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285:照れる
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身支度をすると、ニックさんはいったん自分の部屋に戻っていった。
では、飯時になったら、部屋に来てくれと別れた。
そこから、わたしはぐちゃぐちゃな顔を洗い、
砂漠の民の服に着替える。
マティスとお揃いで作ったものだ。
急いで、酒のあてになるものを作っていく。
大体が作り置きだが、だし巻き卵は出来立てがいい。
あとはなまこ酢、このわた、昆布締め、焼き魚、かに酢、ウニなど。
おにぎりも作る。ああ、〆はお茶漬けもいいな。
部屋にはない、テーブルとイスを出し、
日本酒も出しておく。
ビールは今回はなしだ。
ニックさんがやって来た。
ノックの音に扉を開けると、
やはり寒い地方の特徴なのか、体にぴったりとした服に
少し厚めの羽織を着ている。
それがまた何とも言えず、ワイルダー。素敵です。
あ、マティスの気がささる。
「お待ちしておりました。ニック様。」
「ああ、ニックでいい。俺はモウちゃんって呼ぶから。」
「はい!」
「愛しい人!なぜ、そこで照れるんだ!!」
「いや、やぱり、確実に年上の人に、こう、ちゃん付けされると照れない?」
「ニック!!もう一番だ!!」
「ははは!まだまだ、何度やってもいっしょだ。早く左腕の筋肉をつけることだな。
捻りが甘い。ティスちゃんよ。」
「くっ!!」
同じように筋肉がついたと思っていたがまだダメなんだ。
さすが、ニックさん!
「さ、中に。ちょっとしたものを用意しております。
お酒も、わたしの故郷のものです。お口に合うとよろしいのですが。」
「ああ、邪魔するよ。」
「ほう!これはすごいな?うまそうだとはわかるが、なんだこれは?」
「ええ、まずは、一献。冷酒です。辛口がお好きだとか、さ、どうぞ。」
「ほう、ガラス?口が薄いのがいいね、お、頂くよ。
ほー、これはうまい。いや、おどろいた。」
「お口に合ってなにより、さ、まずはどれから?
ああ、マティスから伺ってますが、なにやらコリコリというものが
好物だとか?それはここにありますか?」
「はは!コリコリ!すきだな。しかし、ここにはないよ。
あれはメイガの足だ。うまいんだ。」
うっ。それはダメだ。そうだといわれても、
うまいといわれてもダメだ。
「なんだ、あれがコリコリか。
54匹分あるぞ?いるか?もいだままだが。」
うげー、今その話をしないで!!
「モウちゃん?顔色がわるいぞ?」
「ああ、愛しい人。すまない。ニック!謝れ!」
「え?すまない、モウちゃん。あれか?ああいうのはダメなんだな?」
「いえ、ちょっと、苦手で。いえ、食のことは他人がどうのという権利はありませんから。」
「ははは。ま、そうだけどな。その54匹分?どうしたんだ?
俺のために買ったのか?」
「それはない。狩ったんだ。」
「へー?沼にはいったのか?それはいいな。羽根は1匹ぐらいきれいなのが取れたか?」
「54匹分すべてきれいだ。」
「ほう!それはすごいな。ま、話半分で聞いといてやる。
じゃ、この話は終わりだ。モウちゃん、これは?」
「はい、これはカニですね、カニの足の身です。それにお酢を。
横にあるカニみそと身をあえたもののほうがおなじみでしょうか?」
「足?あしに身があるのか?ほう!うまいな。うん、味噌もうまい。ん?取ってきたのか?」
「いいから、食え!」
「ああ、そうだな。お、酒のお代りをもらえるか?」
「ああ、次は熱燗で。すこし温めたものです。今度はこれで、どうぞ。」
「暖かい酒?なるほど、うまい。味噌とあうな。じゃ、次はこれだ。これは?
「なまこ酢ですね。これがてっきりコリコリと呼ばれるものかと。
ここでのこの生き物の名前はわからないんですが、ま、酢のものが大丈夫なら大丈夫ですよ?」
「そうなのか?ああ、コリコリか。なるほど、うまいな。酒が進む。」
「ああ、どうぞ、申し訳ありませんが、あとはお好きにお好きなだけ。」
「そいつはいいね。あー、うまい。で、これは?」
「これはその生き物の腸を塩漬けしたものです。
こういってしまうとちょっと気持ち悪いですね。」
「いや、大丈夫だ。ああ、うまい。酒がすすむな。しかもうまい酒だ。」
「そうですか?よかった。あとは魚の昆布締め、だし巻き卵ですね。
こちらにある、しっぽ煮、窯焼きはマティスが作ったものですよ。
あとはデイで買ってきたハムですね。あ、ウリと一緒に。
さ、わたしたちもいただきましょ。マティスはお酒どうする?」
「私も冷酒から。ついでほしい。」
「もちろん。さ、あなた、一献どうぞ。」
「おいおい、なんだ、それは?あのマティスがなんて変わりようだ?
