いわゆる異世界転移

夏炉冬扇

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301:同時に食べる

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「愛しい人?なぜ?こんな若造たちはそれこそ、一族もろとも滅せればいい。」
「まあね。こんなんで手間をかけるのも嫌だけど、
いたのよ、故郷でもね。できもしないのに、できると。
じゃ、やらせてみれば、全然だめで、それを反省するどころか、
こちらが悪いとね。
いままで育った環境なのか、あまあまの子だった。
親のコネで入ったからなおさらだ。
そんな奴を育てる義理もないし、使われるのも癪に障る。
わたしの上についたからね。それが原因ではないけど、
いろいろあって、会社、組織はやめたよ。
自分の力を知りもしないで、豪語する奴は関わりたくない。
しかし、ニバーセル軍部のことだ。ここで、ガイライにしっかりしてもらわないと、
領国コットワッツにも影響が出る。
そうなると後々でわたしたちにも影響が出る。
いい?マティス?殺しはしないけど、心は折るよ。
挫折は若いうちの方がいい。」
「お前がそうしたほうがいいというならな。」
「いいとは思はない。ただ、ムカついたんだ。
良い環境で育ったから強いのだろうに、
それを勘違いしているのが。」
「そうか。心の思うままに。」
「うん。」


一応、ニックとルカリが見守る中始まった。

「さぁ!!誰でもいいからかかっておいで!!
お前たちは強いんだろ?そうは見えないから余計におかしいんだ。
その強さを教えておくれ?」

「まだいうか!!」


彼女が挑発をする。
6人がうまく連携を取りながら、攻撃を仕掛ける。
彼女は気を纏いもしないで、躱していく。
護衛の気を纏っていれば、強さに気付いただろうか?
いや、ニックと私の力もわからなかったから、気を見ることはできない。
やはり、子供か。
気を纏わぬ彼女の強さを見抜いたのはガイライだけだ。
気の練習をしないとな。


「ガイライ!」
「マティス、すまない。モウに余計な手間をかけさせた。」
「ああ、いいんだ。彼女自身が嫌いなのだろう、ああいう輩が。
それより、気の纏い方、気の出し方を教えてくれ。」

大門であったことを説明した。

「ああ、それは、怖がらせたんだ。そうではなく従わせるんだ。
その心持だな。ワイプに言われた。それを意識しろと。
いままでは自然としていたようだが、先ほどは意識した。」
「なるほどな。確かに。
しかし、それをワイプに教わるというのが情けないな、ガイライ。」
「ああ、まったく。彼女が師と仰ぐだけある。軍にはいってくれぬだろうか。」
「・・・。彼女と何のはなしをしていた?」

膜を張って2人だけで話していたことが気になる。
彼女の感情はわかるが、話している内容まではわからなかった。
ガイライも私が緑の目だということを知っているので、
隠すことなく話してくれた。

・・・強いな。ガイライの母は。

愛しい人とガイライの母となった彼女は別だ。

「わたしは、彼女の息子で、臣でありたいと思う。」

ああ、頑張ってくれ。
そして彼女を怒らすな。


彼女と6人はまだやっている。
挑発し、からかい、少しだけ打つ。
6人の息が上がってきたようだ。


「お!お強いお貴族様は息が上がってきたか?
わたしは大丈夫だぞ?遠慮するな?」
「お、お前は、複数相手が得意なだけだ!」
「ん?まだいうか?2つほど飛びぬけて強いと聞いたが、全くそんなことはないな。
勇ましいテムローサのほうがはるかに上だ。
ああ、お前たち、廻りになにかしたな?自分たちより目立つな、強さを見せるなといったか?
ちがうな?それを言ったら自分の弱さを認めるようなものだ。
裏で手を回したか?知らない?親か?情けない!!」
「なにを言ってる!此度の採用の中で我らが一番強いの一目瞭然だ。
手合わせをしたんだから!すべて負けていった!」
「負けたんじゃなくて、負けてやったんだよ、ほかの奴らが。
話にならんな。」
「!」
「ん?思い当たるか?そうか、それはよかった。
ま、未成年でよかったな。大人たちに守られていることに感謝しろ?」


