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215:瞬殺
しおりを挟む今までで一番きつい。
変態のワイプ師匠とマティスの提案だ。
体の重さが昨日の倍。防御の膜で低酸素状態。
軍部の鍛練内容何ぞたかが知れてる。走り込み、基礎体力作り、
そして組手。
早々にドーガーがへばってしまった。
それを見て軍部の連中が笑う。
半分になったから、ちょっと休憩だ。
「ドーガー、体力はついてる。
あと、10年すれば今のルグより強い。蓄積されたものだけは昨日今日ではどうしようもない。」
「はい、わかっています。なら、10年後はわたしが筆頭ですね?」
「ドーガー!その10年後はわたしも同じように強くなってる。」
「ちぇっ!」
「あははは!ドーガーも欲が出てきたんだね。いいよ、それで。
あ、そんなドーガーにご褒美。口にお澄まし入れるから、ちょっと飲んでみ?」
「?はー、おいしいです。いつもの味だ。」
「うん、じゃ、次。」
「!」
ドーガーは口を押えて、バタバタ足踏みしている。熱くはないはずだけど?
「あれ?やけどした?」
「違います!おいしい!なにこれ!」
「塩味を変えたんよ。いいでしょ?」
「はい!」
「愛しい人はドーガーにも甘い!」
「味見はしたでしょ?あれだよ。」
「あれか。わたしも一口ほしい。」
「ん、はい。いった?」
「ああ、うまい。口移しでもよかったのに。」
「はいはい、2人の時にね。」
「・・・2人の時にはするんだ。」
「ん?セサミンも休憩?どう?師匠の座学は?」
「まさか、足上げ腹筋状態での講義とは思いませんでした。
しかし、わたしもマティスの弟。土台はあるのです。
防御の気は大丈夫ですよ。ほら?」
セサミンの廻りに膜が張っているような感じはする。
「セサミナ、すごいな。もう少し体に密着させろ。少し離れすぎてる。」
「そうですね、そこですね。」
師匠とマティスには見えてるんだ。やっぱりすごいな。
「それで?なにがおいしのですか?」
「師匠、今日の海鮮丼でも出しますが、お醤油です。
大きな樽でかったでしょ?あれです。」
「オショーユ?知りませんね。あのしょっぱい奴ですよね。味見はしましたが。」
「ふふ、じゃ、いつものお澄まし。口に入れますよ?セサミンとルグもね。」
「?はい、いつものお味です。」
「はい、おいしいですね。」
「ええ。」
「じゃ、そのお澄ましに入れる塩味をお醤油に変えたもの。」
「「「!!」」」
「奥方様!もう一口!」
「え?ドーガーちょと禁断症状がでてるやばめの人だよ、水筒は?あれの中身入れ替えとく?」
「はい!お願いします!それとは別にもう一口!」
「はいはい。いった?」
「はーおいしい。」
「これはおいしいですね。魚醤に似てますが、臭みがない。」
「そうです。さすが師匠。なににかけてもおいしいですよ?」
「これは楽しみだ。」
「この前した貝の網焼きの上にこれを垂らすんです。これの焦げる匂いがまたいいんです。
想像できます?あと卵かけご飯。これは正義。」
「うわーーー!!!」
師匠の気が破裂する。
マティスはわたしを、ルグとドーガーはセサミンを防御。
昨日の気より鋭い。
隅で休憩していたので、壁の一部が崩れた。
資産院の壁よりもろい。師匠の気が強すぎるのか。
「なにをしている!!」
ごっつい方がこちらに向かっている。
一呼吸おいて、師匠が答える。
「ルカリ殿、ご無沙汰しております。
いえ、資産院の鍛錬にコットワッツのご一行を披露していたんですが、
なぜか建物がなくなってしまって。
それで、ブラナダ殿が合同でしないかと。」
「ワイプ殿、それは聞いている。この後の賭け試合をするそうだな。
それもいい。俺が聞いているのは今何をしたかだ。」
「いえ、皆さんが気を練っていたので、わたしも真似たんですが、
うまくいかなく、壁をへたに壊してしまったようです。
ブラナダ殿に言ってください。修繕してもらえると思うので。」
「はははは!ワイプ殿が?気を?それは無理だろう。
しかし、偶然でもここまでの出せたのは素晴らしいぞ。
ワイプ殿は鍛錬の方向性を間違っているんじゃないか?