で?マティスと呼んでいいのか?ティスがいいのか?」
「ほかに人がいなければどちらでも。いればティスで。」
「手配書が廻った関係か?取り消しも廻ってきたぞ?」
「そうだ。セサミナとは和解している。護衛もした。
ニバーセルの会合で堂々と兄と名乗った。」
「ん?ニバーセル会合?あれか?赤い塊?
あれがお前か?ここにもそういった話は届くようになってる。届くだけだがな。
赤い塊モウっていうのがモウちゃん?」
「ああ、お恥ずかしながら。」
「ちょっと待て!最初っからだ、最初っから話せ。」
「どこから?最初というのは?」
「お前が暗部のワイプとやり合って、軍をやめたとこからだ。」
「ワイプとやり合って辞めたわけではない。
次の遠征には本格的に家を離れて軍に入隊するつもりだった。
しかし、家に帰ったら、酒に酔って、セサミナに夜の砂漠に投げ出された。
砂漠石の爆裂に左腕と左目、腰もやられた。男としてダメになった。
それから砂漠の民タロスのもとで世話になった。あの人は私の2人目の父親だ。
それから、領主の父が死にセサミナが領主となり、タロスが死んだ。
彼女と会って、結婚し、セサミナと和解して、会合に護衛として出て、
軍部主催の武の大会に出て、セサミナとガイライがモウに対して臣の腕をささげ、
なぜか私がワイプの弟子だ。ちなみに愛しい人も弟子で一番弟子だ。」
「え?ガイライが臣の腕?え?」
「ああ、隊長のチャクボな、4番副隊長がコットワッツ筆頭のルグに負けて4番隊は解体になったどさくさで
年齢を理由に引退したわけではない。
彼女に無言問答を師匠のワイプを無視して仕掛けて負けたからだ。」
「え?無言問答?え?」
「ガイライの耳は治った。以上だ。」
「え?治った?そうか、そうか。よかった。
お前のことも心配だったが、ガイライの耳もな。そうか。よかった。
しかし、お前の話はまったくわからん!!」
「こちらに戻ってから、ガイライとは連絡は取っていないのですか?」
「ああ、軍の様子は最新の情報といえなくても昔のつてで耳には入る。
会いたいな。元気だったか?いや、それよりもガイライがモウちゃんの臣?」
「ふふ、なせか気に入れまして。呼びましょうか?
きっと来てくれますよ?」
「へ?よぶ?え?ガイライも来てるのか?どこに?」
(ガイライ?いまどこ?いまいい?)
(モウ!いまどこに!!なにかありましたか!)
(ふふ落ち着いて?それを聞いてるのはわたしですよ?いま大丈夫?)
(ああ、そうですね。いまですか?家です。晩酌をするか、寝るか考えていたところです。)
(ちょうどよかった。服着てる?マッパとかじゃない?)
(へ?なにを!軍からもどったばかりですよ。服は着てます。)
(えーっとガイライって一人暮らし?)
(?ええ、どうしました?マティスは?一緒ではないんですか?)
(うん、いっしょ。こっち来れる?)
(え?近くなんですか?ええ。行きます。もちろん。あ、モモあります。持っていきましょう。)
(ほんと!やった!そのモモもって?)
(ええ、持ちましたよ?どこに行けばいいですか?ワイプの家?今戻ってますよ?)
(あ、そうなの?)
(呼ばなくていい!!)
(もう!大好きなくせに!師匠!ワイプ師匠!今いいですか?)
(おや?モウですね?今どこです?どうしました?なにかありましたか?マティス君は一緒じゃないんですか?)
(ふふふ、マティスと一緒ですよ?いい当てができたんで呑み会です。ガイライも呼ぶんで師匠もどうですか?)
(さすが、我が一番弟子ですね。いいですよ?どこです?軍部ですか?)
『ガイライ、ワイプ師匠、来て!!』
師匠とガイライがやって来た。
「うわーーー!!」
「ん?おや、ニック殿?ん?ちょっとここは寒いですね?」
「モウ!元気そうでよかった。モモです。今度は甘いですよ?
