受け継がなかった。逃げたんだ。
 砂漠石が枯渇することを知ってたのに。蓄えている石がこれからどれだけ領民に必要かは知っているのに!
それを出せというのですか!!」

(おうおう、なかなか面白い話だね)
(2人は領主の力、変動のことを知っていたのか?)
(そりゃしってるでしょ?順当にいけば、1番目が引き継ぎ、2番目は予備。
ある程度のことは知らされてるよ。それを下の弟に押し付けたんだね。
だれだって、変動の時の領主にはなりたくないものね。)

「いまさら、多少の石を使っても同じだろ?王都がうまくやってくれるさ。
 逆に代々貯めてきたあの石をお前が勝手に使うほうが問題だろ?」
「勝手に?」
「そうさ、なにか事業をするらしいじゃないか?それなら、我々に融資してもおなじだろ?」

(ありゃ、バレてるね。んーーーー?あのぽっちゃりで見えなかったけど、横にだれかいるね?)
(ぽっちゃり?カドルカ?横?なにも?)
(そう?誰かいるよ?こちらには気付いていない。マティス?たぶんすぐに探りの気配を飛ばすから流してね?)
(分かった。)

彼女はセサミナの真後ろから抱きしめた。
セサミナはさすが、うろたえない。私なら押し倒している。

(セサミン、頑張ってるね?)
(姉さん、こんなときに離れて。胸が当たってます。)
(ん?落ち着くでしょ?)
(そうですが!!)
(はははは、あのね、あのぽっちゃりの横に誰かいるよ?わかる?)
(え?ーーーーーはい、わかりました。ありがとうございます。)
(ん。)
(姉さん、このままで。)
(うん、いいーよ。)
(なに!!だめだ!!)
(もう、マティスはわたしの後ろから抱きしめればいいでしょ?)
(イエス!マム!)

彼女の首筋に顔をうずめて話を聞くことにした。


「事業ね、さすが、耳がいいですね?カドルカ兄上の横にいる、我が側近から聞いたのですか?
 メジオ?いつから兄上のもとに行っていたんだ?掛け持ちで働くのは大変であろう?
ドーガー、すぐに離職の手続きと部屋の処分を。」
 「はい、セサミナ様」


名が出た瞬間に探りの気配が部屋に広がる。
今までセサミナが気付かなかったのに、今、気付かれたんだ、同じように誰かが気配消しで
そばにいると踏んだんだろう。先にしておけば私たちに気付いたのに。遅い。

「なにを言ってる?メジオ?誰のことだ?」
「あなたの配下ではないのですか?」
「これは恐ろしい、我らが領主は見えもしないことを話し始めた。
 この辺境領土は王都の直属になることを進めるぞ?」
「なるほど。それが目的ですか。マティス兄上が領主になるより、
王都寄りのリプッツのほうが話は進む。変動のことを知らないリプッツをそそのかしたのはお二人か?」
「くだらない!リプッツは勝手に思い込んでマティスを殺そうとしただけだ。
それにマティスを兄とお前が呼べるのか?あの体にしたのはお前だぞ?」

セサミナの体に力が入る。そんなこと、まさにいまさらだ。

「そうだ、マティスの家に火を放ったのもお前だそうだな?
 今頃はあの変動に巻き込まれて死んでいるぞ?血殺しにはならないのか?あー怖い!」

(セサミナ、落ち着け。お前からの謝罪は受け取っている。逆に感謝もしている。
いまさらな話だ。愛しい人、横の男の気配消しを取ることができるか?)
(ん?それって石を使ってるの?)
(恐らく。)
(んじゃ、できるよ。石の力よりわたしのほうが強いから。
でも、姿を消したままだと無理かも。声も出さないと。
これはルールなんだ。緊急時以外の)
(赤い塊姿でいいぞ?)
(ん?そう?んじゃ、セサミン、うまく紹介して?かっこよく登場するよ?)
(・・・姉さん、楽しそうですね。)

「あの体にしたのもわたし、火もつけもしました。それは事実です。
そして、マティス兄上はいま行方がしれない。それはいいのです。」
「ふん、それはそうだ。マティスが生きてようと死んでいようと関係ないからな。」
「そうですね。で?その横の男は無関係だと?」
「まだいうのか!これはますます領地返納だな。」
「最近、新しい護衛を雇いましてね。ルグとドーガーより腕は上です。
 紹介していませんでしたね。こんな風に傍に付けている者だと思たんですよ。
赤い塊殿、いるか?皆の前で挨拶しておくれ?」

『傍に控えております。皆さま、お初にお目にかかります。
わたくしは赤い塊と呼ばれしもの。以後お見知りおきを。』

(声が!!なんだその色っぽいのは!)
(え?だめ?いまさらかえれんよ!!)