独自で鍛錬するのではなく、一からやればいいところまで行くぞ?」
「ぶほっ、げっふっふ。」
いかん、笑ってしまった。
「ん?誰だ?」
「ああ、ルカリ殿、久しぶりですね。彼女はわたしの護衛です。」
「ん?セサミナ殿か?なんだ、気づかなかった。お召し物もそうだが、
顔つきが変わられた?」
「ははは、すこし、ワイプ殿に指南していただきました。」
「なんと。それは素晴らしいですな。
しかし、言っていただければ、軍部がやらせていただきますのに。」
「いえ、この護衛、赤い塊の師がワイプ殿なので、その縁で。」
「おお!噂の赤い塊殿でしたか。ということは、こちらがマティス殿?」
「ええ、我が兄、マティスです。いろいろありまして、今はわたしの護衛をしております。」
「マティス殿!初めてお会いしますが、噂はかねがね。
俺が軍部に入った時はもういらっしゃらなかたんですが、
噂はいろいろと聞いておりました。俺の最初の上官が、ニック殿だったんです。」
「そうか、ニック、ニック殿は息災か?」
「はは、もうだいぶ前に退官しておりますよ。
たしか、故郷のイリアスに戻られたと聞いております。」
「そうか、懐かしい名を聞いた。ありがとう。」
「え?いえいえ!俺はずっとマティス殿の名を聞いておりました。
ニック殿がふとした時にマティスなら、と言っておりましたので。」
「ふん、ぼけていたんじゃないのか?」
「はははは!それをいって許されるのはマティス殿だけですよ。
しかし、目標にしていたマティス殿がここにいらっしゃるとは!いい時に戻ることが出来ました。
ぜひ、手合わせを!」
「そうだな。」
「やった!ぜひ!」
ごつい人は戻っていってしまった。いや、壁の修理の算段していこうよ。
「マティス?いいの?手合わせすることになったよ?」
「?なぜ?」
「え?だって、そうだなって。あの人やる気満々だよ?
ニックさんてのが槍術の師匠?」
「師とは言えないな。師と呼べるのは剣術を教えてくれた人だけだな。
ああ、それとワイプもか、残念ながら。」
「ひどいですね。なるほど、ニック殿は故郷に帰られていたんですね。
道理で軍部のレベルが下がるわけだ。」
「あー、そういう感じの人なんだ。
マティス?ここが切りついたら、そのイリアスに行ってみようか?」
「愛しい人、なぜ?」
「ん?お世話になった人には結婚しましたって報告するもんだよ。
で、お祝いをせしめるのさ!」
「あははは!そういう風習なのか!」
「ふふ、ちょっと違うけど、近いものはあるよ?
ちょっとした知り合いなのにさ、結婚しましたって報告されたら、
おめでとうってお祝いしなきゃダメでしょ?
祝いごとでそんなけち臭いことはいわないけどさ。」
「やはり姉さんのところは不思議な風習ですよ? 」
「そうだね、わたしもそう思うけど、なかなかやめやれないのが風習だ。
でも、それを変えていくのも風習だ。コットワッツはその最先端に行かなきゃね。」
「はい!」
「おい!ルカリがマティスと手合わせをするって本当か?
ならわたしともいいな?」
「ああ、かまわない。ただし、このルグに勝ってからだ。」
「はは!準備運動にもならないが、いいだろ。」
「5リングは出せよ?」
「は!マティス、お前もだぞ!」
「もちろん。対戦することになればな。」
「ルグ、いいな?」
「はい!」
「ドーガーは何人とする?最低10人だぞ?そこまで行かなければ、そうだな、
今日のお澄ましは以前の物のままだ。海鮮丼もなしだな。」
「な!ひどい!」
「あはは!大丈夫、負けることはないよ。ちゃんとおいしく、みんなで食べよう。
ただ、あのごっつい人と一緒にいる人たちにはちょと厳しいかな?
あの集団は?」
「ああ、よくわかりましたね。遠征組ですね。ルカリも副隊長なんですよ。
副隊長クラスは4人です。3番隊ですね。」
「じゃ、ルグとする人は一番下か。
ルカリさんとルグは?」
「そうですね、長期戦になればルグでしょうか?彼はあの体で瞬発力がある。」
「今回はブラナダ様だけでお願いします。次回はルカリ様で。」
「お!さすがだね。ルグ!ドーガーは?」
「わたしは20人で!ブラナダ隊限定で!」
「ま、いいところだな。」
「圧倒的な力を見せちゃだめだよ?楽勝って思われてもダメ。
よし、行けるって相手に思わせてギリギリのところ勝ってね。」
「はい!」
「モウ殿は考え方は本当に素晴らしいですね。」
「は!師匠の教え通りです!」
「いや、それ、あなたの元からの考え方でしょ?」
「あはははは!」
「姉さん、怖い!」
ブラナダ隊は怒ったね。
だって、お前んとこなら勝てるから、って言ってるんだもの。
でも、ラルトルガでの御前試合の話を誰かがすると、黙ってしまった。
ちょっと、もっと自分に自信を持とうよ。
そんな中で1人目。
籠に、5リング入れて勝ったほうが総取り。
ならば、20人目で倒したほうが、相手は疲れているし金も入る。
ブラナダ隊は一気に大盛り上がりだ。
いや、そこに行きつくまで同僚が19人負けてるってことだよ?