ん?ニックか?ここは?」
「なんで、ワイプも呼ぶんだ!!いや、まぁ、いい。
例のものを食べてひれ伏せよ!!」
「さ、呑みましょう。」
では、飯時になったら、部屋に来てくれと別れた。
そこから、わたしはぐちゃぐちゃな顔を洗い、
砂漠の民の服に着替える。
マティスとお揃いで作ったものだ。
急いで、酒のあてになるものを作っていく。
大体が作り置きだが、だし巻き卵は出来立てがいい。
あとはなまこ酢、このわた、昆布締め、焼き魚、かに酢、ウニなど。
おにぎりも作る。ああ、〆はお茶漬けもいいな。
部屋にはない、テーブルとイスを出し、
日本酒も出しておく。
ビールは今回はなしだ。
ニックさんがやって来た。
ノックの音に扉を開けると、
やはり寒い地方の特徴なのか、体にぴったりとした服に
少し厚めの羽織を着ている。
それがまた何とも言えず、ワイルダー。素敵です。
あ、マティスの気がささる。
「お待ちしておりました。ニック様。」
「ああ、ニックでいい。俺はモウちゃんって呼ぶから。」
「はい!」
「愛しい人!なぜ、そこで照れるんだ!!」
「いや、やぱり、確実に年上の人に、こう、ちゃん付けされると照れない?」
「ニック!!もう一番だ!!」
「ははは!まだまだ、何度やってもいっしょだ。早く左腕の筋肉をつけることだな。
捻りが甘い。ティスちゃんよ。」
「くっ!!」
同じように筋肉がついたと思っていたがまだダメなんだ。
さすが、ニックさん!
「さ、中に。ちょっとしたものを用意しております。
お酒も、わたしの故郷のものです。お口に合うとよろしいのですが。」
「ああ、邪魔するよ。」
「ほう!これはすごいな?うまそうだとはわかるが、なんだこれは?」
「ええ、まずは、一献。冷酒です。辛口がお好きだとか、さ、どうぞ。」
「ほう、ガラス?口が薄いのがいいね、お、頂くよ。
ほー、これはうまい。いや、おどろいた。」
「お口に合ってなにより、さ、まずはどれから?
ああ、マティスから伺ってますが、なにやらコリコリというものが
好物だとか?それはここにありますか?」
「はは!コリコリ!すきだな。しかし、ここにはないよ。
あれはメイガの足だ。うまいんだ。」
うっ。それはダメだ。そうだといわれても、
うまいといわれてもダメだ。
「なんだ、あれがコリコリか。
54匹分あるぞ?いるか?もいだままだが。」
うげー、今その話をしないで!!
「モウちゃん?顔色がわるいぞ?」
「ああ、愛しい人。すまない。ニック!謝れ!」
「え?すまない、モウちゃん。あれか?ああいうのはダメなんだな?」
「いえ、ちょっと、苦手で。いえ、食のことは他人がどうのという権利はありませんから。」
「ははは。ま、そうだけどな。その54匹分?どうしたんだ?
俺のために買ったのか?」
「それはない。狩ったんだ。」
「へー?沼にはいったのか?それはいいな。羽根は1匹ぐらいきれいなのが取れたか?」
「54匹分すべてきれいだ。」
「ほう!それはすごいな。ま、話半分で聞いといてやる。
じゃ、この話は終わりだ。モウちゃん、これは?」
「はい、これはカニですね、カニの足の身です。それにお酢を。
横にあるカニみそと身をあえたもののほうがおなじみでしょうか?」
「足?あしに身があるのか?ほう!うまいな。うん、味噌もうまい。ん?取ってきたのか?」
「いいから、食え!」
「ああ、そうだな。お、酒のお代りをもらえるか?」
「ああ、次は熱燗で。すこし温めたものです。今度はこれで、どうぞ。」
「暖かい酒?なるほど、うまい。味噌とあうな。じゃ、次はこれだ。これは?
「なまこ酢ですね。これがてっきりコリコリと呼ばれるものかと。
ここでのこの生き物の名前はわからないんですが、ま、酢のものが大丈夫なら大丈夫ですよ?」
「そうなのか?ああ、コリコリか。なるほど、うまいな。酒が進む。」
「ああ、どうぞ、申し訳ありませんが、あとはお好きにお好きなだけ。」
「そいつはいいね。あー、うまい。で、これは?」
「これはその生き物の腸を塩漬けしたものです。
こういってしまうとちょっと気持ち悪いですね。」
「いや、大丈夫だ。ああ、うまい。酒がすすむな。しかもうまい酒だ。」
「そうですか?よかった。あとは魚の昆布締め、だし巻き卵ですね。
こちらにある、しっぽ煮、窯焼きはマティスが作ったものですよ。
あとはデイで買ってきたハムですね。あ、ウリと一緒に。
さ、わたしたちもいただきましょ。マティスはお酒どうする?」
「私も冷酒から。ついでほしい。」
「もちろん。さ、あなた、一献どうぞ。」
「おいおい、なんだ、それは?あのマティスがなんて変わりようだ?