彼女が施主殺しに近い気合いと殺気を6人に浴びせた。
もちろん、耐えれることなく気を失う。


「師匠!」

呼ばれてどこかに行っていた
ワイプが戻ってきた。

「はいはい、名簿はできてますよ。ま、考えている通りですね。」
「そうですか。ガイライ!」
「モウ、わたしは自分が情けない。」
「この時点で後悔するな!
もしかして、金で脅されたか、逆に金をせびったかもしれん。
こいつらだけが悪いんじゃないかもしれん。
金で動く輩は逆に扱いやすい。うまく使えばいい。
しかし、貴族もこんな子たちを軍にいれたら、ますます弱体化につながるということが分からないのか?
いやいや、差し出したか?
しかし、背景はこの際どうでもいい。
育てろ、ほかの新人もだ。やがて己の手足になる。これも仕事だ。
ダメならその時点で切れ。慈善事業じゃないんだ。」
「はっ。」
「モウちゃん、こいつらダメだ。ルカリ!お前もしっかりしろ!
人呼んで、こいつらを軍部の医療室に運べ!」
「は、はい!!」


ルカリが余波で震える足をなんとか動かし、人を呼んでくる。
6人が運び出されると、ガイライとニックは大きなため息をついた。


「ガイライ。これは俺にも責任があるな。
軍部内で許していた。
貴族の機嫌をある程度取っておけばいいとな。
俺が抜けてそこだけが残ったようだ。
すまない。」
「いや、それに気付かなかったわたしも悪いんだ。」
「はー、戻ってよかったと思いたいから、頑張るよ。筋は悪くない。
他の連中もな。鍛えてやるさ。」
「ああ、ニック。頼む。」
「ああ、任せておけ。」


なるほどな。周りが私に甘かったのはそうなのか。
貴族や領主の倅、地位のあるものに甘い。
だが、私を見る目は見下していた。
口では甘く、心の中では見下していたのだろう、力もないくせにと。
それに気付いて人より鍛錬を重ねた。
剣のマティスと言われる頃には、
そのような目で見るものは言わなかった。


「マティス!」
「ん?なんだ?」
「ううん。なんか考え込んでいたから。まいったね。ほんとの世間知らずのお子様だったよ。」
「そうだな。ワイプ、彼らはそんなに地位があるのか?」
「ええ、家柄はね。しかし、そこの多数いる子供の一人です。
うまくいけば、軍での地位もとれる、ダメなら跡取りではないので別に構わないといったところでしょうか。
他の新人は、庶民ですね。金をくれるのなら、なんでもするでしょうね。
別に犯罪じゃないんだから。」
「もういいよ。軍がうまく回ればいい。さ、10本勝負しましょうか?
さっきのは肩慣らしにもならない。」
「そうでしょうね。始めましょう。」
「ガイライ!ニックさん見ていくんでしょ?」
「もちろんだ。あいつらのことは目が覚めてからだ。月が昇るまで無理だろうな。」
「モウ、わたしもいいですか?」
「ガイライ!もっと自信をもって!わたしに聞くな!自分できめないと!
どうしてもな時だけ、それも、ウリかモモをどちらを先に食べるべきか悩むときだけ!いいね?」
「ふ、ふふふふ。ええ、そうですね。ちなみにその答えは?」
「ん?同時に食べる、だ。」


彼女らしい。
小さくくりぬいて食べやすく用意しておこう。
きっと後で試すに決まている。




10本勝負。




荷重も空気の薄さもなし。
棒術対棒術。

1本目、2本目と彼女が取り、そこから3本続けてワイプが取った。
息は上がっていない。これからが本番というところか。
ああ、きれいだ。
決してワイプが手を抜いている訳でもない。
暗部の仕事ならまた別だろうが、あくまでも手合わせ。
6本目は彼女。7本目ワイプ。
最後の10本目。これで勝てばいい。10本中10本とはならなかったが、
約束の5本だ。槍の基礎をニックに手ほどきしてもらえば、
あとは私が教えられる。

10本目。

ちくしょう!!
舞ってる。ワイプと愛しい人が。
そこまでの力を出せる彼女を尊敬する。
その力を引き出したワイプに嫉妬する。

舞では勝負はつかない。
息が切れるまで。そのタイミングで、相手が打てば、勝敗は決まる。
ガイライの時のように。
彼女の息が切れる。

その時ワイプが叫ぶ。

「参った!!」

彼女は驚きにっこりと笑い、礼をした。

「ありがとうございます。ワイプ師匠。
槍術を身に付けても、
ワイプ師匠の一番弟子の名に恥じぬよう、
棒術はもちろん、武術において、
これからも精進させていただきます。」
「ええ、頑張ってください。」


互角でも師弟はそのままか!ちくしょう!!