まさしくその通りに試合は進んでいく。
12人目までは、ギリギリ勝ってる風に勝てている。
16人目になるとほんとにギリギリ。
「マティス?服の重さってどうしてるの?」
「ん?昨日の倍にしたではないか?」
「いや、今だよ。ドーガーの。」
「!」
重さのコントロールはマティスが引き受けている。
ひどい!
「ドーガー!次から軽くなるぞ!気を付けろ!」
「はい!」
17人目は軽くなりすぎてぎこちない。
これもギリギリ。
18人目では体の重さに慣れてきて何とか。
19人目ではとうとうお澄ましタイム取ってしまった。
20人目。
「ドーガー、久しぶりだな。」
「リテロさん。」
お、なんか知り合いっぽいね。
よくここまで昇り詰めたな!俺の拳をうけてみろーって展開かな?
「派遣組が筆頭と次席っていうのは余程人手不足なんだな?
俺が行けばすぐに筆頭になるんじゃないか?」
あ、そっちか。男の友情物がいいのにな。
「いや、無理なんじゃないですか?」
「ははは!冗談も言えるんだ?な?後ろの女が赤い塊なんだろ?
紹介してくれよ?」
「え?赤い塊殿ですか?紹介って、彼女はわたしの上官になります。
無理です。」
「上官?筆頭ってこと?」
「違います。筆頭の上です。彼女はセサミナ様の護衛で私たちの上官です。」
「護衛ね、なにを守ってるんだか。夫婦で護衛なんだろ?
旦那が強いだけだろ?」
「もちろん。彼はわたしたちの師です。」
「ははは!やっぱり人手不足なんだな。」
「それは、そうですね。人手は足りていないと思います。」
「じゃ、やっぱり、俺がコットワッツに行くよ。
20年分の年予算を取ったんだろ?
少しくらい配下においしい思いをさせてくれるんじゃないか?」
「それはどうでしょうか?仕事に対しての報酬は、
次も必ずお応えせねばと思うほどのものをいただいています。」
「いいなっ!良し、お前、代われ、いきなり筆頭は文句も出るから
次席からだ。」
「え?決闘するんですか?」
「そこまではしねーよ。ここで、お前が負ければいい。
そうすると、俺に話が廻ってくる。」
「なるほど。そういのもあるかもしれませんね。」
「だろ?」
「では、やりましょうか?」
瞬殺だわな。
「いやー、怖かった。」
合計105リングが入った籠を抱え、ホクホク顔で戻ってきた。
「怖かったの?」
「そうですよ、奥方様のこと少しでもケチを付けようものなら
マティス様の気が飛びますからね。そうなると、彼は即死で
この賭け自体がなくなるかもしれない。危ないところでした。」
欲望の男、ドーガーである。
「ドーガー、反省点は?」
「はい、すぐに体の重さの切り替えができなかったこと、
補給したことです。」
「そうだな。重さの切り替えはいいとして持久力だな。
膜は外しているんだろ?これから常に纏っておけばいい。
体の重さはいつ切り替えても対処できるようにな。」
「はい!」
「ルグはどうする?体の重さは?」
「ドーガーがこの重さで16人まで行きましたので、
膜は外しますが、重さはこのままで。」
「重さは昨日の重さに戻してやるから膜はそのままでやってみろ。
息を乱すな。どうしても苦しくなったら、膜を外せばいい。」
「はい!」
「よし、行ってこい。」
「ルグか。コットワッツ筆頭。ことあるごとにセサミナ殿が自慢されていた。」
「そうですか、ありがたいことです。」
「ははは、知らないのか?軍部では笑われていたんだぞ?
さっき言っていたリテロが言うとおりだ、よっぽどの人手不足なのだなと。」
「ええ、人手不足です。セサミナ様のことを知り、心からお仕えするものが少ないのです。」
「心からね。」
「ところで、軍部隊長殿はあれからどうされました?」
「あははは!うまくやってくれたな?
あの爺はあれで、もうでかい顔はできない。かばってやったわたしには特にな。
実力もないのにただ年を重ねただけだったんだ。
あの件に関しては礼を言いたいぐらいだ。資産院の鍛練場ぐらいで済むなら安いものだ。」
「そうだったんですか。それは何とも言えないですね。」
「はは!お前にも礼を言う。」
「なぜ?」
「やっとマティスを倒すことが出来る。仮入隊してからずっとだ。
ずっと比べられていた。ずっと気に入らなかった。
こっちは軍部副隊長だ。手合わせしなくてもこちらが上だが、
あいつを足元に転がすのも面白いからな。
その時のモウ殿の顔は見ものだ。」
「ちょっと、その状況は想像できませんね。」
「すぐにわかるさ。」
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