で?マティスと呼んでいいのか?ティスがいいのか?」
「ほかに人がいなければどちらでも。いればティスで。」
「手配書が廻った関係か?取り消しも廻ってきたぞ?」
「そうだ。セサミナとは和解している。護衛もした。
ニバーセルの会合で堂々と兄と名乗った。」
「ん?ニバーセル会合?あれか?赤い塊?
あれがお前か?ここにもそういった話は届くようになってる。届くだけだがな。
赤い塊モウっていうのがモウちゃん?」
「ああ、お恥ずかしながら。」
「ちょっと待て!最初っからだ、最初っから話せ。」
「どこから?最初というのは?」
「お前が暗部のワイプとやり合って、軍をやめたとこからだ。」
「ワイプとやり合って辞めたわけではない。
次の遠征には本格的に家を離れて軍に入隊するつもりだった。
しかし、家に帰ったら、酒に酔って、セサミナに夜の砂漠に投げ出された。
砂漠石の爆裂に左腕と左目、腰もやられた。男としてダメになった。
それから砂漠の民タロスのもとで世話になった。あの人は私の2人目の父親だ。
それから、領主の父が死にセサミナが領主となり、タロスが死んだ。
彼女と会って、結婚し、セサミナと和解して、会合に護衛として出て、
軍部主催の武の大会に出て、セサミナとガイライがモウに対して臣の腕をささげ、
なぜか私がワイプの弟子だ。ちなみに愛しい人も弟子で一番弟子だ。」
「え?ガイライが臣の腕?え?」
「ああ、隊長のチャクボな、4番副隊長がコットワッツ筆頭のルグに負けて4番隊は解体になったどさくさで
年齢を理由に引退したわけではない。
彼女に無言問答を師匠のワイプを無視して仕掛けて負けたからだ。」
「え?無言問答?え?」
「ガイライの耳は治った。以上だ。」
「え?治った?そうか、そうか。よかった。
お前のことも心配だったが、ガイライの耳もな。そうか。よかった。
しかし、お前の話はまったくわからん!!」
「こちらに戻ってから、ガイライとは連絡は取っていないのですか?」
「ああ、軍の様子は最新の情報といえなくても昔のつてで耳には入る。
会いたいな。元気だったか?いや、それよりもガイライがモウちゃんの臣?」
「ふふ、なせか気に入れまして。呼びましょうか?
きっと来てくれますよ?」
「へ?よぶ?え?ガイライも来てるのか?どこに?」
(ガイライ?いまどこ?いまいい?)
(モウ!いまどこに!!なにかありましたか!)
(ふふ落ち着いて?それを聞いてるのはわたしですよ?いま大丈夫?)
(ああ、そうですね。いまですか?家です。晩酌をするか、寝るか考えていたところです。)
(ちょうどよかった。服着てる?マッパとかじゃない?)
(へ?なにを!軍からもどったばかりですよ。服は着てます。)
(えーっとガイライって一人暮らし?)
(?ええ、どうしました?マティスは?一緒ではないんですか?)
(うん、いっしょ。こっち来れる?)
(え?近くなんですか?ええ。行きます。もちろん。あ、モモあります。持っていきましょう。)
(ほんと!やった!そのモモもって?)
(ええ、持ちましたよ?どこに行けばいいですか?ワイプの家?今戻ってますよ?)
(あ、そうなの?)
(呼ばなくていい!!)
(もう!大好きなくせに!師匠!ワイプ師匠!今いいですか?)
(おや?モウですね?今どこです?どうしました?なにかありましたか?マティス君は一緒じゃないんですか?)
(ふふふ、マティスと一緒ですよ?いい当てができたんで呑み会です。ガイライも呼ぶんで師匠もどうですか?)
(さすが、我が一番弟子ですね。いいですよ?どこです?軍部ですか?)
『ガイライ、ワイプ師匠、来て!!』
師匠とガイライがやって来た。
「うわーーー!!」
「ん?おや、ニック殿?ん?ちょっとここは寒いですね?」
「モウ!元気そうでよかった。モモです。今度は甘いですよ?
ん?ニックか?ここは?」
「なんで、ワイプも呼ぶんだ!!いや、まぁ、いい。
例のものを食べてひれ伏せよ!!」
「さ、呑みましょう。」
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