「な?おんな?これがあの2人より腕があるというのか!笑わせる!」

(おお、この世界も男女差別。いやだねー)

ルグが目を瞠っている。
セサミナも、表情を動かさないように必死だ。

「赤い塊殿、あの男の横に男がいるだろ?侵入者かもしれないんだ。
 どうすればいい?」

『侵入者とは、この赤い塊の不手際。お許しくださりませ。
 てっきり横の方の護衛だと。
ええい、にくらし。恥をかかせおって!!
姿を現せ!!』

メジオの廻りだけ気圧を変えたのか、のどを押さえながら男が姿を現した。

『お前はなにものだ?侵入者ならば、生まれて来たことを後悔させてくれるわ!』

「ちがう、わたしはセサミナ様の側近だ」
「それはおかしい。側近ならば、姿を消すこともない。それにお前は先ほど解雇となっている。」
「!!カドルカ様!!」
「ふん、お前など知らん!」
「やはり侵入者でしたか、申し訳ありません。兄上方。赤い塊殿、始末を。」

彼女が素早くメジオの背後に廻り昏倒させた。

『はいこちらこそ申し訳ありません。
彼奴の雇い主を3日殺しの呪いを掛けましょう。次の月が沈んでから
赤きものを見るたび血反吐を吐き、3度目の月が沈むと死ぬ呪いです。
彼奴のことを知っていたものも同罪です。
よろしいですか?』

(なんてことを言いだすんだ、お前は!)
(え?だって、セサミンをいじめているんだもん、仕方がないでしょ?)
(そうだな、仕方がないな)

「あの3日殺しか?」

(しっているのか?)
(いえ、話を合わせようと)

セサミナはすぐに順応する。

『はい、わたくしに恥をかかせたものを許すわけにはいきません。
3日の間恐怖に怯えていただきたく。』
「そうか、さすが赤い塊殿だ。
血反吐を吐き、その赤い血をみてまた吐く、ほんに恐ろしい。
兄上方、この仕置きで、今回の事許していただきたい。兄上になにもなくてよかった。」

「そんなバカげた呪いなんぞ有るものか!!」
「そうだ!あるわけがない!!」

「疑われいるぞ?」
『はいそれは仕方が無き事。そもそも、侵入者を許したわたくしの技量を疑うのはごもっとも。
しかし、この呪いは絶対なのです。血殺しと同等なのです。
今回は解呪の法もなくかけるつもりでございます。』

「血殺しと同等・・解呪?それを無くすことができるのか?」
「それはどんな方法なんだ?」

2人の男が慌てて聞き返す。

でも、彼女は応えない。
「なぜ黙っているんだ!答えよ!!」
「兄上、彼女はわたしの護衛です。わたしの命令以外聞かない。
それに解呪の法をしったとて、その法を呪いと一緒に掛けなければ、どちらにしろ解くことはできませんよ?
そうだな?」
『はい』

「もしもだ、この男がうそをついたらどうする?現にかかわりのないわたしの名をいったんだぞ?
それに雇い主が、許しを乞うたとしても、解くことはできないというのか?
それはあまりにも理不尽だ。誰にでも許しを請う機会を与えるべきだと、わたしはそう思うぞ?」
「ああ、わたしもだ。それはあまりにも理不尽すぎる。」
「なるほど、さすが兄上方だ。慈悲深い。どうする?赤い塊殿?」