「マティス!10本中10本はダメだったけど、
5本とったよ!ま、最後はおまけだけどね!
次から槍術だ!ニックさん!教えてくださいね!」
「愛しい人、さすがだ。美しかった。
棒術の舞を見たのは初めてだ。おいで、もう限界だろう?
あとはやっておく。お眠り。」
「うん。」

彼女は倒れ込むように私の腕の中で眠った。
あの6人のことがなければ問題はなかった。
勝負もおまけなものか、見ろ、ワイプも座り込んでいる。


「マティス君?彼女は寝た?
はー、参りました。気を失わなかった自分をほめたい。」

ワイプも限界だったんだ。


「モウちゃん、モウちゃん。なんてすごいんだ。
鳥肌が立ったよ。目を覚ましたら、槍術だな。
新人相手に一から仕込むからそれと一緒にするか?」
「いや、1日に付き合ってくれればいい。
そのあとは私がする。」
「え?俺が育てたいが、ま、仕方がないな。
途中経過は見せてくれよ。あー、これは楽しみだ。」
「モウ。さすが我が主。わたしも拳術をさらに極めましょう。
ああ、ルカリが呼びに来る。
わたしたちは軍に戻ります。
ワイプ?合わさりの月まで休暇、砂漠縦断は保留となったんだ、どうするんだ?」
「すぐにとはならなかっただけで、休暇中には出るつもりです。
今日、明日はダメですがね。
マティス君、明後日、家に来てくれますか?
それから砂漠に出ましょう。」
「それは決定なのか?」
「ええ、もちろん。明日はニック殿と槍でしょ?そのあとですよ。問題ないでしょう?」
「明々後日だ。明日は彼女とゆっくりする。明後日が槍だ。」
「そうだ、俺も、1日付き合うとなると明後日がいいな。まず軍部のことをしないとな。」
「そうですか。では明々後日に。あ、明日の月が沈んだ後のご飯は作りに来てくださいね。」
「・・・。」
「夜は遠慮するんですから。」

当たり前だ!




ワイプの家まで戻り、その裏の迷いの森に彼女を抱えたまま入っていく。
香木を取った場所は廻りと同化して、ここだったかどうか見た目にはわからないが、
距離的にはここだ。
そこにデッキを展開し、その上に扉君を出す。

家に戻り、彼女を風呂にいれる。
服を脱がすのも、寝たままの彼女の髪を洗うのも慣れたものだ。
私もかるく洗い、一緒につかる。
抱きかかえ、肩に湯を手で掛ける。

「マティス?んー、お風呂?」
「そうだ。家のな。あとは体も髪も洗った。
湯の中で、体をほぐそう。そのあとはなにか作ろうな、なにがいい?」
「んー、チーズの奴。」
「ああ、わかった。少し、ハムも入れよう。」
「わ!ごちそうだ。んー、舞は気持ちいね。早く槍でマティスとしたいね。
明日?ニックさんの予定はどうなんだろう?」

彼女に明日は月が沈んだら、飯を作りに行くがその日は2人でゆっくりできる。
次の日に槍の手ほどきをもらって、翌日に、予定通り砂漠に入ることになったと伝えた。

「そうか、明日、ゆっくりできるのはいいね。
何しようか?買い物行く?ここでゴロゴロする?1日が短いからね。
作りたいものもあるんだ。おこたつとか、ぜんざいとか。
ん?ああ、豆を甘くして御餅、お米を付いたものをいれて食べるの。
おこたつは暖房器具かな?
毛布と木材は仕入れておこう。
鶏館の敷地内の木材も少しもらっておこうか?街に買いに行く?」
「木材と毛布はワイプに頼もう。飯を作るんだ、それぐらい頼んでもいいだろう。
そのこたつとぜんざいは砂漠移動中でもいいだろう。
夜はどちらにしろ移動できないんだから。ワイプも王都に戻る。
わたしたちはさばくに泊まればいい。月が昇ればワイプが移動してくるだろ。」
「そうだね。じゃ、明日は一日ゴロゴロだ。
あ、作り置きは作っておこうね。」
「そうだな。」



風呂上がり軽く食事をして、寝支度が終わると彼女はぐっすりと寝てしまった。
月が沈むまで寝ているだろう。
私も横で、眠りにつく。

朝は何を作ろうか。


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