『直答をお許しください。』
「許す。」


彼女が2人の前に跪き、とうとうと答える。
どこの三文芝居だ。


『お二方の慈悲深さにこの赤い塊、感銘を受けました。
なんとお心の広いことでしょう。あの男がお二人お命を狙っていたのかもしれないのに。
分かりました。解呪の法は、全財産、全利権を無条件でセサミナ様に差し出すことといたしましょう。
それを行うことで許されると血反吐を吐くたびに思うように。
セサミナ様、財産を投げ出すものがいれば、書類を精査してから一言”ご苦労”とだけ。それで解呪です。
本来ならば、3日間寝ずに裸踊り、ん、をすれば解呪となるのですが、
許しを乞う機会を与えると同時に全財産を投げ出し許しを得る。素晴らしい考え方です。
ああ、素晴らしい!!セサミナ様、この機会を与えてくださりありがとうございます。
その男はもう不要です。真の雇い主は我が呪いが探し当てましょう。
セサミナ様、しばし離れることをお許しください。ルグ、このものは牢に入れて、後は頼みました。』

彼女が姿を消した。
その方向を見つめ、ルグが敬礼を取る。

「は、お任せください。」

ルグものりのりで答える。
2人は目を見開き、顔を真っ赤にし、そして真っ青になった。


(どう?どう?)
(素晴らしかったよ。愛しい人。けど裸踊りで拭き出しそうになっていたね、気を付けないと。)
(あはははは、だってさ、たぶんあの二人3日間一応するよ?裸踊り?想像してさ、ぶははははは!!!)
(そうだな!ははははは!!)
(2人ともやめて!わたしも笑ってしまう!姉さん、ありがとう、ここまで脅せば当分なにもしてこないでしょう)
(脅し?違うよ?3日殺しは本当だ。解呪の方法もね。死にたくないだろうから、2人とも財産さしだすよ。)
(え?本物なんですか?)
(もちろん。これで、商品の開発の基盤ができたね。)
(姉さん・・・)
(ん?怖くなった?わたしね、人を殺すのに殺気なんか出ないよ?必要なことならする。
 生きていくために動物を殺して生きているのに、その中に人が入らないのはおかしいでしょ?
ま、よっぽどのことだとしないけど、マティスとセサミン限定だよ?)
(いえ、姉さん、ありがとうございます。やはり賢者です、姉さんは。)
(ふふふ)
(愛しい人、私も同じ思いだ。)
(うん、知ってる。)


「わ、わたしはこれで失礼する。」
「わたしもだ。」
「兄上方、お帰りですか?何でしたら、3日ほどここに泊まられては?
あのものを雇ったものが身近にいるかもしれません。もしかして本来の解呪の法が効くかもと
3日間寝ずに裸踊りをするを見物できるやも。いえ、そんな不届き物が身内にいることはこのセサミナの恥ですね、
軽口が過ぎました。どうぞ、ご容赦を。」

「ふん、そうだ、そもそも、あの不審者の進入を許すから、こんな不愉快なことになったんだ。」
「そうですね、領主の力を上回っていたのでしょう。情けない話です。きっと王都が絡んでいるのでしょう。
 そうなると王都の誰かがなくなるのか、それもまずい話ですね。」
「あ、あの女は何者なんだ?あの呪いは本物か?」
「はい、事情は詳しくは言えないのですが、本物です。
 兄上、どうしましょうか?ここが王都ににらまれてるのはご存じでしょう?
 あの者の雇い主が王都の上層部だとしたら、なぜこんなことになったんだと?財産を差し出すこともなく
血の海で死ぬでしょう。そうすると今度は廻りが黙ってはいない。今回のかかわりのある
あの男はもちろん、身内や、もしかしてこの領内にいる手引きした者を殺すかもしれない。一族共々。
財産を差し出したのに、殺されるのは、、、仕方がないか、ね?兄上?」
「お、王都から石をもらって、あの男に気配消しと気配飛ばしを施しただけで、
石を渡したものも仲間に、なるだろうか?
た、例えばの話だ。」
「んー、そうですね。石をわたしたものはきっと、何に使うか知らないが、好きなように使え、
領主の力より上だ、とかなんとかいって、自分に害がないようにしてるんじゃないですか?
王都の連中はずるがしこいから。そうなると、彼女の呪いは届かないでしょう。」
「そ、そうか、ああ、われわれは失礼する。」
「そうですか。あ、融資の話はまた、お聞かせください。
ルグ、 お帰りだ、送って差し上げろ!」
「は」


部屋にセサミナ一人になった。
「いいですよ?姿を出しても。それにしても、ふふふ、あははははは!!」

セサミナが腹を抱えて笑っている。
私たちも、姿を現し、ひとしきり笑った。







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